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Q940:(09/Jul/2007) 角田さん
 こんにちわ。以前何度か質問させていただいた角田ともうします。いつもお世話になります。現在20cm位のピラニアを飼育中ですが、流木をかじったらしく肛門にひっかかっています。見えている部分が幅6〜7ミリ、長さ5ミリくらいで、いつからこの状態なのかわかりません。普通に泳いでえさも食べますが、放っておいてよいものでしょうか?取り出してあげたいのはやまやまなのですが、ピラニアなのでちょっとためらっています。どのようにすればよいですか?。

A940:とった方がよい、と言うよりもとるべきです。問題点は二つあります。まずピラニアの扱いです。人を積極的に襲うことの無いピラニアですが、興奮すればカチカチと顎を噛み合わせます。不注意から指の肉を切り取られる可能性も有ります。慎重に扱わなくてはなりません。予め濡れタオルとまな板を用意しておきます。そしてまな板の上に濡れタオルを敷き、網(白色の目の細かい製品)ですくったピラニアを横たえて直ぐに全体(特に頭部)を余りの半分の濡れタオルで覆います。網の部分は作業の邪魔にならないよう全てまな板側に接するようにします。一々ピラニアを網から出す必要はありません(危険です)。タオルを被せる際には腹側が開くようにしておきます(更に言えば手前)。すくう網は可能な限り大きなものを用意します(小さな網だと暴れまわるので危険、大きな網ですくうとピラニアの諦めが早くなる傾向がある)。まな板は流し台などに置いてはいけません(跳べば墜落して余計な障害を負う)。もう一つの問題は異物の状態です。消化管を無事に超えてきた異物は割とあっさり外れるものです。しかし異物に返しの部分があると肛門周囲で引っかかり、余計な傷を付ける恐れがあります。異物は一気に引っ張り出すのではなく、少しピンセットで抓んで揺らす必要があります。肛門周囲の変化をよく観察・返しの先端が尖っていないものでしたらゆっくり引き抜き、尖っているようでしたら少し尖っていない方に押すようにしてやるとよいでしょう。作業が終わったらタオルを剥いで網のまま水槽に戻します。最後にスポッと抜けても難産でも飼育水に抗菌剤を予防量溶解して感染症を防ぎましょう。
※タオルの下でピラニアが何時までも跳ねるようなら一旦中止します(7/10)。


Q939:(07/Jul/2007) ちびふぁさん
 初めまして、いつも拝見させて頂いております、ちびふぁと申します。遅い時間に申し訳ありませんが駆除方法が不明の寄生虫に関して教えて頂きたくメ−ルさせて頂きました。飼育しているのはグロ−ブフィッシュと言うフグで別名オ−ストラリアハリセンボンなどと言う名称でも販売されています。現在13pと10pの2匹居ります、120pスリム水槽を黒いパンチ板で半分に区切って利用しエ-ハイム2217、ニッソ−プライム30、30リットルの濾過層を付けています。phは7.5〜7.8、アンモニア亜硝酸無し、硝酸塩試験紙で10程度、水温は21〜21.9度です。水替えは週に一度半分程度、フィルタ−、濾過層は月に一度程度マット交換です。半年ほど前に購入した10pの方の右目白い部分が変形したような感じだと思っていたのですがここ1ヶ月位で虫であることに気付きました。成長しています。13pは10ヶ月程度飼育しています。動きが早くなかなかじっとしていないので見づらいですが画像も添付します。半透明の白い糸状の虫で水晶体内部の縁を1周クネクネと取り巻いています。時々動いているのが分ります。外見上でこぼこして見えるので表面に付いているのかも知れません。グロ−ブ自身は片目が見えにくいと言う程度にしか感じていないようで食欲もあり人間に対するアピ−ルもよくします。生き餌は与えていません、冷凍した甲殻類や人工飼料のみです。症状が見えるのは10pの方だけでパ−テ−ション越しのストレスは感じられません。お互い干渉していないと思われます。(見合っていたこともありません)色々調べたのですが水晶体に寄生している事例や、寄生虫の種類、駆除方法が分りません。何かで薬浴を試してみれば良いのかもしれませんが以前飼育していた同種を白点病治療のため低比重にグリ−ンFゴ−ルドを入れた水槽で死なせてしまい薬品に弱いのかもしれないと思っています。お忙しいところ大変お手数ですが教えて頂けると助かります。宜しくお願い致します。

