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第100倉庫
(Q901〜Q1000)



Q1000:(29/Mar/2010) 矢野さん
 こんにちは、ワニゴチの事でお世話になりました、矢野です。今回もカサゴ類に関して教えて頂けないでしょうか。ヤセオコゼの飼育管理について教えて下さい。3週間程前から3センチ位のヤセオコゼを単独飼育※しています。餌にヨコエビを与えているのですがこれだけではよくないと思い冷凍餌に餌付けようとピンセットで与えるのですが、人の手が水槽の上に来ただけでパニックになってしまい餌どころではなくなってしまいます。小型種はあまり馴れないとありましたがこのような小型個体は活餌の飼育が無難なのでしょうか?それとも大きくなれば肝が据わるものなのでしょうか?あまり小さい魚種を飼育したことがなく、餌やりがストレスになっているのではないかと心配です。また、適温と複数飼育についてもお願いします。現在24度で管理しています。この水温を維持して大丈夫ですか?複数飼育なのですが、淡水ハオコゼは60センチ水槽で複数飼育出来るとありましたがヤセオコゼは複数飼育可能でしょうか?サイズが小さいので混泳してみたいと思っているのですが・・・(可能なら繁殖もさせてみたいです)。もし可能でしたら60センチ水槽で何匹くらいが適当でしょうか?※現在飼育している容器は30センチ水槽です。度々申し訳ありません。よろしくお願いします。

A1000
 ヤセオコゼMinous pusillusに限らず、カサゴ類はよく人になれます。現状では怯えているようですが、いずれ飼育者が近付けば寄ってくるまでになります。焦る必要はありません。複数飼育は割と上手くいきますが、縄張りがあるので底面を引数で割った面積が十分であることが目安です(サイズが影響)。60cm規格水槽なら2〜3匹といったところでしょう(彼らは全長7.5cmになる)。珊瑚岩を1〜2個転がして区画整理を行うのも一考です。水温はそれで問題ありません。


Q999:(12/Mar/2010) ピロスさん
 たびたびお世話になっておりますピロスです。今回はベアタンク飼育についてお尋ねしようと思い、メールしました。まずは、先日相談した金魚(ピンポンパール)なのですが、体を底砂に擦り付ける行動が完全になくなるには至らず、いろいろな薬も試してみましたが効果はなし。一応、ピンポンパール専門のサイトに聞いてみたところ、「ピンポンパールは肌が弱いので軽いエロモナスになりやすい。それで痒がっているのだろう。エロモナスの発生原因は底砂に溜まる糞や餌の食べ残し。うちでは完全な底砂掃除はできないのでベアタンクに変えてみたら調子がよくなった。ただし、毎日の底さらいは必須」というお返事を頂きました。ですが、他の金魚サイトを見ると、「底砂は金魚には絶対必要。しょっちゅう口に含んでは出しを繰り返しているの見てもわかるし、水質安定には底砂に発生するバクテリアが有効だ」とも書いてあります。一般的な小魚は底砂があったほうがいいようですが、金魚の場合はどうなのでしょうか?ディスカスなんかも底砂や水草を入れて飼っている人もいますから、迷ってしまいます。 また、コリドラスについても、「コリドラスに底砂が必須なのは当然だが、あまり厚く敷くと底が腐ってかえってよくない。ちょっと手ではらうと水槽の底が見える程度に田砂など細かい砂を入れてやればいい」という意見を見ました。こちらについてはどういった見解をお持ちでしょうか?コリドラスに関してはちゃんと飼育できている自信があるのですが、よりよい方法があればな、と思いご相談させていただきました。よろしくお願いします。
 あと、別件で、60ワイド水槽(ニッソーNS-7M)にレイシーの上部フィルターRF-60Nを設置したいのですが、相談した店員さんに「アクリル水槽じゃないと危ないよ」と言われました。やっぱり無謀でしょうか?こちらは商品名が問題かもしれませんので、一部伏字にしていただいてもけっこうです。

