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Q430:(09/Nov/2001) silver さん
 前回はありがとうご座いました。今回は上部フィルターについて教えて下さい。上部フィルターの清掃をし、稼動しましたら上部フィルターから長さ3〜5mm位の白い繊維の様なものが水槽内に沢山出てきました、何度か水で濯ぎなおしましたが、未だに数本漂っています。水槽内にはコチョウザメを一匹飼育していまが魚への害は大丈夫でしょうか。上部フィルターの仕様はニッソースライドフィルター600ブラック、内部は簀子の上にバクテリアが住み着くためのマカロニの様なもを入れ、その上に白いマットを敷いてます。白いマットの繊維が抜け出ているのでしょうか。宜しくお願いします。

A430:恐らくは水ミミズでしょう。よく見ると動いていると思います。これは環形動物の一つです。これは水槽内(どのような水槽でも、少数は必ずいます)が富栄養化すると、特に大発生するものなので、濾過槽などを少しいじる必要があります。リング状濾過材は水流を分散させるためのもので、生物濾過材としてはパワー不足です(大容量の濾過槽向き)。特に上部濾過槽は容量が少ないので、スペースを無駄には使えません。セラミック製小石粒状の生物濾過材を、徐々に多くするなどするほか、チョウザメであれば珊瑚砂などもよい濾過材です。後は毎週の水換え毎に、軽く濯ぐとよいでしょう(目詰まり防止)。底砂も丹念にサイフォンなどで、老廃物を排出させます。


Q429:(09/Nov/2001) ラディ夫 さん
 ラディ夫です。色々と教えていただきポリ共は順調に生きて居ります。が、寄生虫が発生したようです。先日あみめうなぎを入れてみたのが明かに原因です。そのアミメは2日程で別の水槽に移しましたが、元居たポリ共に虫にかなりついてるようで激しくのたうったりしてます。色々調べると、「クリーンFを1/2、まいにち水換え」とか「1/3」とか書いてありましたが、ウチにはちびが2匹(デルヘジ6cm、オルナチ5cm)居ります。あとはセネ、セネ、パルマス(どれも15cmくらい)です。一緒にやってしまって大丈夫なんでしょうか?どれもこれもくっついてるようなんです。ほかに、ブロンズプレコ、インペリアルタイガープレコ、コリ、クーリーローチ、シノドンチスが居てます。もしくは他によい方法があれば教えていただきたいです。もしくはほっといても治るモンなんでしょうか。お願いします。

A429:恐らくは扁形動物に起因する症状でしょうから、全てのポリプテルス類を一緒にしなくては意味ありません。但し他魚には無縁ですから、可能ならば隔離すべきです。特にナマズ類に薬剤は不適なので、浸ける必要はありません(場所が無ければ仕方ありません。双方規定量より薄めで処置するものなので、問題は生じないと思われます)。放置は危険です。


Q428:(06/Nov/2001) 濱田真一 さん
 こんにちは。以前お世話になった濱田です。サイトを毎日拝見しています。ご苦労様です。さて、今日ショップを巡っていたところ、最近興味を持ち始めたフグの仲間が入荷されていました。流通名は「トパーズパッファー」で、1cmほどの小さなフグです。画像はこちらにアップしてあります。2枚ピンぼけですが、デジカメの電池が切れまして撮り直せませんでした…。http://www.woxow.net/hugu.html水槽内には50匹ほど泳いでおり、3匹で1380円でした。最初「南米淡水フグの稚魚かな?(体側のスポットが気になるが)」と思っていたところ、店員が言うには
●淡水で飼育できます。
●学名・最大サイズ等はわかりません。
●産地はインドです(自信なさ気に)
●エサはイトメ・アカムシ(当然ですが)
※あまり評判のよろしくないお店ですので、店員の言うこともあまり信用できません。
とのこと。帰ってきてアクアライフの10月号「フグ特集」を見てみると、汽水の「マミズフグ(Tetoraodon fulviatillis)」の小さい方の写真のキャプションに『インドトパーズパファーの名前で入荷した個体。おそらくマミズフグか、それに近い仲間だろう』とあります。マミズフグなら15cmほどになる種類なのですが、その稚魚と考えて良いものか(だとしたら汽水の管理が必要)、淡水で管理してみるか悩んでいます。汽水や海水は管理したことがないもので…。でも、とりあえず1/4海水くらいで管理してみるのがベストかなと個人的には思うのですが、ちょっと不安です。この写真だけではわからないかも知れませんが、何かヒントをいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
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A428Tetraodon fluviatilisについての混乱は、原記載の不備がそもそもの発端です。模式標本がない(未確認)・腹鰭があると記載されているなど、一寸想像がつかない状況にあるので、後に様々な修正論文が出されており、拍車がかかったものと考えられています。原記載のものか追加文かはわかりませんが、Tetraodon fluviatilisの鑑別点として、背鰭条数14〜16、臀鰭条数12〜15、鼻の皮弁は二股に、全身を小棘に覆われる。色彩は緑に黒班、但し変異多い。腹部は白〜灰色。となっています。Tetraodon fluviatilis周辺の名称としては、亜種とされるsabahensis種(Tetraodon fluviatilis sabahensis)、Tetraodon palembangensisの方に統合すべきとされるTetraodon nigroviridisが有るのですが、後者に関してはミドリ=8とする意図が見られます(支持はされていない模様)。
 画像の個体ですが、個人的にはTetraodon palembangensis(syn.Tetraodon biocellatus & Tetraodon nigroviridis)のように思えます(タイガーナイフのように化けられたら困ってしまいますが)。Tetraodon palembangensisであれば塩は不要です。但しフグ類の初期の管理には、病気の防止の意味合いからも、塩はあってもよいものです。