A939:可視でくねくねして動いているとなると線虫類・甲殻類の何れかの可能性が高いです(節や付属物の有無が決めてだが、目視での確認は困難な場合が多い)。場所的に甲殻類系ではないかと思われます(画像からは粒状になった変形・環形系のようにも見えますが、メール内容からは異なるようですので。縮む・縮まないも判断材料です)。甲殻類の場合トリクロルホン系薬剤などの強力な農薬系でないと効き目がありません。更に薬浴は熱帯性魚類・海水環境下では効果に疑問・魚体に危険が生じる可能性の方が高く、薬剤に耐性が低い魚種であれば経口投与なども躊躇せざるを得ません。(ちなみに線虫類であればプラジカンテルが有効→「魚病薬について」を参照)。残念ながら当ウェブサイトでは有効な対処法をアドバイスすることが出来ません。


Q938:(23/Jun/2007) 桃さん
 太田様、こんにちは。桃と申します。今回もまた御教授お願い致しますm(_ _)m 5日前に近くの川でウナギを釣りました。小さい物(20センチくらいで細いです)を飼育してみようと思い、今は30センチ水槽に1匹で飼育しています。が、狭くて可哀相と思い、できれば現在飼育している魚と混泳させたいのですが、2本ある水槽の内どちらが大丈夫そうかを教えて下さい。(水槽サイズはどちらの水槽も60センチ規格水槽に上部濾過・細かい底砂・流木・エアレーション無し・一灯式ライトです)[水槽A]Pセネガルス(15センチ)@匹&ピクトゥス(8センチ)@匹[水槽B]Sナイフフィッシュ(18センチ)@匹&ピクトゥス(8センチ)@匹 ※前回の質問と魚のサイズが違うのは、きちんと定規で測ってみた為、誤差が出ました。目計り時とカナリ差がありすみません(*_*)また、ウナギの頭はセネガルスの頭より少し小さいです。飼育中の魚の餌はヒカリクレストキャットと古代魚の餌(沈下性)をあげています。ちなみに捕獲したウナギは色々与えてみたのですが、まだ何も食べてくれません。そこで、もし混泳させる場合は、ウナギが餌を食べる様になってからが良いでしょうか?また、できれば配合飼料で育てたいのですが、食べてくれるまで、他の魚種に比べて時間がかかりますか??ウナギ飼育について自分なりに調べてみたのですが、あまり情報がなく戸惑っています。飼育について、なにかポイントがありましたら、是非お教え下さい!お願い致しますm(_ _)m

A938:行うのであれば30cm水槽にピクトゥスを移しナイフフィッシュとの混泳でしょう。ナイフフィッシュがウナギをへし折りに掛かる可能性があるので、観察は怠らないようにします。更に底に泥も周囲に水草も茂みも無く、透明な水槽の水の中ではウナギにシェルターを用意します。全長サイズの灰色塩ビ管が適当です(径は体高くらい)。ウナギは近縁のウツボのように口部に当たったものを反射的に噛むようなことはありませんが、興奮時(餌など)には非常にアクティブになります。同層で活動するポリプテルスは決してかないませんので混ぜてはいけません。ウナギとの混泳は気が強いか馬鹿な魚種(パーチ類やコイ科※)とだだっ広い水槽で行うものです。現在のタンクメイトには適合魚種がいませんので、使い古しの浴槽(勿論市販の簡易池などでもよい)などでよいのでそこでの単独飼育が無難です。どうせ大きくなったら混泳など続けられませんから。どのような設備でも脱走には注意します。生きた餌を好むので餌付けには小さなエビや小魚を用います。あとは「FAQ」の餌の切り替えに準じます。養鰻の生簀では練り餌を与えます。以前は乾燥タイプの配合飼料もありました。要するに何でも食うのです。但し吻端で突付くことが出来ないので、餌は咥えられるくらいのサイズでなくてはなりません(練り餌なら塊と言う事)。
※警戒心の欠落した錦鯉・緋鮒・和金等を指す。体型・体力面含む(06/24)。


