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Q470:(11/Feb/2002) tmtakaoさん
 はじめまして、熱帯魚の水槽に苔対策のため、よく石巻貝を入れますが、水田や小川にいる田螺などの、貝ではダメなのでしょうか?テトラ数匹、グーラミ2匹、コリドラス2匹飼ってます。

A470:石巻貝が持て囃される理由は、彼らが魚に無害で水草も食わないこと・水槽内で妙に増殖しないことにあります。純淡水棲・強い雑食性(時に捕食性)の多くのタニシはこの逆の性質を有する為、苔取りとして利用されることが無いのです。


Q469:(04/Feb/2002) 仁志村さん
 混泳魚としてのオスカー(養殖)の気性について御質問致します。今回はじめてオスカーの飼育を、混泳を前提として考えております。オスカー自身の魅力にひかれての事です。オスカーはよく極端な弱者や強者との比較で紹介されていますので、逆にその気性を推測できずにいます。例えば狂暴と言われるグリンテラーや、温厚と言われるゲオファグスと気性や性格を比較できるのでしょうか?同サイズの温和な他種と混泳させた場合、他魚に関しないグリーンテラーより、ゲオファグスの神経質さの方が混泳水槽に悪い緊張感を与えると感じた事もあります。オスカーに健著な性格はあるのでしょうか?スポテッドガー、タイガーショベルキャット、ロイヤルナイフ等との混泳を考えております。オスカー購入前に御意見を御伺いしたく存じます。宜しくお願い申し上げます。

A469:中・大型シクリッドの混泳には魚種個々の性質に加えてポイントが二つあり、一つが容器の広さ(狭ければ根本的に不可)・もう一つは混泳相手の体型です。オスカーはオスカー同士の闘争が生じる(場合によっては顔が変形するほどやりあう)のですが、体型が異なる上記の魚種中であれば特に問題無いと思われます。グアポルテとの混泳(同士含む)は大抵悲惨な結果に終わる為、複数飼育も成功するオスカーと比較して「オスカーよりも」の形容が付くのでしょうが、オスカーも中型シクリッドの一員です。導入にあたっては注意する必要があります(万一用の隔離水槽の用意など)。
 尚、グリーンテラーは体型が異なっても仕掛けることが少なくないので、混泳には全く向きません(個体差が有るにせよ)。ゲオファグスも混泳向きではありません。他のシクリッドと異なり陰性なので、陰でちまちま悪事を働きます。雰囲気が悪くなったのはこれに加えて、ナマズなどに底面を取られるのを嫌がったためと思われます。これらの混泳を図る場合には、相当大きな水槽(180〜)を用意する必要があります。


Q468:(02/Feb/2002) F91さん
 F91です。ご返答有難うございました、さっそくマラカイトグリーンの入った薬剤を購入しました。それで、もう一件お聞きしたいのですが、現在、掃除の手間を省きたく、そして目詰まりによる水質の不安定を回避したく、レイシーの間欠槽RFG900を海水水槽に使用しているんですが、この2.3年、毎年12月中旬、気温が10度以下にグッと下がる頃、水槽のバランスが決まって崩れ、正月には魚がいない、という状況(今年は間欠の管を取りウエットにしました)なんですが、間欠にしている状態で外気温が0度近くまで下がり、25度前後の水と0度近い空気が交互に濾過槽に進入すれば、やっぱりバクテリアに影響あるんでしょうか、よろしくお願いします。

A468:バクテリアも生物です。至適温度・至適pHの維持は必須条件です(温度が数度上下するだけで如実に影響が出ます)。間欠式でダイレクトに外気に接触する場合は、加温器ではなくエアコンでの温度調節が必要です(室内全体を暖める)。


