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Q890:(18/Feb/2006) 小林さん
 はじめまして。90cm水槽でダトニオイデスを飼いたいとおもっているのですが、終生飼育はできますでしょうか? ショップの人は、あまりお勧めはしないとのことでしたが、どうなのでしょうか?

A890:「さかなを飼育するということ(当ウェブサイトの考え方)」に目を通して下さい。その上で質問があれば再度メールを下さい。


Q889:(07/Feb/2006) イケベさん
 こんばんは。以前ミドリフグのリムフォでお世話になりましたイケベです。おかげ様でリムフォの痕も消えて随分大きく成長し、元気に泳ぎまわっているのでもう完治したかなと思います。本当にありがとうござました。今回はフィルターなしの水換え頻度について質問をさせて下さい。現在使用している外部フィルターが故障したので修理にだそうと思っています。しかし、うちのフィルターはそれひとつだけなので、フィルターがない状態では、どれくらいの頻度で水換えが必要となるでしょうか。60cm水槽(酸素補給と昼はフグが水流で遊ぶので空気をかませた水中フィルター、夜はエアーポンプをつけています)ミドリフグ(8cm位)が1匹 餌は1日に朝夕2回が基本(キャット4粒に冷凍の緑のブラインシュリンプ1/4を1回分の目安として、それを食べてくれない時は冷凍処理した貝のミンチ・釜茹でシラスなど随時与えています)普段の比重は1.015付近・水温は24℃・ph8.0普段の水換え頻度は1週間に1/3 薄く大磯砂をひいており水換えの時に砂利を吸い上げなら水を吸い出すタイプのポンプですいだしています。(糞も気がついた時にスポイトで吸い出す)物理ろ過のマットは2週間に1回かえています。水換えに関ってきそうな、水槽の状態で思い当たるものは書き出したのですが、判断材料として足りるでしょうか。どうかよろしくお願いいたします。

A889:具体的な数字(日数)は提示出来ませんが、数日に一度程度の水換えで持つ状況に思えます(但し生餌を与えない場合)。水中フィルターが稼動しているならば余り神経質になる必要はありません(水中モーターだけなら話は別ですが)。


Q888:(07/Feb/2006) 渡井さん
 こんにちは。渡井と申します。質問なのですが、バトラクスキャットの雌雄の判別はどこで見分けられるでしょうか?分かる限りでいいので教えてください。よろしくお願いします。

A888:バトラクスキャット(若しくはガーフィールドキャット)Asterophysus batrachusの場合、成熟した雄個体の第1臀鰭鰭条が交接器(体内受精用)となります。雌個体の方の第1鰭条は生涯変化しません。性差による鰭(主に背鰭・臀鰭)の形状の違いはこのグループ(ウッド-ドルフィン系)ではよく見られる特徴です。
 p.s.メールの件名が無い場合は今後削除対象です。


Q887:(01/Feb/2006) 仁志村さん
 太田透様こんばんは、仁志村と申します。クラウンローチ(14cm)の飼育に関しまして御指導宜しくお願い申し上げます。私は14cmのクラウンローチ一匹を最近購入(同サイズ複数販売でした)しました。購入後に、この魚は5cm以内ほどで多く見かける同名魚とは異なる“大きいクラウンローチ”かもしれないと知りました。どのような差異があるのでしょう? また現在 W90×D45×60H水槽でオスフロやセルフィンプレコ(いずれも約30cm)と混泳しておりますので、活動時間帯(夜行性?)がとても気になっております。隠れ家の重要性も気になっております(現在は、出入口を付けた網籠を沈めておくとその中に入りっぱなしです。夜間に出て捕食しているのなら良いのですが…)。(以下略)

A887:クラウンローチの属するChromobotiaは1属1種です。本種は最終的に全長30センチに達しますが、寿命が極端に長い(半世紀に達する)為か小さな個体を水槽内で馬鹿でかく育て上げることは難しいようです(寿命の前に殺してしまうということ)。また、四方が透明のガラス水槽ではまず大きくならないでしょう(この手の魚種を大きく育てるならば広いコンクリート池が良い)。本種は他のボティア同様気が強いので怪我・体色暗化・痩身などが生じていなければ、現在の混泳に問題ありません(餌は消灯前に撒けばよい)。
 P.S.掲示板は管理が億劫になってしまい再開の目途は立っていません。更に特定電気通信役務提供者として法的な義務を負わされるのも勘弁して欲しいというのが本音なのです。