Q937:(01/Jun/2007) 桃さん
 太田様こんばんはm(_ _)m前回の質問も御回答有り難うございました(^^)お忙しい中に申し訳ないのですが、また今回も宜しくお願い致します(>_<)前回の件では、今の所は大きな水槽を置けないので、アドバイス通りに取り敢えず60センチ規格水槽をもう一本立ち上げて、Pセネガルス@+負け固体のピクトゥス@ Sナイフフィッシュ@+勝ちピクトゥス@ に分けました。質問ですが、今の所は両水槽とも大丈夫ですが、やはり近い内にナイフがピクトゥスをイジメると思われますか?その時はピクトゥスを45センチ規格水槽(外掛け式濾過のみエアレーション無し)で飼育可能でしょうか?(単独で)また、このHPを見て『水道にハイポを入れただけの水は良くない』と知りました。そこでこれからは水変えの前日に水道水をポリタンクに入れて一晩放置した汲み置き水にお湯を入れて温度合わせをして使用しようと思いますが、これだけでも大丈夫でしょうか?汲み置き水にはやはりエアレーションもしないと意味は無いでしょうか。また、ポリタンクの蓋も閉めたままより開けておいた方が良いのでしょうか?そして温度合わせにはお湯で大丈夫でしょうか?(この方法での汲み置き水をセネガルスやナイフ以外にテトラなどの水槽にも使用したいのですが可能でしょうか?)太田様は大型水槽の水換えの水はどうされているのですか?よろしければ教えて下さい(^^)

A937:現在の選択はもっともなものです。何れポリプテルスと負けピクトゥスに動きが出てくるでしょうから、そのときに対処すればよいでしょう。無論トラブル発生前に先手を打つ方がいいことは言うまでもありませんが(そう努めるべきです)。水換えの方法はそれで問題ありません。但し蓋は必ず開けておきます。でなければ意味がありません。お湯は少量なので構いません(沸騰させれば塩素も飛ぶ。酸素も飛ぶが)。全てに使用出来ます。大型水槽(濾過の規模が小型水槽の比ではないというケース)に収容している一般的な大型魚(塩素に敏感なナマズ類などを除く)ですと1/3量の水道水で問題無く、蛇口の温度を25℃(温+冷)に合わせて直接水槽に注入出来ます(勿論流量は少な目の方が安全)。小型水槽に対する点滴法みたいなものです。ホースの排水側に工夫(曝気になるよう壁面やブロックに当てるなど)すれば更に安心です。


Q936:(27/May/2007) 桃さん
 Q934・935でお世話になった桃と申します。昨日、太田様のアドバイス通り、底砂を細かい物に変えました☆お忙しい中申し訳ありませんが、また質問お願い致しますm(_ _)m 60センチ規格水槽・一灯式・上部濾過機・砂・流木・石・アナカリス少々 に Pセネガルス@・Sナイフフィッシュ@・ピクトゥスA(P・Sは20センチ程・ピクトゥスはそれぞれ10センチ程) 今回、砂を変えて小石誤飲の心配がなくなったので、餌は現在与えているヒカリクレストキャットを継続しても大丈夫でしょうか?また、カーニバルとヒカリクレストキャットでは栄養面ではどちらがPセネガルスとSナイフに向いているのでしょうか?また、水槽内の流木の表面が水変え後はいつもしばらく白くなりますがナゼでしょうか?また、『水変え時に塩を少々入れると魚に良い』と聞いたのですが、本当でしょうか?最後にもう一つお願いします(>_<)最近、Pセネガルスが水面の浮草の茂みや、濾過機の吸い込むストレーナーの横(水面)にいる事が多くなりました。最初は水草の茂みが気に入ったのか?と思っていましたが、SナイフがPセネガルスを追いかけ回しているのを目撃しました。(しかもしつこい)やはりそのストレスで水面にいるのでしょうか??元々は底に住む性質なのに長時間水面で過ごす事はカナリのストレスになりますか??今の所は餌も良く食べ元気なのですが… ちなみに導入順はPセネガルス→ピクトゥス→Sナイフの順です。ナイフがセネガルスと同じ大きさになった頃からセネガルスが水面で過ごすようになったように思います。御回答、宜しくお願い致しますm(_ _)m

