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第104倉庫
(Q1040〜Q1031)



Q1040:(03/Nov/2010) アリさん
 こんばんは、アリです。何度もすみません。また魚について教えてください。「インディゴブルーピニランプス」というナマズの詳細を教えてください。飼育したいのですが学名がわからずにいます。飼育方をお願いします。水流等が必要かどうかもお願いします。

A1040
 Exallodontus aguanaiのことではないでしょうか。本種であれば中型のピメロドゥスで体長20cmまで、遊泳スペース(90cm規格水槽以上・奥行きが60あると尚良い)と水温(アマゾン水系上流産なので25℃を上限)に気をつければ飼育は難しくない筈です。フィラメントを美しく保つために水流はあったほうがいいものですが、特に無くとも飼育の妨げにはなりません。


Q1039:(23/Oct/2010) アリさん
 こんばんは、アリです。ビルマサカサナマズについて有り難うございました。今回プレコについてまたアドバイスお願いします。アーマードプレコの繁殖をしたいのですが国内海外での繁殖例はありますでしょうか?また水質など水槽内で再現する必要のある彼らの棲息環境についてアドバイスいただけないでしょうか?現在10センチ位のアーマードが複数いますがMAXのサイズはどれくらいなのでしょうか?20センチ位になれば繁殖可能なのですか?どうかよろしくお願いします。

A1039
 本種の繁殖に関する国内の成功例は聞きませんし、詳細についても不明です。本種が生息する地域は流水を好む他のプレコと印象が異なり、流れの緩慢な水域が中心です。以前海外のフィルムで見たのですが、干上がりかけた泥の中でパクパクと空気呼吸をしていました(そんなところでも平気というだけで、そうするべきというわけではない)。現地に於ける最大長は体長35.6cm(水槽内ではまず無理)、フィッシュベースでは生息環境の水質が中性(pH7.0)であると指摘しています。まずは出回っている黒い幼魚を親魚(性的成熟サイズ)に成長させる必要があるでしょう。水槽のサイズは繁殖成功に重要です。奥行きのある広い水槽(120×60×45cm程度)を用意し、半分くらい暗くします(大きなシェルターみたいなイメージ)。水流は必要ありません(酸欠に気を配る必要はない)から、濾過には静かな外部式がよいでしょう。pHは中性維持・水温は25℃前後。流木は邪魔にならない程度に。食事は幾種類かの配合飼料を混ぜて与えれます。他魚種との混泳は絶対にいけません(特にプレコ類)。産卵対象は定かではありませんが、平石や半分に切った土管(塩ビパイプを体高より少し余裕を持たせて)などが候補にあがります。


Q1038:(19/Oct/2010) 桃さん
 タイガープレコのエロモナス感染について御教授お願いします。60センチスリム水槽(外掛け式濾過器・ヒーター・流木多数・溶岩石・底砂少々)にてネオンテトラ2匹と6センチ程のタイガープレコ1匹を飼育しています。換水をしばしサボっていた最中に濾過器が故障、一日半後に新しい濾過器をつけるついでに換水し、更に底砂清掃もしました。その際にプレコのウロコが逆立ち、腹が膨れている事に気付きました。その日から0.5パーセント程度の塩水浴、翌日からは規定量の3分の1〜2分の1程度のエルバージュで薬浴をしております。(塩水浴も平行中。水温は25.5度)10月14日から薬浴を始めてから数日は体色がとんでしまっていましたが、3日前から体色も戻り、たまに壁にも吸い付き、流木をかじったであろう黒いフンもたくさんするようになりました。(タブレットもたまにかじってました)色々調べてみると、松かさ病は完治までが長期戦とありましたが、いつまで塩水浴&薬浴をすれば良いのでしょうか??(期間や、どのような状態になるまでなのか)宜しくお願いしますm(__)m

A1038
 投薬は症状が収まるまで続けるもの、個々の体力によりその期間はばらつきが出るものです(寄生虫性の疾患とは性質が異なる)。
 環境性の日和見感染ですから、快方に向かい始めたら今度は良好な環境を提供してやらなくてはなりません。並行して投薬の間隔を少しずつ空けながら様子を見ます。症状が収まる方向に加速していればそのまま続け(間隔を広げていく)、少しでもぶり返すような状況なら元に戻します。ですから場合によっては長期戦になるわけです。治療の期間は個体の体力によりますので一概に言えません(体力があれば早期に回復しますし、乏しければ長期化します)。


