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Q190:(28/Feb/2000) kouichi_takahashi さん
 去年の4月ころシルバーアロワナのことでお世話になった高橋です。今日なにげなくアロワナを見てみたんですが、またお尻あたりから突起状のものがすこしでてきてました。お腹もだいぶ大きいし、このところ餌もぜんぜん食べなくなってしまい、水槽の底の方で口をカクカクさせてるんです。おそらく産卵しそうな様子なんです。そこで質問なんですが、この雌一匹だけじゃかわいそうで、雄も飼おうと思うのですが雄雌の見分け方みたいなのもあるのでしょうか?よろしくおねがいします。

A190:性差に関してですが、ぱっと見て“これ”と言う部分が存在しません。近縁のバタフライフィッシュのような、臀鰭形状の差異も認められません。特に販売サイズの幼魚等では、雌雄の判別は“何となく”さえ不可能です。
 繁殖行動に付いてですが、全てのアロワナはペアを組むと言われています。しかし一部のシクリッドに見られるような強固なものとは考え難く、オスの選定が可能(以前に繁殖経験があるとか)ならば、あとはメス次第といったところではないでしょうか。
 現状での新規購入はリスクが多過ぎますが、可能ならば知人等の飼育している近似サイズの個体を、お見合いさせると言うのも手です。これならば負担増を強いられることも無く、リスクも最小限(運搬だけ)に押さえられます。


Q189:(25/Feb/2000) Takashi Kobayashi さん
 Q183の小林です。A183のご指摘通り、底砂の汚染が原因だったと思います。底砂を洗い、水槽を立ち上げ直しました。生き残ったコリドラスについては、グリーンFで薬浴させたところ、健康体に戻ったようです。ところで、A183で分からないことがあったのですが、『後ろ側に寄せて投げ込みを埋め込む方法(2基くらい)』とは、どんな方法でしょうか?。“投げ込み”とは何のことか分からないもので、すいません。
suisaku.JPG
A189
:言葉が足りませんでしたね。他の皆さんも、意味がわからない部分があったら、どんどん指摘してください。
 投げ込みは投げ込み式濾過器のことで、水作(図)と同義に使用しています。水作とは、よく金魚水槽などに見られる簡易濾過器です。これを2基くらい両端に埋め込み、底砂を活性化させるというやり方のことです。


Q188:(23/Feb/2000) 菊地基哉 さん
 はじめまして菊地基哉と申します。現在、60cmの水槽でポリプテルスセネガルス、ブラックゴースト等を飼育しています。今後、南米淡水アンコウタライロンの飼育を考えておりますが、これら2種の詳細な情報はあまり雑誌やホームページに掲載されておりません。そこでこれらの飼育方法について教えていただきたく質問しました。まず、南米淡水アンコウを純淡水で終生飼育可能でしょうか。?また、淡水アンコウ、タライロンとも他魚との混泳には不向きそうな感じがしますが、10cm程度の幼魚から飼育した場合、どのような魚となら混泳可能でしょうか?いきなりたくさん質問して申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

A188:バトラコイデス類の飼育法に付いては、当方のライオンフィッシュのところを参照して下さい。バトラコイデスの仲間は通常リーフ棲で、唯一(2種との報告もある)淡水性の種が存在します。問題は南米淡水アンコウが、純淡水産種かどうかなのですが、残念ながら当方では該当種の特定が出来ません。しかし情報が無い現実から推測すると、その種は相当レアであると判断されます。従って南米淡水アンコウに関しては、汽水〜海産性の種と考えたほうがよいでしょう。その為長期飼育には半海水以上〜海水の塩分濃度が必要と思われます。混泳は口に入らないこと・逆に淡水アンコウを突付かないこと、以上の条件をクリアする種に付いては可能です。
 タライロンを始めとするホーリーの仲間ですが、飼育の感触はずばりワニです。混泳は一切出来ません。丸太のようにじっとしている魚種ですから、混ぜたくなるのも無理はありませんが、単独飼育をして下さい。


Q187:(21/Feb/2000) 勝部 あずみ さん
 はじめまして、私は今ファハカを飼っています。90センチ水槽で飼育して、一年になります。現在、体長は30センチです。餌は人工飼料とクリル、金魚などです。このままで、まだ成長するんでしょうか?それとももう終わりでしょうか?また、寿命はどれくらいですか?教えて下さい。お願いします。

