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第97倉庫
(Q961〜Q0970)



Q970:(22/Mar/2009) 桃さん
深夜に再度申し訳ありません、桃ですm(__)m 先程はアカハライモリについてのご教授、ありがとうございました。忘れていた質問があったのですが‥@現在、餌は食べてくれないが、一応毎日餌を入れてみるべきか(まだ顔も脱皮の皮をかぶったままですが、餌は食べる気があれば食べるのですか?)A水換えは、魚類のように部分(?)換水なのか、それとも全換水で大丈夫なのか。B餌は食べるようならキャットを与えても大丈夫なのかの、三点を教えて下さい(>_<)よろしくおねがいしますm(__)m。

A970
イモリは割りと何でも食いますが、最初から野生個体に乾燥餌は駄目でしょう。生餌→冷凍餌→配合飼料の順に試していきます。また、イモリへの餌の与え方も工夫します。捕食性が強いので容器の中にただ餌を放り込むのではなく、ピンセットでつまんで吻先でちょっと揺するのです。これで生餌に食いついてこなかったら拒食と判断します。この場合は環境面の改善などを図ってみましょう。薄皮は手で除去出来るようなら取ってやります。勿論無論無理にひっぺがさない方が安全です。時期的な拒食はちょっと思い当たりません。水換えは予め回しておいた水であれば全交換で構いません。サイフォン突っ込んでがたがたするよりいいです。


Q969:(21/Mar/2009) 桃さん
度々お世話になっている桃と申しますm(__)m “おさかな”マガジンなのに申し訳ありませんが、アカハライモリについてお聞きしたい事があります(>_<)ご存知でしたらご教授下さいm(__)m 昨日の朝、家の前でアカハライモリ(メス・頭から尾先までで約8センチ)を見付け(近所に田んぼがあり、前日の晩は大雨だった為に歩いてきた→朝には雨があがりグッタリ‥というカンジです)、飼育してみたいと思い、捕獲しました。割と太っていて元気そうですが、片目がポップアイのようになっています。この場合、そのまま様子を見るべきか何らかの治療をした方がいいのか、どうすればよいのでしょうか?私なりに調べてみたのですが、皮膚病の事しかわかりませんでした(>_<) また、現在脱皮しかけているようですが(体が薄皮をかぶっている状態。片前足はキレイに皮が脱げています)、どうすればよいのでしょうか??よろしくお願いします。

A969
イモリの場合は再生能力が非常に高いので、イモリ自身の治癒能力に任せたほうが良いです。状況からみてもポップアイも細菌感染症ではなく、物理的要因によるものではないかと思われます(鳥の攻撃とか)。薄皮が剥けた状態なのは乾燥が原因の可能性があります。水槽に収容して飼育水を徹底的に貧栄養化(要するに水替えによる水質維持)、二次感染が発生しない環境下で様子を見るのが一番です。餌は食うようならがんがん与えます。再生には栄養が必要ですから。


Q968:(26/Dec/2008) マコトさん
初めまして。太田様。マコトと申します。3ヶ月前からムブを飼い始めたのですが、その頃はまだ18cmしかなかったので、小型水槽で飼っていました。どんどん大きくなり人工飼料も食べて調子が良かったのですが、水槽が狭くなり水量も少なく水の汚れが激しく、ミズミミズが大量に発生したので、思い切って90*45*45の水槽に替えエーハイムの外部フィルターにしました。一週間水を回しバクテリアも入れ、準備が整ったので、早速ムブを投入しました。するとあんなに大食漢だったのに全く餌を食べなくなってしまいました。購入したショップに問い合わせたら生餌を与えてみろと言われたので、メダカを20匹とヤマトヌマエビを4匹入れたのですが、ムブが怖がって結局メダカを出しました。少しはアサリを食べるようになったのですが、いつも同じ場所でじーっとしているだけです。相変わらず餌に見向きもせず、懐いていたのに側にも来てくれません。どうしたら前のように懐いてきて餌を食べてくれるようになるでしょうか。色々調べてあちこちで聞いて回っても分かりません、と言われるだけでした。ほとほと困っております。どうか餌を食べるようになる方法をお教えください。それでは失礼します。