Q886:(19/Jan/2006) カズさん
 前回はダトニオプラスワンの件、どうもありがとうございました。あの後、ダトニオ含むアイスブルーシクリッド以外の魚を60センチに一時的に入れることにしました。そのため、現在30センチ水槽にはアイスブルー二匹しかいないので、シノドンティス・ムルチプンクートゥスゥスレッドテール・ブラックシャークを追加しようと考えているのですが可能でしょうか?また、レッドテール・ブラックシャークのようにテリトリーを持つ気の荒い魚は過密飼育でその問題は解消するのでしょうか?教えてください。

A886:狭い水槽(一般的な家庭用水槽)ではアイスブルーと他魚種との混泳は出来ません。どう細工しても無駄です。これはレッドテールブラックシャークにも言えることです。


Q885:(14/Jan/2006) カズさん
 初めまして。一週間ほど前からダトニオプラスワンを飼育し始めたものです。ダトニオの仲間を飼育するのは初めてで、餌を店員に聞いたところ「餌はメダカと赤虫とエビだよ。」と言われて販売されている水槽の中では大きめな6センチ程の幼魚を購入しました。まだ幼魚なので30センチアクリル水槽にいれ、一日程立ってから餌を与えましたがメダカ、冷凍赤虫両方とも食べない様子。ダトニオは幼魚のころ餓死しやすいと言うことでクリルを与えてみたらこれはよく食べました。ただ、クリル単色は良くないようなので他の餌に餌つかせたいのですがこのサイトにかかれている餌の切り替えの【1】のようにクリルを与えなければならないのでしょうか?注意にクリルを与えないようにと書かれているので悩んでいます。あと、友達に聞いてみたら「ダトニオの口に無理やりメダカを入れたらどうだ?」と言われたのであまり気が乗りませんでしたがダトニオとメダカを水から出して実行したらメダカを食べました。このような方法はよろしいのでしょうか?水槽の中にはダトニオプラスワン(6センチ)、スポッテッドガー(8センチ)、ポリプテルスセネガルス(8センチ)×3、アイスポット・シクリッド(7センチ)×2、レッドコロソマ(5センチ)、アイスブルーシクリッド(6センチと4センチ)×2がいます。大きさはどれも約です。ダトニオは喧嘩している様子も無く黒化もしていませんが、アイスブルーシグリットがダトニオのことが気に食わないようでたまに追いかけます。アイスブルーシクリッド以外はどの魚も大型になるのでもう少し大きくなったら別の水槽に移し変えるつもりです。PHは約7・5、購入前の水槽では7前後だったそうです。また、水槽内にはシェルターやエアストーンもいれています。ご返事よろしくお願いします。

A885:食う餌がクリルだけならばこれを使用しながらの切り替えも已むを得ません。方法は「FAQ」の通りです(時間はかからない筈)。強制給餌はストレスを伴うので行いません。飼育者の手間も無駄に増大しますし、消化管内で餌が滞り腐敗する危険性もあります。尚、メダカはでかすぎるので、生餌を与えるのであればグッピーの仔魚・ビーシュリンプなどを試してみましょう。
 ダトニオイデス(特にこの時期の個体)とカワスズメ類との混泳は避けるべきです(他の大人しい魚種にもよくない)。特にアイスブルーは危険です。直ちにセパレータを使用してでも隔離するべきです。偏食などよりも危険な状況です。


