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Q220:(03/Jun/2000) カマスOL さん
 ピラルクArapaima gigasに関して一般生態と産卵について教えてください。ワシントン条約で規制されているということですが、日本での入手は可能でしょうか。また、日本で手に入るとしたら、それは日本で繁殖されたものでしょうか。もし飼育するとしたら最低どのサイズの水槽を用意すべきですか。お願い致します。

A220:当サイトでは、個人レベルにおいてのピラルクの飼育は、断念するようにお願いしています。あなたが水族館を経営するというのなら止めませんが。それを確認して頂いた上で、質問に回答を出します。
 200cm前後(過去には400cmを超える怪物の記録もある)に達するピラルクは、世界最大級の淡水魚です。原産地のアマゾンでは、あまり流れの強くないところにいます。現地では重要な食用魚で、空気を吸いに浮かぶところを待ち伏せし、銛で突くと言う事です。繁殖法ですが、アロワナの口腔孵化と異なり、営巣します。雄は浅瀬の水草が繁茂した場所に、擂鉢状の巣をこさえます。雌は大量の卵をそこに産み付け(47、000にも達する)、以降雄単独・若しくはペアにより卵は守られます。孵化後仔魚は親魚の頭部に群がり、表皮の分泌物(粘液)を齧るとされます。
 ピラルクのワシントン条約の格付けはAppendix IIです。それ故ピラルクは輸入されており、その全てが養殖ものです。成長は非常に速く、狭い容器内では死亡するのもあっという間です。5メートル程度の水槽では、飼い切る事は不可能です。


Q219:(31/May/2000) 雄忍 さん
 雄忍です。タエニアカラ キャンデディーをペアで正月から飼育始めました。 3月初旬から産卵・飼育を始め、現在は4度目の子育てをしている所です。所が、これまで体長1.5cm以上に育った約40匹の内、雌は1匹も見当たりません。今度は雌が取れるか、今度は・・・・と期待しているのですが、結果は同じで雌が見当たりません。幼魚時には、ブラインシュリンプを2回/日与え、体長1cmぐらいになってからは、DuplaRin S1やディスカスフードを与えています。雌を取る飼育条件などがあるのでしょうか?教えて下さい。

A219:繁殖魚の性比の偏りは、殆どの場合水温の影響が大です。水温が書かれていませんが、許容範囲内での高め・低めで試してください。魚から爬虫類まで、温度は非常に重要なファクターです。尚、pHに影響する種類もあるらしいので、適正pHかどうかも今一度確認してください(ご存知でしょうが、6.8位です)。


Q218:(19/May/2000) S.町屋 さん
 はじめまして。町屋と申します。現在、40cmの水槽ではりせんぼんを単独飼育しています。飼い始めて半年くらいになるのですが、一ヶ月程前から急にえさ(乾燥えび)を食べなくなってしまいました。それまでは食欲旺盛だったのに、現在ではやや興味を示すのみになってしまいました。あさりをやってみましたが、食べてくれませんでした。外見は外傷やただれなどなく、特に変わった様子はありません。えさを食べてくれないので、痩せてきたくらいです。病気なのか何なのか、原因がわからず対処のしかたも分からないという状況です。何か対処法や原因などわかることがありましたらお教え頂けないでしょうか。
 水槽の状況は以下の通りです。pH:8.1、比重:1.024、水温は25℃程度、フィルターは上部と底面の併用です。また、一度白点病にかかりましたが、治療済みです。以上、宜しくお願いします。