A968
データが添付されていないので断言は出来ませんが、システム変更後の食欲不振・個体に疾患の兆候が無いのであれば水質が宜しくない筈です。まずは「メールを送信する前に」の項目をチェックし、得られた結果を「メンテナンス」・「FAQ」に照らし合わせて対応して下さい。それでも解決しない場合は必ず現在の水質データを添付の上、もう一度項目をチェックしてこちらにメールして下さい。水質は眺めいても判りません。必ず数値化して対処する必要があります(疾患の兆候は観察が重要)。こちらもデータが無いと何もアドバイス出来ませんから。


Q967:(10/Oct/2008) 大阪文鳥さん
 太田様 こんばんは。初めてメールさせていただきます。今年2月からベタ(オス一匹単独飼い)をしております、大阪文鳥と申します。8月頃からベタの様子がおかしくなってきてしまい、購入したショップに聞いて薬(グリーンFクリアー)を購入し、投入していますがなかなかよくならないので教えていただきたく、よろしくお願いいたします。月に2回(2週間に1回)水換え(全部・底砂も水洗いしています)をしていましたが、8月、月に1回しか水換えしなかったのですが(今にして反省しております)尾びれの先にに白いモロモロしたものが付いてきて、片方の眼球突出もあり、えさ(ひかりベタという餌をあげています)も食べなくなってしまいました。1週間に1回だけ1粒または2粒食べてくれますが・・・(それまでは毎日10粒位食べていました)ショップの店員さんに症状を話して何か薬はありませんか?と聞くと、何も言わずにグリーンFクリアーという薬を持ってきてくれたので購入して、早速食塩(HPに食塩と併用したら尚よいと書いてあったので)と薬を投入しました。3週間ほどすると、眼球の突出も治って正常な目になり、尾ひれのモロモロは徐々に無くなってきましたが、今度は尾びれに所々小さい穴が開いてきてしまいました。そして、時々尾びれの一部が丸く立ち(写真を載せてみました)時間が経つと治っているように見えますが、その後、ぽつぽつと小さい穴が開いているように思えます・・・また、口元がとんがってきているように見えます(このせいで餌を食べないのでしょうか?)あと、えらの片方の中が一部だけ(上の辺りのみ)白くなっているのが発見出来たので、えらぐされ病かも知れないと思い、自分でHPをいろいろ見たところ、食塩浴(1パーセント)がいいと書いてある記事を見つけましたので、おとついから、食塩1パーセント(12L水槽に9L水を入れていますので、90グラム塩を入れました)浴をさせていましたが、頻繁に水面に顔を上げるようになってきたので、昨日から0.5パーセント食塩浴に変えました(水槽全ての水を捨てて、底砂も洗いました)しかし、今日も苦しそうに水面に顔を上げてきて、尾ひれの一部が水中にふわふわとちぎれて浮いているのが発見出来ました。水面に浮いて、底に沈んでを繰り返していたので今日、また水を全部替えて食塩抜き(カルキ抜き剤のみ使用)の水にしました。(今日、食卓塩はよくないとのことをHPを読み知りました・・・)そうすると、今度は転覆したようになり、身体を普通に保つことが出来ず、ずっと傾いたまま水底にいて、時々水面に呼吸しに上がってくる行動を繰り返しております(餌はここ1週間食べていません)だいぶ痩せてきてしまい、尾ひれも白いモロモロはもうありませんが、穴が所々開いてしまいボロボロ状態です。えらの中の一部の白い部分もそのまま治っておりません・・・どう治療してあげたらいいか教えてください。よろしくお願いいたします。種類:ベタ(オス1匹のみ単独)自分で飼育書といろんなHPを見て、尾ぐされ病、転覆病が疑わしいと感じたので、治療方法を参考にして自分でしてみました。サイズは、頭から尾まで5センチ位あります。水槽:12L(水は9L入れています)横30センチ、縦20センチ水槽 混泳相手:なし 水温:27度設定にしています。ろ過装置(ろ過ボーイM)使用 異常行動:身体を傾けてしか保てない 眼球:今は正常です 各鰭:片方だけ白くなっています(一部) 呼吸:早いです 糞:えさを食べなくなったのでしていません。冷凍赤虫をあげましたが、こちらも食べてくれませんでした。水替え頻度:1週間に一度、今はしております。所見:呼吸が早く、また身体全体も斜めに傾斜していて底にじっとしています。呼吸の時だけ水面に浮いて来ます。治してあげれる方法を教えてください、どうぞよろしくお願いいたします。

