←←←(メインページへ)

最新の分類について

ハタ・アラ管理法



 種類:ハタは色彩の美しい種が多く、幾種か輸入されてきます。
 アオノメハタ<Cephalopholis argus>は、暗緑色の全身に散りばめられた青班が美しい種です。50cmになります。
 ミナミイソハタ<Cephalopholis leopardus>は、ユカタハタなどに混じって稀に見られます。20cmと小型で、水槽内飼育に向く種類です。
 ユカタハタ<Cephalopholis miniata>は、ハタの定番といっても良いでしょう。朱色の地に青班という模様は、非常に美しいものが有りますが、色褪せが必ず頭を悩ませてくれます。50cmと少々大型になります。
 ニジハタ<Cephalopholis urodelus>は、尾鰭の白線がポイントの、美しいアカハタです。サイズも25cmまでなので、水槽内飼育に向きます。
 カイモンハタ<Epinephelus merra>は、白地にアズキ色の班が大理石のように敷き詰められた、シックな美しさの種です。45cmになります。
 ハクテンハタ<Epinephelus caeruleopunctatus>は、黒字に白斑が散るものの、大変地味な種類です。75cmに達します。
 アカハタ<Epinephelus fasciatus>は、名前ほど赤くありませんが、眼球が非常に目立つ印象的な種です。30cmになります。
 タマカイ<Epinephelus lanceolatus>は、斑模様に黄色い鰭が特徴的な種ですが、300cmに達する怪物です。成長も非常に早く、水族館でなければ飼育できません。
 サラサハタ<Cromileptes altivelis>は、最も人気のあるハタでしょう。幼魚ほどひらひらした動きをするので、よく店頭で見かけます。成長早く、70cmに達します。
 ブルーハムレット<Hypoplectrus gemma>は、蛍光ブルーの美しい種で、我国のハタとは体型も相当異なります。10cmにしかなりません。
 バラハタ<Variola louti>は、派手さはないものの、特徴的な色彩が、成長と共に変化して行くのが魅力です。但し、80cmに達します。
 コクハンアラ<Plectropomus laevis>淡水魚のような大雑把な模様ながら、白地に縞模様と黄色い鰭が美しい種です。100cmに達します。
 アゴハタ<Pogonoperca punctata>は、ヌノサラシ科の可愛い種です。動きもぷりぷりしており、フグのようです。粘液毒(グラミスチン)を分泌する為、混泳には注意します。30cmになります。
 ヌノサラシ<Grammistes sexlineatus>は、ヌノサラシ科の基本種です。本種もグラミスチンを分泌する為、英語名をソープフィッシュといわれます。30cmになります。
 キハッソク<Diploprion bifasciatus>は、まるで狂暴なマンジュウイシモチの様相ですが、これもヌノサラシ科の一員です。30cmになります。

 飼育・管理:猛烈なファイターですので、基本的には単独飼育です。中南米のシクリッドと同じに考えて下さい。
 小型種は酸欠に弱いので、エアーレイションをしっかり与えます。海藻の繁茂した水槽には収容してはいけません。
 大型種は不死身です。恐らくは全魚中でも1・2位を争う強靭なものです。汚水・酸欠にも他魚が倒れていく中で、最後まで頑張ってしまう程です(地震で崩壊した水族館の映像を見ましたか?どぶのような水槽の中で、網の中でバシャバシャやっていたのは、エイでもサメでもタイでもなく、ほぼ全てがハタ類でした)。
 餌は何でも食います。大きくしたくなければ配合飼料のみで育てます。
 色褪せは問題ですが、春・秋の気温が安定している時期に、簡易プールに塩水(勿論人工海水で標準値に合わせたもの)を張り、日光浴をさせるのが一番効果が有ります。その際必ず付いていて下さい(水温の変化は勿論、非常によく飛び出す為)。
 ハタ類の移動に網で掬ってはいけません。鰓蓋に網が引っ掛かり、必ず破れてしまいます(破らなくては取れません)。大き目のビニール袋に追い込み、そのまま移動させるようにします。
inserted by FC2 system