A999
 管理が行き届かなければ日和見感染症が発生する、底砂に接触する機会の多い金魚やコリドラスは汚染の影響を受け易いということです。忙しくて底砂管理が行き届かないのならベアタンクで良いし、定期的に底砂をクリーニング出来るなら敷いた方が良い、とメールにある全ての意見が言っているようですよ。私も同意見です。厚みに関しても全く同様ですね。
 濾過装置の方は多分重量を心配しているのでしょう。ガラス水槽はデリケート(品質も影響)ですのでアクリルの方が無難です。事故が起こってからでは遅いですから。


Q998:(24/Feb/2010) 矢野さん
 こんにちは、いつもお世話になってます矢野です。また今回も海水魚に関して教えて頂けないでしょうか。ワニゴチボラの飼育管理方法を教えて下さい。カサゴ等と同じで良いでしょうか?特に水温についてお願いします。また、やはりコチにも配合飼料はよくないでしょうか?(餌付くのでしょうか?)ボラに関してもお願いします。3センチ程のボラを採集し、現在半海水で飼育しています。子供の頃淡水で飼っていた時にある日突然死させてしまった事があり、今回は長生きさせてあげたいのですが半海水では長期飼育できないでしょうか?もうひとつ教えて下さい。ライオンフィッシュ淡水ウツボ(Gymnothorax polyuranodon)淡水カサゴは純海水でも飼育して大丈夫でしょうか?何度もすいません。よろしくお願いします。

A998
 ワニゴチInegocia guttataはカサゴと同様の管理方法で構いません。水温は25℃を超えなければ良いでしょう。配合飼料は与えず、死餌・冷凍餌などの生の餌を与えます。ボラの仲間も25℃で構いません。ボラの飼育では広い水槽(遊泳性が強い)と配合飼料をふんだんに与えることがポイントです。淡水性の魚種以外は半海水〜全海水で飼育します。成長とともに塩分濃度を上げた方が安全です。ボラ類にはエアーレーションの追加も良い結果を与えるようです。淡水カサゴNotesthes robustaとポリウラノドン種は淡水域を生活圏にしており、全海水での飼育は可能でしょうが長期的にストレスを与えると思われます。ライオンフィッシュ(Allenbatrachus grunniensなど)と淡水ハオコゼNeovespicula depressifronsは全海水で構いません。南米から来るライオンフィッシュPotamobatrachus trispinosusは純淡水棲です。


Q997:(09/Feb/2010) 3144さん
 太田様初めまして、HN3144と申します。いつも拝見させていただいております。ゴスリニアについてご教授頂きたいと思います。15cmの個体を地方のペットショップで購入しました。馴染みのお店で、ショップでのダメージが怖く、問屋さんから入荷直後、着死の確認とパッキングのやり直しだけしてもらい、引き取りました。導入後5日経ちますが餌を食べておらず、メダカ、小さめのドジョウ、スジエビを常時入れております。頬がこけたようになっており、4か所ある鼻孔の前後で、間の皮膚が深くはありませんが削れて白い肉の部分でつながった様になっており、ヒゲの所々に白い塊が付き、少し溶けたようになってます。白点病、呼吸の乱れは特に無く、ユラユラ泳いでみたり、胸鰭で立つポーズをしています。ナマズには良くないかもしれませんが、メダカ用の塩をメーカー規定量で使用しております。水槽は45−25−25cm(広すぎると餌が取りにくいと思い、落ち着いてから移動するつもりでした)ph6,5 亜硝酸0.1前後 水温23℃ 内部フィルターのシャワーパイプとエアストーンでのエアレーションを行っております。過去の質問のページ、アクアマガジンbQビッグキャット、1995年のアクアライフの特集等読み、一通りの知識は身につけたつもりです。難しい魚で覚悟はしており、良くも悪くも結果が出るまで時間が必要かとおもいますが、不安になってしまい、長い付き合いがしたく、なんとかこの状況を解決したいと思っております。魚の飼育経験は10年ほどで、ほかに、バンピラ、ゼブラキャットを飼育しております。そちらは順調です。お忙しい所、ありふれた質問でお手数おかけしますが、立ち直すため、太田様の御知恵と御見解を頂きたいと思います。何卒、宜しくお願い致します。