A967
 坑酸菌症のようです。最初の白いモロモロは水カビでしょうが、現在の鰭の異常は指摘通りカラムナリス症起因の可能性があります。対処方法等の詳細はFAQにあります。ただ原因としてFAQに有るものに加え、老化(による抵抗力の低下及び体力切れ)も一因と考えられます。ベタの寿命は2〜3年なのですが、販売の関係上、割と成長した状態でわが国に輸入されて来ます。それだけ残りの寿命が短いというわけです。あと疾患の症状が治まった後、ベタの飼育環境改善を行う必要があります。画像には粒の大きな角張った砂が敷いてあるのみですが、これはベタにとって良い環境とはいえません。空気呼吸を行う・品種改良により意図しないサイズの鰭を引きずる、この二点を考慮した環境を用意しなくてはなりません。まず、空気呼吸を苦労せずに行えるよう、水面に達する丈の水草を“止まり木”として植え込んでやります(老成個体は特に体力が無いので)。有茎のふわふわした葉っぱのものが良いでしょう。底砂は粒が細かい・角が丸いものを選択します。長大な鰭をずるずる引きずりますので、直ぐに鰭に擦過傷が生じる→感染症を引き起こすためです(坑酸菌やカラムナリス菌はこれにより魚体に侵入)。水草を素焼きの植木鉢に植え込んでのベアタンクでも良いでしょう。餌は配合飼料よりもブラインシュリンプなどを好みます(冷凍が駄目なようならわかして与えてみる)。


Q966:(08/Sep/2008) 桃さん
 今回もまた南米淡水フグに関しての御教授をお願いします。南米淡水フグは中行性なのでしょうか?ちなみに大胆のフグ(海と河あわせて)は何性なのでしょうか??そして、家の南米淡水フグは時々、水槽壁に歯をガシガシと擦りつけながら猛スピードで上下に泳いでいます(ポリプの上下運動?ミタイなかんじです)が、この行動で良い具合に歯が擦り減ってくれるでしょうか??最近、歯が延びてきているので…(餌は問題なく食べれています)また、餌はキャットなのですが、フグが噛むとすぐ崩れてしまうので、この餌での歯の擦り減りは期待できないと思われますか??何かフグの歯が適度に擦り減るような餌はあるのでしょうか??。

A966
 中行性→昼行性でしょうか。でしたらイエスです。フグは兎に角なんでもよく齧ります。珊瑚岩(ちょっとやそっとでは動かないサイズ)や貝殻(凸凹のある)を入れておくだけでも齧る個体がいます(発生した生物目当てかもしれません)。齧ることで門歯は磨り減るのですが、対象が硬い以外にも上下の門歯が摺り合うことも重要なポイントです。給餌の際に空の巻貝(タニシなど)に冷凍貝類(フグがよく噛む餌です。嗜好性が低いのが難ですが、配合飼料中心ならば問題ありません)をねじ込んでみてはどうでしょう。手間は掛かりますし腐敗しますので放置出来ませんが。餌のサイズにも一工夫、すぽんと呑んでしまえる一口サイズではなく、ガシガシ噛み千切らねばならないようにとか、色々試してみて下さい。見るからに歯が伸び過ぎ・顔の変形などが目に付くようなら切るしかないでしょう。ガラスに擦り付けることによる歯の磨耗は期待出来ません(上下の門歯を打ち合わせる訳ではないので)。今現在伸び続けている訳ですし。ちなみにフグ類の突進はポリプテルスの上下運動とは真逆の歓迎行動です。「待ちきれない!」というわけです。飼育者が姿を見せずにこっそり覗くとやっていないものです。ポリプテルス類の歓迎は寄ってくる程度(たまに浮上)の穏やかなものです(上下運動は環境が悪いので早急に対処せよとのサイン)。


