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第108倉庫
(Q1071〜Q1080)



Q1080:(10/Dec/2011) ガンバさん
 はじめまして、ヤフーメールからすみません。ガンバというものです。よろしくお願いします。さっそくなのですがナマズとオスカーの混泳に関して教えてください。現在90cm水槽でワイルドオスカーを飼っています。単独で15?位まで育ちましたが今度水槽を大きくする際に何かナマズ等と一緒に飼いたいと思いまして色々探しています。オスカーとナマズは一緒に飼っても大丈夫ですか?アルミニウムキャットかオーネイトキャット、セルフィンキャットあたりが良いのですがオスカーとトラブルにならないものがあるか教えてください。一緒に飼っていて最終的に水槽飼育だとどれくらいになるか、オスカーと大きさのバランスがとれるか教えてください。

A1080
 アルミニウムキャット・オーネイトキャット共に重戦車系ですので、オスカーと混泳させるのならば前者は180×60×45cm、後者ならば180×90×45cm以上の水槽が必要です。正確な測定はしたことがありませんが、オーネイトキャットは水槽内でも相当大きくなります(120×60×45cmクラスでは単独でも狭過ぎ)。アルミニウムキャットは体が曲がりませんので、こちらも奥行きが必要になるものです。大型になるピメロデラ系は混泳には向きません。


Q1079:(07/Dec/2011) 菅野さん
 初めまして、菅野といいます。カショーロバルブについて教えてください。カショーロバルブ Macrochirichthys macrochirus の飼育方法を教えてください。飼育難易度を教えてください。混泳や食性などを教えてください。人工餌に餌付けられるか気になってます。水槽は120×60×45では狭いでしょうか。よろしくお願いします。

A1079
 本種は見かけ同様その扱いもカショーロと同じでよいようです。とすれば、ポイントを抑えれば特に難易度の高いものではありません。このタイプは驚き易く突進する恐れがあります(従って混泳には向かない)から、水槽の奥行きは全長の倍以上必要です(十分な退避距離は精神的な安定を齎す)。水質・水温は一般的=pH7.0・25℃。水槽内には水草を植え込むか、光量を制限(ライトを水槽の正面半分だけ照らすなど)した方がよいでしょう。現地に於いて本種は最大100cmに達しますが、フィッシュベースによれば通常35cm程度だそうです(120×60でギリギリいけるかいけないかといったところ)。配合飼料にも餌付くと思われますが、導入後暫くの間は生餌(死餌)との併用になると予想されます。


Q1078:(28/Nov/2011) shinさん
 はじめまして。HN:shinと申します。ハイフィンピメロディアについて質問です。よろしくお願いします。上記魚について当方、色々な本やネットを調べたのですが、全く情報が得られません。飼い始めて半年以上経つのですが、未だに手探り状態でして、状態は悪くは無いですが良好とは言えない。という状態です。若干、片目の表面に白濁が出ることがあり、餌食いも日により大食いだったり拒食だったりと安定していません。(状態悪いと言った方が正解でしょうか?) 飼育環境ですが、60p規格水槽で上部フィルターと投げ込み式二個を使用、照明はタイマー使用で一日5時間、水温27℃、ph7.0前後。同居魚はダトニオ二匹(12p前後)、パロット(10p)です。餌はキャット、カーニバルです。質問ですが、ハイフィンピメロディアについてご教授お願いします。本当に情報がなく、どの様な環境に改善してあげれば良い状態に持っていけるか判らず、悩んでいます。乱文、不明瞭な質問で申し訳有りませんが、宜しくお願いします。

A1078
 眼球白濁・不安定な行動からストレスを受けていることは明白です。まずはきちんと水質を測ります。pHだけでは意味がありません。必ず4点セット(アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩・pH)で測定を行います(「メールを送る前に」も必ず一読を)。数値に問題が出ればやるべきことは決まってきます。また、パロットに圧倒されている可能性もあります。そうでなくともこの組み合わせは将来的なトラブルの元凶足り得ますから、直ちにこれを隔離・別水槽に移します。底棲のナマズ類に対し、投げ込みを投入(しかも複数)して底面積を狭めているのも感心しません(上部濾過槽地をワイド式に交換、投込みは撤去が妥当)。このグループは特殊な要求をしないものですから、基本的な管理法を見直すことが重要です。