Q467:(01/Feb/2002) F91さん
 前にシーパーチでお世話になった、F91です。 今回、お聞きしたいのはチョウチョウウオの事で、水槽に入れて一週間位でポロポロ突然死するので原因、対策をお聞きしたくメールしました。 状況は、死亡3日位前まではガツガツあさりを食べていて、前日はかなり呼吸が速く、流水の箇所から動きません、そして、背肉の落ちもなく、一晩で死亡です。他に6ケ月になる、ゴールデンエンゼル、フリードーマニ、ハワイのホークフィッシュなどが入ってますが、全部絶好調です。ちなみに、白点病は、ヨウ素殺菌筒のせいか、一切出ていません。設備はレイシーの上部漕からサイドろ過に落としています。・・本で進行の早いエラ病というのを読んだ事があるんですが・・そんなのが水槽に蔓延している場合対処方はあえるんでしょうか?・・どうか、よろしくお願いします。

A467:典型的なスクーチカ症と思われます。症状は鰓病(第一症状)や擦り付け行動、眼球白化・鼻上げや水面定位(第二症状)といったところで、特に水槽内飼育のキンチャクダイ・チョウチョウウオ・ハギ類・タツノオトシゴなどを狙い撃ちします。原因生物はUronema marinumという繊毛虫で、水質悪化による魚体のストレスにつけ込むものです(従って対処法は水質改善)。初期段階での治療には淡水浴が最も効果的で、30分ほどを連日回復するまで行います。重症な病魚には無効ですので、こちらにはマラカイトグリーンを処方します。但しマラカイトグリーンは非常に毒性が強く、特にチョウチョウの類は薬剤耐性に乏しいので、様子を観察しながら慎重に作業します。


Q466:(29/Jan/2002) katさん
 初めまして太田様。私、ミドリフグを飼い始めて13ヶ月になりますハンドルネームkatと言うものです。「おさかなマガジン」は、他魚に対するの質疑内容も充分にミドリフグを飼う上での参考にもなり、いつも勉強させていただいてます。 この度はどうしても解決が出来ない問題に突き当たり、是非ともアドバイスをいただきたくメールさせていただきました。水槽は45cmのキューブ型ガラス水槽、海水濃度1.023、水温28℃、底砂は珊瑚砂米粒大を5kg、濾過は外部プライムパワー20で濾材には珊瑚砂・パワーハウス・ローズマットを吹き上げ式にて、以上の構成になっています。そのほか微生物入りバクテリア溶液、アクアセーフを入れています。換水は週一回でほぼ半分の量を換水しています。ミドリフグは6cmほどの個体を2引き入れています。状況は、2匹の内1匹の左目が突然薄白く濁ったようになり、外側に張り出すように膨らんでしまいました。黒目やその周りの金色の部分は大きさに変化はなく、人間の目で言えば水晶体と思わしきところが白濁し膨らんでしまいました。現象には1/28の24:00頃に気が付きました。それ以前の23:00頃までは、異常がないように見えたことを確認しています。最近行ったことと言えば1/27の23:00頃に、通常の毎週行っている換水を行いました。水温、塩分濃度はきっちりと合わせ、換水を行ったことは間違いありません。現在は、更に少量のアクアセーフを追加して様子を見ていますが、変化はありません。ミドリフグ自体には特に体調に変化を起こしたような感じはなく、いつも通りに元気に泳いでいる様に見受けられます。また、もう一方の個体には全く変化は見られません。目が白濁して膨らんだ原因として、考えられることは何がありますでしょうか?また、その対処として今後飼育主として何をすればよいか、アドバイスをいただきたく思います。なるべく状況を詳しくお知らせしたいために、長い文章となってしまいましたこと、まことに申し訳御座いません。アドバイスいただければ幸いに存じます。それではよろしくお願い申し上げます。

A466:フグの眼球突出の要因としては、エロモナス・抗酸菌症・溶血連鎖球菌感染・シュードモナス菌感染・ウイルス疾患などが考えられますが、これらに至る原因は全て環境的なストレスです。通常水質起因の場合が殆どですが、水質に全く問題が無いのであれば、消去法で考えるに混泳(による精神的圧迫)でしょう。6cmという大きなサイズですから、容器自体2匹を収容してよい広さではありません。見ていない部分で闘争があった可能性も否定できませんので、水槽容量をより広く取るか隔離するなどの処置が必要です。病気の個体は抗生剤系の魚病薬に漬けて二次感染を防止します。
 尚、特殊な例として換え水が鉄管を通ってくる場合、角膜に親和性のある鉄が眼球を曇らせることがあります。この場合には換え水を活性炭などを通し、餌にビタミンB2・C・E(脂溶性Vは絶対過剰に与えない)を添加します。