Q965:(23/Aug/2008) 大沢さん
 初めまして。いつも大変勉強させて頂いております。早速ですがレッドスネークヘッドの給餌の件でご質問させて頂きます。現在、90p×45p×45pの水槽にてレッドスネークヘッドの30p固体を単独飼育しております。現在の餌は朝⇒乾燥エビ(3p程度)×3、夜⇒姉金×3を毎日与えております。飼育開始から約2週間で、現在のところは特に痩せてきている様子もないのですが給餌量が適切なのかが分かりません。購入当初に1度、食べるだけ与えたら小赤×20、乾燥エビ×10を1日で食べ尽くしました。現在のサイズからすると今が成長期と思われ、ガンガン給餌して成長させるのも良いと思うのですが、食べすぎでの脂肪の付き過ぎが気になります。配合飼料(カーニバル)にも何度かチャレンジしてるのですが現在のところは無反応です。こちらは気長に餌付かせて行こうと思っております。抽象的なご質問にて申し訳無いのですが、@現在の給餌量が適切なのか?、Aカーニバルに餌付いたときの1日の給餌量?の2点のご回答をお願い致します。宜しくお願い致します。。

A965
 まず、給餌の基本・「餌が丈に向かう場合はふんだんに」「餌が幅に向かう場合はセーブする」を頭に入れておいて下さい。全ての魚種・個体に適用出来る基本です。これに飼育魚のステージ(仔魚・稚魚・亜成魚・成魚)、成長速度、餌の種類(生餌や配合飼料)、各種環境(容器の広さや混泳など)などの条件をそれぞれの飼育魚種・個体環境に当てはめるわけです。質問にあるレッドスネークヘッドはまだまだ幼魚期です。ステージが若いほど多目の給餌が必要です。成長期であれば腹が膨れるほど食わせても翌日は再びスリムになっているでしょう。適量を越える量(食べ残しが出る・翌日まで腹膨が持続・餌を吐くなど)の手前までは与えて構いませんし、逆に成長期なのに妙に餌を制限することは良い結果となりません(いわゆる5分で食い尽くす量が適量) 。あとはろ過システムの問題となるでしょう。配合飼料に餌付いても同じことです。結局個体差や置かれた条件に応じて給餌量を変えていく必要があり、○○cmの個体だから××量ときっちりした数字があるわけではありません。現在の餌の組み合わせの方はかなり問題があるので、「FAQ」にある餌の切り替えで早々に配合飼料に餌付けて下さい。


Q964:(26/Jul/2008) 小林さん
 こんにちは太田様。小林です。インドエメラルドパファーでは大変お世話になりました。元気になれた1匹に新たに3匹を迎え、内の♀との間に子供が沢山生まれました。ケースの中には3mm程度の子供が一杯おります。 さて、今回はさらに新たに迎えた2匹のうちの1匹についてお尋ねさせてください。 Q963と同じ質問と思われますが、魚の種類や魚齢も違うと思いますのでご容赦ください。バイレイは何れも5cm程度の幼魚です。メダカを3匹/日簡単に食べてしまいます。結果として食べ過ぎの影響があるのか脱腸になってしまいました。肛門から最大6-7mm腸がはみ出してしまい元に戻りません。 この個体だけ人工餌も食べないので絶食を考えています。期間は仕事の都合から10日間ぐらいを予定しています。赤虫を食べるか分かりませんがその程度は与えた方がよいのでしょうか。  環境は、単独、30cmプラケース、28−29℃ヒーター管理 0.5%食塩、サンゴ片(PH7後半狙い)。 ご意見を頂ければ幸いです。