Q427:(04/Nov/2001) 太田真文 さん
 何度も申し訳ありません。太田です。ショートノーズガーの餌喰いに関してなのですが、今日はほとんど餌を食べませんでした。朝晩合計で、各1匹がスティック状の餌を1つ食べたかどうか、というほどでした。あまりにも急に餌を食べなくなったので、いわゆる拒食ではないかと、少々不安です。しかし、2匹同時ですし、水温の低下とともに食べなくなっているので、水温の低下によるモノ、だと思っているのですが、イマイチ自信がもてません。太田さんのご意見をお聞かせください。餌は冷凍赤虫から配合飼料に切り替え、生餌は一度も与えていません。今日の、日中の水温は16℃でした。また、冬眠時の注意点などはあるでしょうか?お忙しいところ度々申し訳ありませんが、アドバイスをよろしくお願いします。

A427:北米ガーパイクの活動に適した水温は、15〜27℃とされていますから、恐らくは夜間に非常に冷えているのでしょう(早朝5〜6時くらいが最も低くなります)。日中の水温上昇程度では、代謝が元に戻らぬうちに夜がくるということだと思われます。尚、夏は日中・冬は夜間の水温が、管理上重要です。
 ガーパイクは多少の水質悪化でも、食欲が落ちることはありません。但し極端なpH降下(5とかそれ以下)では、一切餌を口にしません。強酸性の水は透明度もよく、飼育者も騙されがちなので注意します。


Q426:(04/Nov/2001) 太田真文 さん
 こんにちは。以前お世話になった太田です。今回の質問も、前回同様、ショートノーズガーに関することなのですが、ここ1ヵ月半ほど、20cmからほとんど大きくなっていません。人工飼料のみの場合、20cmのガーに与える餌の量はどれくらいがいいのでしょうか?20cmでは、まだじゃんじゃん餌を与えるときなのか、そろそろ押さえ気味にする頃なのか、本にも載っていないので、よくわからないのです。さらに保温をしていないため、水温によって餌の摂取量も変えなくてはいけないので、余計混乱しています。水温18℃を切ったあたりから、餌の食いが悪く、温度によるものなのか、水質なのか…。むしろ、保温して早く大きくした方が良いのでしょうか?90cm規格水槽、上部濾過槽で、珊瑚砂とセラミック濾材が半々、保温なし、水換えは、汲み置きの水を週1回、3分の1、同サイズのショートノーズガー2匹だけで飼育しています。お手数をかけますが、アドバイスよろしくお願いします。

A426:まずガーが20cmしかない場合、餌を抑えると後で障害が出かねませんから、食うだけ与えます(給餌の基本で)。大型魚の給餌制限は、成長しきった(自然環境下フルサイズの50〜75%)時点で、肥満対策として行うものです。それ以外では不要です。
 ガーは現地では冬眠します。水温が低くなると代謝が鈍り、餌喰いはとても悪くなってしまいますが、春になれば元に戻ります。現状維持が適当でしょう。そのほうが通年がんがん成長させるよりも自然ですし、長生きに繋がります。


Q425:(24/Oct/2001) ラディ夫 さん
 お久しぶりです。ラディ夫です。性懲りも無くPO.パルマスとかがふえました。前みたく喧嘩等も無く平和に暮らしたはります。が、どーもパルマスがエサの食いが良すぎるのでどんなものでしょう?腹(と云うか胸)がぼっこりとなってもなおエサを食い続けます。他の2匹(セネ、メリデ)にも十分与えようとおもうのですが、パルマスが食い続けます。常にハト胸です。このまま与えつづけては問題でしょうか?どうなんでしょう。

A425:小型種は大型種と異なり、食うと横に向かいます。肥満は確実に寿命を縮めますが、混泳相手の採餌状況もあり、難しいところです。赤虫をばら撒いて、皆が拾えるようにする・油分を添加していないペレットのみにする・浮く餌のみを与えて運動させるなど、色々試す必要があります。