A936:どのような餌も単用はよくありません。配合飼料なら2〜3種類併用します。複数の餌を与えることで栄養バランスは保たれます。食い飽きも起こし難い。/水換え後は細かな気泡が発生し、これが流木にへばり付きます。気泡が光線に反射するケースが一般的です。/ナイフフィッシュが追い立てているのは間違いありません(ピクトゥスも何れ加わる)。ポリプテルスには疲労し切って溺死してしまうか、水槽外への跳び出しが待っています。双方の混泳を継続するには水槽を今のものより1〜2段階広くしますが、置き場所が無いのであれば早々に水槽を分けるようにします。ポリプテルス類は打たれ弱い魚種ですから、混泳相手はよく考えてから導入しなくてはなりません。逆にアロワナ系古代魚類は大概気が荒く、縄張り意識も強いものです。ナマズ類は言うに及ばず。


Q935:(25/May/2007) 桃さん
 昨夜は夜分遅くの質問に丁寧な御回答、誠に有り難うございました!ピクタスは混泳には不向きなんですね…。なるべく近い内に別居させます(^^)連日の質問、大変申し訳ないのですが、今回も宜しくお願い致しますm(_ _)m昨夜の質問と同水槽(60センチ規格の一灯式・上部濾過・大磯砂3センチ敷・流木(ウィローモス活着)・塩ビ管@に Pセネガルス@ Sナイフ@ ピクトゥスA 餌はヒカリクレストキャットのみ・水換えは週一で1/3)で以前、水ミミズ・白ヒドラが発生し(発生後は薬剤不使用で早めに駆除しました)最近では様々なサイズのラミナリア?(ショウジョウバエの蛆を扁平にしたカンジで壁面や流木を這っています。今の所、魚に被害は出ていません)が発生してしまいました。なので底部をベアタンクにするか、大磯砂をごくごく薄くひくか迷っているのですが、ベアタンクだと底部が白くなり魚にあまり好ましくなさそうなので、黒色のプラ板(素材はまだ未定)を敷こうかと考えております。しかし、この方法でプラ板と底の間のわずかな水が腐敗して雑菌などの発生源にならないかが不安なのですが、太田様はどう思われるでしょうか?プラ板に数か所穴を開ければどうか?なども考えております。それとも無難に大磯砂を薄く敷いた方が良いと思われますか??また、プラ板を敷くとすれば、どの素材の物が良いと思われるでしょうか??。

A935:大磯砂は隙間に残餌・老廃物が溜まるので細かな川砂を薄く敷きます(底面の2/3も覆えば結構。魚の動きで移動する程度)。大磯砂よりも随分と白っぽいですが、その分照明を落とします(片側に寄せるなど)。水槽内壁にバックスクリーンを直接貼り付けるやり方はありますが、排泄物の量が多い現在の魚種には向きません(剥がれた時も困る)。あとは「メンテナンス」・「FAQ」の項を参照して下さい。


Q934:(24/May/2007) 桃さん
 夜分遅くに申し訳ありませんが、質問お願い致します。60センチ規格水槽(上部式濾過.大磯砂.流木1つ.塩ビ管1本・水換えは週一に1/3程)にPセネガルス@、スポッドナイフ@、PピクタスA(セネガルスとナイフは20センチ弱、ピクタスは共に10センチ弱です)を混泳しています。現在のエサはヒカリクレストキャットのみなのですが、セネガルスとナイフの小石の誤飲が怖くなってきたので、エサを浮上性の物に変えようと思っています。そこで質問なのですが、セネガルスは過去に浮上性のエサを食べた事があるのですが、ナイフとピクタスはありません。慣れればこの2種も浮上性のエサを食べるようになりますか?特にピクタスが心配で…また、ピクタス同士が成長するにつれてよく喧嘩をするようになりました。前は弱い固体が片ヒゲをちぎられていました。この喧嘩はMAXサイズになるまで、ますます酷くなる事はありますか?また、隠れ家(塩ビ管など。現在入っている塩ビ管はナイフの家になってます)を作ってあげれば少しは良くなるでしょうか?そして、ピクタスも胸鰭の棘にコリドラスの様な毒があるのでしょうか??沢山の質問、ゴメンなさい(>_<) 。