A218:単一の餌・特にクリル(乾燥アミ)を与え続けていると、必ず拒食・障害が発生します。これは海水魚・淡水魚に限ったことではありません。甲殻類の単食に耐えるのは、精々タコ・オウムガイ等の軟体系だけでしょう(元々タコの寿命は短いですし)。特にフグには、数多くのメニューを用意し、必ず配合飼料を混ぜるのが、長期飼育のポイントです。単独飼育による競争の無さも、採餌不活発になる原因になります。フグの性質上仕方ありませんから、対策が必要となるのです。
 先ず、興味を誘いそうな(食欲をそそりそうな)餌を集めます。生きているものがよいでしょう。釣り餌を扱う店などで、ゴカイ類・殻を半分に割った状態のアサリやシジミ・ミールワーム・グッピー(メダカは早過ぎます)・タイドプールに行く予定などあればウニ・スジ蝦(生きたもの)など試してください。何とか口にするものがあれば、与える順番を変えながら他の種類・最終的には配合飼料にも餌付けます。環境改善で、気が晴れることも多々あります。現在40cmのタンク(ハリセンボンのサイズに関わらず、狭いです)ということなので、思い切って90cm水槽クラスに移し、レイアウトも自然に近付けてやるのも効果的です。荒療治としては、ハリセンボンの複数飼育もありますが(競争心をあおる。ハリセンボンは思ったより闘争しません)、今後のこと(大型になるので、大型の水槽が必要)に飼育者の余裕が無ければ駄目です。
 全く別の原因として、水質があります。硝酸塩値・亜硝酸塩値・アンモニア値が付されていませんが、これらが高くなれば、当然餌を食わなくなります。海水の場合はpHが当てになりませんから、必ず調べなくてはなりません。尚、測定するのは3値全てです(ピックアップは意味がありません)。
 今までの相談例から、今回のケースは上記二件の複合のような気がします。


 【Go】 さん
 太田さん。こんばんは。アドバイスありがとうございました。海水飼育を楽しんでやりたいと思います。ヤエヤマギンポ、単独飼育が基本のフグに・・・。少し心配ですが試してみたいと思います。またよろしくお願いします。

:御心配なようなので、一言。珊瑚岩を組み上げてください(ギンポがするりと逃げ込める迷路を)。キンチャクフグなども一緒に出来ます(ミドリとキンチャクは一緒は駄目です)。勿論フグは常に満腹に。


Q217:(16/May/2000) 【Go】 さん
 太田さん。いつもありがとうございます。ミドリフグの件で2度質問させて頂いた【Go】です。お世話になっています
 実は先日喉の腫れがありました。ミドリフグが亡くなりました。結局、餌は赤虫とクリル以外食べませんでしたが、1年と半年で2.5cmから8cmへと大きく成長しました。原因は濾過不足だと考えています。現在塩分比重1.021でほぼ海水です。外部フィルター(エハーイム2222・吸込み口はスポンジフィルター)と水作くんでは無理がありましたが、このまま海水飼育にするつもりです。そこで先日海水用に濾過システムを改善しました。底面の泥が怖くて、底面濾過は避けていましたが、エーハイムと直結し、吹上式にして底面濾過を導入、吸込み口にプレフィルターを付けました。またテトラから手頃な紫外線殺菌灯が出ましたので、やはりエ−ハイムに直結しました。またプロティンスキマーも設置しました。ずいぶん海水魚用の濾過システムになりました
 太田さんは基本的に家庭での海水飼育は薦めていませんが、この濾過システムで問題点はありますでしょうか
底砂は小豆大の珊瑚砂、外部フィルターには、珊瑚砂と海水用パワーハウスの濾材を使用しています。外部フィルターの濾材の交換時期は、いまだによくわかっていませんが…お気づきの点がありましたら、海水飼育での注意点をアドバイスしてください。魚はクマノミとイソギンチャクの飼育は魅力がありますが、やはりミドリフグの魅力は忘れられません。また相談させていただきます。今後もよろしくお願いします。
 【suara】のHPアドレス:http://www3.cnet-ta.ne.jp/g/go5/

A217:システム自体には、全く問題無いようです。後はメンテナンス位でしょうか。単純に水替え一つ取っても、淡水の場合よりも手間・費用がかかるので、これらが気にならなくなるくらいであればOKです。
 アドバイスとしては、水の黄ばみには骨炭が効きます。殺菌灯の寿命は短いので、交換時期を逸さないことや、珊瑚砂・骨炭も溶解しますから、交換・追加等を忘れないようにします。濾過材に数種を組み合わせるのはよいことですが、あくまでメインは珊瑚砂にします(バクテリア繁殖率・pH安定には最も威力を発揮します)。フグの場合は苔取りに貝・ウニを使えないので、ヤエヤマギンポがお奨めです(この手の魚種の導入にあたっては、クーラーを忘れずに)。


Q216:(11/May/2000) こっしー さん
 こんにちは。こっしーです。早速ですが、質問です。先日ダトニオプラスワンショートノーズガーの混泳についてお聞きしましたが、両者を飼育する場合の水温は何度くらいが良いのでしょうか?

