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関連用語辞典


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[] a

アゾフ海(sea of azov):黒海の北に隣接。
アマゾン川(rio amazonas):南米大陸を横断する大河で、高低差は驚くほど少ない。ペルーからブラジル。
アラフラ海(arafura sea):豪州とニューギニア島に挟まれた海域。カーペンタリア湾よりも西側。
アラル海(aral sea):カスピ海の東側に位置する。ロシア。
アラビア海(arabian sea):アラビア半島・西アジア・印度に挟まれた海域。
アンモシーテス(ammocoetes):ヤツメウナギの幼生。鰭・口器・視力を欠く。
亜科(sub family):科と属の間。
亜種(sub species):種内の区別。
亜端位:吻端が並んで前上顎骨と下顎が最も先端。
脂鰭(adipose fin):尾柄付近に着く条を欠く(稀に有条)背鰭。古い形質。
鞍状班(bridle, saddle):背部に鞍のように乗る斑紋。


[] i

イルカンジ(irukandji):Carukia barnesi。アンドンクラゲの一種で豪州で猛威を振るう。イルカンジ症候群は本種・若しくは他の数種による刺胞毒障害。痛みは大変酷くモルヒネすら効かない。
イヤーフラップ(ear flap):一部のサンフィッシュ類の鰓蓋の一部が突出、更に着色して目立つ部分。
インダス川(indus river):アラビア海に注ぐ大河。パキスタン。
インド洋(indian ocean):アフリカ東海岸・西〜中央アジア・豪州に囲まれた大洋。
一属一種(monotypic):ある属内に1種しか存在しないもの。英語は一科一属の場合にも使用される。
育児嚢:ヨウジウオ目雄個体の持つ卵を守る袋。
異尾:→歪尾。
咽頭歯:コイ科の咽頭に並ぶ歯。
咽頭嚢:フナに見られるがコイには無い。


[] u

ウイルス(virus):核酸を一つしか持たず、他の生物の細胞を利用して増殖する完全寄生体。生物と物質の中間とも言われ、精製すると蛋白質の結晶となってしまう。全ての宿主に対して病原性を有する。
ウェーベル氏管:脊椎骨由来の器官でコイ目・ナマズ目にある。
(air or gas or swim bladder):脊椎に沿って通常一組。浮力調節・ガス交換などに使用される。発音に使用されることもある。これを欠くものも多い。


[] e

腋鱗(axillary scale"s"):腹鰭基部の大きな鱗(支持・保護用)。
鰓孔:頭部付近に開口する水・その他を体外に排出する部分。硬骨魚類では1対。
鰓蓋(opercle):硬骨魚類の鰓孔を覆い保護する組織(前鰓蓋骨+間鰓蓋骨+主鰓蓋骨+下鰓蓋骨)。
円形尾鰭:尾鰭の縁が丸いこと。
円鱗(cycloid):棘を欠く鱗の事で、丸い鱗の事ではなく、円鱗が円に限ることも無い。


[] o

追星(tubercles of Cyprinid):繁殖期のコイ科雄個体(稀に雌)に見られる突起。出現部位は頭部が多い。
横帯:背部から腹部に流れる帯。
横班:背部から腹部に流れる班。
(band, bar, stripe):縞模様。模様の一種で幅広く方向性を持つもの。
尾鰭(caudal fin):頭部と対極に位置する鰭。推進力の源。
尾鰭下葉(lower caudal lobe):歪尾の下方。
尾鰭欠刻(caudal notch):サメ類の尾鰭上部に有る切れ込み。