Q424:(22/Oct/2001) 白水久利 さん
 いつもお世話になります。先日、熱帯魚店にて「コブラパイク」の幼魚を見つけました。成魚で30cmぐらいになると店員さんは言っていましたが、詳しい飼育方法を教えてください。

A424:コブラパイクはCrenicichla sp.'Tapajos I'(色彩が変化する)とも呼ばれるもので、種としての詳しいデータはまだありません。しかし飼育法については、他のパイクシクリッド(というよりシクリッド全般)と違いはありません。水槽は90cm規格アクリル水槽・水を汚すのでワイド式上部濾過槽がよいでしょう。ワイド式は幅広く重いので、本種のように跳ねる魚種には好都合です。勿論ライトの下もアクリルの蓋をぴっちり閉めます。水質は25℃前後・水質は中性でよいでしょう。餌は何でも食います。生餌の方に飛びつきますが、ペレットに慣らしたほうが体型も崩れず、発色も良いようです。混泳についてですが、このような中・大型シクリッドの場合、先ずは単独飼育が鉄則です(例え繁殖目的でも)。同種・異種共に攻撃を加えるためです。更に相当大きな魚も飲むので、プレコなども避けるべきです(事故になる)。ペア目的以外の混泳には、相当広い水槽(180cm以上)が必要になってしまうので、単独飼育のほうが現実的なのです。


Q423:(21/Oct/2001) yagoyago さん
 順調に飼育していたはずのグリーンネオン11匹のうち最も大きい一匹の下顎の先端に、メダカ卵によく似た球形のできものができてしまいました。はじめは1m径程度だったのですが次第に大きくなり、メダカ卵大になっています。これがきっかけか、他の魚をつつくようになったので、他の魚のストレスにならないよう隔離したところです。他の一匹にも下顎の付け根のあたりに1m程度の突起が生じてきて、さらに感染するのではと心配です。専門店でも首をかしげられてしまいました。お忙しいところ恐縮ですが、治療法をご示唆いただければ幸甚です。よろしくお願いします。

A423:確かに正体不明なようですが、透明性のある水泡(不透明・付着物の類ではないと言うこと)であれば、しばしばカラシンに生じる妙な皮膚疾患が考えられます。皮下に何かしら溜まる為、ピラニアなどがかかると銀色(剥げると皮膚の黒)の粒なのですが、透明の魚種・鱗の無い部位では、魚卵っぽく見えるかも知れません。水槽環境が良いところでは先ず見られないので、いま一度水質チェックなどしてみる必要があります。連結水槽に複数ぱっとでたりするので、隔離は必要でしょう。通常の魚病薬で治療できることが多いので、グリーンF系を使用します。これに該当しない白点病よりも大き目の付着物ならば、水カビ(形態多様で部位的に可能盛大)・エピスティリス・リンフォキシティス(稀)などが考えられます。どれも通常の魚病薬で対処できます。


Q422:(19/Oct/2001) silver さん
 ご返答ありがとうございました。水槽の設備を、60cm用上部濾過器のエルボを角に向け、60cm用の水流ポンプをエアーを出すため水面5mm下に取り付け、能力が一番低いクラスのエアーポンプで稼動しています。チョウザメはいまだに蝦反り、旋回をしています。この設備ではまだ酸素欠乏を起こしてしまうのでしょうか。濾過器のグレードアップは水漏れのおそれがあるとSHOPの人に反対されました、エアーポンプをハイパワーの物と交換したほうが良いのでしょうか。宜しくお願い致します。

A422:直ぐに体勢が立て直されることは先ず無いので、数日は様子をみてください。更にバックにエアーカーテンを追加すると効果あります。また、餌は口の周りにピンセットで赤虫を撒いて、食い付くかどうか確認します。食うようであれば生存率は飛躍的に上がりますが、反応しない場合は死亡してしまう可能性が高いです。モーターの件ですが、ショップに待ったをかけられたと言うことは、水槽がガラス製ということでしょうが、レイシークラスのモーターを噛ませるには、アクリル水槽のフランジで無ければ危険です。60cm規格のガラス水槽は、小型魚用のちゃちなものですから、事故防止(突進による破損など。15cmもあれば十分危険です)の意味合いからも、アクリル水槽の方が良いのです。


Q421:(19/Oct/2001) 安井 さん
 お久しぶりで御座います。安井で御座います。今、古代魚に興味があります。特にブラックアロワナが好きです。その他に、ガー、ポリプテルス等の、古代魚が好きなのです・・・・。それで、ポリプテルス、ガーパイク、ハイギョ、の大きさを教えて欲しいのです。ポリプテルス、ガーパイクは40cm以下にしか、成長しないもの。ハイギョは、50センチ以下ぐらいに、成長する種類を教えてください。よろしくお願い致します。

A421:ポリプテルス小型種(delhezipalmasretropinnissenegalus)及び肺魚はP.amphibiusが該当します。魚選びには図鑑がどうしても必要ですから、メンテナンス板のリストなど参考に、一冊用意して下さい。

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