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第110倉庫
(Q1091〜Q1100)



Q1100:(26/Feb/2014) さん
 始めまして。ファハカを稚魚から飼い現在6cm程に成長しております。餌は赤虫クリル、時折ヌマエビを与えております。乾燥エビはずっと浮いててなかなか、食べてくれません、よくあるように、ピンセットで、口元まで、持っていかないと食べてはくらませんか?あまり上下運動はしないです。やはり、水質に問題が、あるのでしょうか?底砂はソイルを使っており、サンゴも混ぜて飼育しております。ph6〜6.5ほどです。ファハカは弱酸性から中性とか、よく目にしますが、実際どうなのでしょうか。やはり一般的にベアタンク飼育のが好ましいのでしょうか。また、貝など、与えると歯は、切らなくてもよいのでしょか。単純な質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

A1100
 食の細い原因は2通り考えられます。まずクリル(乾燥アミ)の単用(それに近い状態)は拒食になることが有り、栄養価の面からもよくありません。餌をバラエティに富んだもの(「フグ類管理法」参照)とし、主食を配合飼料(ペレット等)に切り替えます。クリルは週1くらいのおやつ程度に控えることです。水質はかなり問題有りです。サンゴ砂を用いて6.0はどうなのでしょう(水質が悪化していれば当然食欲は落ちる)。水換えをより頻繁に行いせめて中性を保つようにします。本種に底砂は不要です。歯は硬いものを齧ればすり減りますので、質問にあるように巻き貝(殻が硬めなもの)などを与えていれば歯切り作業を回避・若しくは先延ばしすることが出来ます。


Q1099:(08/Dec/2013) TORUさん
 はじめまして、HN:TORUといいます。ファハカについて教えて下さい。飼育開始時4センチ、一年半後25センチ程のファハカを90×60(四面黒、ベアタンク)のOF水槽で飼育しています。以前は60規格ベアでし た。八月に水槽をサイズアップしてから、落ち着いたというか以前の水槽ほど泳ぎまわらなくなりました。餌くれダンスはします。体色もよく、膨らむこともありませんが底砂はいれてあげた方がいいのでしょうか?潜れるほどだと3センチ以上は必要かと思われます。隠れ家がない のがストレスになるなら土管を入れるのも考えています。あと餌の量についてですが、あげればあげるだけ食べています。量的には、キャットを50粒前後、ツブ貝のボイルされたものを交互に与えています。 生餌は病気が怖いのであげていません。食べた直後はお腹がパンパンに膨れますがあげすぎでしょうか?一気に成長させると短命になってしまうよう で、成長スピードが気になります。もちろん個体差はあるでしょうが、フグ類の大きさに見合った給餌量を教えて頂ければと思いメールしました。よろしく、お願いします。

A1099
 確かに砂を敷いてやれば喜ぶのですが、フグの性質(咀嚼)が原因で底砂は汚染され易く(メンテナンスが難儀)、更に其の砂を口に含むなりするため疾病(カラムナリスやエロモナス)に罹り易くなります。砂は砂潜りのミウルスやクサフグ類のように必須アイテムでもありませんので、ファハカに関しては特に敷く必要はありません。余り動かなくなった一番の原因は水槽が手狭になったためです。奥行きが倍あれば飼育そのものに支障はありませんが、暴れ回るには矢張り狭いのです。また、環境に慣れ切って物臭になる・体重が増えた=体が重くなったという理由もあるでしょう。いずれにせよ餌の量は運動量が減った分差し引くべきです。肥満に依る突然死は本当にコロッと逝ってしまいます。現状の半分でもまだ多いかもしれません。丈に伸びるうち(特に稚魚・幼魚期)は幾ら与えても構わないのですが、伸びが止まって横っ腹に肉が付き始めたらコントロールが必要です(兎に角大きなサイズに育て上げたいのならだだっ広い水槽を用意)。


