←←←(メインページへ)
(Q&Aインデックスへ)

Q820:(01/Jan/2005) nimuraさん
 ショップで、レオパードピライーババンデッドピラムターバを見つけたのですが、終生飼育するにはどれくらいの水槽が必要なのでしょうか。教えて下さい。お願いします。

A820:Q812参照。


Q819:(01/Jan/2005) 杉山さん
 はじめまして杉山と申します。この前ゴスリニアの10cmサイズの幼魚を見つけて飼育してみたいと思い調べたのですが、一部の飼育書にしか載ってなくあまりにも乏しすぎるので質問させてもらいます。
@飼育書によっては水温は、23度が適温と書かれていたり30度でも問題ないと書かれていたりどれが正しいかわかりません?
A成長が遅いとよく聞きますが、ほんとでしょうか?また大きくするのが至難のわざとは、ほんとでしょうか?
B痩せやすい事が判りましたが、餌は成魚になっても毎日あげるべきでしょうか?
C120×60で終生飼育できるでしょうか?(無理でも何cmまでなら飼えますか?)
Dペットショップに20cmサイズのゴスリニアも居るのですが、どちらを購入すべきでしょうか?
Eバンデットピラムターバと将来的に混泳できますか?
 他にも現地では、グループで行動してる事や攻撃性が全くないということが、判りました。新年早々こんな質問をしてスイマセン。よろしくお願いします。

A819:無理をさせて大丈夫という意見をしばしば耳にしますが、これは死に直結しないというだけのことであり、個体の寿命は確実に縮めるものです。長期飼育にあたっては、可能な限り最良の条件を揃えなければなりません。
 ゴスリニアの飼育にあたっては水温は25℃を上限とします。夏季にこれを超える環境であれば、必ずクーラーを使用します。成長が遅いのは確かです。個体が健康であれば成長速度を気にする必要はありません。それでも最終的に180×90は必要です(成長は必ずする)。フィラメントが醜くなっては観賞価値が下がりますから、突進を始めないうちに広め広めの水槽に移行します(何センチまでならOKということではない)。餌はサイズの問題に直結します。更に痩せ易いと言っているキーパーのメニューは単食(〜それに近い)・数日置き/若しくは両方何れかの傾向が見られます(金魚を数日置きにドバーは最悪)。メニューとしては大型魚用ペレット・河エビ類・小魚(金魚以外)等(餌の選択は「FAQ」参照)を組み合わせ、少量(数分で食い切る量)ずつ3回/日に与えます。また、大きくなっても必ず毎日給餌(1回でよい)をします。疾患の兆候や極端な痩せでも見られない限り、幼魚期はサイズの大きなもの程安心です。頑として餌を受け付けない個体は小さいものによく見られます(勿論ショップの店員には必ず確認を取る)。家庭用水槽での混泳は全く薦められません。相手が大人しいと言われている魚種でも、同型であればピメロデラ系は必ず張り合うようになります。


Q818:(05/Dec/2004) 文福さん
 はじめまして。文福という者です。チンアナゴを60センチ水槽で飼育したくて調べたのですが、解からないことがあります。餌は甲殻類との事ですが、その量と頻度はどのくらいなのですか?そして、チンアナゴの寿命はどのくらいなのでしょうか?質問倉庫で他魚種との混泳不可(チンアナゴ同士は可)とありますが現在水槽にいるソフトコーラルやシャコガイ、マガキガイ、ヤドカリなどのあまり動かない生き物も入れないほうが良いのでしょうか?質問は以上の3つです。よろしくお願いします。

A818:なるべく頻繁な給餌・量は始めは食べるだけ与えるようにして食べ残す・肥満(痩せ)の兆候が見られれば増減します。寿命は種類によりかなり差が有るようで、数年から十数年とされます。飼育下での記録等は水族館などに問い合わせたほうが確実です。60cm水槽では珊瑚類・シャコガイなどにスペースを割く余裕はありません。ヤドカリは極小種なら大丈夫でしょうが、活動エリアが被るので全く薦められません(ちなみにソメンヤドカリなどイソギンチャクをくっ付ける大型種はチンアナゴを皆殺しにする)。マガキガイは構いません。


