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Q570:(16/Aug/2002) 伊藤さん
 太田様へ  こんばんは、伊藤といいます。(以前トパーズ・パファーに関してご質問させていただいた者です)今回、プラティに関しての質問がございます。どうぞ宜しくお願いいたします。プラティの中の、ハイフィン・ピンテールプラティに関してです。ハイフィン・ピンテールとタイガーをかけ合わせてタイガーハイフィンピンテール・プラティというものを飼育したいのです。私はプラティが大好きで90センチ水槽をはじめ8本の水槽で、プラティを飼育しております。色々なプラティを育てていて気ずいたのですがタイガーは当初、バルーンが生まれやすかったです(1割くらいですが)。そして、ハイフィン・プラティと呼ばれるものにも背びれの形状から2種類いる気がいたします。1種類は背びれが大きくなるが、そんなには伸びないもの。ヨットの帆、のような感じでしょうか。大きな三角です。現在ちらほらと売られているのがこのタイプでしょうか。もう1種類は尻尾の先とほぼ同じくらいまでに伸びるロングタイプです。中には、尻尾の先端よりも長く伸びるものもおります。また、ピンテールも2種類いるように思いまます。ノーマルのピンテールタイプとソード・テールのように尻尾の下の部分と中央部双方が伸びるものです。尻尾の下の部分が伸びるのはソードの血が濃いからかもしれない、と雑誌で読みました。以前からノーマル・プラティの中にも多少、下の部分がのびるものも見かけましたがこの間連れてきたピンテール・プラティの中には成長とともに明らかに二又(中央部と下部)のように見事に伸びるものもいるのです。私が見てみたいのがタイガー・ハイフィンピンテール(二又)プラティです。ご質問というのは、
 @果たしてこのようなプラティが可能なのか?ということです。もちろんやってみようと思うのですが、奇形率がとても心配なのです。タイガーのバルーンが生まれたときも、泳ぎにくそうに思え、つらかったです。今も何匹かは元気に泳いでいますが、ノーマルと比べ、短命のような気もします。逆に、ソードの血がそうさせているのかハイフィンの中の、ロングタイプ(尻尾より伸びるほうです)はプラティとしては明らかに長生きをしてくれております。おそらく生まれてから2年くらいになります。今でも、まだまだ元気です。このハイフィン・ロングタイプはノーマルタイプのメスとかけ合わせても4割くらいロングが出現しました。もし2年3年と長生きできるタイプのプラティの出現が可能であるならばこの長生きタイプのハイフィンロングとハイフィンピンテール(2又)をかけ合わせて背びれの長いハイフィンピンテール(2又)を出現させたいのです。その後にタイガーとかけ合わせてみたいと考えているのですが・・・。こんなことをしてプラティが短命になってしまったら・・・・・ということも考えてしまいます。ソード系の血を引いているだろう
 A長生きタイプの血を受け継がせれば回避できるのでしょうか。なんか、非人道的なことをしているのでしょうか・・・とも考えてしまいます。かけ合わせが楽しいのではありませんし、人のやっていないことをしたいというわけでもありません。ビギナー種とも呼ばれてしまうプラティですがやはりわたしは大好きで、こんなプラティを飼いたいなぁ、ということだけなのです。お店の方に聞いたり、雑誌、ネット等で調べても全くわからないままです。タイガー・ハイフィンやタイガー・ピンテールというプラティさえ、見たことがありません。答えにくい質問内容かと思うのですがどうぞ宜しくお願いいたします。