Q1037:(05/Oct/2010) さん
 大田様表題の件、ダトニオプラスワンに関連しての質問です。ダトニオプラスワンの中に画像のような他とは全く違った色、模様の固体が居り、購入しました。バンドも画像のようにミリタリーのようなバンドであり、色も真っ白になったり、オリーブ色になったり、淡いグリーンになったりします。これはダトニオプラスワンの変わり個体ということでしょうか?それとも全く別物のナンダス系なのでしょうか?教えて下さい。メニーバー+ニューギニアを2で割ったような感じですが、当方シャムを含め、10年近く複数のダトニオを飼育しておりますが、このような固体は初めて見たため本当にプラスワンなのか判断が出来ません。サイズは25センチほどで、餌はキビナゴやワカサギなどを与えています。水槽は120×60×60、上部フィルター、水温28〜29度で飼育しています。

A1037
 画像を見る限りプラスワンです。緑がかるのは特に有り得なくは無いと思います(個性の範囲)。フィッシュベースにちょうどいい資料があったので、表にしておきます。確かめてみて下さい。

ミクロレピス ポロタ カムプベルリ
背鰭軟条数 14〜18 13〜14 14〜15
臀鰭軟条数 (9〜)10(〜11) 8〜9 10


Q1036:(27/Sep/2010) フグコさん
 太田先生、御世話になっております。チリメンヤッコの寿命はどのくらいなものでしょうか。飼育下で4年程度のチリメンヤッコが、なんだか元気がなくなって岩かげにこもるようになり、息がしにくいので45度上向きのような形で早めの呼吸をするようになってから大体1週間になります。きょうはとても悪くてほとんど上向き(口が上を向いた形)状態になっています。外見からも細菌や寄生虫に冒されているようには見えません。3日ほど前に生アサリを与えたときは、ほかの魚にまじってつつこうとしたのですが、食べられないという感じでした。寿命かなと思いますが、それにしては割合ときれいで背肉もあります(腹の部分なんかは以前ほど丸々とはしていませんが)。寿命かどうか悩む理由は1つにはどうも飼育下4年くらいで死ぬ魚(寿命があきらかにそれより長いのに)が結構多いこと、また、チリメンヤッコは自然下ではずいぶん大きいのを見ていますが、これは120センチ水槽で5センチくらいのまま(飼育開始時にすでにこの大きさでした)でずっと成長していないこと、から何か無理があるのかなあという不安があります。ご所見をいただければ幸いです。

A1036
 チョウチョウウオの寿命は飼育下で5〜10年、チリメンヤッコChaetodontoplus mesoleucusもそんなものでしょう※。しかし自然環境下で全長18cmに達する魚種ですから、4年経ってもたった5cmとなると少々異常です(寿命が短めなのもやむを得ない)。疾患以外で成長を抑制するストレス要因には容量不足(これはなさそう)・餌の不適・水質の不適・混泳ミス(仕切ったり別水槽を立ち上げて王様にするなど比較が必要かもしれません)などが考えられます。こちらからは何とも言えませんので、これらを虱潰しにチェックしていくしか無いと思われます。
 ※(09/28)学名(もしくは英名)+lifespanで検索すると飼育下のデータが得られる場合があります。本種以外の近縁の中型エンゼルで検索してみるのもいいかも知れません。


Q1035:(25/Sep/2010) さん
 太田様、いつもご指導ありがとうございます。今回は、金魚の冬の管理について、ご意見を頂きたく質問させて頂きました。環境は室内で90×45×45水槽に5センチ程のアルビノ和金が二匹(当歳)と10センチのアルビノ出目金一匹(三歳)の計三匹飼育しております。上部ろ過に加えて、フラワーDXとスポンジフィルターを使用しております。水質等は安定しております。質問したいのは、金魚の冬場の加温飼育(ヒーター使用)は、金魚の生態系にどのような影響があるか………太田様のご意見を頂きたいのです。色々調べた結果、情報が沢山有りすぎて、逆に何を採用すべきか困惑しております。蘭鋳の専門家の方や、繁殖を前提とされる方は、金魚に四季を感じさせる為に、冬眠させると認識しております。また、冬眠をさせた金魚は体質的に強くなる等の記述もありました。ヒーターを使用派は、冬場の気温の変化による体調不良のリスク軽減や、加温する事により、年中金魚が成長し、大きく育つ……等でした。当方としては、特に繁殖は意識しておりません。大きく育てたいのはもちろんありますが、ヒーター使用が、例えば年中代謝が活発故に、金魚を短命にするなら、そこまでしてサイズにこだわりたくはないといった感じです。やはり、金魚にとって、ヒーターを使用して、冬でも成長を促すと言うのは、寿命的に影響があるなでしょうか?ちなみに、大阪在住で、水槽が置いてある部屋は冬でも金魚が冬眠する程までは、気温が下がりません。水槽を冬場にヒーターなしで管理した事はないので定かではないですが………。もし、寿命や強健さに影響がなければ20度くらいに設定し、冬も餌を与えようと思うのですが、太田様のお考えはいかがでしょうか……。宜しくお願いします。