Q817:(21/Nov/2004) inkoさん
 太田さん、こんにちは。inkoといいます。実は私は、熱帯魚を飼ったことがなく将来飼いたいと空想を膨らましている者の一人です。現在、熱帯魚ショップに勤める青年を主人公にした小説を書いているのですが、説明のシーンでアロワナの系統分類を表記したいのですが、解りません。インターネットや書籍で調べても曖昧で、困っています。顎口上綱――硬骨魚綱――真骨下綱――オステオグロッスム目(亜目)。(文献参照) 有顎動物下門――魚上綱――硬骨魚綱――真骨魚類――オステオグロッスム目――アロワナ目。(ウィキペディア百科事典)調べましたら、60年代後半から学説をくつがえす仮説が打ち出され、また新しい技術、発見が相次いだことを知りました。正しい系統分類あるのかどうか、また学者により説もまちまちとも書かれていました。太田さんの「最新の分類について」も目を通しましたが、無学で不勉強な私には解りません。一般的な、系統魚類といったものがあるのでしょうか? アロワナの系統分類を、簡単に問題なく書けるのでしょうか? 書けるのならどう書けばいいのでしょうか? 教えていただけませんか。

A817:特にご自身の主張を入れる目的で無い場合、日本魚類学界の見解か各教育機関(主に大学)の採用しているものが一般的に使用されます。「魚類 分類 ac.jp」でどちらも直ぐ検出出来ます(google使用)。ちなみに名古屋大学のページでは硬骨魚綱Osteichthyes*条鰭亜綱Actinopterygii*条鰭下綱Actinopteri*新鰭上区Neopterygii(*ハレコストミ区Halecostomi)*真骨亜区Teleostei*アロワナ上目Osteoglossomorpha*アロワナ目Osteoglossiformes*アロワナ亜目Osteoglossoidei*アロワナ科Osteoglossidae*アロワナ亜科Osteoglossinaeで以下2属5種に振り分けられます。但し骨組みは{(門Phylum+)綱Class+目Order+科Family}ですから、特に詳細が必要ないのであれば、硬骨魚綱Osteichthyes*アロワナ目Osteoglossiformes*アロワナ科Osteoglossidaeだけで十分です(顎口上綱であればSuper-"Class" Gnathostomataということ)。いずれにせよ新しい説が正しい説とは限りませんのでご注意。


Q816:(19/Nov/2004) 斎藤真一さん
 初めまして。斎藤真一と申します。太田様のホームページを興味深く読ませていただいており、飼育のことで参考にさせて頂いています。質問させて頂きたいのですが、飼育環境と状況です。一般的な60cm水槽、温度は27℃、上部ろ過装置で、レインボースネークヘッド(幼魚)を飼育していたのですが、ヒーターカバーで頭部を怪我していまい、感染症の予防のため、グリーンFを予防量薬槽を行いました。(Q323参照させて頂きました)しかし、2日後水カビ病が確認でき、ショップの方に相談すると、28℃前後で、アグテンと言う薬で薬槽を1週間程様子を見て、餌は与えないこと、とのことでした。現在、上記のアグテンを使用し、30cm水槽、水深を余り与えず、28℃で状況を見ていますが、底でグッタリしたり、水面を漂ったりしていますが、空気呼吸やカビを振り払う仕草を見せています。インターネット等で探しましたが、レインボースネークヘッドで水カビ病の情報は乏しく、不安を感じています。目に見えるカビは除去してやった方が良いのでしょうか?。アグテンより魚毒性の低い「メチレンブルー」を使用した方が良いのでしょうか?。何とか助けてやりたいと思い、メールさせて頂きました。御多忙とは思いますが、是非御助言ください。よろしくお願いします。

