第98倉庫
(Q971〜Q980)
Q980:(28/Aug/2009) アリさん
太田さんに教えて頂きたいことがありメールしました。よくレッドテールタイガー(レッドテールとタイガーシャベルの雑種)などがありますがなんと最近はタイガーオキシドラスなるものが売られていました、なんでもタイガーシャベルとオキシの強制交配したもののようなのですがこういった雑種はどちらの管理扱いをしたほうがよいのでしょうか? また大きさや成長(速度)はどのように考えるべきでしょうか?特にタイガーオキシは飼育してみたいので宜しくお願いします。
A980
吻端を見る限りオキシドラスの扱いが向いているような気がします。成長は恐らく速いでしょう。
Q979:(24/Aug/2009) KYさん
KYです。スレンダーマレットについて有難うございました。ショップの人も良くわからないようで情報がビルマボラに近い種類だが同じ属ではないと思うといわれ、途方にくれていました。少し期間を開けて購入してみようと思います。また質問になってしまうのですが、同じショップでパカモンキャットを見かけました、はじめて目にし、45センチ水槽から飼育してみようと思いました。書籍などでは大きさが50〜80センチと幅があり、目安が分かりにくく、また繁殖例もあるようなのでそこまで大きな容器は必要ないのかなと思っているのですがどうなのでしょうか?チャカチャカっぽいな〜と勝手に思ってしまったのですが、チャカチャカなどのように水流、砂など少し特殊な環境は必要でしょうか?また複数飼育、多種との混泳は可のでしょうか?質問メールにこのような形でお礼を書いてしまい申し訳ありません。よろしくお願いします。
A979
パカモンLophiosilurus alexandriは全長72cmになります。最終的には120×60×45cm以上の水槽が必要になります。あとの性質は東南アジアのカカ属に同じです。適当な混泳相手は存在しません(幅数mの水槽にコロッソマとなどであれば別)。
Q978:(19/Aug/2009) 矢野さん
夜分にメールしてしまいすいません。海凄河豚の質問でお世話になりました矢野です。太田さんにオオウナギ(日本産、奄美のもののようです)の混泳と管理についてアドバイスが頂きたくメールしました。オオウナギを譲って貰い飼育を始めたのですが飼育管理におけることを教えて下さい。@過去ログでのウナギの管理についての回答を参考に現在飼育しているのですがウナギとは異なる点等ありますでしょうか?Aウツボには配合飼料単用はよくないとのことですがオオウナギは大丈夫ですか?Bダトニオとの混泳は可能でしょうか?(サイズがやばくなったら単独にしようと思ってます)C幼魚は汽水、海水域にいると聞いたのですが飼育に反映させるべきでしょうか?現在15センチで淡水にて飼育しています。また質問するのは厚かましいかと悩んだのですが飼育してる方々からの情報があまりなくどうしても知りたくメールいたしました。お願いします。
A978
保温をするべきな点以外に大きな違いはありません。基本的にウナギは何でも食います。養殖にも練り餌などが使用されており、問題ありません(専用の餌が販売もされています)。ウナギのアクティブさは想像を絶します。混泳は性格の強いダトニオイデスといえども相当ストレスを感じるでしょうから避けるべきです。10cmを超える個体ならば純淡水飼育は問題ありません。オオウナギはウナギよりも純淡水に適応した魚種です。
Q977:(15/Aug/2009) KYさん
KYです。ムブの件は有難うございました。早速ラムズホーンを買ってきてトライしています。ムブは少しずつ積極的になってきているみたいです。もう一つムブとは違うのですが魚の詳細について分からなく、質問させてください。バーミーズ・スレンダーマレットという魚種なのですが、学名も分からず飼育法、そもそも飼育し切れるのか(大きさ、習性など)分からず気になっているのですが飼育に踏み出せずにいます。この魚の特徴、管理法など教えてください。よろしくお願いします。
A977
スペルはBurmese Slender Mulletでしょうが、この名称は一般的ではなく、こちらではどの魚種を指すのかわかりません。Burmese Mullet=ビルマボラSicamugil hamiltoniiでしたら全長12cmまでの純淡水性種であり、しばしば観賞魚として輸入もされています。他にミャンマーに分布するボラ類はコボラLiza macrolepis・オトメボラLiza melinoptera・アンピンボラLiza subviridis・ボラMugil cephalus・ヨツメボラRhinomugil corsulaなどがありますが、どれを指すのかは判断出来ません。シカムギルと同属でしたらイエローテールミュレットSicamugil cascasiaが有ります(尾鰭の色以外はビルマボラと同じようなもの)。ビルマボラに似た他地域の魚種、他科の魚種でしたらお手上げです。ボラ類の飼育は容易です。一般的なシステムを組んで群れで収容、配合飼料を与えます。ビルマボラならば60cm規格水槽からいけるでしょう。
