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Q80:(03/23/99) 山田直人さん
 以前、ピラニアについて質問させていただいたものです。ついに、水槽の購入を致しました(60×45×45)
設置を行って3日程度たっています。(家が傾きそう)今回は、濾過についてお聞きしたいのですが、購入する際に、ショップの方にも聞いたのですが、上部濾過が現在の(60×30×36)と同等ですが、濾過能力は足りるのか?を聞いたところ、当然、水量が倍近くになるので、もう一台(上部濾過)設置する人もいると言われました、又は、スポンジフィルターを補助に入れる方法もと提示して頂きました。
 たまたま、使っていない30センチ用のエアポンプがあるので、これを使って補助の役目をつとめさせようかと考えたのですが意味があるのでしょうか。既存の水槽(60×30×36)も同様に、補助の役目程度にそのようなものを設置する事は良いことなのでしょうか。(現在、濾過不足とは思っていないのですが)
 そもそも、濾過不足とは?水が汚れていたら濾過不足?同一水槽内に複数の吸い込み?ポンプがあると水槽内のどこに設置するのが良いのかがわかりません。(上部濾過槽のポンプは左奥、補助は右手前設置?)質問する度に基本にもどって行くようで申し訳御座いませんがアドバイスをお願いします。

A80:水量は60cm規格(60×30×36)では約57[L]、今回の60×45×45では108[L]容量があります(重量的には相撲取りが一人位です。歩いたら揺れますが)。しかし待って下さい。水量を倍にしたから、魚を倍導入するという事でなければ、水質悪化の速度は変わりません。逆に水量が倍ですから、やや遅まると考えてもおかしくはありません。濾過能力がおっ付かなくなってから(すなわちピラニアがより成長したら)、それからでも濾過器の向上は遅くはありません。
 そもそも濾過の目安は、次回水替えまでに魚体が危険な状態に瀕しない様、水質を安定させるのが最低限の目的です。週一回の水替えでは最終物質の硝酸塩を、水槽外に取り出すだけでよいようにするのです。魚体の排泄するアンモニアが水槽内に残留しない様、水の白濁などがないよう、必要なものなのです。OOcmの水槽用にはOOcm用濾過器、というのはあくまで目安です。水質が安定しているのなら、それに超した事はありません(逆に水質悪化が甚だしい場合は、規定の2倍でも3倍でも濾過装置を拡充させる必要があります)。但し、魚は日々成長し、必ず濾過能力はその水槽環境に対して低下してきます。濾過能力は、濾過槽の容量に比例しますので、充実させるには濾過容量を増やす・つまりは他の濾過器を追加するのが一般的です。勿論エアーポンプに投げ込み式濾過器をくっ付けただけでも、それなりに有効ですから無駄ではありません。しかし魚体が大きくなってくると、水槽内に設置するタイプの濾過器は遊泳空間を阻害する為、外部式などが必要になるでしょう。
 濾過器・又はその配管する位置は、先ず貴方が作業し易い様に設置します。その上で、上部濾過でしたら排水口からストレーナーの直線から外れたところへ、投げ込み(スポンジなども)濾過器を設置します。

 注意:質問に対する回答は、質問に適合したものを示してあります。質問者以外の方は、質問内容を充分確認した上で参考にして下さい。例えばQ80の方の場合、収容魚は既存のピラニアを移行するのみですから、水槽を広くしたからといって、そうそうに濾過を強力にしなくてはならない事はない、といっているのです。これを読んだ方が、奥行きを30から45に変えても濾過槽を変える必要はない、と早合点してもらっては非常に困るのです。