A934:順番に。双方とも浮上性の配合飼料に餌付きます。ナイフフィッシュは浮上性のペレットの方が好ましいです。但、ひょいひょい水面まで回遊してみせるピクトゥスではありますが、本来底棲魚ですので具合がよくありません(不適切な種類の餌やりを続けると突然いじけて拒食したりする)。出来れば併用(沈降性の方はピクトゥスがたちまち食いきる量に止める)が望ましいです。衝突防止の為のシェルターは無意味です。狭い水槽ではピメロディッドは同種同士(近縁種含む)の混泳は出来ません。どちらかがいなくなってしまう前に別の水槽を立ち上げるべきです。元々ピメロディッドは好戦的なグループです。混泳には全く向きません(野生では群れで行動する魚種でも)。棘条の毒腺は有名です。刺されると疼痛に加えて出血が止まりません。直接掴むと刺してきますので扱いには注意します。


Q933:(27/Apr/2007) 斎藤真一さん
 以前、レインボースネークヘッド(幼魚・Q816)の件でお世話になりました斎藤真一です。レインボースネークヘッドとは、今も楽しく暮らしております(水槽は120cmへと変更しました)。飼育する魚を考えるときは、必ずホームページを興味深く読ませていただいており、飼育のことで参考にさせて頂いています。今回、『リアルタライロン(アマパビックアイリアルタライロン)』について質問させて頂きたいのです。1週間前ぐらいに購入して(個人売買)、長距離輸送で我が家に来たのですが、到着時には一部怪我(スレ傷や顎をぶつけた傷・軽傷)をしていましたが、少しずつ治っているようですが、まったく餌を食べない(約1週間)のです。飼育環境と状況です。現在の飼育環境は150×90×60(cm)のオーバーフロー(濾過槽120×75×45)、中には他魚(ピーコックバス・オーストラリアンパーチ)の幼魚が入ったプラケースを入れ、餌用に金魚・ザリガニを入れております。(横に180cm水槽が隣接してます、気になるのでしょうか?)水質はPh6.9、水温は28℃、他は水質検知異常なしです。人気魚種の割には、書物やネット上に情報が少なく、苦戦しております。@鰓蓋外側中央に黒い斑紋(黒点・黒班と呼ばれている)があり、眼球径が大きく、尾筒の幅がある個体がリアルタライロンになるのでしょうか??。A改善できる環境や、食性など些細なアドバイスでも構いませんので、アドバイス頂けないでしょうか?、御多忙なところ申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。。