A1035
 技術的な面から見れば池と水槽で分けるのが妥当です。池であれば冬眠・水槽であれば冬眠は回避させる選択です。実際問題としてその逆は難しいのではと思います。特に水槽内での冬眠は水温の変動大きくリスクが高いものですから(冬季低温維持のための電気代というのもおかしな話)。冬眠期間中の金魚は代謝を落としており、その分寿命は延びるのかもしれませんが、ペットとして飼育している分には意味が無いように思われます(充実度的な意味で)。毎日コミュニケーションを取れたほうが楽しい筈ですし、苦痛を伴うこと無く元気に過ごしているなら何が問題かという感じです。(科学的な調査でもない限り)飼育下での寿命は死亡した時までと割り切るのが当ウェブサイトの考えです(勿論最高齢を目指すのは悪いことではない)。


Q1034:(13/Sep/2010) KYさん
 こんばんは。1ヶ月ほど前にお世話になりました、KYです。ニューギニア&シックスバーについてのご回答有難うございました。また魚について教えていただけないでしょうか。シノドンティスでアカンソミアスという種類のナマズなのですが、これはシノドンティス管理法にありますどのランクに該当すると考えられますか?友人から引き取って欲しいと頼まれたのですが、混泳はやはり考えない方が良いでしょうか?またPHはいくつがベストでしょうか?もし中性〜アルカリ性、混泳可能でしたらダトニオイデス20cmの水槽で一緒に飼育したいのですがどうでしょうか?(シノドンティスは12cm位です)友人の頼みなのでできるだけ聞いてあげたいのですが(できるだけペットショップより知人で里親を探したいとのこと)単独でしたら最低どれ位まで成長し、水槽のサイズはいくつを用意した方がよいでしょうか。もちろん大きければそれだけよいとは思うのですが・・・、最低限必要と思われるサイズをお願いします。

A1034
 大型種のシノドンティス・アカントミアスSynodontis acanthomiasはランクEとなります。圧倒的なサイズ(最大60cm)に達するため、他個体との混泳が出来ないのです。水槽内でもアクティブな上にかなり大きくなるので、単独で飼育することになります。水槽のサイズは最終的に90×60×60〜120×60×45cmが必要です。水質は中性を目標にすればよく、特にうるさいことはありません。


Q1033:(13/Sep/2010) 原田さん
 1029、1030のファハカの件でお世話になっております原田です。何も食べれなくなってから6日目になります。昨日からは一層苦しそうに呼吸をするようになりました。口もエラも大きく開けて体を揺らしながら呼吸しています。とても苦しそうで、見ているのが辛いです。そこで、教えていただきたいのですが、No.537のQ&Aに記載の安楽死の方法について、『魚を入れたバットを冷蔵庫に入れ』 とありますが、水を張らずにバットに魚を置く、ということでしょうか。呼吸ができずに冬眠する前に死んでしまうことはないのでしょうか?また、水温(気温)が下がってしまうことで、死んでしまうことはないですか?弱っているとはいえ、付着するカビを取ろうとして触ると嫌がって逃げるほどの体力はまだあるので、バットに入れようとすると暴れそうな気もします。それと、冷蔵庫から冷凍室に移すタイミング(眠るまで)ですが、どのぐらいの時間でしょうか?また、冷凍すると確実に死ぬのでしょうか?質問攻めになってしまい申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

