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第113倉庫
(Q1121〜Q1130)



Q1130:(05/Dec/2016) ミギミギさん
 はじめましてミギミギと言います。キノボリウオを飼っていますが寿命はどれくらいあるのでしょうか?普通のグラミーは3〜5年とかよく聞きますけどキノボリウオとかキッシンググラミーみたいな大きくなるアナバスは長寿なんでしょうか。今飼いはじめて2年位です、まだまだ元気に見えますがもう大人なんでしょうか。20センチぐらいで60ワイド水槽でナマズ用の餌で飼ってますけれども90水槽に移した方がいいですか?長生きさせるには他にエビや魚をあげた方がいいですか?質問すみませんがよろしくお願いします。

A1130
 本種には最長で8年の記録があります。長生きさせるには水槽内環境から如何にしてストレス要因を取り除く(ける)かがポイントとなります。指摘通り水槽の容量(多い方が良い)を始め、水温・水質の管理や餌の種類・混泳相手など、可能な範囲で気を使ってやるのが良いでしょう。ただ、餌に関しては(バランス的に)配合飼料の方が優れているため、喜ぶとは言え生き餌の方はおやつ程度に留めるのが無難です。


Q1129:(14/Nov/2016) 糸洲さん
 先日はご返答ありがとうございます。糸洲です。ファイアーイールは餌のバリエーションを増やして様子を見ようと思います。トゲウナギを飼っている方って少ないのでしょうか。あまり情報が少なくアドバイスをいただけて助かりました。また質問になってしまうのですが、日本の店で見かけるタイヤトラックスパイニールジグザグスパイニールの判別方法を教えていただけないでしょうか。どうもこの2種がネット上やお店によっては混同されているように感じるのですが具体的な判別ってできますでしょうか?お恥ずかしい話なのですが、私も言われなければわからないと思いますし、お店の方に聞いても同じ種類で呼び方が違うだけ、という方もいらっしゃいました。私がよくいくショップでは2種はきちんと別々に販売しているのですがこれだ!といえる違いを探してもわからないのです・・・。どうかお願いします。

A1129
 アルマトゥス種(ジグザグ)とファウス種(タイヤトラック)は体側の模様がその名前の通りなので区別は容易です。基本的には2種共に濃褐色の体に白斑が着いたものと考えてよく、アルマトゥス種の場合はこれが大量に投下され、背部に一条・頭部から尾鰭に向かって雷波状(ジグザグ)の濃色帯が走っている(残った)感じになります。一方ファウス種の場合は体側全体に大きな白斑がズラリ並んだ状態(縦3列程度)となります。アルマトゥス種の腹側は無紋ですが、ファウス種の腹部にはこの明瞭な白斑が並びます。アルマトゥス種で画像検索をかけるとファウス種がズラリと表示されるので注意が必要です。尚、解剖学的には尾鰭鰭条数も異なります(アルマトゥス種の場合は15〜20本・ファウス種は12〜15本)。マクログナトゥス属(キルクムキンクトゥス種など)にジグザグを宛てている向きもありますが、横帯がみっしりのパターンなのでジグザグですらありません。


Q1128:(11/Nov/2016) 糸洲さん
 今晩は、管理人様に教えていただきたいことがありメールいたしました。トゲウナギの仲間、ファイアーイールの成長についてなのです。2ヶ月前に飼い始めまして赤虫を与えているのですが成長速度が気になります。20センチで購入して一回り位大きくなった気はするのですがトゲウナギは成長は遅いのでしょうか。ファイアーは大型化すると思っていますが水槽では大きくならないのでしょうか。今、110×60センチのアクリル水槽で飼っていますがこのサイズから飼いはじめて太くて迫力ある魚体になるのでしょうか。赤虫以外にまだ餌付けていませんが他にオススメの生餌はありますでしょうか。現在25センチ前後、太さは1,5センチ位です。良いアドバイスをよろしくお願いします。

A1128
 成長速度は然程早くはありません(かと言って遅いというほどでもない)。2ヶ月で一回りなら正常です。長生きしますから生きた分は成長すると言った感じです。水槽の広さは十分で、たとえ90cm規格水槽で管理していても、そのうち水槽いっぱい(なイメージ)のサイズになります。餌は何でも食います。口に入るサイズの小さめな川エビなどの甲殻類から小魚まで、冷凍餌・配合飼料にも容易に餌付きます。ちなみにこちらの画像の個体は配合飼料のみで飼育(水槽は180×90・混泳)、はっきりは覚えていないのですが50〜60cmくらいにはなっていたような記憶があります。また、水槽内ではこのあたりが限界サイズだと思われます。