A933:インボイスがどの種を指しているのか一寸判りませんので、手元の資料を基に以下にHoplias属の簡単な区別のポイントを挙げておきます(カッコ内のインボイスからHoplias macrophthalmusだと思いますが)。以前に一度扱っていますが、分類が変更されていますので(FishBaseに幼魚画像〜残念ながらマクロフタルムス種のものは無し〜が幾つか掲載されていますので参考に)。尚、眼球径の数値は成魚のデータです。側線鱗が上方から見て覗えるのがマクロフタルムス種・覗えないのがマラバリクス種ともされますが、幼魚の段階では微妙です。マクロフタルムス種ならば巨大な眼球と無色・弛み気味の腹部がポイントになるでしょうか。1.Hoplias aimara体長100cm;幼魚班は雲班(縦帯・鰓蓋の黒班無し);タパジョス・シングー・アラグアリ・トカンチス・アマパ。2.Hoplias brasiliensis;詳細不明。3Hoplias lacerdae.体長75cm;幼魚班は太い縦帯に横帯交差;鰓蓋の黒班無し;サンパウロ/パラナ水系。4.Hoplias macrophthalmus全長100cm;眼球径大(体長の1/14〜15);腹面は平坦で無色;アマゾナス/オリノコ水系+南米大陸北東部(アマパも含まれる)。5.Hoplias malabaricus体長48.5cm;眼球径小(体長の1/18〜20);側線鱗数37〜43;背鰭鰭条数11〜12(〜13);腹面は丸く着色;幼魚班は縦帯(雲班も出る);鰓蓋に明瞭な黒班(成長過程・体調等で不明瞭);中米から南米にかけて広く分布。6.Hoplias microcephalus37.2cm;サンフランシスコ川水系;詳細不明。7.Hoplias microlepis体長36cm;眼球径小(体長の1/18〜20);側線鱗数43〜47;背鰭鰭条数13〜15;腹面は丸く着色;パナマからエクアドルの太平洋側にかけて分布。8.Hoplias patana;詳細不明。9.Hoplias teres;ベネズエラのマラカイボ湖水系;詳細不明。※一部画像から読み取っている為、不正確な場合があります。
 突進の跡が確認出来る事から未だ新環境に馴染まない/捕獲の衝撃等での怯え等が残っているものと思われます(先方で餌付いていたのであればの話)。照明を相当落とす(全体に暗く薄明かりのみの状態)・3面をバックスクリーンで覆うなどして機嫌を伺うのが一番です。金魚は構いませんが、攻撃的なザリガニは退けておきましょう。pHもピートモスなどを用いて6.5程度まで下げます(pHが高い水だと擦過傷から水カビ・全身性の感染症になる事がある)。感染症にさえ罹らなければ暫く餌を食わなくともそう衰弱しません。水換えの水には注意します。水槽に慣れるまでは汲み置きの段階でpH等調整をしておくべきです。


Q932:(25/Apr/2007) 鴉さん
 はじめまして、いつも大田さまのHPを拝見しています、出来ればウェブの情報、飼育書、などで解決したかったのですが、どうしても分らない事がありヒントをいただければと思い多忙とは思いますがメールさせていただきました。今回メールさせていただいたのはバカウと呼ばれるヒルギ科のマングローブの流木(商品名:オールドブラックウッド)での失敗です。この流木はタールを多く含むため煮沸、切断、加工厳禁と言う事を当初知りませんでした。そして私は流木の座りを安定させたいため切断加工し水道水に3日漬けたのち水槽に投入しました。飼育魚が概ね南米産の弱酸性軟水を好む種が主だったのでアクについてはあまり気にしていませんでした。しかし投入の次の日当たりから魚達の異変に気が付きました(コリドラスの頻繁な鼻上げ、ネオンテトラの立ち泳ぎなど・・)飼育水もそれまで透明だったものがやや白濁りしていました、流木投入前まで病気その他トラブルはありませんでした。慌てて水質測定をしたところPh 6.8 No2 0 No3 10 Gh 6 Kh 3 と異常値は有りませんでしたがすぐに流木を取り出し50%換水しました。しかし次の日 CoアトロペルソナータスU 二匹 Coロビネアエ 二匹 ネオンテトラ 三匹ボララス・マキュアート 二匹を殺してしまいました。原因を色々探ってみると水中に溶け出したタールがタンパク質を固着させる事が分り、それが原因の白濁りであり酸欠による死亡ではないかと仮定しております。あわててまた50%換水し様子を見ていますがブラックファントムテトラ、クィーン・インペリアル・タイガープレコがまだ調子を悪そうにしています飼育者として換水以外に出来る事はあるのでしょうか?そして一度タールが出てしまった流木を水槽で使用できる方法はあるのでしょうか?乱文、用件のみで失礼かと思いますが、ご助言お願いいたします。
タンクデータ-----------------------------------------------------------
タンクサイズ>>60*45*45水槽 メインフィルター>>テトラEX75ユーロ(外部式濾過) プレフィルター>>テトラEX75(インペラ抜いてメインにホースで直結) 上部濾過の濾槽に外部排水直結 ストレーナーにスポンジフィルタ ー投げ込み濾過(中身をサブストラック詰めた) 常時強めのエアレーション(泡の細かいエアカーテン) 底砂>>大磯(極小)を5〜10cm pH 6.8 GH 6E KH 3E No3 10mg/l No2 0mg/l 生体>>ドワーフグラミー*1 ラスボラ・ヘテロモルファ*3 ネオンテトラ*7 コリドラス・アエネウス*3 コリドラス・シュワルツ*2 ヤマトヌマエビ*3 ミナミヌマエビ*15 アルビノブッシープレコ*1 ボララス・マキュアート*2 ブラック・ファントム・テトラ*3 クィーン・インペリアル・タイガープレコ*1 レッド・ファントム・ルブラ*5 アフリカン・ランプアイ*4 コリドラス・ナイスニー*1 コリドラス・アドルファイ*2 コリドラス・アトロペルソナータスU*1 ターコイズブルー・ディスカス*1 レッドラムズホーン*5 ポピュラー種の水草を多数植えてます(ジャングル状態) 通常換水は生体の様子を見ながら月1〜2回30%程度です。