Q79:(03/21/99) ひろさん
 先日はフィルターの件でありがとうございました。検討の結果、収容する魚などを考えやはりオリジナルの大型上部フィルターにすることにしました。
 今日質問させていただいたのは、別の水槽についてなのですが、実は今水槽の水の色でちょっと困っています。稚魚などを育てる為に買った60cm標準水槽なのですが、最近水の色が若干緑色っぽく濁ってしまいます。収容しているのは、シルバーアロワナ(13cm)、ポリプトテルス・オルナティピンニス(12cm)、ドワーフスネークヘッド(10cm)、セルフィンプレコ(8cm)の4種です。水槽を立ちあげたのは一ヶ月前で濁りが出てきたのは二週間程前からです、水槽には大磯砂を挽き、流木を入れてあります。水換えは一週に一度1/3程度、PHも中性から弱アルカリ性でいちおう安定しています。フィルターは上部式のみでろ材はウールマット、麦飯石、エーハイメックで、二日ほど前にピートを一握り程追加しました。ライトは2灯式のもので、一つのみを点灯させています。エサについてですが、一日2〜3回、朝もしくは昼間は、配合飼料のみを見ている間に食べる程度、夜は冷凍アカムシを一かけら(アロワナには浮かべて、沈んだものをその他に)という感じです。もしかすると水の循環が悪いのかと思い水作エイトを追加しました。専門書などを見ると、光が強すぎるかエサの与えすぎと書かれていますが、それが原因なのでしょうか?ライトも標準のものですし、エサは上記の通りで、食べ残こすどころか少ないかな?と思っています。私は四本の水槽を管理していますが、このような状況になったのは初めてで、どうしたら良いのか分かりません。
 アドバイス宜しくお願い致します。

A79:水が緑という事は、緑色のプランクトン・もしくは緑藻などが発生している為で、各書物にあるように富栄養・強光線で多く見られます。富栄養環境は、濾過の拡充・水替えの励行で改善するよりありません。他の水槽と同じ条件であるといっても、収容魚の個々のケースでそれぞれ異なる事がありますから。光源はライトの他、太陽光が差し込む場所などでも影響が考えられます。直射があるところとは限りません。玄関先にある水槽に何も発生せず、居間にある水槽に苔が多発する事はよくあります。水質がアルカリ性に傾くと、苔を呼び込む事もあるので、ピートの量を増やしてもよいかもしれません(pH6.8くらいを目標に)。臭い藍藻などは明らかにアルカリ性を好みます。水の白濁と異なり、緊急性は要しませんので、落ち着いて気長に対処して下さい。
 但し、アオミドロ・アオコ類の発生は、見逃すわけにはいきません。しかしプレコが居れば、この心配も杞憂です。


Q78:(03/21/99) 小嶋さん
 初めまして。私、愛知県に住む小嶋と申します。貴殿のホームページを大変興味深く拝見し、私も、常々疑問に感じていたことを、是非、お伺いしたく思い、送らせて頂きます。
 90p水槽(上部フィルター+投げ込み式)に大磯砂を1p程敷き、流木、パワーヘッドを入れています。
ロイヤルプレコ(20p)x1、タイガープレコ(10p)x4、ダトニオ(10p)x1、ダトニオ(9p)x1、ポリプ・オルナティ(18p)x1、Co.ステルバイx5、ロイヤルファロウェラ(20p)x1、レオパードクテノポマ(10p)x2、餌は、朝、夜の一日2回、メニューは、クリル、冷凍ブライン、冷凍赤虫、プレコフード(夜のみ)、忘れた頃にアカヒレ等の小魚、だいたい、上記の様な設定で飼育しています。
 雑誌等、読みますとあまり薦められる混泳では、無いように思うのですが、今はまだ、小さいので、全くと言って良いほど、トラブルは起きていません。しかし、水槽内でのマキシマムサイズ迄、現在の設備で出来る限り飼育したいのですが、やはり、無理が出てくるのでしょうか?他に60pが2本、40pが2本あるのですが、インペリアルゼブラのみ、アピストのナイスニー、パンドゥリニィのペア、等が居る為、その中には入れたくはない。
 もう一つ、について、です。ロイヤルは6p(1年半)、ダトニオは各5p(6ヶ月と5ヶ月)、ポリプは9p(5ヶ月)、これは、飼育始めの大きさと飼育期間です。ダトニオについては、ほとんどの物をガンガン食べるので、それほど、心配してはいないのですが、問題は、ロイヤルとポリプです。ロイヤルがひかりクレスト・プレコを食べている姿を見たことは、殆ど無いし、ポリプも同様に、餌を口にするのを、見ません。只、ポリプは、底砂を食べている(?)様な仕草を見ることはあるのです。この事は、餌は食べたいのだが、口に出来ない為、仕方なく、それらしき物を、とりあえず、食べようとしているのか。兎に角、その辺りが、少し心配ですので、今の餌、及び、その与え方で問題ないのでしょうか?
 以上の点、よろしくお願いいたします。