[] ka

カスピ海(caspian sea):黒海の東側イランとロシアに挟まれた縦長の湖。
ガノイン(ganoid):鱗を覆うエナメル様物質。ガーパイクやポリプテルスに見られる。
カリブ海(caribbean sea):新大陸と西印度諸島に挟まれた海域。メキシコ湾の南に位置する。
ガンジス川(ganges river):ベンガル湾に注ぐ大河。印度・バングラデシュ。
下位:前上顎骨と下顎が吻端よりもずっと引っ込んでいる。
外鰓孔:円口類の鰓孔。ヤツメウナギ目では鰓杷の収納される鰓嚢と同数(残り七つの"眼")。メクラウナギ目では鰓嚢と呼ばれる鰓器官は複数存在するが、出口は鰓孔一つに集約される。
外套腔:軟体動物の鰓と連結する空洞。殻側に外套膜・体部に内臓嚢を見る。
外套膜:軟体動物の殻の内壁を覆う膜で、海産種ではこれを装飾品とする種も多い。
外鼻孔:ヤツメウナギの眉間に開く孔。
下顎(lower jaw, mandible):いわゆる魚の下唇(人のものとは異なる)。歯が並ぶ場合も多い。
角質歯:ヤツメウナギの舌に存在する吸血用(固定)の歯。
下口歯板:ヤツメウナギの口器内側にある強大な角質歯。同定に役立つ。
下鰓蓋骨(suboperculum):主鰓蓋骨の裏(下半分くらい)に位置する補助。
河川残留型:特にサケマスに対する降海型と陸封型の中間で、一部の群のみ淡水域に留まるもの。
感覚孔:列をなして側線を形作る。水の動き(流れ・圧力)を感知するものであり、よく言われる「音を聞く」部分ではない。魚類に一般的だが、両生類の幼生にもみられる。
眼下骨(infraorbital bone"s"):眼球下の骨板。
眼下骨棚(infraorbital shelf):眼下骨に連続する溝。
眼径(eye diameter):眼球直径。
間鰓蓋骨(interoperculum):前鰓蓋骨と主鰓蓋骨を支える部分で、喉元に位置する。
眼状班(ocellus, plural):黒色円形で輝く縁取りの付くもの。縁取り班。
環状隆起線:鱗に形成される魚の年輪。
眼部棘(orbital thorn"s"):エイの眼球周囲の突起。


[] ki

キブ湖(lake kivu):ルワンダとザイール国境に位置する。南のタンガニイカ湖と連結。
奇鰭:→非対鰭。
擬鰓:鰓蓋に張り付く鰓弁様器官で、ホルモン産生や眼球と色素胞に活性を与える。
擬餌状体(esca):アンコウ類の誘引突起先端に付く疑似餌。発光するものも少なくない。
鰭条:鰭膜を広げる・畳む際に活躍。
汽水:淡水と海水の交じり合う場所。多くが河口付近。
基底(fin base):鰭と体部の接する部分。鰭条数が多くなれば基底も長くなる。
気道:鰾と消化管を連絡。古い形質。
(canine):円錐形の強大な顎に付く歯。捕食性の魚種にある。
吸引摂餌:コイ目魚種などの泥を吸い取って口腔内で分別される方法。濾過食性の一つだが鰓を用いない。
吸盤(disc):[1]ヤツメウナギの口器。[2]コバンザメの背鰭変形。[3]ウバウオ・ハゼの腹鰭。
胸位:腹鰭が胸鰭直下付近に着く。
胸部(breast, chest):喉〜腹鰭まで。ナイフフィッシュなどではこの部分が無い。
(spine"s"):[1]棘条。[2]サメの背鰭前にある強大な骨組織。[3]エイの尾にある有毒な突起。
棘条(spine ray):鰭条の内硬く先端が尖った骨状のもの。節もない。
銀毛(smolt):サケマス降海型のパーマーク消滅型(銀色一色に見える)。


[] ku

クラスパー(clasper):サメ・エイの交接器(腹鰭変形)。腹鰭の変形でクルクルと巻いて筒状をなす。
グレートバリアリーフ(great barrier reef):→大堡礁。
偶鰭:対鰭。