A570:品種改良のテクニック(発色や体型・鰭の形状など)については残念ながら当方は一切関わったことも無く、恐らく今後も行わないのでアドバイスを出すことが出来ません。遺伝の実際は手掛けている人でなくては感覚的に掴めないからです(理論でも理解できないことは無いのでしょうが、何倍も時間がかかると思われます。現時点でも貴方の方が私より理解されている筈)。卵胎生メダカ類のウェブサイトは殆どグッピー関係だと思われますが、幾らかは応用がきくと思われますので、そちら系ウェブサイトの掲示板で聞いてみては如何でしょうか。
 非人道的と考えるか否かは難しい問題ですが、魚に限らず犬猫にしても同様の品種改良は行われて来たわけですから、その辺は割り切ってあたらないと疲れてしまいます。奇形についてですが、生存が困難に見える(見ていて痛々しい=観賞価値が無い。更に奇形でなくとも理想とする形があれば、それに対応出来ていない形質)ものは改良過程でどうしても出現しますので、人間の側で早期に選別(排除)しなくてはなりません。また寿命を伸ばす改良でも、短命型が混じらぬよう管理を徹底することが重要です。人間が品種改良する作業の中核には先ず選別が有ると覚悟しなくてはなりません。


Q569:(12/Aug/2002) 吉田さん
 こんにちは、吉田です。以前質問に答えていただきありがとうございました。2週間前にロングスナウト(7cm)を購入しましてが、餌をたべてくれなく、またたくまに、腹がへこんでしまいました。いろいろなHPで餌付けの、しかたを学びためしてみましたが、だめでした。あたえてみた餌はきゅうり、冷凍赤虫、ひかりクレストです。 購入したときは、腹もへこんでなく、ショップにも3週間以上いました。どうしたら餌を食べるようになるのでしょうか。飼育環境 水槽90*45*45、上部式フィルター、投込み*2、流木*2、水温28度、PH6.5、亜硝酸0、混泳ダトニオ(10cm)*1、水替え2日毎20L、照明18時〜22時です。あと、きがつくことはとくにありませんが、よくおよいでいます。ダトニオもいじめる様子はありません。尚ショップでは、グーラミィと混泳しており、ひかりクレストを食べていたそうです。以上です、よい方法があればおねがいします。

A569:プレコがふらふら泳いでしまう状態は末期症状であり、回復の可能性は相当低くなります。原因として考えられるのはやはり環境変化(特に今の時期は水温上昇。昼間は設定温度など軽く越えます。ショップでは一日中空調をしているので問題が生じない)・若しくは寄生虫疾患(薬で抑えられていたりして潜伏していた可能性があります)のいずれかでしょう。水温上昇は更に致命的な酸欠状態を水槽に生じさせます。薬剤投与などによる回復は期待出来ないので、プレコの体力回復を図るより他ありません。
 兎に角食わせなければ早々に死亡してしまいますから、先ずは45cmでよいので個室を用意します(上部濾過・ベアタンクに。流木を転がすのは可)。置き場所は可能な限り涼しい場所です。クーラーの常にきいている部屋があったらそちらに移します。勿論水槽用クーラーを用意できるのならそれに越したことはありません。そして日に一回餌を底面にかなり残るように撒き、移動するだけで口に入るようにします。15分ほど経ったらサイフォンで残餌を全て排出し、減った分は新しい水を入れます。餌の種類ですが以前は海水魚用で消化が良く、粒の大きさも適当で嗜好性の高いドロマリンをすすめていたのですが、訪問者に指摘された通り現在テトラ社のウェブサイトから消えているようです。使用したことはないのですが、恐らくはマリングラニュールという商品が以前のドロマリンに相当すると思われますので、こちらを試してみて下さい。尚、システムの改良法は当ウェブサイトの「ロリカリア科管理法」にあるとおりです。与えている餌もよくないものが目立つので、関連する過去ログをよく読んで下さい。


