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Q310:(27/Feb/2001) 東 さん
 初めまして。いつも参考にさせて頂いています。現在160×60×45の水槽にアジアアロワナ(55cm)を飼育しています。最近ですが急に照明を嫌がるようになりました。環境及び水質等は変えていませんが、照明をつけると怯えるように底の方で動かなくなり、消すと泳ぎ出します。何らかのストレスだと思われるのですが、思い当たる事もなく困惑しています。再び照明に慣らすにはどうしたら良いでしょうか。アドバイスをお願いします。

A310:飼育者が手動で点灯・消灯を行なっていると、このような事がよくおきます。特に人を覚える大型魚は、飼育者が来る→環境が変わると捉えてしまい、飼育者そのものを恐れる事すらあります。また、不定期な変化も魚の嫌うところです。
 照明の点灯はタイマーで行なって下さい(必ずオン・オフ双方設定できるもの)。決まった時間が魚に安心を与えます。


Q309:(24/Feb/2001) 沢井琢磨 さん
 今、レッドテールキャットを飼っていますが、買った初めあたり(約5cm)は赤ムシやクリルなどをよく食べ成長も問題なく順調でした。ところが3ヶ月くらいしてから成長が止まってしまっています。もう2年くらいたつのですがいまだに30cm未満ほどしかありません。餌もきちんと与えていますし水換えもちゃんとやっています。たまに口のあたりが赤く腫れ上がる時もあります。同棲魚もナシでレッドテールキャットのみで飼育しています。いまのところ60cm水槽で上部ろ過のみです。どうしたらよいか教えて下さい。

A309:口が赤く脹れるという部分から推測すれば、二通りのケースが考えられます。
 一つ目は水質の極端な悪化です(水替えが水質悪化に追いつかなければ、必然的に起こり得ます)。飼育者は先ず水質を測定しなければなりません。最低限pH・アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩の四点は必須です。何れか・若しくは複数で不適と出た場合は、濾過槽の拡充などの対策を取らねばなりません。
 二つ目は水槽が狭すぎ、ぶつけるなどしている場合です。60cm水槽は奥行きが30cmですから、ストレスは相当な筈で、大きな水槽に移すだけでも効果が有るでしょう。
 最後に、餌のどの位の割合か解りませんが、クリルによる障害も疑われます。単用・若しくはそれに近い状態では、成長どころか長期飼育も望めません。餌をもっとバラエティに富ませて下さい(魚のサイズに合わせるよう)。


Q308:(22/Feb/2001) Yumi Mizuno さん
 初めまして、60センチの水槽に30センチ程になるタイガーシャベルノーズキャットを一匹飼ってます。この頃ずっとお腹が膨らんだ状態が続いています。石でも呑んだのかと思ってましたが、一向に吐き出す様子もなくここ数日は餌も食べなくなってきました。餌は「ひかりクレスト キャット」を与えてます。ナマズの向きによってお腹の膨らみも前後してるのですが、フンもしてる様子もなく、元気もないんです。時々は泳いでます・・。
 今までは砂利を呑んでも吐き出したり、フンとともに排泄したりでしたが、今度ばかりは違うようで心配です。これは、ひょっとして病気では?お腹が出てきたのは一月程前からです。始めは餌も普通に食べてました。 よろしくお願いします。

A308:ナマズの腹部膨張には、大雑把に分けると異物誤飲と、餌の不適切が有ります。但し前者は殆どおきません(喉を通るサイズなら、排泄口からも出るのが普通)。只、キャットが沈下性の餌ですから、もしかしての可能性も有り、念のため、砂利も撤去するのが安全です。よく起きるのが後者の方で、全く向かない餌(コイの餌や、人が食べるようなもの)・酸化した(古くなった)餌を与える事が、消化管のトラブルを起こすケースです。メールからは原因らしきものが見当たらないのですが、原因究明は行なった方が良いでしょう。飼育水のpHチェックを行ない(当然pHが低すぎれば、体調不良が生じる)、餌は替えて下さい(現在の餌を、他の新品に切替え。食欲を誘う為に、小魚もやむを得ない)。