A997
 輸入直後の遊泳系ナマズにはよく見られる症状です。水環境が合わないと体には張りがあるのにフィラメントが崩れていくのです(放置すれば痩せてそのまま死亡)。フィラメントが崩れた個体は調子も崩していますから、まずはフィラメントの復活に全力を上げます。餌が採り難いなんてことは考えなくてよいので、(現在15cmであるということで)90cm規格水槽での飼育管理に切り替えます。システムの構築方法は濾過能力と水流を重視するバンデッドピラムターバのものに準じます(Q971など過去ログを参照、全く同じで結構)。pH6.5という数値も良くない傾向です。水質は中性を保つように心がけ、水質が安定するまでは水換え頻度を上げます(水質の維持を力尽くで行う)。


Q996:(08/Feb/2010) KYさん
 いつもお世話になっています。KYといいます。 飼育について教えていただきたくてメールいたしました。また海水魚についてなのですが今回ヌタウナギEptatretus burgeriについて教えてください。ショップにて20センチほどのヌタウナギを発見し、飼ってみたいと思いこの種に関して店員にも聞いたのですが飼育についてわかっていることが少ないとのことで質問させていただきました。お聞きしたいことは、 @まだ飼育していませんがそもそも水槽で飼育できますか?A適応できる(好ましい)水温はどのくらいでしょうか?B餌に配合飼料は使用できますか?(消化能力など)また餌は魚肉(+エビ)だけで大丈夫でしょうか?D(飼育が可能であれば)長期飼育するために他に注意点などありましたら教えてください。よろしくお願いします。

A996
 扱った経験がありませんのでアトラスの受け売りです(東京大学三崎臨海実験所でも似たような管理を行っていました)。まず飼育する場合は数匹群れで収容します(単独飼育で影響が出るのかは不明)。大型になるので水槽は可能な限り大きなもの(150〜180センチ水槽、奥行き重視で丈は不要)を用意します。ちょっとしたストレスでガンガン粘液を放出するため、濾過装置はオーバーフロー式が良いでしょう。ウールボックスに落ちる粘液は夥しく、場合によっては毎日洗浄する必要があるようです。排水口は水面下に位置させます(うねりは良いが気泡はダメ)。水質は一般的な海水魚に準じますが、水温は14℃を超えないようにクーラー必須・照明は小さな電球程度に抑え薄暗い環境を用意します(紫外線厳禁、地下室推奨)。泥に潜る性質ですので、身を寄せる場所が必要です(体が何かに触れていないと不安がる)。捕食性・動物質腐食性が強いので、基本的には何でも食うと思われます(魚の調理で出る内蔵なども良いおやつになるかもしれません)。また、凶暴なのでヌタウナギ以外の生物は混泳不可です。


Q995:(08/Feb/2010) アリさん
 アリです。今回も前回のウツボの件なのですが、先日はすいませんでした。画像を添付しましたので前回の産地と画像で判別できましたらお願いします。撮影は携帯電話ですが大丈夫でしょうか?なかなかタイミングよく出てきてくれないので頭部だけしか撮れませんでした。よろしくお願いします。写っていない身体ですが凝視できた訳ではないのですが、鰭に模様などはありません。身体も頭とほとんど同じ色です。お願いします。もうひとつ教えて下さい。配合飼料単用がよろしくない魚としてウツボがありましたが毎日食事の度に生餌と半々ずつ与えたりするのは大丈夫でしょうか?よろしくお願いします。

A995
 こちらではGymnothorax phasmatodesGymnothorax pindaeを候補に上げます。後者の可能性の方が高いですね。餌は色々与える分には構いません。生き餌単用ですとバランスが取れませんから。配合飼料単用では痩せます。