A816:スネークヘッド・特に小型種に発生する皮膚疾患に伴うミズカビ病は悪性で、しばしば死に至る病気です(他魚種では考えられないほど)。現在アグテンを使用しているとのことですが、スズキ目に属していながらスネークヘッドは何故か古代魚的な性質を持ちます。成分のマラカイト緑は効きはよいものの非常に毒性が強く、スネークヘッドに用いるべきではありません。ミズカビにはメールにある通りメチレン青でも十分効果があります。切り替えるべきでしょう。ミズカビを毟る治療法ですが、ただ毟れば真菌の固着部位が引っ張られ、必ず新しい傷が生じます。以前は毟った跡をマーキュロクロム(他の消毒剤と異なり粘膜など刺激しない)で消毒する方法が用いられていましたが(マーキュロクロムは水銀の関係から現在は殆ど生産されない。勿論魚類に使用することは全く薦められない)。水温は24℃まで下げてください(理由は後述)。尚、小型スネークヘッドはブラックウォーターを満たした広い水槽(最低限90cm規格水槽以上)で飼育します。水換えの水も処理水を用います。水槽は狭いほど突進・跳ねを誘発します。水槽内にはマツモなどを多く入れて落ち着かせます。空気呼吸を行う関係上、土管などのシェルターは逆効果です。当ウェブサイトでこれまで繰り返し述べて来たとおり、絶食は一部の転覆病以外行ってはなりません。
 実はミズカビが直接魚を殺すわけではありません(ミズカビは死んだ組織に根付いているだけ)。外部寄生性ミズカビ病は単独では発生しません。ウイルス疾患や抗酸菌症などと共に出現します。この疾患にはラブドウイルス(Snakehead Rhabdovirus=SRV,Novirhabdovirus)が関わっている可能性があり、ミズカビのみを退治したところで回復する可能性が低いのです(従って文献ではマラカイト緑・ホルマリン等は本疾患には無効とされている)。この疾患:ラブドウイルス感染症Bはスネークヘッドの稚魚を殺傷・若魚や小型種に重篤な皮膚疾患を引き起こします。至適水温は28〜32℃(高温性)です。ウイルスは初期段階で肉芽腫を生じさせます(恐らくは微細な傷の場合)。ミズカビが二次的に発生し、鰭がぼろぼろになるのも特徴です(重篤になれば表皮全体)。ウイルスは上皮で増殖した後水中に散ります。これに効くのは沃素と塩素とされています。塩素は魚病薬として使用することは出来ませんが、沃素は検疫の際に使用すれば効果があるかもしれません(ウイルスは持ち込まれるもの)。ウイルス疾患そのものを治療する方法は不明です。目立ったミズカビが退治出来たら、環境を整えて療養させるのが一番です。


Q815:(22/Oct/2004) 小林さん
 早速の回答ありがとうございました。90%は理解できたのですが、もう少々疑問があります。・水変えは必要ないのか?それともこれは水替えの一つの方法なのか?・「排水タンク」に水を貯めず、そのまま排水してはいけないのか?・これは常に(24h)行うものなのか?以上です。宜しくお願いします。

A815:カタログと実際到着して手にした製品がイメージと違うように、「見たことの無いシステム」は実際に目にしないと理解し難いものです。掲示板などでこれを扱っているショップなどを訪ねて実際見に行く事をお勧めします(知り合いの紹介などでが自宅のシステムを見せてくれるというのもあり)。取り敢えず質問には回答を出しますが、理解出来ない部分には多分応えられません。また、解らないシステムを無理に導入する必要も有りません(原理を理解せずに扱うと事故になる)。
>水変えは必要ないのか?水替えの一つの方法なのか?
 前回の回答通り水換えに変わる方式です。週一度の水換え量とは比較にならないものです。
>そのまま排水してはいけないのか?
 サイフォンの原理を使用しているのです。そんな事をしたらメイン水槽の水を全て持っていかれます。
>(24h)行うものなのか?
 別に日を区切ってもよいでしょうが、このシステム導入の目的が何なのかよく考えて下さい。


Q814:(21/Oct/2004) 小林さん
 初めまして。小林と申します。早速質問に移らせていただきます。大型魚を飼育されている方のHPを見ていると、換水システムに「新水垂れ流し」と書かれているのを見かけます。水道水を水槽に直接流し、溢れた水を外に垂れ流すシステムで、塩素も中和する必要が無く、魚にもショックが少ない事までは分かったのですが、詳細がいまいち分かりません。
・設置場所・設置方法・濾過能力・設置に掛かる金額・・・などについて教えて頂けないでしょうか?宜しくお願いします。