Q307:(21/Feb/2001) panda さん
 こんにちは。前にフロントーサの件でおせわになったものです。どうもありがとうございました。今回もそのフロントーサのことなのですが、最近餌を食べるようになった15センチの個体がまた餌を食べなくなりよく見ているとなんだか白い糞をしています。それもすぐに水溶けてしまうぐらいの液状の糞から普通の糸状の糞まで硬さもさまざまなのです。この白い糞は消化管障害からくるものだと他の質問で書いてありましたが、その原因と対策はどうすればいいのでしょうか。水質は1日おきに強制水がえをしているのでいちおアンモニアも亜硝酸、硝酸塩も大丈夫です。ただ現在も40×20×50という特殊な水槽です。魚の数も15センチ1匹に10センチ2匹で以前と変わりありません。phは8.2位を維持しています。餌はカーニバルとテトラのフレークを与えています。消化管障害はあぶない状態のいうことなので今回はかなり心配です。どうかアドバイスをお願いします。

A307:白い糸状糞が見られる場合、腸管鞭毛虫症の可能性が大です。これはシクリッドによく発生する、割と死亡率の高いものです(他の病気との併発が多い為)。原因は細菌(バクテリア)や真菌(カビ)の類ではなく、アメーバなどと同じ原生動物です。従って薬剤には駆虫剤を使用しなくてはなりません。ショップには何種類かの魚病薬(主成分がメトロニダゾール"Metronidazol"=フラジールのものなど)が有る筈なので、上記病名を告げて購入し、規定量投与します。


Q306:(18/Feb/2001) 浜田真一 さん
 こんにちは。以前2度ほど質問させていただいた浜田と申します。その節はありがとうございます。今回は、エンゼルフィッシュについてお聞かせいただければ、と思いメールさせていただきました。今朝水槽の電気を点けてみると、エンゼルの一匹がバック転のような泳ぎ方をして、ぐるぐる回っていました。どうも前に進もうとしているのに回ってしまっているような感じで、その後1時間くらいで動かなくなってしまいました。体の様子は縞模様が非常に濃くなっていましたが、ヒレなどには不審な点は見られませんでした。昨年12月にショップで4000円ほどで2匹のエンゼルフィッシュを購入しました(詳細な種類はわかりませんが、わりと一般的な黒い縦縞のもの。ヒレも含め、ポテトチップスくらいの大きさ)。ショップではスッポンモドキと混泳していたのでうちでもそのようにしていたのですが(スッポンモドキは甲長7cmくらい)、全然エサを食べている気配が感じられませんでした。スッポンモドキの水温(29度)も高すぎるような気がしましたし、太田さんも爬虫類との混泳は長期的に見ると魚にとって良くないというようなことを書いていらした覚えがありましたので、1月末にエンゼル用60cmの規格水槽(水温25度)を立ち上げ、タイガープレコ2匹と藻エビ(釣り餌)3匹を混泳させました。さらに2週間ほどしても活気が感じられなかったので、エサ食いが活発な小赤5匹とメダカ5匹を追加したところ、最近になってちょっとエサをついばむ様子なども見られ、安心していたところでした。・・・長々書きましたが、元々理想的な状態・管理ではなかったという意味です。病気が疑われる場合タンクメイト(特にもう一匹のエンゼル)の心配もありますし、管理の手落ちがある場合、改善したいと思っています。よろしくお願いいたします。
 <飼育環境/60cm規格水槽/ph7.5/水換えは週一回半分/上部濾過層で、中身はセラミックリング9に珊瑚砂1/底床は薄く砂を敷いています>

A306:サイズが小さ目なのに、高価なエンゼルというと、アルタムの可能性が有ります。アルタムは通常のエンゼルよりも、額の絶壁度が高いのが特徴です。水質にもうるさく、特にpHは5.5前後と低めを好みますので、日本の高pHな水道水はきつい所が有ります(pHショックを起こす事が有る)。また、アルタムでない(並・品種改良種)とすると、病気の可能性も有ります。熱帯魚の場合はキンギョのような転覆病は考え難いので、体色・付着物が見当たらない場合は、鰓の動き(鰓病)・糞の状態等をチェックして対策を立てます。念のためキンギョは離して下さい。


