←←←(メインページへ)
(Q&Aインデックスへ)

Q900:(15/May/2006) gomaさん
 はじめまして。先日飼っていたデンキナマズの腹部が膨れ始め、一週間後に死亡してしまいました。餌を全く口にせず、呼吸のペースがかなり荒くなっていました。エロモナス菌の病気や内臓疾患を疑いましたが、腹部の充血も見られず、餌も少なめに与えていたので違ったようです。魚病薬を投入したり塩水浴をさせたりしましたが、結果は駄目になってしまいました。水槽は60cm規格、魚体は20cmで、セルフィンプレコ(こちらには何の症状も見られなかった)と混泳していました。このような病気の原因や病名は何で、また治療法はあったのでしょうか。回答をよろしくお願いいたします。

A900:デンキナマズは底砂を移動させる性質があるため、これが汚染されていると運動性エロモナス症(若しくはカラムナリス症)に感染します。充血は運動性エロモナス症の判断の目安ですが必須条件ではありません。餌の量も関係ありません。対処法は予防を徹底すること・発症の際に早期発見する以外ありません。


Q899:(14/May/2006) カズさん
 オレンジフィンレオパードプレコについて質問させてください。4センチくらいの状態で購入して一ヶ月近くたちます。それなのに見た感じ大きくなってないので餌に問題があるのか、成長速度に問題があるのかなどと思います。このプレコは動物食だと聞いたので餌には冷凍赤虫、キャットを与えようとしていますが水槽が60センチなのでなかなか餌が回りません。また混泳魚もいるのでオレンジフィンが餌を食べている姿を目撃したことがありません。餌は何を与えたら効率良いでしょうか?またどんな餌ならよく食べてくれるでしょうか?それからこのプレコを水槽に初めて入れたとき流木に一目散に泳いで行き詰まってしまい出れなくなってしまいました。その時出そうとピンセットで引っ張ったのですがそのせいか尾びれが少し切れてしまいました。これはほうっておいても大丈夫ですか?質問については@餌について何を与えれば食べてくれるのか。A水槽サイズについて60は大きいか。B成長速度は速いですか?遅いですか?C混泳魚に三匹オレンジスポットセルフィンがいるのですが(全員10センチくらい)大丈夫ですか?D尾びれの怪我は放っておいても良いですか?治療する場合は何を使えば良いですか?いろいろ検索したつもりですがこのプレコについてあまり情報が無いと思います。質問が多くなってしまったですがよろしくお願いします。

A899:トリム系であるオレンジフィンレパードの幼魚は他の大型プレコの幼魚よりも扱い易いものですが、それでもきちんと育てるには環境整備が必要です。先ず混泳させないこと(底もの・特にプレコ同士は不可)。強い流れは幼魚のうちは不要ですが、飼育水は清涼に保つこと(水槽は45cm規格水槽で構わないが、水をしっかりまわす為に上部式と外部式を組み合わせて滞りを無くす様パイプを配置と良い)。餌には冷凍ブラインシュリンプと沈降性顆粒状配合飼料(海水魚用が望ましい)をふんだんに与えることが必要です(与えた餌が潜り込まぬよう底砂は敷かないか細かな川砂がよい)。与えるときは探さなくてはならないような状況ではなく、動いたら餌にぶつかる位が適当です(勿論食い残しは30分以内に全て取り出す)。勿論オレンジフィンレパードが馴れてきたら投入する餌の量は必要な量に押さえます。尚、殻の堅い赤蟲や齧るのに苦労するキャットなどはもっと大きくなってから与えるようにします。レイアウトもこれまで何度も述べて来たように流木を転がすようなものにしてはいけません。転がすなら土管です(流木なら立てるか立つ形のものを選択)。それに罠型の人工物(焼き物の植木鉢や蛸壺など)でもなければ自分で出れる筈ですから、余計な真似はなるべくしないようにします。傷付いてしまった鰭は自然に治るのを待つしかありません。薬剤投与はリスクが大きいので避けます(二次感染を引き起こさぬよう水の管理は十分に)。トリム系の成長速度は大変遅いです。成長しないものと考えた方が気が楽なくらいです。大きな個体を手掛けてみたいのであれば、初めから大きな個体を入手するべきです。水槽内では現地サイズに達することはありません。