[] ke

肩帯部棘(scapular thorn"s"):エイの項部棘を挟んだ左右に存在する突起。


[] ko

ゴノポジウム(gonopodium):卵胎生メダカの雄が有する交接器。臀鰭の変形で畳まれ棒状をなす。
喉位:腹鰭が鰓蓋付近に着く。
黄河:渤海に注ぐ中国の大河。長江の北を併走する。
黄海(yellow sea):朝鮮半島西海岸と中国に挟まれた海域。
紅海(red sea):アラビア半島とアフリカに挟まれた細長い海域。
口蓋骨(歯)(palatine "teeth"):上顎の内側に沿って並ぶ突起群。
降河回遊(catadromous):ウナギなど海→淡水→海で一生を送るもの。
口器(oral or sucker disc):ヤツメウナギの吸血盤。
口腔内保育(mouth breeding):親魚の口腔内で卵を孵化させ、仔魚が危険になるとこれも口腔内に逃げ込む。口腔内保育を行う魚種をマウスブルーダーと呼ぶ。
喉部(jugular):喉(鰓蓋〜胸鰭付近)。
項部:後頭部の後方。
項部棘(nuchal thorn"s"):エイの中心線上眼球後方にある突起。
硬骨:外側より緻密骨質+海綿骨質+骨髄。脊椎動物の殆どはこの結合組織で成り立つ。
硬骨魚:骨部分の多くが硬骨により形成されるグループ。現生魚類の大多数。
後鼻孔(posterior nostil):鼻孔が二箇所開く場合の眼球側。
黒色色素胞(melanophore):黒色の模様の表現・ストレスにより拡張。
骨質板:ドジョウ科雄個体の肥大した胸鰭第二軟条基部。
口幅(mouth width):顎の裂け目から裂け目の最短距離。開く部分限定。
黒海(black sea):トルコ・ブルガリア・ロシアに挟まれた横長の海域。地中海に接続。
骨嚢:袋状の骨組織。
婚姻色:繁殖期の雄個体に発現する色彩。


[] sa

鰓蓋(gill cover):鰓杷・鰓弁を覆う骨格。主鰓蓋骨+前鰓蓋骨+下鰓蓋骨。「鰓捲れ」の鰓はここ。
鰓弓(gill arch or limb):くの字の上を鰓弓上枝・下を鰓弓下枝という。複数の鰓杷が伸びる。
鰓孔(gill opening or slit"s" or spiracle):軟骨魚類の頭部の後ろに開く襞状の鰓孔。サメ・エイなどに複数存在。英語のspiracleは軟骨魚類のみ(鰓裂・鰓溝)に使用される。
最終宿主:→終宿主。
鰓条骨(branchiostegal ray"s"):
鰓杷(gill raker"s"):鰓弓(上枝+下枝)の肋骨様部分。捕食性の強い魚種ではぱらぱら存在する程度だが、プランクトンフィーダーなどでは非常に密になる。「餌を鰓で濾し取る」の鰓はここ。
鰓弁(gill filament"s"):鰓葉。鰓弓の赤い部分(赤血球の色)。ガス交換を司る。「鰓の病気」の鰓はここ。
鰓膜:鰓蓋辺縁の弁の代用。
鰓葉:→鰓弁。
雑食性(omnivorous):肉質・植物を選り好み無く食う性質。
珊瑚海(coral sea):大堡礁〜オセアニアにかけての海域。
産卵管:輸卵管。卵を送り出す管。タナゴの雌では顕著。
産卵床(redd):[1]サケマス類の砂利底に掘られる産卵場所。[2]すり鉢状に掘られた産卵場所。[3](人為的含む)基質。