Q305:(15/Feb/2001) 宮間 敦 さん
 はじめまして宮間 敦といいます。マウスブルーダーについてお聞きしたいのですが、
 1、マウスブルーダーの中で60センチもしくは90センチのレギュラー水槽で繁殖までできる魚はいますか。
 2、オス、メスの区別がつきやすいもの
 3、マウスブルーダーの魚は飼ったことがありません。初心者でも飼える魚 この3点についてなのですが、どうぞよろしくお願いします。

A305:全ての条件に当てはまり(しかも安価)、割と何処のショップでも見られるものに、ゴールデンゼブラシクリッドが有ります。探してみて下さい。


Q304:(14/Feb/2001) murahi さん
 初めまして。HPいつも参考にさせていただいています。現在60cm標準水槽にてP.palmasを2頭(20cm、15cm)、P.delheziを1頭(20cm)、P.retropinnisを(18cm)1頭の計4頭のポリプテルスを飼育しています。先日までP.senegalusも2頭(ともに12cm)一緒に飼育していたのですが、どちらも死亡してしました。実はsenegalusが死亡する2週間ほど前からsenegalus(2頭のうち1頭)に黄褐色の斑点のようなものがみられ始め、ウオジラミでは?と思い、トロピカルNを規定量の3分の1入れ様子を見ていましたが、なかなか改善がみられず、palmas(2頭とも)とdelheziにも同じような症状が見られ始めました。その後、senegalusが立て続けに死亡しました。現在、palmas2頭とdelheziには変わらず斑点が付着しており、時折底砂に体をこすりつける素振りを見せていますが、斑点の色が黄褐色から白色に変わり、穴が開いているように見えます。ちなみにretropinnisには初期よりそのような症状は全く見らず、かゆがるような素振りも見せません。あの斑点は本当にウオジラミだったのでしょうか。また、そうだとしても体に穴が開くものなのでしょうか。以上の状況説明から何かお解りのことがございましたら、お手数ですがお教え下さい。ちなみに、水換えは2週間に1回4分の1程度行い、メインフィルターに外部式フィルター(75〜90cm水槽用)、サブフィルターにはパワーハウスの投げ込み式スモールフィルターを使用しています。飼育温度は28℃で、餌は人工飼料のみで、生き餌は半年くらい前にモエビを与えて以来、与えていません。最も新しい新参魚はpalmas(15cm)で3ヶ月前です。

A304:ポリプテルス属・各種ナマズ類に頻発する疾患として、エピスティリス症(Epistylis)が有ります。はじめは質量感のある斑点、そのうち肥大化(連続)等しはじめ、その部位がえぐれて脱落する(赤身の露出)というものです。対処法はそちらで処方されたものでよいのですが、原因菌(釣鐘虫ですが)を直撃というより、二次疾患防止の意味合いが強いものです。体力勝負の面が多く、生き残った個体のみけろりと治癒します。免疫は生じず、予防が肝心なので、水槽(特に底砂)の汚染をさせない(ストレスを与えない)事・新参(魚に限らず、水草・生き餌など)の検疫をしっかり行ない、原因菌を持ち込ませない事が必要です。


Q303:(13/Feb/2001) 浅見 美奈子 さん
 はじめまして。太田さんのHPいつも参考にさせていただいております。ミドリフグ2匹を飼い始めて2ヶ月になります。サイズも2.5cmから5cmくらいに成長し、元気そうに見えるのですが、1週間くらい前から1匹が餌をあまり食べなくなってしまいました。亜硝酸もアンモニアも問題ないレベルですし、もう1匹は餌もよく食べているので、水質は問題ないような気がします。また、食欲旺盛な1匹はすばらしくきれいな緑色なのに対し、大分黒ずんでいるように見えます(それでもショップで見かけるものよりはきれいです)。食べていない割にはいつもお腹が膨らんでいて、活発さに欠けるところも気になります(これは購入当初からですが)。餌は主にクリルで、週1〜2回冷凍赤虫や冷凍ブラインシュリンプをやっています。もともと2匹で1.5cmサイズのクリル1匹しか食べていなかった(少ないでしょうか?)のですが、今はほんの一口しか口にしてくれない状態です。クリルでは栄養バランスが悪く長期飼育できないと聞いたため、何とか人工餌を餌付けたいと思っているのですが、ショップで相談しても「フグは人工餌は食べない。」と言われるばかりで困っています。何とか長生きさせてあげたいと思っているのですが、餌には何を使用するのがよいのでしょうか?勝手な考えなのですが、母に給餌をお願いしているため、できれば手間のかからない乾燥餌で済めば助かるのですが...。また、雑誌などで餌に染み込ませるタイプの栄養剤を見かけますが、あれは効果があるのでしょうか?かわいくて仕方がなく、できることは何でもやりたいと思っています。アドバイスをお願いいたします。