Q1098:(20/Nov/2013) ピロスさん
 今回はコリドラスの転覆症状についてお伺いしたくメールしました。買って10年ほど経つコリドラス・ステルバイ(メス)が金魚の転覆病と同じように、腹を水面に向けて浮いています。浮き始めたのは一ヶ月ほど前でそれまでは病気の兆候はありませんでした。念のために元の水槽の水質も計ってみましたが特に問題はありませんでした。人影を見たりすると沈もうとするのですがそれもままならず、ほとんど水面に浮きっぱなしの状態です。餌を与えたときなど、ときどききりもみするように泳いでいることもあります。金魚の転覆病の治療法を真似て絶食、昇温、塩水浴、ひまし油をスポイトで与える、などしてみましたが改善した様子はありません。メスなので卵をうまく産めなくてそれが腹の中でどうにかなって浮く原因になったのかとも考えています。腹の部分がただれたようになってきたのでグリーンFゴールドを使用しています。餌のほうは絶食を続けていたら体力が持たないと思い、この2週間ほどは冷凍のブラインシュリンプを解凍して少しだけ与えています。一応、近くにある熱帯魚店の店主に相談したのですが、そこでは転覆した魚はすべて大型魚の餌にしてしまうそうです。(コリドラスなどは毒や棘があるので捨ててしまうとか…)そこの店主いわく「転覆病は完治しないので売り物にできない」とのことでした。熱帯魚飼育を始めた初期に購入し、何匹も子を産んでくれた子なので何とか助けてあげたいのですが無理でしょうか?どうかよろしくお願いします。

A1098
 水槽内環境には特に問題はないようですので、質問にある過抱卵症(若しくは悪性腫瘍)の他・高齢に依る抵抗力の低下(従って原因は多岐にわたるもの)・ウイルス系の鰾への攻撃などが原因として考えられます。転覆開始時に赤斑が見られれば糜爛がエロモナス起因(薬剤治療などが有効)とも考え得るのですが、最近発生したものでしたら単に転覆症状に伴う魚体の大気摩擦が原因(魚類の表皮は乾燥に耐えられない)でしょう。残念ながら何れも治療方法がなく、魚の方も非常に苦しんでいると推測されます(四六時中付き添って水面下に押し戻すというわけにもいかない)。辛いでしょうが安楽死を考えるべき時期に来ていると思われます。


Q1097:(04/Aug/2013) kazuさん
 こんにちは。以前、カエルアンコウのことでお世話になったkazuと言います。よろしくお願いします。今回はミノカサゴなんですが、淡水浴や薬浴など行っても良いのかお尋ねします。時々、漁の網に入ったミノカサゴをもらい飼育するのですが、目が白くなってその後白点病になってしまいます。寄生虫も付いてるでしょうし、網でのスレも採取時には目に見えなくても数日後から少し変色して見えてきたりとかあるんですね。ミノカサゴで検索するとカサゴ類は低比重飼育は不可と。。。このことから淡水浴も出来ずにいたので、今回教えて頂けたらと思いまして。めったに採取できるものでもないので、次回に生かしたいのでよろしくお願いします。また、他に海水魚で淡水浴や薬浴をしてはいけないものは居ますか?

A1097
 まず淡水浴についてですが、淡水・低比重環境下で「飼育を続ける」わけではありませんから、余り神経質になる必要は無いと思います。他魚種でも同様です。薬浴も規定(一般)〜やや薄め(鱗の目立たない連中)で問題ありません。
 本来ミノカサゴは強健な魚種ですから、導入直後に発生する問題は、極度に蓄積されたストレスに起因します。あの形状(引っ掛かり易い上、圧力を無駄に受ける)・更に毒棘の存在があれば、捕獲時・移送時にどのような扱いを受けて来たのか想像に難くありません。抵抗力を失っているため、普段なら何でもないような連中に好き放題されてしまうのです。自身で捕獲・大事に移送した個体ならこうした問題は起きないでしょう。従って徹底したトリートメントと体力の回復が鍵となります(内蔵・神経に障害が生じていなければ回復は可能)。


Q1096:(13/Jan/2013) 松橋さん
 初めまして、松橋健一と言います。突然申し訳ありません。本やネットでも具体的なものがなかなか見つからずさまよっていたところ太田様のおさかなマガジンを発見しメールをさせていただきました。熱帯魚の飼育方法について教えていただけないでしょうか。ホーリーという魚の飼育方法を教えていただけないでしょうか?カラシンの飼育は初めてで小型のものもまだ飼育経験はありません。先日熱帯魚店に行ったところ、新入荷で約5cmほどの大きさでホーリーという魚を発見しました。大型魚の飼育書などを買ってみたのですが、マイナーなのか大きさや分類などの情報だけで具体的な環境などのことがよくわかりません。50cmほどになると書かれていましたが、水槽内ではどうなのでしょうか。水槽のセッティングについて教えていただけないでしょうか。お願いします。@、PHは気にしなくていいのでしょうか?南米産なのでブラックウォーターを用意するべきでしょうか?A、水槽は120cmのもので飼えるのでしょうか?180cmが必要でしょうか?(凶暴らしいので単独飼育のつもりです。)B、店では小魚しか食べないと言われました。活餌しかたべませんか?うちでメインに与えているアロワナ用の赤い餌などには餌付くことはあるのでしょうか?C、ネットなどを見ますと神経質という意見がありました。人になれがたい魚種なのでしょうか。オスカーやフラミンゴシクリッドを中心に飼っていて神経質と言える魚種を飼った経験がありません。飼育難易度はやはり高いでしょうか。