[] shi

仔魚(larva):孵化直後から稚魚までの間の状態。鰭条数が成魚と不揃い。
脂瞼(adipose eyelid):眼球を覆う膜。回遊性の強い魚種に発達。
糸状突起:ゴンベ科魚種の背鰭棘条先端に付く房状物質。
耳石:平衡感覚を司る。星状石・扁平石・礫石の総称。
櫛鱗(ctenoid):鱗(後方)に棘のあるもの。
縞模様(band, bar, stripe):帯。模様の一種で幅広く方向性を持つもの。
死滅回遊:熱帯域分布魚種の稚魚・若魚が海流に乗って北上(南半球なら南下)・夏季を中心に見られるものの、結局冬越出来ずに死滅してしまう現象(発見はされても定着は見られないというもの)。
雌雄同体(hermaphrodite):単一個体が雌雄の生殖能力を持ち合わせること。
終宿主:最終宿主。寄生生物の成体が落ち着く宿主。繁殖もここで行われることが多い。
縦帯:頭部から尾柄に流れる帯。
縦班:頭部から尾柄に流れる班。
縦偏:→扁平。
縦列鱗数:→側線鱗数。
宿主:寄生される対象。
主鰓蓋骨(opecular):鰓蓋の内最も端の部分。
主上顎骨(maxillary):前上顎骨を支える部分。
瞬膜(nictitating membrane):サメが捕食時に眼球を覆って保護する膜。
準夜行性(crepuscular):明け方・夕暮れに活動すること。明け方活動を準昼行性と呼ぶこともあるが、殆どの場合両方が活動時間なので使用されない。
循鱗(placoid scale):皮歯。サメの表面を覆う細かな歯。
上位:下顎が著しく突出。受け口。
上顎(歯)(maxilla, upper jaw "teeth"):上方の顎(歯)。
上口歯板:ヤツメウナギの口器内側にある強大な角質歯。同定に役立つ。
上鰓器官:→迷宮器官。
植物プランクトン(phytoplankton):細胞壁や葉緑素を持つプランクトン。鞭毛を有する場合も有る。
臀鰭(anal fin):肛門の直後に付く鰭。しばしば交接器に変形する。
臀鰭棘条(anal fin spine"s"):臀鰭棘とも。臀鰭前方の棘条。
臀鰭軟条(anal fin ray"s"):臀鰭の軟条。棘条がある場合は軟条は肛門より離れた位置にある。
唇褶(labial fold):サメの両顎周辺唇のような部分。


[] su

スケールイーター:他魚の鱗を剥ぎ取って専食する特化した性質。ペリッソドゥスやウィンプルピラニアなど。
スペック(speck):小さ目のイレギュラーなサイズ(形状)の班。これが大胆であればブロックと呼ぶ。
スモルト:→銀毛。


[] se

成魚:成熟した個体。卵→(卵壁)→仔魚→(鰭条)→稚魚→(鱗)→未成魚→(性的成熟)→成魚。
ぜいご:→稜鱗。
生殖孔:卵・精子の放出される部位。通常開口・窪む。
生殖突起:生殖孔が突出した状態のもの。
星状石:→耳石。
成長線:年輪。鱗や耳石に見られる縞。
性転換:文字通り雌→雄・若しくは雄→雌になること。前者は卵胎生メダカの一部・タウナギなど、後者はクマノミなどに見られる。
脆鱗(deciduous scale"s"):ちょっとした接触でぱっと散る鱗。細かく銀光沢の有る場合が多い。
舌歯:メクラウナギの舌に存在する歯。鑢・下し金の役目。
戴形尾鰭:尾鰭の縁がすっぱり切り立っていること。
背鰭(dosal fin):魚体の背側の鰭。しばしば分離・これを欠く場合あり。
背鰭棘条(dosal "fin" spine"s"):背鰭棘とも。
背鰭軟条(dosal "fin" ray"s"):背鰭の軟条。棘条がある場合は軟条は頭部より離れた位置にある。
尖形尾鰭:尾鰭の中心が伸張する。
ぜんご:→稜鱗。
前鰓蓋骨(preoperculum):鰓蓋構成の最も基部(眼球側)。
前上顎骨(premaxillary):いわゆる魚の上唇部(人の唇とは根本的に異なる)。
前鋤骨(歯)(prevomer "teeth"):上顎の内側前方にかたまる突起群。
全長(stotal length):TL。下顎先端から尾鰭先端を体の中心線に合わせた値。
前鼻孔(anterior nostil):鼻孔が二箇所開く場合の吻端側。