A814:点滴式のことと思います。水換えに変わる方式の事で、濾過は濾過で別個に行います(従って濾過能力との関係は無い※)。水道管(蛇口)からぽたぽた程度の新水を水槽(上部濾過装置の排水口の真上が普通)を滴下、別管で排水を行うというものです(これをシステム化して販売している業者が確かある)。排水管はサイフォンの原理で底から水を抜きます[図解]。排水口にはホースを取り付けて誘導します。蛇口は可動式に取り替えると狙いを細かく調節出来ます[写真]。ホース誘導でも構いませんが、目で確認することが出来ません。排水タンクの排水口をもっと下に取り付け、中に立ち上がりパイプを接続して水位を調節する事も可能です("or"の部分)。利点は質問内容の通り。欠点は給水・排水の場所の確保でしょう。自作すれば費用は格安で済みます(エーハイムのアクセサリとホームセンターで全てカバー出来る)。よりお金が掛けられる場合は水槽の上にオーバーフロー水槽(小さ目がよい)を設置、そこに水道水を滴下して貯水しオーバーフローで滴下させる方法も取れます。(※)濾過槽への負担を軽減する事は出来る。


Q813:(20/Oct/2004) 仁志村さん
q813a.jpgq813b.jpg 太田様こんばんは,アルビノセルフィンプレコの病気について,ご相談申し上げます。pH6.5前後,60p水槽で飼育し始めて1年半程の全長20pの固体です。現在の混泳魚は15pのオスフロと18pのデルヘッジィです(オスフロとAセルフィンは,大きい水槽に移す計画中です)。過去には体調に異変を感じた事は無かったのですが,鰓の一部が赤痣のようになり,胸部を見ると赤斑があります。FAGを拝見すると運動性エロモナス症Bが相当するように思われ,症状を発見した20日ほど前から,配合飼料のみに追加してデルヘッジィが喜ぶ冷凍赤虫を2日置き程で与えた事も要因として合致するのかと思いました。FAGを見た後,ストレス源排除の為,コリドラス等小さな底棲性魚数匹を別に移し,無かったエアレーションを設置しました(底砂等はもともとありません)。実は本日,水槽側面に数回激しく腹部を擦り付ける同魚の姿を始めて見まして,とても心配になりました。写真や擦り付け行動からして,まず運動性エロモナス症Bを察して対処するのは妥当なのでしょうか? この後,まずFAGで拝見した短期間塩水浴を行い様子を見るつもりです。宜しくお願い申し上げます。
 質問外で申し訳けありません。「メンテナンス板」を時々クリックしますが,「見つかりません」ページとなります。お止めになったのでしょうか…? 気になっております…。

A813:別名赤班病とも呼ばれる、運動性エロモナス症Bの典型的な症状です(Aの場合プレコはお腹がぽっこりと出る。鱗は無いので鱗立症状では確認出来ない)。底もののナマズ類はこれに罹ると擦り付けを頻繁に行います。塩は余り効果が無いので、魚病薬を用いるべきです。プレコの類(特にブリードもののセルフィンなど)は古代魚類ほど薬剤に敏感でないので、規定量よりもやや薄めにを念頭に置きます。体力があるうちに完治させましょう。
 「メンテナンス板」は現在閉鎖しております。わざわざ「さかなを飼育するということ(当ウェブサイトの考え方)」を掲げなくてはならないような書き込みがあった為(←当ウェブサイトを読み込めば解る筈の事)で、その者に必ず読ませる為に「メンテナンス掲示板」のリンクと差し替えたのです(板は廃棄しました)。いずれ状況が変われば復活させる予定です。