Q1077:(26/Nov/2011) 杉山さん
 はじめまして、杉山というものです。突然のご連絡をお許しください。初めて飼育してみようと思いました汽水魚についてご教示下さい。私は現在、八年程スパイニールとニホンウナギ、金魚を飼育しています。ひと月程前、120cm水槽にて約九年飼育していました琉金が死亡してしまい水槽を空けることになりました。また生物を飼育してみたく思い熱帯魚店へ向ったところピンクイール(ムラサキハリガネウミヘビ)Moringua raitaboruaという魚を発見しました。飼育について書物、インターネットを見ましたが本種の飼育についての情報を殆ど見つけることができませんでした。学名だけは太田様の分類のページから判明しました。学名をgoogleにて検索しましたが恐らくこの種類と思います。ウナギ目ということはニホンウナギにも近縁でしょうか。分かっていますのは学名、最大44cmということだけです。淡水にも生息していると店の方に言われましたが理想的な環境として塩分はあったほうが良いのか、PHにはサンゴ砂を使い8前後まで上げて良いのか、水温、餌は何が適するのか等お恥ずかしい話なのですが殆ど分かっていません。店でも餌は食べていないようです。120×45×45の水槽で複数飼育可能でしょうか?多種の同居は考えておりません。本種のみ飼育する場合の適切な環境をご教示下さい。お忙しいところ誠に恐縮ですがよろしくお願いいたします。

A1077
 分類学的にはハリガネウミヘビ類はニホンウナギに近縁です。但し、管理方法は随分異なります。輸入されてくるのは幼魚(葉状幼生後のもの)ですが、ハリガネウミヘビ類の幼魚・メス個体は地下生活者です(オス個体の判明しているものは深部棲、ピンクイールのオス個体が淡水・汽水域で確認されているのかどうかは不明)。一度水槽に放せば砂の中に潜り込み、当分の間・若しくは生涯お目にかかれなくなる可能性があります。元気な姿は水槽丸洗い時に砂の中から「こんにちわ」という感じです。どんなに頑張っても存在を忘れてしまうでしょう(その意味でも何かしら他魚種を混泳させたほうが良いかも)。同種の複数飼育は可能です。水温は25℃前後(地下生活者ですから上がり過ぎるのは良くない)・pHは7.8〜8.2くらいが適当でしょう(中性でも平気)。純淡水でも普通に長生きしますが、大きくならない気がします(従って塩分は加えたほうが良い)。水槽の底は海砂を敷きます(珊瑚パウダーでも可)。餌は赤虫やブラインシュリンプを消灯時に撒き、翌朝残っているものをサイフォンで排出します。正直与えられた餌を食っているのかはわかりません(餌を撒いても匂いを嗅ぎ付けて地面にわらわら出て来るということもない)。砂中に自然発生した微細な生物を食っているのかもしれませんが、それでも餌は撒いたほうが良いです。


Q1076:(25/Nov/2011) 佐藤さん
 はじめまして、佐藤宗太といいます。海水魚2年目の初心者です。私は小型ヤッコを主に飼っています。先日ショップにアカタチの幼魚を見かけ飼育方法を検索していて太田さんの分類のページを見つけました。イッテンアカタチの飼育についてご存知でしたら教えていただけないでしょうか。用意している設備は90cm水槽、上部式濾過、外部式濾過、ヒーター、クーラー、メタハラランプまでは自宅にあります。お店での扱いですがベアータンクに塩ビパイプをいれてストックされています。ショップの方に飼育法を尋ねたところ初入荷だそうでわかりませんでした。ブラインシュリンプしか餌付いていないようです。このような状態なのですが用意するもの、レイアウトやアカタチの性格などを教えていただけると幸いです。

A1076
 当方飼育したことはありませんが、手持ちのデータを纏めてみました。イッテンアカタチAcanthocepola limbataは最大50cm程になります。体は靭やか(蛇行)で行動は割と機敏です。従って最終的な水槽サイズは120×60×45cmといったところでしょう(サイズにあわせて大きくしていけばいいので、90cm水槽からで可。水槽内でフルサイズに達するかは不明)。底棲で砂潜り(営巣)なので、水槽底には珊瑚パウダーを少し厚めに敷きます(特に幼魚)。この場合アクセサリは一切不要です(その方が生息環境に近い)。大きくなってきたら珊瑚岩を組み上げ、塩ビパイプを仕込むようなレイアウトに変更します。深部棲なので水温は18〜20℃くらいが適当でしょう。25℃までとされるのは汽水域にまで顔を出すアカタチAcanthocepola krusensterniiの方です。照明も控えめ・水槽壁面の反射を抑えます(多分色に影響)。食性はプランクトン食(ブラインは適した餌)です。従って体の割に小さめな餌を与えることになります(アミ類など)。死に餌には直ぐに餌付きます(環形動物や甲殻類・軟体動物・魚肉片等、小さめにカットして)。現地ではペアや集団でいるということなので、同種同士の混泳は可能と思われます。打たれ弱いので他魚種との混泳は避けた方が良いでしょう。