A932:月並みですが吸着濾過と潅水の併用が一番効果的と思われます。吸着濾過材には骨炭が効果あります(状況が回復したら取り出す)。但し袋を濾過器の隙間に詰めるのではなく、簡易なものでよいので専用の濾過器(詰め替えの出来るやつ)を用意・内部を骨炭のみで満たすことです。問題は骨炭がpHを押し上げることですが、握りこぶし両手分程度まででしたら然程影響は出ない筈です(無論トラブルを回避する為にもpH測定・跳ね上がるようなら水質調整剤等使用)。潅水は毎回適正なpHに合わせた水で暫くの間毎日交換した方が良いでしょう。鰓を冒されていると思われますので、呼吸の状態のチェックが重要です。流木の方ですが、この種のものは使用しないのが一番です。屋外のバケツに重石を括り付けて沈め放置(降雨でオーバーフローする場所に。水面に虹色が出なくなれば安心と言う訳ではないので、数ヶ月〜年単位)・処理後に使用は可能になる筈(切り口が強く着色しているものはちょっと駄目)ですが、水槽内に爆弾を抱えながらの飼育はどうかと思います。もっと安全なアクセサリの使用をお勧めします。


Q931:(22/Apr/2007) カドサワさん
 さっそくのご回答本当にありがとうございます。写真がとれたので添付させていただき、再度エロモナス症の病治療について質問させてください。書き忘れたデーターですが、現在は比重1.005ほど水温28度(昨日からあげました)です。口径投与が困難なため、(今食べてくれる餌が冷凍のブラインスリンプくらいです)薬浴は有効でしょうか?(塩がはいっているのでグリーンFゴールドは可能でしょうか?)エロモナスが淡水の病気ならば、塩を入れたら直るとういうものではないでしょうか?写真をみてわかるのですが、目のまわりの白い部分はエロモナスの症状でしょうか?(1年ほど前から白い部分はあったのですが、3日ほど前に、前以上に白い部分がでてきたと印象をうけました。また、体型も餌の量に関係なくこの腹がでている感じでした。以前からずっとエロモナスにかかっていたということでしょうか?)明日になっても病状がかわらなければ油を使おうと思っています。以上です。お手数をおかけしますが、どうかよろしくお願いします。

A931:現状ではかなり軽い汽水状態ですので、半海水(1.015)くらいまで濃度を上げると効果があると思われます。眼の周囲の状況は眼球突出に思えます。これは細菌感染症に顕著なものです。ブラインシュリンプを食うのであれば、これを抗菌剤の溶解液に暫く漬けてから与えるとよいでしょう。温度を上げるのは消化管の動きを活発にすることが出来ますが、半面溶存酸素量が減リますのでエアーストーンなどをフグの影響が無いよう配して下さい。以上を行った後24時間様子を見て、少しでも改善の様子が窺えたらそのまま管理・全く動きが無い/更に体色黒化など状況が悪くなってきたとなればひまし油もやむを得ません。

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