A216:混泳させるのであれば、ガーパイクをダトニオイデスに合わせます。24〜25℃といったところでしょう。本来ガーパイクは熱帯性ではありませんから、出来たら18〜20で管理してやりたいものです。


Q215:(10/May/2000) kawahara さん
先日はどうもありがとうございました。kawaharaです。またお伺いしたいことがあってmailしました。実は我が家で飼っているコリドラスなんですが、今日突然ずっと逆立ちしているんです。先日からちょっと呼吸が荒いかなって言う気がしたんですが、今日妻が様子がおかしいと言うことで見てみたら、水温計や水草に寄りかかるようにして逆立ちしています。昨日フィルターを交換したんで、そのショックかも知れないと気にしてるんですが・・・今は様子を見てみると立った状態で水草に寄りかかってます。腹が少々膨れているのが気にかかるんですが。何故なのか色々調べてみたんですが、どうしても分かりません。腹水症かも知れないと気にしてるんですが・・・もし腹水症だと治療法もないと言うことなので心配です。どうすればいいのか、どうぞよろしくお願いします。ドロマリンの件ですが、テトラ社に聞いたらテトラ・マリングラニュールと言う商品に変わったと言うことを聞いて安心しました。もし今回の病気が餌によるもの(現在タブレットを与えています)だとしたら、餌も変えたいと思います。タブレットの欠点についても教えていただければありがたいです。

A215:入荷直後のコリドラスは、爆弾を抱えていることが多々あります。しかしこれを乗り越えた後の異常は、九割以上が底砂の汚染です(フィルター交換は、たまたま時期が一致したといったところでしょう)。底砂が汚染されると、先ず被害が出るのがコリドラスです。コリドラスは酸欠・餌が少々向かないものでも“病気”の症状は見せません。腹部が膨れる・妙に血管が浮き出る(腹部・鰭の付け根など)という症状であれば、100%底砂の汚染・それによる雑菌(エロモナス・ビブリオなど)の繁殖が原因です。
 タブレットの場合、ふやけて散り始めると、コリドラスが拾いきれない量の砕片が、水槽底面に撒き散らされてしまうため、特に大磯砂を敷いている場合、相当量が小石(あれは砂とは言えません)の隙間に落ちてしまいます。これが汚染の原因になることは明白で、この状況を改善するには3〜5日おきに、サイフォンで底砂を洗浄するのが1番です。匹数が少ない場合、餌を変えても余り意味がありませんから(顆粒餌もコリドラスは食い散らかしますし、また溶けてしまえば同じです)、清潔第一に管理するようにして下さい。個人的にコリドラスには、冷凍のブラインシュリンプが最もよい餌と考えています(小石の隙間にも潜りませんし)。


Q214:(08/May/2000) N ABE さん
 お助け下さい。先日(三日前)水槽の大掃除を行いました(60リットル規格)が、その後水が白濁し治りません。行ったのは水の1/3を残し全部捨て砂利は流水(水道水)で良く洗いました。水道水を使ったので、水を2/3入れた時点でハイポ3粒、テトラアクアセイフ規定量を入れ水温を調節ししばらくして(30分)残した水を入れ魚を戻しました。すると今朝、コリドラスシュワルツィが逝ってしまい(表面傷無し、充血せず、埃やわたもついてません)、パンダの1匹の表面がほこりをかぶった様な感じになっており(元気で別の水槽に移そうと捕まえる際にそれは取れてしまいました)、ピグマエウスが底の方でぐったりしてます1匹充血してました)。一応対策がわからなくて、パンダ1匹とピグマエウスのやばそうなヤツは別水槽に入れたら元に戻りそうな感じです。一緒に入っているタイガープレコとオトシンネグロなんかは普通です。
 どういうことでしょうか?