Q1075:(11/Nov/2011) 小磯さん
 今晩は、小磯です。Q1065では有り難うございました。またオスフロとスパイニールの混泳についての質問です。Q1065でタイヤトラックスパイニールとレッドフィンオスフロ、パイレーツプレコの組み合わせについてアドバイスをしてもらったのですが、スパイニールの行動が解らずまたメールしてしまいました。・まず60cm水槽でオスフロ幼魚4cmを購入して入れました。そしてオスフロが一回り大きくなった頃、パイレーツプレコ3cm位を入れました。そこから1ヶ月以上経ってから最後にタイヤトラックスパイニール10cmを入れました。中はベアタンクに20cm位の一番細い規格の塩ビパイプ2本とプレコが遊べるように直径10cm程の太い塩ビパイプ1本を入れています。スパイニールの行動は導入から2日間塩ビ管に入りっぱなしで3日目にようやくアカムシを食べました。(グーラミィとプレコ用に配合飼料と混ぜて毎日与えていたのでもしかしたら見てない時に食べてたかもしれませんが)アカムシを食べるようになってから塩ビ管から出て来る事が多くなりましたがスパイニール導入から2週間程たち最近だんだん底にいない事が増えてきました。初めの頃とは逆にずっと中層をホバリングしているんです。食欲はあります。アカムシしか食べませんが撒くと吸い込んでいます。スパイニールとは慣れるとこうなるものでしょうか?人によく懐くと太田さんの管理法等でありましたが全く隠れず中層にいるのは…?もしかしてプレコと衝突があったのかと考えましたがどうでしょうか。
グーラミィの餌について教えてください。オスフロをはじめグーラミィは雑食のようですが、大きくなったら野菜や果物は与えても良いのでしょうか?その場合与え方などん教えてください。お願いします。

A1075
 トゲウナギ類が人に慣れる(恐れなくなる)と人影を見るや水槽の正面に陣取り、餌をよこせと催促するようになります(給餌の時間を決めていてもいなくても関係無し)。トゲウナギ類は同じような底棲魚・例えばプレコやポリプテルスと異なり動作が機敏で視力も利くため、餌が着地する前にキャッチ出来るから中層・上層を陣取るのです(行動パターンはパーチ系に近い)。これは餌の種類(沈降性と浮上性など)にもより、前出のプレコ・ポリプテルス類でも、飼育環境に慣れて浮上性の餌があると気付けば、どんどん上にやって来るようになります(セルフィン系なら水面に逆さに張り付き、餌を探し自由に移動するまでになる)。
 大型になるオスフロ系のグーラミィは水中の藻類のみならず、抽水植物などもバリバリ食うことが知られています。小・中型種も割と植物質を好む傾向があります。野菜(ほうれん草など)を与える場合は(個体に応じて)軽く湯がいた方がよいでしょう。大きめの断片を暫く浮かべておき、10〜30分くらい経ったら取り出します。果実は聞いたことがありませんが、オスフロなら構わない気がします。


Q1074:(03/Nov/2011) 小嶋さん
 はじめまして、小嶋といいます。ガーパイクについて教えてください。ショートノーズガーがガーパイク中で一番小型ですよね。飼ってみたいのですが家庭内で扱い易いオススメのものはどの種類でしょうか。(サイズと性質的に)店ではスポットを薦められましたが飼育しても成魚サイズが結構大きいようなので。ショートノーズは飼っているとどれくらいになりますか?あまり変わらないでしょうか。水槽内で60cm〜70cm位のガーっていますか教えてください。

A1074
 家庭用水槽で終生飼育出来るガーパイクはメールにある通りショートノーズガーです(サイズもそんなところ)。他の魚種は180×90×45〜60cm水槽では狭過すぎる為、水族館クラスの水槽・若しくは池などが必要です。尚、この仲間の飼育には住んでいる地域の地方条例に注意(特に通販を利用する場合)して下さい。規制されている場合があります(こちら)。