Q465:(29/Jan/2002) 山本みほさん
 初めて質問させていただきます。45センチ水槽にランプアイ、グリーンネオンテトラ、ホタルテトラを二匹ずつ、計6匹を飼育して4ヶ月になりますが、今日、ホタルテトラに異変が起きました。まず頭の部分(眼球の上部)が黒ずみ、さらに透けてみえる背骨周辺も黒ずみ、眼球も少し肥大した感じです。又、人間が”お”と発音する時のように、口をあけたままなのです。泳ぎも少しフラついているようにみえます。発見しましてあわててネット上で調べてみたのですが、このように頭部が黒ずむ・・・といった症状に関しての情報がみつかりません。自分なりに大切に飼育していた魚なので死なせたくなく、深夜、メールさせていただきました。なにかお気づきでしたら宜しくお願いいたします。

A465:状態としては中毒症状のようですが、残念ながらメールからは判断が付きません。この場合はpH及び亜硝酸塩濃度・硝酸塩濃度を測定し、異常が無いかどうかを確認することが必要です。テトラ類は魚体が小さいために抵抗力が無く、更に環境の変化に耐えられないことが少なくないのです。またストレス性の黒化なのか、黒班病の類なのかもわかりかねますので、どのような“黒”なのかを確認してください。黒班が集まった感じのものであれば、扁形動物寄生が非常に疑われます。この病気はコイ目・カラシン目に特に顕著なものですが、対処法は通常の魚病薬で虫は死滅します。但し寄生部位によっては重篤(鰓→呼吸困難、眼球→失明)になります。


Q464:(28/Jan/2002) 仁志村さん
 こんにちは、いつも更新を楽しみに拝見しております。レッドテールキャットの髭(得に下方に長い対)に茶色の付着物(?)が有ります。以前から気が付いていましたが、水槽下部の残餌等が付着しているものと思い込んでいました。しかし、ふとカビや病気等ではと突然心配になり御相談をした次第です。2〜10o間隔で、1〜2o程の茶色い縞(若干膨らんだ様に)の様になっています。単なる汚物の付着で有り、そのままにしておいた方がよいものか…?体長20p。45p水槽。pH6.5〜6.8。26℃。餌:冷凍赤虫のみ。底砂無し。です。給餌時などは素早く水面の手元まで上がって来ますので、得にストレスの気配は見うけられません。(見合ったサイズの水槽を早く与えないのは不徳です)対処の方法を宜しくお願い申し上げます。

A464:老廃物や泥等がひげに“こびり付く”といった現象は、レッドテールキャットではそう起きることではありません(高齢・疾患などを除く)。最も考えられるのはひげを擦った所に、二次的に真菌・細菌等が感染したということです。塩類濃度や水槽壁面の汚染を疑った方がよいかもしれません。更にレッドテールキャットにも栄養を与えて体力・抵抗力を養わせ、外部からの攻撃に耐えられるよう管理します。彼らは現地では果実まで貪る雑食性なので、赤虫オンリーはよくありません。まだ小さな個体ですから、ペレットなどの配合飼料に早急に餌付けます。


Q463:(21/Jan/2002) コウタさん
 HP拝見させてもらいました。高校二年生の者です。非常に困った事態なので、何か情報をいただきたいとおもい、メールさせてもらいました。実は現在買飼っているサカサナマズの腹が最近急激に膨れ、ショップに聞いてみたところ、単独で半年以上飼育していること、餌は適量であること、水槽環境からして胞卵の可能性が高いといわれました。しかしおそらく孵すのは相当難しく、ホッテおけば問題はないだろうと言われましたが産卵の可能性、繁殖の方法についてはショップの方も残念ながらサカサナマズの産卵についての確実な知識は持っていませんでした。書物、多数のHPにも情報、体験談といったものはありませんでした。しかしどうしても、あきらめきれません!できるだけ繁殖(産卵)をやってみたいと思い、何かサカサナマズの産卵についてアドバイス、情報等ありましたら、どうか教えて下さい.。よろしくお願い致します