A1096
 本科魚種はやや柔軟性に欠けるため、水槽のサイズは反転容易な奥行きを全長×2以上とします(容器が狭いと突進が頻繁に発生)。小型サイズ(20cm前後)の魚種なら90〜120×60×45cm↑、大型になる魚種(40cm前後)であれば180×90×45cm↑くらいが適当です(それ以上になる魚種は水槽飼育に向かない)。肌荒れを起こし易いグループですが、ブラックウォーターを常備するほどではありません(無調整の水道水直等乱暴な水換えが不可)。硬水でなければ一昼夜エアーレーションを加えるくらいで十分です。死餌にも容易に餌付きますので、配合飼料への切り替えは問題ありません。


Q1095:(07/Nov/2012) kazuさん
q1095.JPG 以前2度お世話になったkazuと言います。よろしくお願いします。飼育中のカエルアンコウなんですが、突然、添付の画像のように白点・スレによる白い点・皮膚のささくれ等起こし、食欲も無く動作も鈍く少し浮き気味で白い糞をするようになりました。現在、バケツに隔離しエルバージュ薬浴8日経ちまして白点・スレ・ささくれ等は改善し動作も良くなってきてます。ですが、薬浴中に別の画像のように尾ひれが傷んできたのが未だに進行中のようなのです。毎日全換水、尾ひれ患部にはエルバージュを直接塗りつけそのまま薬浴しています。傷があるせいか10日ほどエサは食べていませんが未だに白い小さな糞はしています。どうすれば良いのでしょう?

A1095
 1枚目の画像を見る限り海棲扁形動物寄生症のようです(本疾患は鰓病症状を伴うが、アンコウ類では確認困難)。原因生物は扁形動物ブロオキネルラ・ホスティルリス Brookynella hostillis 、若しくはその近縁です。付着物は見当たらなくなったということですが、現状を見るに改善していないのではないでしょうか。現在使用されているエルバージュは抗菌剤(対細菌)ですので、扁形動物に対しては然程効果ありません(但し抗菌剤は発生した傷に対する二次感染を防止出来るので無意味ではない)。治療方法としては扁形動物に対し有効な魚病薬(対象が単生類のダクティロ・ギロダク系製品なら海水でも効果があるかをショップで確認)を用いるか、高濃度海水浴(長期4.5%/短期5〜6%程度の海水を用いる)を行います(淡水浴は無効)。


Q1094:(14/May/2012) KYさん
 こんばんは、すみません、またお世話になります。KYです。タイソンジャウーというナマズについて教えてください。飼育をしてみたいと思っているのですが明確な種類がわからず導入を悩んでいます。すみませんがご教授ください。画像はショップ様の方で記載されている物です。この個体の販売とのことです。(すみませんがおさかなマガジンの方では載せないでください)タイソンジャウーは日本のサイトではほとんど30cmほどの中型のナマズとして紹介されています。Batrochoglanis属ではacanthochiroides raninus melanurus transmontanus villosusといった種類が出てきました。日本で販売されるタイソンジャウーというのはraninus種とのことですが、Batrochoglanis属の他の種類との判別方法などありましたら教えていただけないでしょうか。acanthochiroides種を調べてみたら最大80cmという記述がでてきて少し不安です・・・。他の種類が輸入されることなどないのか気になってます。生息環境や生息地の違いなどで取り違えることがなければよいのですが・・・・・よろしくお願いします。また全然違う種類などでしたらご指摘お願いします。

A1094
 フィッシュベースにあるアカントキロイデスの記述:80.0cmは8.0cmのタイプミスであろうとされます。何故長期間訂正されないのかは不明です。実際はタイソンの方が記述通りのサイズ(〜20cm)で大型になります。アカントキロイデスはタイソンと同じカラーパターンであり、以前は亜種とされていたものです。違いは体型にあります。ずんぐりむっくり・背部が盛り上がるタイソンに対し、アカントキロイデスは体高低くややほっそりして見えます。ブルドッグはその独特のカラーパターンから区別は容易です。本属は全部で5種が記載されていますが、他の2種については詳細不明です(分類学的位置→Pseudopimelodidae)。