Q568:(11/Aug/2002) 河合さん
 太田様。こんにちは。私が飼っているアオウオ(コイ科ソウギョ属) 当才魚13cmにイソジンを投与後のエラの損傷についてお伺いします。
[経過]5日前、この魚の右眼球に少し白濁が生じたため、イソジン(ポピドンヨード)で消毒しました。この際、眼球に向けて数滴落としたイソジンの一部が流れてしまい、右のエラに入ってしまいました。また、鼻腔にも入ってしまいました。そのときは入った量がごく微量だったので気にもとめず、水槽に戻しました。しかし、その後、呼吸の荒い状態が続きました。心配になり、すくい上げて、右のエラぶたを開いてエラを調べたところ、いちばん上のエラの先端の一部が欠落し、ギザギザになっていました。このとき、色など、その他の異常は見られませんでした。その後、水槽に戻し、ようすを見ていましたが、約2時間後、呼吸も正常になったのでそのままにしておきました。5日後、再びエラを調べてみたところ、このギザギザは治っていませんでした。なお、イソジンは人の傷口の消毒用ですが、ニシキゴイなどのコイ科の傷口の消毒に効能があり、よく使われるそうです。しかし、エラに入ると薬害があると聞いております。
[質問]
(1)一度、傷ついたエラはもう再生しないのでしょうか。
(2)鼻腔にもイソジンが入ってしまいましたが、嗅覚に今後、後遺症は残るでしょうか。いまのところ、エサに対する反応は以前と変わりません。以上、よろしくお願いします。

A568:鰓葉部分はいずれ回復しますが、損傷の程度により1〜数ヶ月単位の時間はかかるでしょう。嗅覚の件ですが行動に異常がみられなければ回復している筈です(嗅覚異常は行動に出易い)。イソジンには低いとはいえ刺激性があるので、魚に使用する場合には注意を要します(粘膜を冒す為。鼻腔内も粘膜)。イソジン消毒は言われているように大型魚の裂傷・擦過傷の消毒や種卵などのウイルス予防には有効ですが、眼球白濁などには使用すべきではありません。眼球白濁は様々な要因(環境・疾患などのストレス)から生じるものなので、眼球白濁そのものを治療するという行為は無意味です。眼球を白濁させている原因を特定しそれを除去すれば白濁は解消します。


Q567:(11/Aug/2002) 清水さん
 こんにちは。清水です。さっそくなのですがシックスバーダトニオをのぞくダトニオは「純淡水・もしくは半海水から純淡水に移行して管理する」とありますが汽水でも管理は可能でしょうか?フォーバータイガーを汽水水槽で混泳させようと思ってるのでよろしくお願いします。

A567:全く問題ありませんが半海水以下のほうがよいでしょう。半海水以上に向く(というより必要な)のはシックスバーとニューギニアです。


Q566:(07/Aug/2002) 仁志村さん
20020807.jpg こんにちは、レッドテールキャット(飼育8ヶ月,約30p)の病気について御相談致します。写真の、腹鰭付け根に見える異物の正体についてです。穴から綿棒の先の様に白身が見えます。食欲は無く、昼夜とも活発な動きを見せません。異物に気づいたのは2日前です。A526の塩水浴は有効でしょうか?120p規格のベアタンク。混泳魚:タイガーショベルキャット、ショートノーズガー、セルフィンプレコ、ロイヤルナイフ、タイガーオスカー。餌:配合のみ。照明:タイマー9h/日。混泳する他魚は格別な体長差なく一見健全。特記すべき事態は見受けられません。宜しくお願い致します。

A566:大型寄生虫の可能性が無いこと(配合飼料)・部位から擦過傷などによる二次感染の疑いが低いこと・顕著な腫瘍がみられること・魚が不活発化していることなどを総合すると、抗酸菌症である疑いが強いです。抗酸菌症はミコバクテリウム(マイコバクテリウム)・マリヌムMycobacterium marinum(急性型)・ミコバクテリウム・ケロネイMycobacterium chelonei・ミコバクテリウム・フォリトゥイトゥムMycobacterium forituitum(慢性型)などにより引き起こされる疾患で、別名水族館病ともいわれるほど飼育下の個体によく発生します。本疾患は食欲不振・腫瘍・内臓に結節を引き起こすほか、重篤になると眼球突出・脊柱変形・腹部膨張(結節及び腹水貯留)などを併発します。問題なのは治る見込みが低いこと・種類によっては人に感染する恐れがあることなので、まずレッドテールキャットを隔離すること(病魚を扱う際はゴム手袋必須)・残りの水槽環境を出来る限り良好に保つことを実践します。学名を見ればわかると思いますが、marinumなどは淡水・海水を全く問わない上(従って塩水浴などは全く無意味)、至適温度も18〜42℃ですので一般的な治療法は効果ありません(水温の上下無効)。ゆったりとしたスペースの水槽を用意し、ディスカスハンバーグなどの高栄養な餌を与えて療養させるのが一番です。スルファフラゾンsulphafurazoneやドキシサイクリンdoxycyclineなどの筋肉注射という方法もありますが、ちょっと現実的ではありません(どうしてもという場合には魚を扱える獣医に)。
 ミコバクテリウムは汚染やストレスがかかった個体の微細な傷・粘膜などから侵入するものですが、魚の保菌率は半数に及ぶとの報告もあるほど常在しているものなので、予防第一(環境改善)で対処すべきものです。
 P.S.こちらはナローバンドなので、画像は100KB前後に圧縮して添付願います。