A78:ショップの水槽のその場しのぎと違い、終生飼育するのですから、トラブルは未然に防げた方がキーパーにも魚にもよい事でしょう。初めはどのような組み合わせでも、大したトラブルは起きません。しかし長期的に見て見ると、薦められていない混泳水槽には、必ずトラブルが発生します。
 ステルバイとロイヤルファロウエラは、真っ先に被害を受ける候補です。成長の早いオルナティピンニスは、今のサイズでも同長のふとみみずくらい食い切るパワーがあります。ロイヤルファロウエラの尾柄は、相当危険な状況にあります。成長の遅いダトニオイデスが、ステルバイを飲めるようになるまではまだ相当かかるでしょうが、飲んでからでは遅すぎます。しかもこの場合はステルバイの胸棘により、共倒れになる可能性があります(ポリプテルスも同じ。プレコ・コリドラスなど胸棘をカチッとセットできる魚種は、飲まれかけると口腔内でこれを行い、再び外す事はないのです)。
 又、スズキの仲間は同形魚を極端に嫌います。ダトニオイデス同士・ダトニオイデスとクテノポマの間でいずれいさかいが起こるでしょう。
 水槽をなるべく少なくしての分け方の例として、
@ダトニオイデス、ポリプテルスに120cmアクリル水槽。どうせこの両種は、90で飼い切る事は出来ません。
Aロイヤルプレコに90cm水槽。オルナティピンニスには、非常に危険な魚種です。
Bレパードクテノポマ、ロイヤルファロウエラ、タイガープレコ、ステルバイに90cm水槽。
 をお勧めします。確かに現在の他の水槽には、これらの魚種は入れない方がよいですから。
 餌に関してですが、ロイヤルプレコの腹はどうなってますか?縁が出っ張って腹が凹み気味ならば、何がなんでも餌を食わせなくてはそのうち餓死します。最初から堅い餌を食わない個体には、ドロマリンなどのふやける沈下性の餌を与え、もごもごやるところを確認して下さい。ポリプテルスの方は、底砂にはまった赤虫・ブラインシュリンプなどを拾っているだけでしょう。大量の赤虫・ひかりクレストキャットなどの沈下性ぼたんえさ等を撒いてみて下さい。餌はある程度量をまいて、見向きもしなくなったら(15分くらい)掬い取ってやるようにすれば、食いっ逸れる事はなくなります。環境に慣れれば、水面に浮くペレットを拾いに来るまでになります。


Q77:(03/19/99) ひろさん
 度々の質問申し訳ございません。実は前回と同様に、120*60*45のアクリル水槽のフィルターなどについての質問です。
 現在近くのホームセンターに売っている、
1.ニッソーのスティングレー専用と書かれたNEWマスター1200Sというフィルターと、
2.トモフジ(トレビ?)の120cm規格用フィルター
と、そのほかでは、
3.雑誌の通販でみつけたSHOPオリジナル上部フィルター(120*25*25ポンプは別売でレイシーの425)
 この3つでどれにしようか悩んでいます。もちろんサイズ、ろ過能からすると通販のものが一番良いのでしょうが(値段も一番高い)、現物を見ていないので少々不安です(出水パイプがついてなかったら、、、など)。
そこでこの3つだったらどれがオススメでしょうか?私は長野に住んでいるので生体や器具など、都心部に比べて値段が割高です。そのため今後通販などを利用しようと考えてますが、何か注意することはありますか?
あと、120*60*45水槽について基本的なことですが、ヒーターは何Wのものを使ったらよいのでしょうか?アドバイスをお願い致します。

A77:水草中心にテトラなどを、というのであれば前2機種で構わないでしょうが、大型種を入れるのであれば後者のワイド式が必要です。出来れば通販ではなく、自分の目で確かめた方がよいでしょう(後に送ってもらえばよい)。例えば濾過槽とモーター部の接合部分(ホースの連結部分)が、水中に有るか否かでも、安全面で相当異なります(アロワナなら大丈夫でも、ビッグキャットでは危険といった具合)。シャワーパイプがシングルかダブルか(パイプ孔は後でドリルで追加できます)、はては蓋に取っ手・空気孔が有るか無いかなど(まあ自分でも改良出来ますが)、チェック項目は幾らでも出てきます。幾つかのタイプを見比べて、ここまで揃っていればというのを納得して購入した方が安全です。どうしても通販で、というのでしたら、取り敢えずは信用して購入するより他有りません(私が確認できるわけではないので。ただパイプ云々の杞憂は不要ですし、部品が足りなければ請求すれば済む事です。前もってTelで確認を)。まあレイシー425が付くものでしたら、水の回転量は充分でしょう。ヒーターは400〜500Wを用意します。