Q812:(12/Oct/2004) takamoriさん
 前に、ロングバーベルキャットについて質問したものです。今、90p水槽でバンデットピラムターバ(30p)とロングバーベルキャット(20p)、レオパードピライーバ(15p)を飼っています。水槽は90用の上部濾過器、外部フィルター、水中フィルターを使い、細かい砂をひいています。亜硝酸などは問題ない程度で、PHは6.8です。三匹とも喧嘩などの小競り合いは特にしていません。レオパードピライーバの事を聴きたいのですが、基本的な特徴と、ピライーバと色や体型以外で大きな相違点、そして、この三匹を飼う上で最終的には最低どのくらいのサイズの水槽が必要になるのか教えてください。宜しくお願いします。

A812:レパードピライーバはBrachyplatystoma filamentosumのアマゾン川上流(ペルー)産の個体群(旧Platystoma(Sorubimichthys) gigas)で、他のタイプよりも重量感があり幼魚期の班も大振りなのが特徴です。中・下流より狭い地域に生息している為か小柄です(現実的に個人レベルで飼育出来るのはこのタイプのみ)。但しどのタイプも同種ですから極端な相違点は見出せません。飼育に当たってはフィラメントを美しく伸長させる為180×90cm水槽に全体を回す水流を起こすとよいでしょう。他のタイプよりも特に流量が必要です(曝気が起こるような形で)。幼魚期は兎も角いずれはLピライーバはBピラムターバとLBキャットを圧倒するようになりますので、最終的には180×90を2段・上段に神経質なLBキャットとBピラムターバを、下段にLピライーバを収容するとよいでしょう。LBキャットのほうが負け候補ですので、吻端や鰭をよく注意して管理します(トラブルの兆候があれば離す)。


Q811:(11/Oct/2004) -e-dakoさん
 はじめまして、-e-dakoと申します。12L水槽でアベニーパファーを4匹飼って1年になります。水槽には外掛け式のモーター付きろ過機とエアレーションとヒーターをつけています。混泳はしていません。水替えは週に2回2Lで、3ヶ月に1回水槽の丸洗いをしますが、この時は水は3Lほど替えます。水温は27〜25℃くらいです。夏場は30℃近くになることもありました。1匹(メスだとおもわれる)が4ヶ月ほど前から体を斜めにして泳ぐようになりました。その時は繁殖期でケンカも多く尾ひれが少しちぎれていましたので、その子をプラケ(4L、エアレーションのみ)で2ヶ月ほど隔離しました。卵も産んでいたようです。尾ひれは完治しましたが、斜め泳ぎは改善されませんでした。繁殖期も過ぎ、ケンカもなくなり、元の水槽にもどしました。斜め泳ぎは治らないものの、食欲もあり元気です。1ヶ月前にヒレの下に潰瘍のようなものがあるのを発見しました。購入したペットショップには隔離して様子を見るように言われましたが、店員はアルバイトのようであり、怪しいものでした。いつも頼りにしてるフグについて詳しく書いてあるHPにも潰瘍という症状はなく、掲示板にスレッドを立てましたが、あまりいいアドバイスはもらえませんでした。潰瘍は大きくなる様子はありません。ここのHPを拝見させていただき、鞭毛虫性頭部穴あき症の初期に近い症状なのではないかと思いました。他にこれといった症状はありませんが、水槽の上部にいることが多くなったような気がします。他の3匹はいたって普通です。ぜひアドバイスよろしくお願いいたします。

A811:抗酸菌症の可能性が高いようです。どの鰭の下かでも相当見方は変わってきますが(背鰭の下ならば側線部位にあたるともいえる)、左右非対称な上に余り変化の無い潰瘍であれば、鞭毛虫性頭部穴あき症の可能性は低いものです(穴あき症であれば左右対称に続々と潰瘍増殖)。更に当方はこの頭部穴あき症のフグへの発症を余り聞いたことがありません(ハコフグ類には存在)。それに繁殖まで漕ぎ着けているのであれば、栄養状態にも問題があるとも思えません(頭部穴あき症はビタミン不足で発生する)。これまでの経過からも抗酸菌症の方は噛み傷などからも魚体内に侵入しますし、水面定位気味なところからも十分疑うに足るものです。抗酸菌症の詳細については「FAQ」の方へどうぞ。

inserted by FC2 system