[] so

走海性(sea-run):降海性。海に降る性質。
走光性:光に向かって集まる性質。
草食性(hervivorous, vegetarian):水草を主食とする性質。コイ科のソウギョなど主に淡水魚。
藻食性:藻類を主食とする性質。主に海水魚。
総排出口(cloaca):消化管出口と産卵口などが分離せずに合体したもの。
遡河回遊(anadromous):卵(淡水)→若魚(海水)→産卵(淡水)。チョウザメ類・サケマスなど。
側線(lateral line):感覚孔の連続。鰓蓋から尾柄までが一般的だが、頭部に分布する場合もある。更に左右一列が一般的だが、3本以上が走る場合もある(カレイ目魚種など)。黒点を伴うこともある。
側線下方鱗(scales below lateral line):側線から臀鰭開始までの一列分の鱗数。鱗の配列上斜めになる。
側線上方鱗(scales above lateral line):側線から背鰭開始までの一列分の鱗数。鱗の配列上斜めになる。
側線鱗(lateral line or pored scale"s"):側線の感覚孔を有する部分の鱗。大抵一列、時に複数。尾柄まで一直線であれば「側線が完全」と称される。
側線鱗数(lateral line scales):縦列鱗数。
側偏:横から押し潰された体型。体高は高くなるが体幅は狭くなる。マンボウや大型アジなどがこれ。


[] ta

タンガニイカ湖(lake tanganyika):ザイール・ブルンジ・タンザニア・ザンビアの国境に横たわる細長の湖。キブ湖と連結。
第一宿主:寄生生物が孵化・出産直後に目指す宿主。以降段階に応じて第二・第三と続く。
第一背鰭(first dosal fin):幾つかに分離した背鰭の内、最も頭部に近いもの。
胎生(viviparous):子宮内で仔魚(胎児)が母体より栄養を受けて来たもの。サメの一部・グーデアなど。
大西洋(atlantic ocean):新大陸東側と欧州・アフリカ大陸西海岸に挟まれた大洋。
体軸:魚の縦方向の直線。
体高(body depth):背部の頂点から胸部の頂点まで。
体側:魚体を真横から見る、またその状態。多くの場合側偏した魚種の真横。
体長(standard "body" length):SL。前上顎骨先端から尾柄まで(尾鰭を含まない)。
第二背鰭(second dosal fin):第一背鰭に続くもの。
体盤(disc):エイの体の部分。
太平洋(pacific ocean):新大陸西側と東アジア・豪州に挟まれた大洋。
大堡礁(great barrier reef):豪州東側北部に存在する長大な珊瑚礁。
舵鰭(clavus):マンボウの尾鰭。背鰭・臀鰭と連続し境界は不明瞭。運動には全く役立たない。
端位:前上顎骨と下顎が最も先端。


[] chi

チャオプラヤ川(chao phraya river):メナム川。マレー半島に付け根に注ぐ大河。タイ。
稚魚:仔魚以降から成魚までの状態。鰭条数が成魚と同一だが鱗が未出現。
地中海(mediterranean sea):欧州とアフリカ大陸に挟まれた海域。
昼行性(diurnal):昼間に活動、夜間は休むこと。
抽水植物:葦など根・根付近の茎が水中に、後は空気中に有る維管束植物の総称。
潮間帯:波打ち際(塩の満ち引きで陸と海が交互に出現する部分)。
長江:揚子江。黄海に注ぐ中国の大河。黄河の南を併走する。
沈水植物:完全に水中に没する維管束植物。
沈性卵:底に沈む卵。粘着性を欠くものを特に分離沈性卵と呼ぶ。