A303:先ずフグの複数飼育は、難しいという事です。フグはああ見えても非常に闘争的ですから、優劣が付いた時点で負け個体は黒化します。いつもいじめられますし、餌も満足に採れない事でしょう(強い方が手を出さない、余った劣化した餌をとる事で、消化管内でガスが溜まっているのかも知れませんね)。何処のショップもミドリフグは複数売りなので、このようなトラブルは続発します。解決法としてはセパレータで仕切るなどし、ストレスから開放してやる事です。
 餌ですが、クリルから切り替える際、香りの強い餌・動きのある餌(沈む餌など)で誘います。場合によっては赤虫と混ぜ、餌である事を認識させます。好みが有るので、同じペレットなどでも、数種(社)分用意して交互に与えて下さい。後は根気ですから、食わなくとも続けて下さい。少々時間はかかるでしょうが、大抵のフグは、ペレットに餌付きます(餌付かないのはアフリカのミウルスくらい)。栄養剤はやらないよりやった方がよいものの、かえって手間が煩雑になりますよ。


Q302:(12/Feb/2001) 廣岡 剛 さん
 初めまして。最近なんかブラックアロワナがカーニバルと、シュリンプを食べてくれないんですよ。12月の終わりぐらいに60cm水槽でエンゼルと、コリドラスとの混泳で飼ってた時は人口飼料も生き餌も食べてたんですが、90センチ水槽に移して、1週間ぐらい前から、人口飼料を急に食べなくなって、生き餌もあんまり食べてないんです。原因わかりますか?アロワナの大きさは、20センチぐらいで、ガラス水槽で上部フィルターで、ろ材はエーハイムの石みたいなのと、大磯砂にマットです。水温は、29に設定してあります。水替えは、1週間に1回、5分の1ぐらいです。それと、ポリプステル・セネガルスも同じ状態なんですよ。それから、ポリプを入れてから、ホコリみたいな水カビみたいなゴミが、ひどいんです。これは、フィルターの能力が足りてないのですか?

A302:もう自分でも気付いているようですが、同じ水槽の強健種が、揃って餌を食わなくなったのであれば、水質を疑う以外有りません。大抵水替えの量・頻度で改善できますから、高価ですがpHメーターを購入し(試薬は手間が煩雑なので、定期的な測定が疎かになる)、pHが6.5を切ったら直ちに水替えして下さい。水槽が(濾過槽も)安定するまでに、多少時間がかかる場合が有ります。


Q301:(12/Feb/2001) Pさいとう さん
 こんばんはQ299のPさいとうです。こんなに速く回答戴けるなんて、連休中のお忙しいところ本当に有り難う御座います。とっても参考になりました。最初は冷凍赤虫にもペレットにも見向きもしませんでしたが、4時間後にはクレストキャット(10粒)を食べてくれました。まだ餌を追いかける力も無い様で鼻先に来た餌だけ食べられる状態です。食べなくなるまで食わせました。チョットだけ安心です。今後はもう衝動買いはしません、特にセール品(二重の袋に入っていて、開けてビックリ玉手箱)や知らない魚(果物を食べるくせに大きくなる奴)には、手を出しません。でもボドワードて目がガラス玉だし、口元はだらしないし、とっても可愛いナマズですネ。無事大きく(余り大きくてなっても困るけど)育てたいと思います。またピンチが来たら太田さんにメールしますのでヨロシクお願い致します。 PS ブルドックジャウー(本当はこいつが欲しかった厳つい顔に円らな瞳に惚れました)について教えて下さい。

A301:幾つかタイプが有るようですが、私が見たものはPseudopimelodus raninus villosusのようです。残念ながら、30cm前後・ガイアナ産位しかデータが有りません。飼育法はズンガロ−オレンジキャット系底棲ピメロディラに準じます。
 前回の回答果物→果実に。

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