Q1127:(25/Aug/2016) トーキンさん
 はじめまして、トーキンと言うます。件名に書いてしまいましたがマーブルドラスとサッカープレコを混泳させたいのですが良く動かない魚は貼り付かれてストレスになるって言いますよね。実際見たことはないのですがこのような混泳ってどうなのでしょうか。水槽は120×60×60です。マーブルドラスは今20センチ位ですがまだ成長しますかね?サッカーは25センチ位で今60センチ水槽にいます。以上ふたつの質問なのですがよろしくお願いします。

A1127
 生活圏が重なるドラスとプレコの組み合わせは最悪で、プレコに依るドラスに対する一方的な攻撃が続きます(双方のサイズは関係ない)。プレコがドラスに気付てしまえば常に満腹にする・流木などのシェルターを多く配置するなどしても無駄です。特にドラスは襲われても身動ぎすらしないためろくな結果になりません。マーブルドラスはもう一回り(30センチ位)はいくと思われます。


Q1126:(23/Jul/2016) 竹内良輔さん
 おはようございます。竹内良輔といいます。アクアリストなりたての初心者です。ミドリフグを飼いはじめたのですが、濾過材に使用している珊瑚砂から粉塵が出るのですがこれって洗浄不足なのでしょうか。よく洗ったつもりなのですが上部式濾過の掃除で月に一度濾過材をネットから出して水槽の水で濯ぐと白いハウダー状のものが出て濁ります。5,6回ガシャガシャ洗ってやっと目立たなくなるくらいです。ヘドロというよりはカルシウムみたいな印象です。ねっとりベトベトしてはいません。がボトムサンドみたいな白い粉が沈殿するのと濯いだ水がカルピスみたいになります。洗いすぎて珊瑚砂が削れている?ということは考えられますか。濾過材を洗いすぎなのでしょうか。珊瑚砂を濾過材に使うとこうなるのが普通なのでしょうか。水質が悪いのでしょうか。珊瑚がすりへっていく場合、どのくらいの周期で交換していくのがよいと思われますか。飼育水は白濁してはいませんが、上部式の底にも粉がたまっています。そのため、月に一度の掃除で濾過層ごと持ち上げて中身を出した後風呂場で洗っています。市販の60cm水槽セットで立ち上げた水槽でワイド式ではないです。濾過容量は2リットルもないと思います。水替えは週に2回一度に半分替えています。今のところアンモニア、亜硝酸塩は出ていません硝酸塩が2日ほどでわずかに検出されます。●濾過槽のメンテナンスとして適切なことをしているのかも自信がありません。生物濾過槽はできるだけいじらない、という意見もよく見ますし。特に珊瑚砂の扱いや状態が良好なのか、です。経験者のご意見をぜひお願いします。

A1126
 サンゴ砂は物理的・化学的な要因で縮小していきます。今回の質問にある現象は物理的な要因によるもので、特に問題になるものではありません。また、初めのうちはサンゴ砂にこびり着いた微塵が細孔から零れ落ちてくるものです。また濾過バクテリアの増殖率は大変なもので、この状況が原因で消えてしまうなどということはありません。検出されるのが硝酸塩のみである以上、濾過の状態は至って良好といえます。サンゴ砂交換のタイミングとしては粒が細かくなった(それにより目詰りが酷くなった)、pHが低下したまま、目で見えるレベルでサンゴ砂のかさが減ったといった場合に行います。交換は部分的(半量まで)を注ぎ足す感じ。新旧それぞれをネットに収め、積層すれば最小限のダメージで済みます。尚、濯ぐのは1回で十分・細粒はどうせ沈殿しますから、気になるのであれば底に溜まった段階でサイフォンで吸い出せばよいでしょう。


Q1125:(21/Jul/2016) 長谷川さん
 南米産のドルミテーターゴビーの大型になる種類の見分け方を教えていただけませんか。(リオドーセ)というインボイスの着いたものとエクアドルゴビーというものがいるのですがよく似ています。 とくにリオドーセのほうは汽水がないとだめなのかなかなか大きくなりません。この仲間は大型になるイメージで購入しましたが小型種もいるのでしょうか。

A1125
 ドルミタトル属について簡単に。本属には新大陸太平洋沿岸(Dormitator latifrons)、新大陸大西洋沿岸(Dormitator maculatus)、キューバ限局(Dormitator cubanus)、スリナム限局(Dormitator lophocephalus)、アフリカ産(Dormitator lebretonis)の5種が記載されています。前2種が大型になる魚種であり、後3種は前2種に比べれば小型種ということが出来ます(限局の2種は10cmにならない)。マクラトゥス種は西インド諸島を含むフロリダからブラジル沿岸にかけて分布しているため、分布域が重なる小型種のクバヌス種やロフォケファルス種と取り違えの可能性はあります。