Q898:(24/Apr/2006) GARTSIDEさん
 こんにちは。以前Mormyrops sp.の病気について質問しましたGARTSIDEです。今は尾びれの荒れも完治し元気に泳いでおります。御助言ありがとうございました。さて、今回はオレンジフィンアーマードプレコについてお尋ねしたいと思います。3年ほど前から飼育しており、体長は約25cm、飼育水槽は60×45×45、同居魚はロイヤルトリニダード他プレコ5尾、ロングノーズエレファント1尾、ネオンテトラ30尾ほどです。一ヶ月ほど前からですが、両目の表面が白く濁ったような状態になり始め、現在は濁りも濃くなり、特に右目は部分的に白い塗料を吹きつけたようになり視力もやや落ちているようです。同居の他魚には同様の異常が見られないことから、攻撃を受けていることをまず疑いましたが、力関係ではこの個体が頂点にあり、観察してもその様子はありませんでした。次に水質の悪化を考え、水替えの際の換水量を多めにし濾過槽も洗浄しましたが特に効果は見られませんでした。またレイアウトは以前から使用している流木を中心とした簡素なもので、水槽内の異物で傷がついたとも考えにくいと思われます。餌(タブレットフード、冷凍赤虫・ブラインシュリンプ等)はよく食べており、弱っているような様子はありません。水質はph7.0前後、硝酸塩・アンモニア濃度等は特に問題なし、水温23〜25度、2週間に一度1/3を換水、上部濾過使用、照明は8~9時間点灯という環境です。現在のところ魚は元気ですが、原因がはっきりしないため心配しております。今回も何卒御所見をくださいますようお願いします。

A898:オレンジフィンアーマードが順位一位というのは考えられません。ロイヤルトリニダードが15センチを超えていればより下位な筈です。底にどっしりと構えていますか?恐らく他のプレコ連中よりも壁を移動する頻度が高いのではないでしょうか。アーマード系のプレコは混泳のミスで最も落としやすいグループです。混泳させるならブロンズプレコくらいに止めないと上手くいきません。直ちに隔離した方が良いでしょう。尚、底砂の汚染による感染症の疑いもあります(水質検査では汚染が数値に出難い)ので、水質に変化がなくとも一度底砂を全て水槽外に出して洗浄しておくと安心です(オレンジフィンアーマードが感染第1号の可能性もある)。
 眼球白濁は疾患発生の目安である他に水温急変(高温/低温とも)・老化などの不可避な生理現象などでも見られるものです(老化の場合も隔離して競争を避け、ゆったりと余生を過ごさせるのが良い)。また擦過傷はプレコの場合流木は勿論、立ち上がりパイプやヒーターカバーが存在すればその可能性を捨て切れません(プレコの突進する性質上、順位とは余り関係なく生じる)。但し擦過傷の場合両目が一斉に白濁することは考え難いので、今回は外して構わないと思われます。


Q897:(19/Mar/2006) ピロスさん
 こんにちは。以前Q884にてコリドラスの水槽について解答をいただいたピロスです。その節はどうもありがとうございました。コリドラスの餌のほうは結局キョーリンのクリーンブラインシュリンプを採用しました。 水槽施設はそのままです。今回の質問はちょっと変わっているのですが、よろしくお願いします。実は、うちに今いる魚たちは私に対してあまり愛想がよくなく、餌をねだったりするそぶりを見せません。(パールグラミーあたりはそういうことをしてくれてもよさそうなのですが・・・)そこで、今度は人馴れする魚を飼育したいのです。とはいっても現在狭いアパートに住んでいるため、用意できるのはせいぜい45cm規格水槽程度です。その程度の規模(水量)で飼育できる魚を推奨していただきたいのですが、よろしいでしょうか?条件としては、普通に手に入る飼育器具、餌で飼育できる。・魚食魚ではない。・純淡水で飼育できる。・5年くらいは飼育下での寿命がある。・できればその魚単独で飼育したい。といったところです。最初は金魚を考えたのですが、45cmだとかなり過酷なようで…。(幅はともかく奥行きが)なかなか難しい質問でだと思いますが、よろしくお願いします。