A187:ファハカと呼ばれる種類は、天然でも精々40cmとされており、水槽内で30cmも有れば、相当大型の個体ということになります。アフリカ産淡水フグ類は、水槽のサイズに合わせて、成長を遅める傾向が有るので、フルサイズが目標であれば、より大きな容器を用意します。但し現在のファハカは、恐らくそこら辺りが限度でしょう。
 寿命ですが、通常10年くらいです。大事に扱えば、もっと応えてくれるでしょう。


Q186:(20/Feb/2000) 中野 美尚 さん 
 はじめまして中野 美尚と申します。このHPを見つけまして非常に役立つことが多く参考にしています。そこで、これまで気になっていたことがありますので質問させてもらいました。熱帯魚ではなく一緒に飼っているゴールデンアップルスネイルの産卵についてです。5-6cm位の個体が5匹いたのですが、夜になると水面上に出て水槽の縁に唐辛子のような形で4cm位、黄色っぽく乾いたゼリーの様な卵の塊を生んでいました。これは実際に産んでいる最中を観察できました。店に人に聞いても分からなかったので、全部で10個ぐらいあったもののうちいくつかを水中に落とし、また、くっついたままで水につかるようにしたのと、そのまま水面上になるようにしたのと3種類の状態にしました。水底に落ちたものは溶けてきえてしまったようです。結局どの状態のものがかえったのか分かりませんでしたが、ふかしたものもおり、半年ほどで1cm位になっています。このアップルスネイルの卵の処置について教えてもらえないでしょうか、よろしくお願いします。ちなみに、親のほうは2cm程のものを購入し、半年で産卵、その後一ヵ月ぐらいで死亡してしまいました。

A186:有肺のグループは生活史が多彩で、それぞれに付いて記憶する必要があります。雌雄同体(カタツムリ)が有ると思えば、タニシ・キセルガイの様に仔を産むもの(卵胎生)・卵を産むにしても、モノアラガイのように水中のもの、ご質問のリンゴガイ類のように水上に産み付けるものなどが有ります。またリンゴガイ類の中でも、一部水中産卵の種類もあります(Marisa cornarietisなど)。但しこの件に関しては、貝に任せておけばよいでしょう。ゴールデンアップルスネール(Pomacea bridgesi)は、日本の田畑でも大繁殖しているジャンボタニシ(共に南米原産)と近縁なのですが、彼等の卵も稲などの水面から、相当はなれた場所に産み付けられています。水に触れさせる必要はありませんから、放っておいてください。ライトの熱による蒸散が気になるのでしたら、時々雨が降る程度に散水して下さい(多くの場合、全く問題ありませんが)。
 パタパタ死亡する場合は、餌不足が考えられます。大喰らいですから、大型魚用ペレットフードと野菜(レタスなど)を、彼等のために与えてやります。


Q185:(13/Feb/2000) 白水久利 さん 
 Q175の白水です。アドバイス通り、早速いじめられっ子を隔離し、ペアらしき2匹で飼育しています。特にけんかすることなく平穏無事に飼育していたのですが、最近また激しくけんかしだしました。よく観察してみると、土管に無数の卵が生みつけられており、どうも1匹が土管の中で卵を守っていてもう1匹が土管に近づくと威嚇するような感じでけんかになっているみたいです。まさか卵を産んでいるとは考えもしなかったのですが、これからどう対処したらいいのでしょうか。
 繁殖は経験がまったくないもので、良きアドバイスをお願いいたします。

A185:先ずは繁殖成功おめでとうございます。キクラソマ・ポルタグレンシスはそれ程一般的な種ではないので、繁殖は非常に歓迎されるものと言えます。
 シクリッドの繁殖において、エンゼルフィッシュやディスカスのように、ペアで育てるものも居ますが、今回は片方を追い払うタイプのようです。特に珍しい光景では有りませんが、個体の大きさに比べて水槽が小さすぎるので、追い払われた方の親魚が見守ることは出来ないでしょう。早々に隔離してください。いずれにせよ追い払われた方の親は、子育てを行い(え)ません。
 今後の作業ですが、シクリッドは親魚が世話を行うため、キーパーの仕事は水質管理(いつも通り)と、仔魚・稚魚への給餌だけです。孵化した仔魚は、暫くの間一箇所にかたまってへばり付いていますが、数日経つと自由遊泳を開始し、この頃から給餌も開始します。仔魚は割と大き目ですから、孵化したてのブラインシュリンプの幼生を中心(毎日)に、ベビーフードや溶かしたフレークなども混ぜて与えます。擂り潰したイトメも効果的ですが、水の悪化が早まるので余りお勧めしません(成長は早いです)。上からばら撒くよりも、柄の長いスポイトなどで、群れに向かって降り掛けてやるとよいでしょう。初めの内は親魚が怒るでしょうが、何れ慣れます。回数は多いほどよく、成長も回数に比例します。なるべく早く手が掛からないようにするには、日に3回以上は与えて下さい。餌のサイズは仔魚・稚魚の成長に合わせ、大きくしていってください。