A214:大掃除ということは、底面濾過式ですか(濾過方式は必ず併記してください)。取り敢えず底面式として話を進めます(上部式であれば、丸洗いは必要ありません)。先ず安全な手順を示してから、原因と対策を考えます。
 先ず魚を一時的に移す容器に“飼育水”を張り、エアーストーンを入れます。コリドラスの場合、可能であれば個別に(これならば小さくても可)・出来なければなるべく大きな容器を用意します。もしコリドラス同士が接触するような狭さだと、擦れ合いなどのストレスから、胸鰭棘より分泌される毒素で、自家中毒を起こす可能性があるからです(水質急変時も危険)。移す砂利を水道水で洗ってはいけません。底面式においての砂利は、上部濾過槽内の濾過材です。先ずここにもバケツにエアーストーンを入れ、その上に全ての砂を取り(ここで濯ぐ必要はありません)、最後に“飼育水”をひたひたに成るようにします。水槽を丸洗いした後は、再び濾過装置・砂利を敷き詰めますが、可能な限り手早くやるようにして下さい(砂利のバクテリアを殺さぬため)。砂利はバケツから掬う際に、軽くヘドロが落ちる程度に濯いで敷きます(指の間から流す程度でよい)。砂利を移し終わったら、“飼育水”を砂利が沈む程度にひたひたに入れ、直ちに底面濾過槽のエアーを回します。“交換水”も、決して薬品処理しただけの水道水は不可です。必ず汲み置くようにします(エアストーンで回すと尚よい)。しかもハイポは水道水中の塩素量により量が変わる上、ハイポの量が多すぎた場合は、魚の表皮・鰓等を冒します(ハイポを握っていると、人間の皮膚まで剥げてくるほどです)。緊急時にどうしてもという場合には、矢張りコロラインなどの鑑賞魚用の薬剤(ハイポは写真現像用)を用いるべきです。先に“交換水”(無論温度を合わせたもの)を、水槽に全て入れた後に、魚の入っている“飼育水”を注入し(先に攪拌する)、出来れば網を使わずに、そっと魚も水槽に滑り込ませます(その頃には、水位が相当高くなっているはずなので。水が足りずに高さがある場合は、網で個々に水槽に)。水替えは魚・濾過バクテリアの維持のため、時間との闘いでもあります。
 白濁は魚由来(粘膜剥離など)・濾過機能不全(バクテリアに被害)のどちらか・若しくは双方が原因です。自家中毒の場合は手の打ち用がありません。アクアセイフが少しは効くかもしれませんが。濾過バクテリアの大量死であれば、市販されている投入バクテリアを入れますが、これも気休めです(入れないよりはよいといった程度)。ハイポ・塩素(若しくはその化合物)であれば、上記“交換水”を用いて1/2〜1/3の水替えが必要です。pHショックも見逃せません。今までの“飼育水”と、“交換水”(今回は水道水そのもの)のpHが極端に違うと、魚には大変なストレスがかかるからです。汲み置いて有れば先ず大丈夫ですが、緊急時などではpH試験紙などを用い、0.5〜1.0以上の差が有るようであれば、pH調整剤などで“交換水”を処理します。
 オトキンクルスやプレコは、劣悪な環境が長期に渡らなければダメージは少ない魚種です。陸に放り上げても、相当長い間生き続けるほどです。コリドラスとは比較になりません。


Q213:(07/May/2000) 白水久利 さん
 お久しぶりです。あれからキクラソマポルタレグレンシスは順調に子育てを行い稚魚も2〜3cmになりました。友人に分けたりしてけっこう喜ばれています。さて、昨日ショップにコリトラスバルバータスサンダーというコリドラスがいました。これはバルバータスの別個体なのですか?飼育方法は通常のコリドラスと同じでいいのでしょうか?