Q1073:(29/Oct/2011) KYさん
 キビレツチオゼンリの行動についてありがとうございました。KYです。病気以外でもあるのですね、初めて知りました。あの、この行動を相変わらず行っていますがこれによって鰓捲くれ等にはならないのでしょうか?妙な癖くらいに考えておいてよいものでしょうか。影響がなければ気になるのは塩だれくらいなのでほっとこうかと思っていますが・・・今回はもうひとつハタの分類についてお願いします。先日友人と夜釣りをしていて、マハタHyporthodus septemfasciatusと思われる個体を釣りました。10cm位の若魚でウツボの水槽に入れています。飼育する前にと「マハタ」で調べると、Hyporthodus  となっているものと Epinephelus となっているものがありますがこれはいつごろ分けられたものなのでしょうか?太田さんの分類のページではマハタ属Hyporthodus となっていますが Epinephelus属とHyporthodus属の違いについて教えてください。近縁(?)のマハタモドキとの判別方法についてもお願いします。素人の好奇心からの質問で恐縮なのですがよろしくお願いします。

A1073
 水鉄砲は自然界にはない不自然な行動(これによる弊害も無いとは言えない)ですが、止めさせる手立てがありません(勿論鰓病症状があるなら治療すべき)。水槽を高い位置に置く(飼育者を常に下で確認)とか、色々試してみてはどうでしょう。
 ヒポルトドゥス属は1861年にTheodore Nicholas Gillが立てたものですが、一旦消滅(エピネフェルス属に吸収合併)しています。そして2007年にMatthew T.Craigらによって復活を遂げたものです。分離理由は最近の例によって遺伝子検査に依るものです。本属とエピネフェルス属との区別は本属の方が寸詰まり体型でより体高があり、全体に背鰭棘間(欠刻より前方)の鰭膜個々(後端)が深く切れ込む傾向にあることです(例外は多少ありますが)。大きな後鼻孔の存在や、前鰓蓋骨隅角部に棘が数本存在する点もチェックポイントです。マハタは臀鰭辺縁が白色ですからマハタモドキとの区別は容易です(他に背鰭後端・尾鰭辺縁なども同傾向)。また、マハタモドキはマハタよりもより寸詰まりでずんぐりしており、傾斜のある丸顔で眼球が大きく見えます。


Q1072:(23/Oct/2011) アリさん
 こんばんはアリです。大型ドラスについて教えてください。メガロドラス、オキシドラス、バクーペドラ、シルバードラスについて教えてください。水槽は120*60だと彼等には狭いですか?彼等が皆水槽でどれくらいになるか教えてください。またメガロドラス、オキシドラスの各種類を教えてください。大きさや見かけの違いについてお願いします。

A1072
 ドラスの類は狭い水槽内でもどんどん成長します。特にオキシドラスとバクーペドラは120×60cm程度の水槽では身動きがとれなくなってしまいます(最低でも180×90cm)。しかも彼等は力が強いため、思わぬ事故を引き起こしかねません。動作が緩慢なメガロドラスは何とかやっていけるように見えますが、動く度に胸鰭を水槽壁面にぶつける為、カールしてしまう可能性があります。シルバードラスのみ、遊泳性が強くとも動作が機敏なので、終生このサイズの水槽で管理が可能です。それぞれの種類リストはこちら、各個の詳細(最大長など)はリストを元にフィッシュベースでチェックして下さい。


Q1071:(20/Oct/2011) KYさん
 今晩はKYです。魚の行動について教えて下さい。去年夏頃購入しましたキビレツチホゼリなのですが、最近水面でおかしなことをするのです。鉄砲魚の様に水面から鼻先を出して口から水を吐くんです。購入時8cmでしたので60cm水槽で飼っていましたが一年で15cm位になり1ヶ月前に90cm水槽に移しました。その頃から始めたと思います。濾過材の珊瑚砂と飼育水をそのまま移し、新しく海水と珊瑚砂を足しました。移す時に新しくライブロックもいれました。餌はキャット、カーニバル他アロワナフードを2種類に活メダカ、冷凍公魚、冷凍川海老です。水質は本日夕方でアンモニアが0、亜硝酸塩0、硝酸塩も検出なしです。(昨日水を換えました)水換えは週2回1/3です。鰓病、餌のめだか、引っ越す際に新しく購入したライブロックから来た寄生虫かと思ったのですが初めて見る行動で自信がありません。餌をねだってやっているようには思えないのですがどうでしょうか。かなり頻繁にやっていて朝水槽の蓋や床に塩がついていたりします。酸欠も考えましたが鼻上げの様なことはするのでしょうか?濾過方式は外部式+上部式。PH8,1です。長文になってしまいましたがよろしくお願いします。

A1071
 テッポウウオに限らず、スズキ目の一部の魚種(個体)は(飼育者などに対し)水鉄砲を撃ってくることがあります。フエヤッコはよく知られた存在ですが、メガネモチノウオなども豪快に浴びせてくる個体がいます。ハタは初耳ですが、同様の行動と思われます。

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