Q1093:(14/May/2012) ピロスさん
 連休中にホームセンターの餌金水槽の中にわりとキレイな三尾和金を見つけ、店員さんに無理を言って一尾だけ掬ってもらい、水合わせをしただけでピンポンパールのいる水槽に入れました。一日目はおとなしくしていたのですが、二日目になるとかなり大きさに差のあるピンポンパールを和金が追いかけ始めました。ピンポンパールの前を防ぐように追いかけているように(コリドラスのオスが交尾をメスにせがむときのように)も見えました三日目くらいからピンポンパールが沈みがちになり、和金もピンポンパールをほとんど追いかけなくなりました。餌は両方ともよく食べていますが、餌のとき以外はピンポンパールは沈んでじっとしています。そして今日、水槽に近付いてピンポンパールをよく見ると、白点病のような症状を見せています。さっそくメチレンブルーを適量水槽に入れ、水温を28度まで上げたのですが、この後どうしていいのかがわかりません。まず、ピンポンパールを追いかけていた和金を別にして治療すべきか、(今は元いた水槽に一緒にしています)次にフィルター類(上部フィルターとスポンジフィルターを使っています)をどうすべきか、(両方とも動かしています)餌のときにライトを点けてやるべきか、そもそも餌をやるべきか、(ライトが点いていないときに餌をやっても無視するのです)いろいろ検索したのですが、皆さん治療方法がまちまちで困っています。どうかお助けください。P.S 和金がピンポンパールにとっていた行動はやはり威嚇なのでしょうか?こちらもできればお願いします。

A1093
 和金は隔離します(セパレータではなく容器そのものを別にする)。ピンポンパール治療用の水槽はスポンジフィルターとし、投薬と併せて水換えに依る強制的な水質維持(毎日のスポンジ洗浄と短周期の水換え)を図ります(白点病治療についての詳細は「FAQ」にある通り)。餌は普段通りに与えます。病気に罹っている個体が体力を消耗すればお終いだからです。鯉の仲間は一部を除いて気性が荒く、同種・他種を問わず相手が非力と判断すれば執拗に威嚇・攻撃します。またストレスは免疫能を下げるため、あらゆる疾患を呼び込みます。白点虫を持ち込んだのは和金でしょう。


Q1092:(10/Apr/2012) ma-moさん
 以前、ドラードカショーロについて細かく質問したma-moですが、今回はスーパーバンジャールで教えて欲しく質問しました。一週間前より、友人から30pのスーパーバンジャール引き取ったのですが(書類一式も)、色々なサイトの画像等見ましたが引き取った個体の各鰭は黄色で四列目迄と鰓ぶた部分に淡い金色の発色が出始めたのですが、スーパーバンジャールは紅龍×バンジャールとなってますが個体差で鱗等に淡い金色に発色したりするのですか?それと、ガー・ダトニオ+1等との混泳は今の所大丈夫なんですが、アフリカンパイク20pがボロボロにされ現在、別水槽で隔離してますが傷が完治しだい混泳させようと考えていますが止めた方がいいのでしょうか?教えてください。

A1092
 品種の発色等はこちらでは判りかねますので、アロワナを専門に扱う業者に問い合わせた方が確実です。ただ海外のフォーラムにあったのですが、バンジャール(流通名)と呼ばれるものには、原種マクロケファルスの他に原種フォルモスス×原種アウレウスのタイプもあるそうです(スーパーの位置付けは不明)。バンジャールレッド(流通名)はこれらに原種レゲンドレイを掛け合わせたものなのだとか。以上参考までに。混泳の方は絶対に駄目です(アジア・オセアニア系アロワナ類は同種・他種とも混泳不可)。


Q1091:(13/Mar/2012) 吉本さん
 はじめまして吉本といいます。180×90cm水槽で大型魚飼育を5年ほどやっています。ポピュラー種をメインに飼育しており、これまで見たことのない魚でしたのでご存知でしたら飼育について教えていただけないでしょうか。オーストラリアンシルバーパーチ(Bidyanus bidyanus?)と言われる魚です。シマイサキの仲間で大型になるようですが、性質や水温(現地では四季があるような記述も見ました)、水質を教えてください。シマイサキ科魚種の管理におけるポイント等もありましたらお願いします。

A1091
 本種はシマイサキ科でありながら純淡水棲の魚種です。大々的な養殖がなされており、水質はpH7.2・水温は24〜25℃・上限を28℃を推奨とされます(現地では10〜30℃の範囲で見られる)。活発で飼育し易いものです。

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