A213:コリドラスの流通名は把握しかねますが、バルバタスであれば管理法は特殊です。先ず水温が精々20℃を限度にするので、クーラーは必需品です(有った方がよいという段階ではなく、必須)。pHも低めを好むため、ピートモスを利用します(投げ込み式に詰める程度、若しくはそれ以上)。そして平和主義者のコリドラスの中では、異色の虐めっこであるため、混泳(特にコリドラス他グループ)には全く向かないことです。水流は相当あってよく(鰭の延びが違ってきます)、タイガープレコが長生きする程度の流量がベターです。


Q212:(06/May/2000) 事務カマス さん
 質問倉庫のQ5:(07/28/'98業務統括課マシンさん)を拝見致しました。私もカワカマスについて興味があり飼育には全然関係無いのかもしれませんが詳しく知りたいので以下ご回答を頂けないでしょうか。それとQ5にありましたように参考文献もありましたらよろしく記載もお願いいたします。
 質問:パイクEsox luciusの生態・生活史全般、特に産卵生態(どんな卵をどのくらいどこで産むのか)と回遊について。

A212:ノーザンパイクは五大湖周辺からアラスカ・旧大陸にかけて分布する、完全な寒帯魚です。ミネソタ・カナダにはシルバーパイクという変種も存在します。水草のよく繁茂した、澄んだ湖・流れの緩やかな河川を好みますが、本流・支流を問わず、汽水域にまで見られます。待ち伏せ型で、常に水草の中に隠れており、余り姿を見せることはありません。現地では捕食者の頂点に位置します。生後1年で繁殖可能になりますが、通常は3〜5年くらいの個体から産卵行動を取ります。ノーザンパイクの繁殖期は、雪解け(水温6〜7℃)と密接に関連します。桜前線と同様に3月〜6月と、産卵のタイミングはアイオワ州からアラスカ州まで北上します。産卵は深夜が中心で、早いものでも夕方、遅い場合は明け方にかかります。強風の日は避けるようです。流れの緩やかな場所を選び、水草(特にミリォフィラム)が繁茂している場所が条件で、湖の湾(連続する沼)に下りるという場所も見受けられます。一匹の大型メス個体に、5匹未満の小型雄個体が繁殖に参加することもあります。大型の個体は50万個(?確かに記載されている)もの卵を産みます。孵化には半月〜1箇月を要します。
 参考文献:
●『Freshwater Fish of the British Isles』 by Nick Giles (ISBN-1-85310-317-9)
●『A guide to the Freshwater Fish of Britain, Ireland and Europe』 by R.Phillips & M.Rix (ISBN-0-330-28690-0)


Q211:(26/Apr/2000) こっしー さん
 太田様へ はじめまして。「こっしー」と申します。会社のPCから失礼いたします。突然ですが、質問です。ショートノーズガー(12〜3cm)とダトニオプラスワン(10cm)とスッポンモドキ(10cm)の3種類を混泳させる事は可能でしょうか?可能だとすると、水槽のサイズはどの位が適当でしょうか?水草などは、入れないでベアタンクの方がいいのでしょうか?不可能だとすると、なぜダメなのでしょうか?いきなりですいませんが、宜しくご指導願います。

A211:スッポンモドキはユーモラスな見かけから、混泳水槽に導入する話をよく聞きます。この点はミドリガメも同様なのですが、カメの類は見かけよりも攻撃的です。水族館などにウミガメが泳ぐ大水槽がありますが、あれだけの広さがあるから可能なことで、甲長の十倍前後の容器では、あたり構わず噛みつく行動を何度も見ています(アオの方も)。サイズが小さいうちはまだよいのでしょうが、終生混泳可能かと聞かれたら、「大丈夫」とはとても言えません(特に家庭用水槽レベルでは)。排泄物の質・量も異なりますので、こちらでは分けて飼育・管理することをお奨めします。
 ダトニオイデスとガーパイクの混泳は、特に問題はありません。喧嘩は先ず無いでしょうが、ある日突然!ということが無いように、生きた小魚を餌にせず、配合飼料単用で管理すると尚安全です(ダトニオイデスの成長は遅いですから)。水草は構いませんが、ガーパイクが暴れると吹き飛ばされます。同様の理由から、流木などは怪我の原因となるので、入れない方がよいでしょう。どちらも活動的な魚種ではないので、とうぶんは90cm規格水槽で事足りますし、後はガーパイクが余裕を持って反転できるサイズの水槽に移すようにします。

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