Q76:(03/13/99) 山田直人さん
 ピラニアの件に付き、毎回、御丁寧な回答を頂きまして有り難う御座います。飼育環境改善の為、水槽を購入しようと考えています。以前にもお答え頂きましたが、設置条件を考慮すると以下のような条件しか出ませんでした、どのパターンが一番好ましいのかアドバイス下さい。
 1)既存水槽(60×30×36)はそのままで、もう一つ同サイズの水槽を設置し、各水槽に1匹と2匹に分けて飼育する。
 2)既存水槽を撤去し、90センチ水槽を新規に設置し3匹を一緒に飼育する。(120は無理)
 条件が以上に限られてしまいます、絶対の答えが無いとは思いますが、どちらが良い環境なのでしょうか。又、90センチの水槽についての知識がうといので、買い方、管理方法での注意点も教えて下さい。

A76:虐めが無くなるとは考え難く、先ず1:2に分けて飼育し、いずれ各々単独という方法がよいと思われます。
 もし90cm水槽に移行するという場合、給餌量を充分に行う必要が有り、濾過槽もそれなりの規模のものが必要でしょう。
 アクリル水槽を用意します。ピラニアが暴れても水槽が割れる事はなく、大きな上部濾過装置の設置にも耐えられるからです。ガラス水槽では結合部が貧弱な上、フランジがぺらぺらの樹脂製な為、レイシーなどの大型ポンプを噛ませる事が困難で、安定せずに事故の元となります。濾過さえ充分であれば、多少度を越した給餌法でも、週一回の水替えで水質はキープできます。


Q75:(03/13/99) 三澤さん
 太田さん、前回はブラックアロワナの飼育方法についてご教示下さいましてありがとうございました。
 今回もブラックアロワナについて質問させて頂きます。つい先日、念願の8cmのブラックを購入し、40cm水槽にいれて飼育を始め、餌に冷凍アカムシ、キョーリンのカーニバルを細かく砕いて与えています。大変基本的な質問で申し訳ございませんが、ご回答を頂ければ幸いです。
飼育環境:40cm水槽、濾過:上部フィルター(水中モータ式)
濾過材:シポラックス:1L + Power house 淡水0.5L サンゴ砂一掴み位(スットキングに入れて水槽へ投入)
水温: 28度 混泳魚:アカヒレ 5匹(残餌処理用として)アヌビスナナ活着流木 1個 アメリカンスプライト 1ポット
 Q1. アカムシですが、何度やっても7割くらいが沈んでしまい、うまく水面に浮きません。何かコツがあれば是非ご教示下さい (質問が基本的すぎて申し訳ありません)。
 Q2. カーニバルを一緒に与えていますが、興味がないのか見向きもせず、結局沈殿しています。これは、アカムシの割合を減らして人工餌を強制的に食べさせるしか方法はないのでしょうか?それとも暫くはアカムシのみでの飼育した方がいいのでしょうか?絶食も考えましたが、お魚マガジンの飼育方法をみると”稚魚の時の餌の与え方で今後の生存率に大きな影響がある”との事で躊躇しております。
 Q3. 稚魚に対しては水換えの頻度はどれくらいでおこなえばベストなんでしょうか?
 質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

A75:表面張力を利用しますので、ピンセットで摘まんだらフーフー吹いて一部を乾かし、すっと水面に差し込むようにして下さい。一部でも乾いていれば、ぼうふらの様に浮かびます。これだけは練習有るのみですから。
 必ず配合飼料を先に、赤虫を後にします。まず魚体に貴方が与えるものは餌である事を教える事です。初めはどうしても食い付きませんが、何らかの拍子に食い付くようになります。勿論、配合飼料に食い付かないうちは、赤虫を十分に与えて下さい(食い終わるまで配合飼料も一緒に浮かべておいて下さい。餌を食わなくなった時点で、残った赤虫と共に直ちに取り出すようにして下さい。餌を底に絶対溜めない様に)。強制給餌は食っていたものを食わなくなった場合に行うもので、この場合には全く適しません。
 水替えは基本の週一回で、水質悪化が目立つようであれば増やすのが適当です。水質の悪化によるショックは、個体が小さいほど影響をまともに受けます。水質ですが現在使用中のシポラックスはガラス製、珊瑚砂と併用では少々アルカリに傾くと思われます。珊瑚砂は濾過槽にまとめ、ストッキングにはピートモスを詰める事をお勧めします。ブラックアロワナの適性pHは弱酸性の6.5前後です。どうしても7.0を越えるようであれば、珊瑚砂は撤去します。
 アカヒレは気が荒いので、ブラックアロワナが虐められていないか十分注意して下さい。