Q184:(12/Feb/2000) 岸上 和生 さん 
 またまた教えていただきたいのですが........。最近水面のがとても気になってます。水を換えても水槽内を洗ってもだめなんです。フレークなどのえさから多少は油がでるとはきいたのですが.........。市販の油膜取りもほとんど効き目がないので何か油膜取りのいい方法があれば教えて下さい

A184:餌に油分が多い場合、矢張り油分の少ない餌に切りかえるのが一番です。フレークの油分が気になるのなら、顆粒状の餌に切り替えてはどうでしょうか。
 上部濾過装置であれば、排水口のパイプを水中に没させず、少し水面から離して表面を叩かせると、水中に溶けこんだ油分が濾過槽に回ります。ウール等の物理濾過材に付着しますから、これを連日水道水で洗浄するのも手です。補助的にエアーカーテンを設置し、油膜の部分を好気的にする事も幾らか効果が有ります。少々高価では有りますが、エーハイムの油膜取りには根強い支持があります。


Q183:(11/Feb/2000) Takashi Kobayashi さん
 小林と申します。久しぶりに質問させていただきます。60cmの混泳水槽で飼育しているコリドラスの何匹かが、水面付近を泳ぎ続けています。コリドラスのような底モノが、水面を泳ぐのは奇行だと聞いたことがあります。事実、このような行動が現れ始めたのは最近のことで、最初にこの行動を始めたコリは、ほどなく昇天しました。
 飼育環境が悪いとも思えず(最初に10匹購入後、9ヶ月目まで1匹も落ちませんでした)、同居魚(エンゼルフィッシュ数匹だけ)に問題があるわけでもなさそうです。寿命だろうか(現時点で購入してから1年経過)、と思っているのですが・・・。もし、病気ならば、対処法はあるのでしょうか。ご回答、よろしくお願いいたします。

A183:この症状は輸入直後の個体に、よく見られたものです。原因は色々言われていますが、小さな袋に多数詰められてくる為、胸鰭棘(有毒)での突き合い・単純に毒液の蔓延による自家中毒・擦れ防止の薬剤の影響などが取り沙汰されます。
 今回のケースは上記にはあたらないので、別の理由を推測する必要があります。種類が示してありませんが、コリドラスは非常に長寿ですから、一時期にぽろぽろ落ちるようであれば、水槽環境に必ず異常が出ています。とにかく底ものに異常が出た場合は、底砂の汚染を真っ先に疑ってください。口ひげが溶ける・各鰭の先端が丸くなる・眼球突出・充血(特に鰭の基部や腹部)が併発していたら、確実に底砂の汚染(雑菌の繁殖)です。水槽水面に泡が浮く・妙に臭うとなると、水自体がダウンしていますので、更に要注意となります。対処法は水替え・及び底砂の環境改善です。水替えは間隔を狭めて、どんどん行ってください。濾過槽の物理濾過材(ウールなど)は、毎日でも洗浄します。水替えの際には底砂をサイフォンで掻き回し、老廃物を流し去ります(ガスなども確認)。底砂の環境改善方としては、現在使用中の濾過器との併用ということで、底面濾過装置の導入をお勧めします。出来れば全面型がよいでしょう。逆に底砂が濾過槽の水でどけられて仕舞うくらい、薄く敷く程度に押さえることも有効です。半分くらい底のガラスが見えていると、手におえないほどの汚染は発生しにくくなります(しないわけではありませんから、洗浄はサイフォンで定期的に)。底砂が大量に敷いてあるのなら、後ろ側に寄せて投げ込みを埋め込む方法(2基くらい)もあります。
 問題無いとされるエンゼルフィッシュとの関係で、一つだけ考えられることは、飼育者が見ていない所で突付いている可能性です。特にコリドラスは空気呼吸を行うため、実にエンゼルにとって“目障り”な上下運動を繰り返します。また、白・赤コリなどはよく突付き殺されるという報告が、様々なメディアで報告されています。エンゼルとはいえ、あのシクリッドの仲間ですから、観察は怠らないようにして下さい。