A1033
 バットで直接水槽内のフグをすくいます。勿論水は必要ですのでそのままに(背中が気中に露出しないくらいが目安)。冷蔵庫は扉を閉めれば漆黒の闇になるので大人しくなりますが、始めのうちは突進するかもしれません。バットから跳び出すことはありませんが、冷蔵庫内に水が散乱する可能性はあるので、ポリ袋でバットをすっぽり覆ったほうが良いでしょう。水温が10℃に下がるまでが必要な時間です。熱帯性の魚種は水温10℃で動かなくなりますが死んでいるわけではありません。この麻痺状態で冷凍庫に移動させます(ここではビニールに移し水は余り入れない)。


Q1032:(12/Sep/2010) アリさん
 こんばんは。アリです。夜遅くにすみません。トサカギンポについてありがとうございました。また管理についてアドバイスお願いします。ビルマサカサナマズ(アジアサカサナマズ)についてです。飼育したいのですが単独で水槽は60〜75×45の水槽で飼育可能な魚ですか?また自然では最大どれくらいになるのですか?パイレーツプレコ、シクリッド類と混泳させて大丈夫でしょうか。もうひとつメンテナンスについて教えて頂けないでしょうか。海水の90センチ水槽にエーハイムの外部式を追加しようと思ってます。(現在上部のみなので)中にウールマット1枚と骨炭を詰めようと考えています。メンテナンスあれこれには骨炭は最低半年は持つとありましたが炭の交換はどれくらいの頻度で行うのが良でしょうか。また一度に全て交換で良いですか?水槽は90センチ規格、外部式の容量は約6リットルです。なかなか骨炭について情報がなく通常の濾過材と扱いが同じで良いのかわからずにいます。お願いします。

A1032
 ビルマサカサナマズMystus leucophasisは最大でも体長12.5cmほどの小型種(FB DATA)ですから、指定された水槽での飼育は可能です。この種のナマズは混泳に向きません。舐め付き型の魚種は基本的に粘着質であり、大人しそうに見える本属のストライプやトゥースポットも相当の暴れん坊です。現在骨炭の使用は異常プリオンの問題もあり、当ウェブサイトでは方針を転換し余り勧めておりません。購入したての骨炭ははじめずっしりしていますが、いつの間にかすかすか(セラミック調からヤシガラっぽく変化する感じ)になります(月に1回濾過槽を掃除・その時に確認。交換の際は全量)。ミネラルの補給もそこで終了です。この現象は飼育水の酸度に影響されるものなので、魚の収容数・餌の量などで持ちはかなり変動します。但し水の褐色・黄ばみが取れなくなってきたら、粒の状態はどうあれ交換しましょう。


Q1031:(11/Sep/2010) フグコさん
 太田先生、この間はQ1028でありがとうございました。犯人はヨリトフグ(チェッカードパファー)と判明しました。ずるい奴で、人が見ているとかじらないのですが、カメラで監視していたらやっていました(だいたいフグの中でこの人だけ完全なしっぽをしているのも変でした)。ところで、きょうは別件で、スパイニーイールについておうかがいします。まえにHanabi(カラシン)がカラムナリスで全滅した水槽(ソイルでpH7.5以上のかなり強いアルカリにしてあり、しかもすこし塩がはいっている)に2匹いれたところ、導入当初から1匹がどうも息がはやいなあと思っていたのですが、3日目くらいに鰓が外から見てもわかるくらい赤くなり、4日目に絶命しました。スパイニーイールは病気に無敵だと思っていたので少々ショックでした。原因としてはカラムナリスをうたがっています(スパイニーのすこし前にブラックモリーの稚魚も死にました)。残った1匹はとりあえず中性隔離小型水槽にいれています。あと、スパイニーが何も食べないので近所のちょっと怪しげな熱帯魚屋でイトミミズを買っていれました。殺菌したほうがよかったでしょうか。どうもこの水槽、はじめからベタマハチャイの夫婦とバンブルビーは息災でいるのですが、それ以外はハナビがすぐに全滅、レインボーフィッシュがしっぽが欠けたり直ったりしながら結局全滅、そして今回のスパイニー、ブラックモリーのお子さんと、非常に死亡率が高くて、どうしようかと思っています。オゾナイザーをつけている以外はほかの中性や弱酸性の小型水槽と違いはなく、中性や弱酸性水槽ではこれほど死にません。思い切ってソイルを全交換したほうがよいでしょうか。

A1031
 病原体か有毒な物質が充満しているようですから、ソイルの廃棄・水槽の丸洗いを行うべきです。オゾナイザーも撤去します。今回示された魚種の飼育には水質に余計な作用をもたらす器具・グッズは一切必要有りません。

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