A463:先ず抱卵の可能性のある個体が雌かどうかです。サカサナマズの雌は雄よりも一回り大きく、白っぽい色をしています。サカサナマズはシノドンティスの中でも数少ない繁殖行動が観察されているものの一つで、これまでのところ家庭用水槽内で繁殖可能な唯一の魚種です。繁殖に向かっては常にサカサナマズの居心地を考えます。水槽は60cm規格水槽を最低限として大きなエキノドルス類を複数植え込み、更に2〜3個の素焼きの植木鉢(半分に割るか半分埋める)と、径が体高の1.5倍程度の塩ビ管(灰色などの不透明のもの)を複数沈めます(組み上げてもよい)。pHは6.8程度で中性に振れないよう、水温は26〜28℃と高めに設定します。サカサナマズ複数(5〜8匹くらい)を収容しますが、他魚種との混泳はさせてはいけません(後々面倒)。産卵は多くの場合塩ビ管になされますが、植木鉢・何も無い底面の場合もあるのでよく観察します。一回の産卵数は50個前後で卵は親が守りますから、親以外の個体を離す程度で構いません。仔魚は卵黄嚢を持ち、これを使い尽くすと自由遊泳を開始します。餌はインフゾリアや孵化したてのブラインシュリンプ・卵黄・擂った糸ミミズ・溶かしたフレークなどを混ぜて与えます。稚魚期は共食いの心配も無く、逆に群れをなす性質があるのでそのまま育てます。


Q462:(19/Jan/2002) シンジさん
 はじめまして。神奈川県に住むウツボ(全長30センチくらい)を飼っているシンジというものです。実は本日、ウツボが産卵しました。しかも、卵が孵化しています。イクラの卵みたいで、一粒から100匹くらい生まれてきます。しかも、まだあんまり卵は孵っていないのにすでに1000匹を超えた数が水槽にウヨウヨいます。子どもよりも親が心配なので、産卵後の対処等をアドバイスいただければありがたいです。お手数ですがよろしくお願いします。

A462:残念ながらウツボ科の葉形幼生(レプトケファルス)の飼育データを、当方は持ち合わせておりません。取り敢えず卵・幼生とも別容器に移してく下さい(フィルター内で死亡・腐敗を回避する為)。葉形幼生は今後プランクトン生活を送ると考えられ、通常の濾過システムではどの道全滅です。水産養殖場などで仔魚育成に利用されるのは、クロレラ+シオミズツボワムシなのですが、これが有効かどうかは不明です(逆に相当早い段階で孵化直後のブラインシュリンプが、食えるかも知れませんので試してみて下さい)。海水魚専門店(特に無脊椎にうるさいところ)でキット(濃縮クロレラなど)などが扱われているので、その気があれば試してみて下さい。濾過器にはスポンジフィルターがよいでしょう。ちなみにウナギの葉形幼生ですと、3箇月も経てば数cmにまで成長するとのことです。


Q461:(18/Jan/2002) タケシさん
 こんにちわ だいぶ前に数回質問させてもらったタケシと言います。今回はレッドテールキャットについて何点か質問させてください。 レッドテールは飼育下では何cmぐらいになるのですか?水槽は90cmでブラアロとポリプ5匹、プレコとの混泳は出来るものなんですか?最後にレッドテールのだいたいな値段教えてください。面倒かと思いますが宜しくお願いします。

A461:家庭用水槽でレッドテールキャットと他魚の混泳は出来ません。全て食い尽くされます(挙げられている魚種は全て小さ過ぎ、例え水族館クラスの水槽でも不可能です)。飼育下でも90cmを越えることがしばしばですから、水槽も最低限180×90はないといけません。価格は検索をかければ直ぐに出てきます(当ウェブサイトは熱帯魚屋では無いので悪しからず)。

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