Q994:(29/Jan/2010) アリさん
 いつもお世話になってます。アリといいます。以前クロダイとシマイサキについて教えていただきました。ありがとうございました。今回また教えていただきたいのは3ヶ月前から飼育している「白いウツボ」の種類です。発売名はウツボspでした。特徴は1.白い(全身白いですが少し灰色がかっています) 2.インドネシア スラウェシ産 3.現在大きさは17センチ位です。私なりに調べてみたのですがあまりはっきり断定できず(英語が未熟なせいもあるのですが…)Gymnothorax angusticaudaではないかと思っていますが、自信がありません。他に該当する種類がありましたら教えて下さい。よろしくお願いします。。

A994
 情報がこれだけで画像も無しではこちらで判断しようがありません。ここなどを参考に自分でチェックして下さい。


Q993:(17/Jan/2010) 辻さん
 こんばんは。太田様。以前、何度か質問させて頂いた辻です。今回もご教授願いたいのですが、ショップで個体を購入しようと思い、目当ての個体を見つけたのですが、混泳水槽でのストックの個体で、喧嘩等で傷を負い、その傷口から肉瘤みたいに盛り上がっているのです。よくある事だとは思うのですが、ネットで色々調べましたが、具体的な表現がイマイチ解らず、該当するものがありませんでした。この、傷口が化膿したように、肉が盛り上がってる状態は完治するのでしょうか?目当ての個体なので、完治する見込みがあるから、多少のリスクがあっても、購入しようと思うのですが…………宜しくお願い申し上げます。購入予定の魚は、7〜8センチほどのテキサスシクリッドで、ナマズや、肉食魚と混泳ストックされていました。

A993
 メール内容の個体はまだ若く、傷の方は薬浴などで治療が可能です。過形成の方も適正に管理すればそのうち目立たなくなるのではと思われます。物理的刺激による過形成は珍しいものではありません。普通回復はゆっくりで程度によっては完治します。初期の状態であれば更なる物理的な刺激を回避することで治っていきます。しかし該当箇所の突出が著しいと完全には治りません(同一箇所に繰り返し傷を作ったようなケース)。但し成長と共に目立たなくなる可能性は残されています。


Q992:(21/Dec/2009) KYさん
 こんにちは、KYといいます。以前淡水ウツボの詳細を教えていただき有難うございます。 今回海水のウツボの大きさを質問させてください。Echidna catenataについて教えて下さい。Fishbaseで調べていたのですが最大165センチ、平均?(common length)が40センチとかなり幅があったのですが実際飼育する際はどのくらいを目安にしたらよいですか?40センチでしたら売られているサイズが30センチほどなのでほとんど成長しないと言うことでしょうか? 165センチだとかなりの大型種ですよね・・・過去ログで飼育下では自然下での50〜70パーセントで止まる〜という文があったと思うのですがウツボもこれに当てはまりますでしょうか? よろしくお願いします。

A992
 40cmはよく捕獲されるサイズと見るべきでしょう。大事に育てればもっと大きくなる筈です(80〜100cm位いきそうですね)。ウツボは水槽内環境によく耐えて長生きします。


Q991:(19/Dec/2009) アリさん
 こんにちはアリといいます。タイガーオキシドラスの時はありがとうございました。クロダイシマイサキについて教えて下さい。クロダイとシマイサキは汽水にもいるようなのですが飼育は半海水でも長期飼育できますか?また両者混泳できますか?(クロダイとシマイサキを一緒にするのではなく、他種との混泳と言う意味です)よろしくお願いします。

A991
 可能です。但し黒鯛の方は大型になると河口域から沿岸部に移動しますので、場合によってはトラブルが生じるかもしれません(塩分濃度を上げれば解決)。混泳は他の汽水魚同様家庭用水槽では追っかけ合いが発生するでしょう。また、タイの仲間は歯が強くてがりがり齧る癖がありますから混泳向きではありません。

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