Q182:(09/Feb/2000) June さん
 初めまして、juneと申します。 飼育歴9カ月の初心者で、ポリプや小型のプレコ等を飼育しております。 今回はタイガーP(現在4cm)について教えて下さい。  混泳:Qアラベスク(5cm)、ブロンズ(3cm)、ホワイトエッジブッシー(6cm)各1匹  設備:60cm(ベアタンク)、上部式(セラミック濾材使用)+パワーヘッド(Tetra社のスポンジフィルター接続)、流木3本  給餌:ひかりクレストキャット、プレコ、Tetra社プレコ、コリドラス、チャーミープレコ各1粒(1回/日)   管理:ph6.8〜7.2(週1回1/3換水) タイガーは一番古く(4カ月)餌も良く食べガッチリした体型でしたが、今日水槽を覗いてみると風船の様になっていました。 タイガーは太り易いと本で読んだ事が有りますが、突然のことで驚いています。  #1餌の量を減らそうとも思いますが、他のプレコが食いっぱぐれるのが心配です。  #2隔離して餌の量を減らす。  #3ただの肥満でしょうか、それとも何かの病気でしょうか?問題が無いのなら太ったままでも構いません。 自分なりに対処法を考えましたが、太田さんの意見を聞かせて下さい。 宜しくお願いします。      

A182:タイガープレコの肥満ですが、堅い装甲を含めて全体的にずっしりした感じになります。無論腹も膨れますが、不自然なほどにはなりません。肥満の解消には、お気付きの通り少々給餌制限が必要です。チップス系は一人占めが多発するので、砕いて与えます。病気でないのなら、隔離は避けてください。タイガー系は単独にすると、逆に余り食が進まなくなってしまいます。あのいがみ合いが食欲の秘訣なのです。しかし風船の様となると、話は別です。風船=腹部膨張とすると、トラブルが発生している可能性が高いです。タイガープレコを長期飼育出来ないケースが多いのには、@餌の不適・A水槽環境の不適があります。出来るものを試してみてください。いずれにせよ、腹部膨張は厄介な症状で、相当長期間そのままになります。悪化しないように仕向けながら、気長に付き合ってください。もしポリプテルスと混泳させているのなら、Aの方法はとらないで下さい。ポリプテルスの方が水流に参ってしまい、溺れ死ぬ危険性があります。
 @(この症状はイトメ・赤虫を大量に摂取すると、必ずといってよいほど発生するので有名です)に付いては、プレコ用の餌のみに絞る必要があります(キャット・コリドラスを停止)。古い(酸化した)餌は破棄してください。改善が見られない場合は、テトラ社のドロマリン単用を試してください。この餌はあらゆるナマズ類の腹部膨張を、引き起こすことの無い、究極の飼料です(シソール・シノドンティス・バンジョーキャット等にも有効)。細かくバラけるので、食いっぱぐれも有りません。但し溶け易いので、与える量には注意します。物理濾過材の洗浄も欠かせません。
 Aタイガー系のプレコには、ゴンゴンという流れが非常に有効です。逆にいうと、只排水口からぼとぼと落ちる程度では、流れらしい流れなどは発生しません。60cm水槽でしたら、レイシーのP-315/318クラス(90cm水槽用と名うたれいるもの。但し通常のガラス水槽ではフランジが狭すぎ、取り付けることが出来ません。アクリル水槽を用います。モーターの機種も、これ以上上げると水槽内が崩壊してしまうので、避けてください)を使用し、ワイド式上部濾過槽の排水口に、L字エルボを取り付けて壁面に流れをぶつけます。


Q181:(29/Jan/2000) Eiji Takahashi さん
 60cm水槽で、ヤマトヌマエビを数10匹飼っていましたが、日に日に数が減っていき、よく見ると何者かに食われたような残骸が残っていました。同居魚は、グリーンファイヤーテトラと、カージナルテトラと、コリドラス・ゴッセイです。犯人はだれでしょうか。

A181:こいつだ!と言える種類が居ません。残骸は死亡したヤマトヌマエビを、皆でたかって(含む・他のヤマトヌマエビ)食い荒らしたのではないでしょうか。考えられるのは、ヤマトヌマエビの脱皮不全による死亡です。脱皮中に死亡したのであれば、甲羅もふにゃふにゃの部分が剥き出しなので、テトラもバリバリいけるでしょうし(テトラはピラニアの子分です)、コリドラスも舐め付けます。水槽環境にエビに不適な部分が無いか、今一度確認してみてください。

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