Q565:(28/Jul/2002) 涼さん
 前、グーラミーなどのことで質問させていただいた涼です、ご回答有難うございました。今回は、ポリプテルス・セネガルスのえさの事で質問させてもらいます。お願いします。大きさは現在、10センチほどなのですが、1日1回ヒカリクレストキャットを、5粒程度あげて、週に1回めだかを数匹やっています。問題なんですが、これで栄養は、だいじょうぶなんでしょうか?それと、メダカの変わりに空地にいるバッタや、田んぼに居るおたまじゃくしを、やってもいいのでしょうか?多分田んぼは農薬をまいていると思います。幾つも、質問してすみませんが、シルバーグーラミーは草食性が強く、水草を食い荒らすというのを、聞いたことがあるのですが本当でしょうか?質問、多くてすみませんが、ご回答宜しくお願いします。

A566:給餌は現状で何の問題もありませんし、農薬付きの餌を与える必要などありません。シルバーグーラミィは確かに千切ることはありますが、コイの仲間のように食い荒らすほどではありません。硬い水草を選択すればよいだけです。


Q565:(27/Jul/2002) 清水さん
 こんばんは。清水です。今日スーパーでドジョウを餌用に100g買ってきて60cm水槽に入れておいたのですが今現在生臭いにおいがします。過去ログでは金魚はこすりあうとにおいを出すそうですがドジョウもそうなのでしょうか?対策もお教えください。

A565:ドジョウは常に底面にいるものなので他個体との接触率は金魚の比ではなく、更に隠れ場所を求めて動き回るのですから水が臭うのは仕方ありません。勿論夏の気温の高さも関係します。対策としては水を頻繁に交換するのが最良で、補助的に活性炭を脱臭剤として使用する(投げ込みに詰めるなど)などするか、屋外の涼しい日陰(裏庭など)に容器(別に水槽でなくともよいわけです。ごみ用ポリバケツなどに投げ込み使用→屋内エアーポンプからチューブを伸ばすなど。防犯の問題はありますが)を移動するのが効果的です。


Q564:(24/Jul/2002) nanamiさん
 60p水槽にスポッテドガー(15p)を飼っていてそこにPセネガルスを入れたところガーがまったく、餌を食べなくなりました。混浴に問題があるのでしょうか?教えてください。

A564:このメール内容ではそうだとしか答えようがありません。


Q563:(24/Jul/2002) はるかぜさん
 ちょうど1年前、ブラックアロワナについて相談しました、はるかぜです。アーマードプレコを購入しようと考えていまして、この魚について教えてください。現在上部フィルターで濾過された60p水槽にブラックアロワナとシャベルノーズキャットを収容していて、ブラックアロワナが40p強、シャベルノーズキャットが20p程度です。導入順はブラックアロワナが先で、シャベルノーズがアロワナの成長に追いつかず襲われることが出てきたため、しばらく別の水槽に避難させていましたが、一回り大きくなり、アロワナの成長も止まってきたため、今は隠れ場所を確保して混泳させています。手狭になってきたためそろそろ大型水槽を導入予定ですが、その前にこの2匹と同居させるプレコを手に入れておこうと思いました。そこで、大人しく、丈夫で、大きさもちょうど良いとされるアーマードプレコを選定したのですが、この魚はお店でもめったに見かけることがなく、Web上でも情報が少ないため、質問しました。アーマードプレコは、ブラックアロワナとシャベルノーズキャットとの混育に向いているプレコでしょうか。また、大型水槽はアクリル水槽になる予定ですが、アーマードプレコはコケを取るとのことで、水槽への傷が心配です。この魚はアクリルに傷をつけないと思っていたのですが、アーマードプレコでもやはり傷はつけるという話しも聞いたので、どちらなのかご教授願います。以上質問2点、回答の方よろしくお願いします。