[] tsu

対鰭(paired fin"s"):胸鰭・腹鰭といった正中線を挟んで組になる鰭。

[] te

ティモール海(timor sea):豪州とチモール島に挟まれた海域。
デトライタス:浮遊・沈殿するプランクトン様非生物群(無論微生物は付着してはいる)。
テトロドトキシン(tetrodotoxin):TTX。フグに特徴的な猛毒で、生物界(両生類・頭足類など)にも広く見られる細菌由来の物質。
底棲(benthic):水底面を活動域とするもの。ナマズ・チョウザメ・アンコウ・カレイなど。

[] to

トリクティス幼生:鱗の代わりに骨板が全身を覆う、チョウチョウウオ科魚種の幼生。
頭長(head length):前上顎骨先端から主鰓蓋骨の末端までの距離。
動物プランクトン(zooplankton):細胞壁や葉緑素を持たないプランクトン。鞭毛はこの限りではない。

[] na

ナイル川(nile):アフリカ大陸を縦断する大河。北に向かい地中海に注ぐ。
軟骨(cartilage):軟骨細胞+軟骨基質。硬骨よりもしなやかで弾力性がある。硬骨魚類の仔魚期にもみられる。
軟骨魚類:骨部分の多くが軟骨により形成されるグループ。ギンザメ・サメ・エイの類。分類を異にするものの無顎綱魚種も軟骨のみで骨格は構成される。
軟条(soft ray):鰭条の内節が有って柔らかく、先端が尖らないもの。種の判別でよく計測されるが、最終二本分は1本と数える決まりがある。

[] ni

二叉尾鰭:尾鰭が切り込んでいるがそれぞれが張る。
二重湾入尾鰭:尾鰭の縁が上部・下部でそれぞれ湾入を見ること。
日本海(sea of japan):日本列島と中国大陸に挟まれた海域。
乳頭状突起(papilla, plural):体表などに生じる肉の粒。元々持ち合わせている形質の場合も有るが、ウイルス疾患で生じる悪性の場合も有る。

[] nu


[] ne

粘着卵:繊維・粘液などで基質に固着する卵。全て沈性卵(付着沈性卵)。

[] no

鋸歯状(serrae):縁がぎざぎざ。


[] ha

パー(マーク)(parr "mark"):サケマス幼魚の特徴的な暗色班。降海する成魚では消失する。
バーベル(babel):→ひげ(コイ目・ナマズ目など)。
バイカル湖(baykal):ロシアのモンゴル国境付近に位置する縦長の湖。
ハドソン湾(hadson bay):カナダ本土とラブラドル半島に挟まれた海域。
背中線:魚の背側の体軸。
背面:エイ・アンコウなど扁平な魚種の背側。
破砕歯:貝殻などを噛み砕く象の歯のようなもの。ネコザメには下顎破砕歯がある。
腹鰭(pelvic or ventral fin):胸鰭の下・臀鰭の前方に付く鰭。欠くものも少なくない。
板状歯:幾つかの歯が融合して板状になったもの。ブダイ類・フグ亜目魚種など。