A897:小型カワスズメ類が適当でしょう。10センチを超えない魚種に限っても選ぶのに困るほどです。


Q896:(13/Mar/2006) HAさん
 このあいだは、フグとさんごの件について、ありがとうございました。このサンゴに関係あるのかもしれないのですが、この両日、水槽ガラス面にへんながいるので、これはなにか、ほっておいたほうがいいか、お知恵をいただきたくメールいたしました。2つ水槽があって、両方、ふぐが入っていて、1.021くらいの海水です。1ミリ以下で、白っぽくて1日くらいの間にわっと出ました。そういやな感じではないのですが、ガラス面にはっついて、けっこうなスピードでつつつつつと動きます。米粒をスマートにしたような感じです。感じとしては節足動物のショウジョウバエみたいな動きです。どうみても扁形とか環形動物とは思えないすばやさです(だから、いわゆる水ミミズではないようだと思っています)。ふぐの一方にためしで与えていた人工えさに群がって食べるくらいの才覚があります。ブラインシュリンプのように水の中をせっせと泳ぐ感じともちがいます。おもに水槽ガラスの上におります。ご存知でいらしたらば、どうぞよろしくおねがいいたします。

A896:予期せぬ生物の出現率は海水水槽の方が大きく、多岐に渡るので把握し切れないのが現状です。「飼育生物に有害か?」・「鑑賞上邪魔になるか」で判断するよりありません。飼育生物に付着している・飼育魚が擦り付け行動を起こしているなどであれば殺滅が急務ですし、水槽壁面を覆ってしまう・見た目気持ち悪いといった場合もそのままにしておくわけにもいきません。よく観察の上前者なら投薬・後者であれば水槽内をより清潔/貧栄養状態にして連中の住み難い環境を保つのがよいでしょう。


Q895:(04/Mar/2006) 小林さん
 お世話になってます。今回はダトニオのエサについてです。2週間ほど前から10センチないくらいのダトニオを飼い始めました。飼って2,3日はめだかを20匹水槽内に入れていました。しかしまったく食べません。めだかを食べるところは見たことがありますが、吐き出します。それからはめだかにまったく食いつかなくなりました。人口エサも浮かべたりしてみましたが、エサの近くに来て、口を当てるくらいしかしません。どうすればいいでしょうか?60センチ水槽、上部フィルター、ベアタンク、27度、水換えは週二回4分の1ずつ、です。

A895:拒食の原因は2つ・餌自体の問題と環境性です。餌がでか過ぎなのが一番問題ですが、内容から初めから拒食の可能性もあるので、複数のメニューを用意するのと落ち着くのを見守るの2段構えでいきます。餌は「FAQ」から選びます(例えば赤虫・グッピー稚魚・ビーシュリンプ等)。パーチ系は初めから配合飼料に飛びつくことなどありません。生態をよく学んで下さい。


Q894:(27/Feb/2006) DATEさん
 初めまして。アドバイスのほうお願い致します。十年ぶりに古代魚の飼育を再開致しました。3週間ほど前に60センチ水槽でダトニオを飼い始め、その1週間後にブラックアロワナ購入のため120x45x45水槽に変更、現在、ダトニオ15cm、ニューギニアダトニオ10cm、ブルーブラックアロワナ20cmが入っています。そこでまず10cmほどのアリゲーターガーを購入しましたが、3日で死亡(めだか、子赤投入も全く食べず)次にスポガー10cm購入、その日にめだかを食べましたが次の日死亡。特にいじめられている訳でもなく、変わった様子もなかったので原因がわからず、ショップで尋ねると、稚魚特有のストレスのようなことを言っていたので次は20cmほどのスポガーを購入してきたのですが、やはり同じようにその日は子赤を食べて元気そうだったのが、つい先ほど目の前で急に力なく沈んでいくように死亡しました。他の魚は全く問題なく泳いでいるのに原因が全くわかりません。一応ショップでは元気な固体を選び、水槽投入前の水温あわせ時には固体の状態を確認、水あわせなど基本的なことは問題なく行い、投入後も全く問題なく泳いでいました・u栫Bしいて問題があるとすれば、水槽投入当日にエサを食べたことによる内臓への負担があったのかなということしか思い浮かびません。PHは7・0で水温28度、上部ろ過使用、エアーフィルター1つ。以上何か見落としている部分があるかもしれませんので、お気付きの点がありましたら、宜しくご教授のほうお願い致します。