Q976:(13/Aug/2009) KYさん
はじめまして、KYと申します。太田さんにどうしても助けていただきたくメールさせていただきました。7センチほどのムブを1週間ほど前に通販で購入しました。現在45センチ水槽で飼育しているのですが、飼いはじめたときに蛍光灯が無く、部屋の電気の明るさで4日間ほど飼育していました。3日前蛍光灯が家に着き、設置したのですがつけたとたんびっくりしたのか濾過器の給水パイプの後ろに隠れてしまいました。それからずっと点灯している間は隠れたまま出てきませんし餌も食べませんでした(消灯後にあげたら食べました)夜に見てみると動いているので蛍光灯が良くないのかと少し水槽から離して(10センチくらい)点灯していますが今日も同じく隠れたままです。今日は餌は先ほどパイプの近くに落として何とか食べました。今までのように泳ぎまわってくれるようになるにはどうしたら良いのでしょうか。色もなんだか変わっています。(模様がはっきりしなくなっています)蛍光灯はタイマーをつかい12時間点灯しています。PH8,0、他は計っていません。水替えは3日に1回半分ほど1日汲み置き水で換え、ろ過は上部式にウールを敷き下にサンゴ砂を敷いています(サンゴ8割セラミック2割くらいです)アンモニアなどは試験紙が無いのに購入してからきづき、通販で到着を待っている状態です。餌はキャット、カーニバル、めだか、えび、赤虫です生餌は全て冷凍し保存して使用しています。底砂は田砂を薄く敷いてます。あと、餌についてなのですが巻貝を食べさせてあげたいと思い、アップルスネールかラムズホーンを繁殖させて餌にしようと考えているのですが繁殖に適した飼育方法を教えて下さい。(PHや餌、餌のやり方など。恥ずかしいのですがカタツムリくらいしか貝の飼育経験がないです・・・)またどちらがより容易でしょうか。容器は大きめのプラケースでもかのうでしょうか? 長くなってしまい見難い文になってしまい申し訳ありません。この子には出来るだけ幸せに飼育してあげたいと思っているので妙な質問かもしれませんがよろしくお願いします。
A976
環境変化によるストレス、それに伴う黒化現象でしょう。無論、水質・及び疾患の兆候が無い場合に限ってですが。これは慣れてくれるまで待てばよいだけです。餌を食うのでしたら何の心配も要りません。貝類の飼育は飼育にはフグとは別の容器(水量が30〜40[l]もあれば可)を用意し、普通にセットを組みます(予算が無ければ投げ込みでよい)。水は定期的に換えていれば然程pHを気にしなくて構いません(アルカリ寄りの少々古い水を好む傾向はある)。ラムズホーンには水草(金魚藻みたいなの)を入れますが、リンゴガイは全て食い尽くすので入れません。餌はフレークフードなどの魚用配合飼料で構いませんが、リンゴガイは大喰らいなので野菜屑なども与えます(農薬に注意)。どんな餌も沈めておけばもりもり食べます。どちらも繁殖は容易ですが、上陸するリンゴガイよりはラムズホーンの方が扱い易いです。それよりもスクミリンゴガイPomacea canaliculataは要注意外来生物に指定されており、何れ駆除対象になる可能性がありますから手を出さない方が無難です。
Q975:(31/Jul/2009) 矢野さん
矢野です。海凄河豚について有り難うございました。飼育に関してもう一度おききしたいことがありメールしました。いよいよ採集に行きます、飼育する河豚はショウサイ河豚にしようと思いますがこの河豚は砂に潜るタイプなのでしょうか?クサフグやトラフグは潜るようなのでこの種も厚めに敷こうと考えています。タキフグ系はみなこのようなタイプなのでしょうか?お手数おかけし申し訳ありません。お願いします。参考にしている飼育書はマリン企画の「フグの飼い方」です
A975
この系統は砂に潜ると考えてよいものです。ショウサイフグについては確認していませんが、潜らないようなら取り出せばよいだけですし。
Q974:(28/Jul/2009) 矢野さん
こんにちは、矢野といいます。パソコンが使えず、携帯電話からの質問になってしまい申し訳ありません。質問は3つあります。夏に海に採集(釣り)に行き海水産河豚を飼育したいと考えています。私は神奈川県在住で調べた結果クサフグかショウサイ河豚等が適当かと考えています。(場所は金沢八景です)釣りの場合やはり傷等に気をつける必要はあると思いますが他に注意点、問題点ありましたら教えてください。またクサフグは15センチほどのようですがショウサイ河豚は30センチほどになると言われています。水槽でもやはり30センチ程になると想定したほうがいいでしょうか?近海で採集できる河豚で他に飼いやすい河豚はありますか?(今までの飼育歴は淡水魚のみです。)長文失礼しました。よろしくお願いします。
A974