Q74:(03/13/99) ひろさん
 いつもすばらしいアドバイスに感謝しています。
 先日、近くのショップに出かけたところ、ショップの180cm水槽に、多分お客からの引き取り物と思われる50cm程のシルバーアロワナがいました。とても悲惨な姿で目垂れやエラめくれなど原型をとどめていませんでした。現在、稚魚から飼育してるので何とか立派に育てようと、ギリギリのサイズと思われる120*60*45のアクリル水槽を入手しました、この水槽で将来アロワナの飼育をしようと考えています。
 そこで質問ですが、このアクリル水槽に各メーカーから販売している120cm用の上部式フィルターはどれでも取り付けられますか?サブフィルターについてですが、ベアタンクの予定なので大きいスポンジフィルターを使おうと思っていますがこの2つでろ過としては大丈夫でしょうか?照明についてですが、水族館等のように若干暗めの雰囲気を出したいのですが60や90cm用の照明を使ったらああいう感じがでるんでしょうか?
何度も同じ様な質問ですが、シルバーアロワナとの混泳で、サイズが同じくらいならダトニオやプレコ(セルフィンかオレンジフィンカイザー)とも可能でしょうか?アドバイスをおねがいします。

A74:勿論可能です。中央にフランジが通ってますよね。これに枠のフランジを股がけする様(要するに通常の小型水槽とおんなじ事です)、設置してもらえれば相当重量のあるタイプでも問題ありません。サブフィルターですが、アロワナをのびのび育てる(ごちゃごちゃ入れない)のであれば、充分です。ある程度大きくなれば、週一回の水替えが水質維持の重要なポイントとなります。照明は奥行きが有るので、逆に明るくする方が大変でしょう。勿論90用でも一灯であれば、相当暗いですが、こればかりは好みの問題なので、試して見て下さい。但し余りに暗いと、雑菌・小虫等が湧いて、鰓等に障害を与える恐れが有ります。90でも2灯式は点けてやった方がよいでしょう。
 ダトニオイデスは入れたいでしょうね。濾過を強く出来ますか?ダトニオイデスは相当大食漢な上、アロワナ・ナイフ類を嫌う個体が多いです。同居させるならアロワナよりも小さ目がいいです。セルフィンプレコは構いませんが、オレンジフィンカイザーには、流れが相当不足気味ですから、同居は避けた方が無難です。


Q73:(03/11/99) 山田直人さん
 昨日はピラニアの件につき有り難う御座いました。今までの飼育があまり良くない方法だった事に反省しています。餌の種類をさっそく替えてみました。ドロミンを朝(8時)あたえて、夜(8時)に生き餌(金魚)を与えています。金魚は、あまり与えないようにしようと考えたのですが、ドロミンの食いがあまりに悪い為に与えていす。今までの乾燥海老がいけないのかわかりませんがドロミンの食いが悪いのはもうしょうがないのでしょうか。無理にでもそれだけしか与えない等で対応するべきなのでしょうか?毎回、基本的な事で申し訳ございません。アドバイスをお願いします。
 ※今だに、水槽内に3匹入れたままです。水槽購入と設置場所の予定がたっていません。ただ、バックスクリーンの影響か以前のように暴れなくなりましたが逆に後ろを向いたままでおとなしくなってしまいました。