[] hi

ビクトリア湖(lake victoria):ケニア・ウガンダ・タンザニアに跨る円形の湖。
ヒョウモンダコ(blue-ringed octopus):Hapalochlaena maculosa。不自然な蛍光青の輪を無数に持つタコ。毒腺(テトロドトキシン)を持ち噛み付いた際に注入する。死亡率は高い。
東シナ海(east china sea):中国と琉球列島に挟まれた海域。
ひげ(babel):口周囲に存在する突起で感覚・味覚が備わる。コイ目・ナマズ目魚種など。
鼻孔(nostil):眼球より前に開く鼻の穴。
非対鰭(median or unpaired fin"s"):正中線に生じる背鰭・尾鰭・臀鰭といった単独で組にならない鰭。
尾部棘(tail thorn"s"):エイの毒棘。
尾部(tail):肛門から尾柄にかけて。尾鰭は含まれない。
尾部皮褶(lateral tail fold):エイの尾を縁取る膜。
尾柄(caudal peduncle):体と尾鰭の括れた連結部位。
尾柄班(caudal spot):尾柄に付く大きめの黒班。種により特徴的なことがある。
尾柄隆起(caudal keel):尾柄部に存在する突起。
皮弁(cirri, plural):装飾突起。皮質突起。頭部や体に散在する肉質の突起。擬態(特に海藻)などに利用。
(fin"s"):体から突き出る条と鰭膜により構成、運動・バランスの際に重要な器官。これを脚の様に使い這い回るものもいる。通常鰭条を動かして折り畳み自在。対鰭(背鰭・尾鰭・臀鰭)と非対鰭(胸鰭・腹鰭)の総称。

[] fu

プランクトン(plankton):浮遊性微細〜小生物の総称で、自力での行動を見せずに流れに身を任せている。
プランクトンフィーダー:→濾過食性。
ブロック(blotch):大き目のイレギュラーなサイズ(形状)の班。これが細かいとスペックと呼ぶ。
喉位:腹鰭が背鰭直下(胸鰭と臀鰭の中間)付近に着く。
腹中線:魚の腹側の体軸。
腹面:エイなど扁平な魚種の腹側。
腹部(abdomen):腹鰭〜肛門まで。腹鰭の位置(胸位・腹位)で極端に異なってくる。
縁取り班(halo):一つの班(主に黒色)を他の色が縁取ったもの。
付着沈性卵:→粘着卵。
浮遊卵:水面・水中を漂う卵。大量に産卵するものに多い。
不分岐軟条:分岐しない軟条。
不連続分布(allopatric):飛び石的な分布をみる。
分岐軟条:枝分かれをする軟条。
噴水孔(spiracle):軟骨魚類の眼球後方に開く孔。
分枝軟条:→分岐軟条。
吻棘:ノコギリザメ・ノコギリエイなどの鋸歯。
吻長(snout length):前上顎骨から眼球までの最短距離。
吻部(infraorbital):眼球より前方。


[] he

ベーリング海(bering sea):アラスカ・ロシア・アリューシャン列島に囲まれた海域。
ペルシャ湾(persian gulf):アラビア半島とアジアに挟まれた細長い海域。
ベンガル湾(bay of bengal):印度とインドシナ半島に挟まれた海域。
変態:急激な変容。通常はおたまじゃくし→カエルのようなものを指す。
扁平(compressed, depressed):上から押し潰されたような体型。体幅は広くなる反面、体高は低くなる。カレイやアンコウなどがこれ。
扁平石:→耳石。

[] ho


[] ma

マラウィ湖(lake malawi):タンザニアとモザンビークに跨る縦長の湖。アフリカ3大湖(ビクトリア・タンガニイカ・マラウィ)の内最南端に位置する。
膜蓋:ハゼの吸盤部位。


[] mi

三日月尾鰭:尾鰭の縁が湾入形よりも更に抉れてフィラメントに近くなる。
未成魚:稚魚が鱗の発現を見てから成熟するまで。
南シナ海(south china sea):インドシナ半島とフィリピンに挟まれた海域。

[] mu

無顎:口に顎を持たないこと。口器は筒状・円盤状。
無眼側:カレイ目の眼球の無い面。ヒラメは右・カレイは左。
無管鰾:鰾が気道と連結していない。
虫食い模様(vermiculations):短い波状班。
無脊椎動物(invertebrate):脊柱を欠く動物。節足動物・腔腸動物・棘皮動物など。
胸鰭(pectoral fin):鰓蓋直後に付く鰭。バランスや小刻みな動きに重要。
胸鰭班(humeral spot):胸鰭の根元に付く班。胸鰭そのものの模様ではない。
胸鰭遊離鰭条:鰭条がそれぞれ独立し、個々が感覚器となる。ツバメコノシロ・ホウボウなど。