本属大型種の簡易検索(判別のポイントは由来と鱗の大きさ)
ドルミタトル・マクラトゥス
 背部鱗大>腹部鱗大。縦列鱗数33。大西洋沿岸部に分布。
ドルミタトル・ラティフロンス
 背部鱗大=腹部鱗大。縦列鱗数31。太平洋沿岸部に分布。
 スリナム産のロフォケファルス種に関しては頭部が大きめ・側線鱗数が28(大型種は30〜40)であることなどから判別出来ます。クバヌス種はキューバ由来の個体であればチェックする、くらいでよいでしょう。


Q1124:(15/Jul/2016) 榊原さん
 初めまして榊原と言います。アフリカンシクリッドにあこがれるものです。(まだ飼ってません)ワンタイムメールから失礼します。オレオクロミス・タンガニカエと言うシクリッドなのですが生態について何かご存知ですか?図鑑にも載っていなくてもし飼育した事があれば飼いかたを教えてください!私はまだ学生なのでバイトができるまで90センチ水槽がやっとだと思いますがそのあたりも含めてお願いいたします。

A1124
 本種は飼育下でも30cmを超えますので、最低でも120×60cmの水槽が必要でしょう。湖産種ですから水質はアルカリ側に維持します(塩は不要)。水温は26±2℃の範囲。強い藻食性を示しますが、飼育においては良質な配合飼料で問題ありません。


Q1123:(05/Jul/2016) 塚本さん
 グレイイールキャットって120センチ水槽で飼いきれますか。本では80センチと書いてありますがどうなんですか。レッドテールみたいに馬鹿でかくなるんでしょうか。

A1123
 長期飼育例が見当たりませんが、データから推測するに最低でも180×90は必要と思われます(通常サイズの水槽飼育=×75%程度と考えて)。但し、天然もので150cmに達する記録(フィッシュベース)がある以上、家庭での維持管理は難しい水族館クラスの怪物と考えるべきです。


Q1122:(05/Jul/2016) 佐々木さん
 質問がありメールさせていただきました佐々木と申します。太田さまよろしくお願いします。ダイヤモンドクロマイドの水質について教えてください。汽水がいいという意見もありますが淡水でも終生飼育可能でしょうか。淡水の場合、アルカリがよいのか酸性がよいのかもぜひお願いします。 終生飼育するうえで最終的な大きさを知っておきたいのですが、30センチは超えますか。フィッシュベースですと平均20センチ、最大40センチとなっておりますがいかがでしょう。30センチくらいは目指したいのですが水槽ではならないのでしょうか。プレコと同居させたいのであまり成長が遅いと困りますがそのあたり等ご教授ください。それでは失礼します。

A1122
 ただ飼育するだけであれば純淡水で構いません。水質を中性に維持しプレコとの混泳も良いでしょう。但し、サイズを大きくしたいのであれば配慮が必要になります。同型と張り合うため90cm規格水槽での単独飼育か、120×60クラス(奥行きを確保してゆったりした環境)での群泳が望ましいです。飼育水は半海水レベルの汽水(淡水ではサイズが抑制される傾向あり、但し全海水は不可)でアルカリ性を維持・濾過材は全サンゴ砂とします。藻食傾向が強いので栄養バランスの良い配合飼料を与えます。環境が環境なため、プレコとの混泳は勧められません。


Q1121:(18/Jun/2016) 元さん
 はじめてメールします。元と言うものです。捨てアドですみません。バンデットレポリヌスは混泳できますか。レポリヌス同士、タイガーオスカー、ストライプトーキングキャット、ピンクテールカラシンとの相性を教えてください。またバンデットレポリヌス以外のレポリヌス全般の性質はどーなのでしょうか。今ストリアータスという種類を1匹だけ60センチ水槽で飼っていますがこれもプレコと混泳できますか。

A1121
 本種は同型・異型を問わずサイズ(質量)を合わせることで混泳が可能です。但し、動きが緩慢・フィラメントなどが伸長する・昼間は動かないなどの魚種は慎重に観察します(○○だから大丈夫・××だから駄目と断言出来るものではない)。逆にレポリヌスに対して攻撃的な魚種(オスカーなど)も混泳を避けるべきです。また、水槽が手狭になると衝突の機会も増えますので、力の均衡が崩れ出したら水槽サイズ(特に奥行き)を広くしていきます(導入後水槽に慣れた途端崩れることもある)。緊急時に対処するためのセパレータや、新水槽の設置場所の確保も考えておきましょう。一般的に中大型に育つカラシンは混泳に向きませんが、それは一般的な家庭用水槽(〜120)が手狭なためです。アノストムス科魚種(縄張りを主張する藻食傾向)にアグレッシブなものが多いとされるのもそのためです。例えれば小型テトラ類をコップで飼育するイメージです(逆に水族館などで様々な魚種を混泳出来るのはただただ広いから)。本科魚種は対象をちまちま突付いたり千切ったりしますので、その傾向が見られたら直ちに引き離すようにします。

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