A964
 矢張り考察や対処方法は下のA963と同様です。内臓器由来の疾患は目視による原因追求が困難なので、どうしても大雑把な回答しか出来ないのです。一つ付け加えるとすれば、他の疾患の兆候が無い限り内臓器由来と考えるべきであり、今回のケースでは原因は食べ過ぎではなく餌の不適と思われます。絶食は消化器官由来の金魚の転覆病以外に何の効果も有りません(体力が落ちればそれでお終い)。まず一度に多くやらず、日に数回に分けて給餌します。そして消化の悪いメダカは余り良い餌ではないので、グッピーや冷凍餌(剥きエビなどは小さく砕く。クリルは不可)に切り替えて様子を見ます。赤虫を食うようなら与えて構いませんが、必ず冷凍物を使います(生きた赤虫は冷凍ものに比べると消化が激悪※)。赤みがかるなど感染症の気配が出たら抗菌薬で対処します。
※健康なときなら構わないものでも今は危険な要因は可能な限り排除します。


Q963:(29/May/2008) 生田さん
 はじめまして太田様、我が家で飼育しているプロトプテルスの病気についてご質問させて下さい。3週間程前から、うちのアンフィビウスに、肛門をふさぐようなかたちで腫瘍ができてしまって困っています。実は私は、先月から海外へ行っていて、世話を家族に任せていたので、症状の変化を直接見てはいません。家族によると、初めは、赤茶色のものが肛門に付着していて、それを覆うように表皮が伸びて腫瘍ができたのだということでした。腫瘍ができてからは、肺魚独特の糞をしなくなったということです。ですが、腫瘍ができてからも、毎日、給餌を続けていたのですが、個体に目立った変化はなかったとのことです。現在、消化不良を恐れて、給餌を控えています。飼育1年で現在20cm、90cm水槽でベアタンク、単独飼育、外部濾過器と大型の投げ込み式フィルターを使っています。給餌は毎日1回配合飼料をメインに与えていました。個体は腫瘍以外には、外的な変化はなく元気です。私には対処法が分かりません。どうすれば良いか、御教示ください。

A963
 腫瘍ですともっと歪=イレギュラーなものです(周囲の組織との境界も不明瞭)。これは脱腸(ヘルニア)かそれに類するものと思われます。原因としては物理的な衝撃・もしくは個体の老化によるものが考えられ、時々異物(チューブ片や粒の大きな砂など)により似た現状が引き起こされたりします(これは異物の先端が見えたら注意して引き出すと良い)。何れにせよ薬剤などでの治療は見込めません。押し戻せても次の排便の際にまた出て来る可能性が高いです。メール内容からは閉塞を起こしていないように見受けられますので、引っかからない配合飼料のみの給餌(骨の有る魚や甲殻類を与えない)・擦過傷からの二次感染に注意する(ベアタンク化・腫れる傾向があれば極薄く抗菌剤を使用)など気を配り、可能な限りストレスを与えないように管理してやるしか方法はありません。外科的手術という選択肢を魚類では望めませんので(自分でやってはいけない。必ず死に直結する感染症を引き起こす)。仮にこれが腫瘍だったとしても同じような対処法しかありません。魚類に発生する腫瘍は治療不可能だからです。