[] me

メキシコ湾(gulf of mexico):メキシコ東側ユカタン半島と合衆国南部フロリダ半島に囲まれた海域。
メコン川(mekong river):インドシナ半島の大河。ベトナム・カンボジア。
メナム川:→チャオプラヤ川。
迷宮器官:上鰓器官。鰓腔上部に複雑に入り組んだ血管が張られ、空気から直接のガス交換を可能にする。ナマズ目のパンガシウス属・クラリアス属、スズキ目キノボリウオ亜目魚種などに見られる。
迷入:寄生体が目標の部位を外れ、宿主の他の部位に侵入すること。宿主が本来の種以外に置換された場合に起きやすい。

[] mo


[] ya

夜行性(nocturnal):昼間は物陰などで休み、夜間に活発に活動すること。


[] yu

誘引突起(illicium):アンコウ類の第一背鰭棘の変形で、先端に擬餌状体が付き獲物をおびき寄せる。
有眼側:カレイ目の眼球の集まる面。ヒラメは左・カレイは右。
幽門垂:サケ目などに見られる胃の幽門部(出口側)の袋状突起。
輸卵管:→産卵管。


[] yo

幼魚(fry, juvenile):仔魚+稚魚+亜成魚の総称。
幼生成熟(neoteny):幼生の形質のまま繁殖可能になるもの。
翼棘(alar spine"s"):エイの体盤端に存在する突起。
翼状突起:→卵黄突起。


[] ra

螺旋弁(spiral valve):短い腸で消化効率を上げるため生じるねじ孔様の襞。古い形質。
卵黄突起:鳥類の卵歯とは異なり、タナゴ類の仔魚が貝に固着する為のもの。
卵黄嚢(yolk sac):孵化後の仔魚が腹にぶら下げる卵黄。採餌開始までの栄養源となる。
卵生(oviparous):繁殖の際に卵を産むもの。
卵胎生(ovoviviparous):仔魚で産まれるが仔魚は母体から栄養を受けていないもの。


[] ri

離鰭:マグロなどの背鰭(臀鰭)から尾鰭にかけて付く棘状の微細鰭群。
陸封(landlocked):本来は降海性を示す魚種群が、河川などの連結を失って生涯を淡水域で過ごさざるを得なくなったもの。グループ全てが降海しない事が条件。このような生き方を自身で選択する場合もある。
両眼間隔域(interorbital space):頭部を上から見たときの右目→左目の最短距離。
両側回遊魚:産卵時期以外にも淡水・海水を行き来するもの。一般的な汽水魚。
稜鱗(caudal fulcrum):著しく盛り上がった部分がある鱗。アジのぜいご・ぜんごなど。
鱗板:板状の鱗(トゲウオなど)・若しくは鱗様組織(ナマズの一部)。


[] ru


[] re

レプトケファルス(leptocephalus):ウナギ目・カライワシ目魚種の葉状幼生。文字通り扁平柳葉状。
礫石:→耳石。
連続分布(sympatric):地理的に連続した分布をみる。


[] ro

ロレンチーニびん:サメ類の突出した吻部の裏面に開く無数の小孔。磁場の探知を司る。
濾過食性:泳ぎながら水を口に流し込み、鰓杷を使って微細生物・有機物などを濾し取る性質。ジンベイザメ・ウバザメ・オニイトマキエイ(マンタ)など。


[] wa

歪尾(heterocercal tail):尾鰭の上葉が下葉より極端に伸張するもの。古い形質。サメ・チョウザメなど。
若魚:稚魚・亜成魚の総称。
湾入尾鰭:尾鰭の縁が凹んでいること。


[] wo


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