A73:ドロミンは香り等も余り無い為、特に食いが悪い飼料です。それでもいずれは食い付きますが、心配でしたらアロワナフード・ひかりクレストキャットなどを試して下さい。相当強い香りがしますし、色も赤いので食い付きはドロミンよりも早いです。餌の切り替えには少々時間がかかるものなので、根気よく続けて下さい。また、折角のピラニアですから、時々は様々な生餌(金魚・メダカ・ドジョウなど)を与えて、闘争本能を蘇らせてやってもいいでしょう(逆に同居の仲間を襲われても困るので、配合飼料をがつがつ食うようになるまでは、よく食う餌を与え続けることもやむを得ません)。
 ピラニアはそう泳ぎ回る種類ではなく、獲物が来るまでは割とひっそりしているものです。それはそれで好ましいと思われますが。


Q72:(03/11/99) Hiroyuki Ikeda (^-^)vさん
 初めまして、熱帯魚を始めたばかりなので、解らないことばかりです。
 この間60pの混泳水槽に、レッドテールキャット(10pくらい)を入れたら、グッピーが食べられたので水槽を別にしました。そこで、人工の餌を上げていたんですが、余り食べないのでアカヒレを買ってきて20匹入れてみました。すると、1日で全部食べてしまいました。
 そこで質問します、アカヒレは、1日食べる分だけ入れた方が良いのでしょうか?その場合、1回に何匹上げれば良いのでしょうか?それと、生来的にブラックアロワナセルフィンプレコとの混泳は、出来るのでしょうか?教えて下さい。宜しくお願い致します。

A72:幼魚サイズのレッドテールキャットには、そっぽを向くまで与えても構いません。急激な成長期にあたる為、どれだけ食っても直ぐに腹ぺこになるからです。また、この時期に餌をケチると、将来的に体型等、問題が生じる恐れが有ります。配合飼料・生餌を半々程度に与えて下さい。但し、余り急激に成長されると、次の水槽が用意できない場合は、配合飼料の比率をうんと上げて下さい。
 レッドテールキャットは口に入れば水温計まで飲む悪食家で、家庭用水槽では混泳はおろか、90や120規格水槽では終生飼い切る事すら出来ません。半年もしないうちにブラック・セルフィンともレッドテールの胃の中です。他の魚種に手を出す前に、水槽貯金を始めましょう(120×60×45アクリル・もしくはそれ以上を推奨)。


Q71:(03/10/99)  古口さん
 はじめまして、こんにちは。古口と申します。
 ポリプテルスの飼育についてお聞きしたいのですが、現在体長6cm程のエンドリケリーを飼育し始めたのですが、それについての本を読んだところ、エサをガンガン食わせて育て上げた個体は、巨大化はするがバンドの色が薄れる、と書いてあったのですが、私はあまり大きくならなくてもバンドがハッキリとするように育てたいのです。それでエサをセーブするというのは具体的にどの程度なのでしょうか?できれば目安として数ヶ月で〜cm位というのもお聞きしたいのですが。
 それと、やはり底砂は大磯などの様に黒っぽい方がいいのでしょうか。それと(なんどもすいません)他のポリプも体の模様に関しては一緒なのでしょうか?
 よろしくお願いします。

A71:絶対的なものでは有りませんが、ポリプテルス大型種は、小型・中型種と異なりどーんと肥満になり易く(運動不足等も絡んでいるのでしょうが)、そのために模様が薄く見える事が有ります(本質的には変わらない)。これを回避するには餌の質に気を付けます。大型種である事から、金魚・ワカサギ・エビ等を与える人が多いのですが、こればかり与えていると脂肪分が多い為、どうしても運動不足から肥満化します。配合飼料に餌付けて生餌とのバランスを取るとよいでしょう。餌付き難いとも言われますが、そんな事は有りません。餌の量をセーブしても、栄養が不足しては何にもなりませんから。目安は不要です。個体ごとに見ていかないと、取り返しのつかない事態になり兼ねませんから。痩せず太らずを毎日観察しながら、貴方の手で調節しましょう(いずれ体で覚えられます)。
 栄養の偏りで、発色は悪くなります。その点からも配合飼料に餌付ける事は、絶対に必要です。
 色飛びは起こします。特にベアータンクに強照明では必ず飛んでしまいます。縞模様のもの(ビキールとその亜種やデルヘジィなど)は特に気を付けて下さい。砂は敷くなら大磯・川砂などがよいです。ベアータンクであれば光量を落とし、流木などを転がして下さい。ローウェイやレトロピンニスは色飛びを起こしますが、ポーリィや老成パルマスなどは、殆ど色飛びを起こしません。


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