Q962:(18/Apr/2008) 赤坂さん
 はじめまして、赤坂と申します。おさかなマガジンを拝見し質問させていただきました。大変困っております。お忙しい所申し訳ありませんが宜しくお願い致します。エンドリケリーの粘液分泌についてです。一体何なのか?治療法があるのか?私の飼育法のどこが間違っているのか?エンドリ自体はとても元気で状態もよいのですが、透明なとても薄い粘液を全身から分泌するので困っております。形状としては体表全体をサランラップよりも薄い透明な膜で覆い、それが脱皮のように剥けてきます。粘液?粘膜?にはウロコ、ヒレのカタチが残っている感じです。透明でごく薄いオブラードで全身をコーティングしたものが剥離してくるイメージでしょうか。その他の症状はなく、体表に発赤、呼吸苦、泳ぎの異常など何も目立った所見はありません。成長は一般的な情報よりはやや遅い感じです。
飼育環境 ◆120×60×60cm水槽、オーバーフロー リングろ材 60L 設置 約一年 ◆水温 28℃、アンモニア、亜硝酸等はテトラの検査キットで異常なし。 ph 7,0前後、サンゴ砂使用 ◆水換え 週に1回 半量  マーフィードスタンダード(残留塩素なし)を通し、水温だけ合わせ直接水槽へ注入、飼育水は無色透明、悪臭等なし ディスカスを入れていた時期もありますが、状態は良かったです。 ◆20cmから38cmのエンドリが12匹くらい、アジアアロワナ 40cm1匹(アロワナは発色も良いです。粘液は出していない様子。) ◆餌はドライフード、ハツ、ササミ、冷凍ワカサギ、自家製ハンバーグで生餌はやっていません。私自身、いくらか勉強しました。白雲病、キロドネラ症、ギロダクチルス症、トリコジナ症、イクチオゴド症等、類似の疾患がありますが症状等を考えると、ぴったり一致しない様に思います。また、ポリプ専門ショップ、ポリプ仲間にきいても、はっきりとした回答は得られませんでした。本当に困っております。わかる範囲でも宜しいので御意見をおきかせいただけると幸いです。宜しくお願い致します。

A962
 データからみると管理は行き届いているようです。悪臭がないとのことですが、念のため濾過槽の蓋を開けて臭ってみてください。それでも生臭さが無ければ原虫性疾患・単性類寄生症などに伴う鰓病症状(鰓からの粘液放出)が起きていないということになります(これだけ大型の個体であれば発症していれば相当臭うもの)。外傷から来るガノイン装甲下の細菌感染でも起きる可能性がありますが、この場合は必ずといってよいほど発赤が見られます(特に腹部分で確認容易)。また、剥けは細菌侵入部分から始まるので、よく観察していれば見落とすことはありません。そこで考えられるのが病原体由来ではなく環境由来・今回のケースは混泳トラブルによるストレス症状の可能性です。まず、ポリプテルスとアロワナ類の混泳は絶対に不可です。それも気の荒いアジア・オセアニア系は全ての魚種との混泳に向きません。しかも不定期に呼吸のために浮上する魚種をアロワナは許しません。アロワナにだけ問題が無いのも当然といえるでしょう。すぐに別水槽を用意するのは難しいでしょうが、分けない限り状況の改善は望めないと思われます。


Q961:(13/Apr/2008) 桃さん
 太田さま、こんばんは。今回も御教授下さいm(__)m 最近、60センチのハーフ水槽(奥行きが規格物の半分)に、外掛式ろ過2つ、細かい砂、流木数本の環境で、<ネオンテトラ20匹、クーリーローチ1匹、タイガープレコ(小)1匹、レッドチェリーシュリンプ5匹、アローシュリンプ5匹>を飼育し始めました。質問内容はというと、@もう少しチェリーシュリンプを増やしたいのですが、この環境ならあと何匹が適切と思われますか? Aエビと魚の混泳について、メリットとデメリットは何がありますか?(魚がエビを襲う、エビが殖えにくい以外でお願いします)を、御教授下さいm(__)m Aについては、私的には、エビが細々でも食べ残しなどを食べてくれるのはメリットだ‥と思う半面、エビの糞が多い気がするので、デメリットか?と思ったりです(>_<) その他のメリットデメリットありましたら、教えて下さいm(__)m

A961
 水槽の形状がとても飼育に向くものではありませんので、ちょっと想像が付きません(私は使用したことがありません)。水質が安定しているのなら追加は構わないと思いますが。除外された理由以外ではメールにあるくらいのものでしょう。どちらも収容匹数に左右されるものです。

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