フグ類に関しては淡水棲魚種も海水性魚種も管理方法に差異はありません。海水を良好な状態(貧栄養)にきちんと維持出来れば、ミドリフグを飼育するのと全く変わりません。但し海産生物の長期飼育ポイントは高温に晒さない事ですから、クーラーなどを用いて30℃を超えないようにしてやるべきです。フグに限らず採集個体は病原体の侵入阻止に注意を払います(薬浴で怪我と一緒に病原体も始末)。サイズは水槽内ですと最大長が押さえられる傾向があるものの、水槽に合わせて成長が止まるということはありません。ショウサイフグは体長30cmに達する魚種ですから、最低でも90cm規格水槽を用意してやるべきでしょう。沿岸性・汽水域進入性・タイドプールなどで見つかるタキフグ属・モヨウフグ属は種類を問わず大抵飼育が容易です。
Q973:(26/Jun/2009) 辻さん
太田様今晩は。以前何度か質問させて頂いた辻です。今回ご教授頂きたいのは肉食魚の活き餌についてです。現在シクラソマ・グラモデスを75×45で飼育しているのですが…活き餌、配合飼料共によく食べております。そこで敢えて質問させて頂きたいのですが、よく、配合飼料を食べない肉食魚に間接的に配合飼料を食べさせる手段として、活き餌に配合飼料を与えてからその活き餌を与えると言う文書をよく目にしますが、この理論は実際に成り立つのでしょうか??もし成り立つのならば、餌となる活き餌が、間接的に与える配合飼料を消化してしまう前に与える…等が必要になったりはしないでしょうか??よろしくご教授お願いします。
A973
配合飼料を与えるためというならなら意味が無いです(配合飼料の絶対量が少な過ぎる)。配合飼料による効果(栄養バランスや肥満・水質悪化の防止)を期待するのであれば、根気よく配合飼料にならすしかありません。それよりも補助的なビタミン類摂取や薬剤などの経口投与をと考えてのことと思います。配合飼料を食う小魚に、配合飼料にビタミン剤・抗菌剤などを滴下して餌用の小魚に与えることはよく行われます。勿論直ぐに使用しないと効果減・無効となってしまいます。
Q972:(22/Jun/2009) バンピーラさん
バンピーラです。先日はありがとうございました。バンデッドピラムターバにつてなのですが、フィラメントが伸びないと魚にはどのような影響があるのでしょうか?。
A972
フィラメント(ひげや鰭先)が伸びない=環境が不適=長期飼育が望めないということです。環境の良し悪しを測るバロメータがフィラメントです。本種のフィラメントには釣竿のような働きもあり、流れに向かって鯱(しゃちほこ)張って定位・触れた餌に飛び掛るという特有の行動を見せます。特に幼魚期において適した流れがあるとフィラメントを四方に張り、まるで三脚魚のような体勢で流れて来る餌を待ち構えます(覚醒時に腹をべたっと水底につけているようでは駄目)。呼吸もある程度水流に依存している筈ですから、フィラメントが伸びない・捩れる・たくじゃまるような環境ではよくないのです。
Q971:(16/Jun/2009) バンピーラさん
太田様携帯から失礼します。HNバンピーラと申します。現在100×50×30(cm)のアクリル水槽でバンデッドピラムターバ約12センチとフラッシュゼブラ約22センチを飼育しています。水温は28度でろ過はエーハイム2213とスポンジフィルターによるエアレーションのみであまり水流がありませんがRIO+1100を購入したのでそれで水流を作る予定です。また2213だけではろ過力が足りないようなので2213をもう一つとRIOの専用フィルターを今後追加予定です。PHは7〜7・5程度です。質問はショップの店員さんにはバンデッドピラムターバは成長が遅く飼育下で40センチになればいいほうで、ピライーバやドラードキャット等のピメロディアに比べて突進も少ない(今のところ突進はまずしません)と言われたのですが、フラッシュゼブラもバンデッドピラムターバに準ずるものなのでしょうか?あと餌には小赤を与えているのですが、単食はよくないとショップで言われたのでどじょうなども与えているのですがまったく興味を示しません。そこで小赤の餌にプレコフードを与え植物系の栄養を間接的に摂取させているのですが、不足している栄養素とそれを補うためには何を与えればよいかご教授下さい。長文失礼しました。よろしくお願いします。。
A971
管理方法は同じものです。バンデッドピラムターバ(=フラッシュゼブラ)は配合飼料によく餌付きます。バンデッドピラムターバの方は赤蟲に配合飼料を混ぜ込めば直ぐに餌付きます。フラッシュゼブラの方はちょっと大きいですから、冷凍の死に餌×ペレットでならせばよいでしょう。配合飼料と生餌を併用していれば問題ありません。現状では高水温と水流不足の方が問題です。水温は22〜24℃を上限とし、水流つくりには水中モーター(洗濯機か水鉄砲になってしまうのでフィラメントが伸びない)ではなくワイド型の上部式濾過装置に強力な揚水モーターを取り付け、L字コックで角に排水・水槽底面と壁面に水流を作るようにします。併用している外部式濾過装置の排水も、上部式濾過装置の排水ボックスに流し込むと効果的です。