A894:これまでの経緯=先住者の状態(良好)や追加したガーパイクが別種(由来が異なる個体)であったこと・特に目立った症状が見られないなどから疾患の可能性は除外されます。いじめの存在とそれに伴う事故死でしょう。主な原因としては直接攻撃による障害・突進による頭部や脊椎の損傷・空気呼吸不足(溺死)などが考えられます。ダトニオイデス(特にニューギニアの方)・アロワナとも犯人の疑いが濃厚です(連中が何をし得るかは各管理法参照)。発見出来なかったのは観察量不足(観察力ではない)です。これを確認するには次に導入するガーパイクを別水槽・もしくはセパレータで仕切った状態において様子を見ることです。


Q893:(26/Feb/2006) HAさん
 いつも御世話になっております。さて、海水でミドリフグを飼っているのですが、ディスクコラルなどを入れようかと思っています。ただサンゴは強い照明を必要とするようです。フグはもともとマングローブ林のどろ水の中にすんでいるものだと思いますが、そうだとすると、強い光をがんがんあてて迷惑ではないでしょうか。フグに最適な光はどの程度か(蛍光灯1本くらいのほうがいいとか、メタハラランプで照らしても魚は困らないとか)、おわかりでいらっしゃいましたらば、お教え下さい。またサンゴは死ぬと溶けるそうですが(あまりひどくならないうちに引き出しますが)サンゴが弱ると魚によくないものを出すということはありますでしょうか。イソギンチャクが死ぬとひどく水を汚すということを聞いたような覚えがございます。どうぞよろしくおねがいいたします。

A893:浅海の光線は河川・湖沼と比較にならない強さです。勿論珊瑚礁に比べればマングローブは様々な遮蔽物の影響で少ないでしょうが、人工的に作り出す光線などで太刀打ち出来るレベルではありません。また、ミドリフグはスリーパーの様に物陰に潜む性格でもありません。明るい環境で色飛びを起こしたという話も聞かれません。
 珊瑚類は死亡すると水槽環境を直撃します(但しハコフグ死亡時のような毒の目立った影響は無し)。隔離のタイミングを掴み難いのも原因でしょう。イソギンチャクはガスの発生量がとても多いので目立ちますが、他の珊瑚類の影響も小さくありません。但し当ウェブサイトでは珊瑚類の管理法は公開していません。何故なら繁殖は勿論、水槽内での長期の維持すら不可能だからです(可能だと言っている人がいればそちらに聞いて下さい)。公的水族館でも只の消耗品扱いです。


Q892:(22/Feb/2006) 小林さん
 ダトニオについてはお世話になりました。今度は水槽内のことについてです。1週間ほど前から水槽がぼんやりしてるなと思っていましたが先ほど観察していたら、微妙に跳ねているのを発見。ヒーターのカバーやフィルターの吸い口などにびっしり着いています。何なのでしょうか? 魚たちには害はない様なのですが、、水槽データ 60センチ企画水槽 上部式フィルター 週1の水換え 水換えのたびに適量のジクラウォーター投入 低床、ろ過ジャリ〔コトブキ〕エアレーションあり ノーザンバラムンディー 8p オレンジカイザープレコ 6センチ エサ、乾燥えび。一日2回。 プレコダブレッド4分の1 このとうりびっしり虫が

A892:水ミミズでしょう。「FAQ」に詳細があります。


Q891:(18/Feb/2006) 小林さん
 ダトニオイデスは90cm水槽では飼えないということはわかりました。では、ダトニオプラスワンはどうでしょうか?

A891:ダトニオイデス各種と適合水槽サイズについては「ダトニオイデス管理法」にある通りです。

inserted by FC2 system