A563:混泳に関しては問題ありません。他はロリカリア科管理法(特殊ナマズ管理法内リンク)にある通りです。大型水槽であれば更に目立たないので気にならないでしょう。


Q562:(24/Jul/2002) 石本さん
 はじめまして。石本といいます。今60cm水槽、上部式フィルターで、オスカーの幼魚を3匹飼っているのですが、そのうちの一匹のみ餌食いが悪いんです。残りの2匹は何でもよく食べるのに、こいつだけは乾燥アカムシしか食べてくれません。(生餌は大丈夫です)このままでは大きさに差が出てしまい、いじめられないか心配です。アカムシだけでは栄養面でも心配なのでどうすればいいか困っています。なにかよいアドバイスがありまいたらお願いします。

A562:先ずその個体をセパレーターなどで隔離し、いじめによるものでないか確認します。いじめが原因であれば他の容器へ、そうでなければ過去ログQ450他にある餌の切り替えで対応します(切り替え方法はさんざん述べてきているので繰り返しません)。


Q561:(19/Jul/2002) 仁志村さん
 Q526を御相談した前後、タイガーショベルキャット(全長40p)の片方の鰓に5ミリ程の細長い深い傷の様なものが出来ていました。pH、塩類、食欲、混泳状態等を観察しても問題は見あたりませんでした。自分なりに原因を調べながら、塩水浴を実施する場合に、その方法を太田さんに御相談した次第でした。鰓の傷は躊躇している間に鰓を大きく浸食し、太田さんの御指示とおり塩水浴した結果その進行はストップしました。やはり寄生虫だった様です。私は、鰓に付く寄生虫と水槽自体の汚染を混同しすぎていた様ですし、塩の濃度や処置時間に対しても大変な誤解をしていた様です。塩水浴という耳慣れた事にさえA526の様なリアルなアドバイスは本当に希少です。鰓損傷の原因を調べあてる事は、結局出来ませんでした。今後の対処策の為、最初は細長く、孔が空く様に鰓を浸食したこの原因を教えて下さい。そして、大半を欠損した鰓が復元する可能性と、善処が有れば教えて頂きたく存じます。傷口は、塩水浴以後治癒し、食欲も旺盛です。宜しくお願い致します。

A561:恐らくこの場合の鰓は鰓蓋の方だと思いますが(鰓葉でしたら話が全く違ってくるので再メールを)、鰓蓋を直接襲う生物はそうはいません。鰓蓋侵食・欠損の場合は必ずといってよいほど始めに外傷(擦過傷)が生じ、二次的に細菌類・真菌類が感染してくるものです。全てに問題がないのであれば、タイガーショベル自身が突進(水槽の奥行きの無さからも非常に可能性が高い。タイガーショベルはアロワナと並んで鰓捲れを起こしやすい魚種)・(寄生虫がいたとして)擦り付けを行っている(いた)可能性が高いです。頻繁でなくとも一度だけでも立ち上がりパイプ裏をその巨体で通過したとか、このような場合にも擦過傷を生じたり、組織の一部が圧迫されて死亡したりするものです。鰓蓋は主鰓蓋骨を中心とした骨組織なので、変形・欠損を生じてしまうと先ず元に戻りません(鱗・皮膚が損傷した場合とは訳が違います)。損傷の程度にもよりますが、15〜30%程度ならば大型になる魚種の場合は、成長と共に目立たなくなります。これ以上ですと最後まで跡は目立ってしまうでしょう。

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