Q884:(13/Jan/2006) ピロスさん
 こんばんは、はじめまして。いつも「おさかなマガジン」読ませていただいています。実はコリドラスの水槽についてずっと悩み続けています。ある人は「底面濾過が最強!」と言い、またある人は「やはり外部には勝てないでしょ!」と言い、そのまたある人は「水草を植えないのであれば酸素がたくさん取り込める上部が一番!」と言います。また、底砂もある人は「やはり大磯の7厘くらいが一番いいんじゃないの?」と言い、またある人は「コリドラスには細かい田砂が向いている!」と言います。かくいう私の水槽環境は上部や底面を試した挙句、60標準水槽に田砂を25キロほど入れ、そこにテトラのダブルブリラントフィルターを4つ埋めるという方法をとっています。水草やアクセサリーの類は一切入れておりません。泳いでいる魚はコリドラスいろいろ9尾、パールグラミー1尾、カージナルテトラ15尾です。今までも病気の魚などは出ていませんし、水換え直後にPHが時に高め(7近く)になる以外は特に問題は出ておりません。水換えは週一度、約18リットルほど換えています。その際に埋めてあるダブルブリラントフィルターを一組、排水で揉み洗いしています。前置きが長くなりましたが、太田様の考える「理想のコリドラス水槽」とはどのようなものでしょうか?ぜひ参考にしたいのでぜひお聞かせくださいませんでしょうか。また、「おさかなマガジン」内で「コリドラスの餌にはブラインシュリンプがよい」という記事を読んだ記憶があります。これはどういう理由によるものでしょうか?また、このブラインは成体を指すのでしょうか?私は上記環境の魚たちに日に一度、キョーリンのクリーン赤虫2粒、同社クリーンみじんこ1粒を与えています。与えすぎかなぁとも思っているのですが、特に食べ残しなどないのでそのまま与え続けています。また、クリーン赤虫などに添加されているビタミン類などはちゃんと効果はあるのでしょうか?また、「クリーンにする」メリットは大きいのでしょうか?質問がいっぱいで申し訳ありませんが、真剣に悩んでますのでご回答をよろしくお願いします。

A884:コリドラス類の管理に関して何故色々な意見があるのかというと、それぞれの飼育目的が異なるからです。濾過に関し流水性コリドラスであれば流れと溶存酸素量を確保出来る上部式濾過が、溜まり水の好きな種類(溶存酸素不足を腸管呼吸で補う)であれば生活環境である底砂を活性化させる底面式濾過が良いわけです。砂はひげの擦り切れを回避する為ならばなるべく細かい粒(泥に近いほど擦り切れを軽減)を用意しますが、底面式濾過を導入するのであれば逆に大磯砂(大粒)でなくては目詰まりしてしまいます。どの辺りに重点を置くかは飼育者の裁量にゆだねられます。餌の件(入手の容易な餌として配合飼料・冷凍赤虫・ブラインシュリンプを比較)ですが、これも配合飼料が底砂を汚し易い(ヘドロ化)こと・赤虫は消化が悪いこと(生きたものは冷凍モノより更に消化がよくない)の二点よりブラインシュリンプ(冷凍物は大きいので成魚用・ステージ毎に使い分けるのが普通)を推奨しただけで、他に自分の環境に良い餌があればそちらを使うべきです。同系統の各商品については魚に聞く(双方与えて食いや成長具合を比較)のが一番です。商品自体の解説はこちらで断言出来ません。信じる・信じないのレベルです。ビタミンは不足すれば困るでしょうが、過剰摂取も問題になるわけです。一概には言えません。


Q883:(13/Jan/2006) GARTSIDEさん
 こんにちは。以前Mormyrus kannumeの異常行動について質問しましたGARTSIDEです。その後kannumeは広めの水槽で元気にしております。御助言ありがとうございました。さて、今回はMormyrops sp.(mariaeと思われる種)についてお尋ねしたいと思います。2年ほど前から飼育しており、体長が8cmから現在は12cmほどに成長したため、3ヶ月ほど前に30cmより40cm水槽(上部濾過使用)へ移しました。導入以降単独飼育です。この水槽に移してからと思われますが、尾びれが徐々にぼろぼろと裂けたような状態になり、現在は根元部分を残してほぼ尾びれがなくなってしまいました。場所から尾腐れ、ひれ腐れなどの疾患を疑いましたが、他のひれは異常なく、これ以上体表に広がる様子もありません。また水槽内には尖っていない小さな流木があるのみで、これによって傷がついたとも考えにくいと思われます。餌(冷凍赤虫)は非常によく食べており?普段は流木の陰でほとんど動きませんが、給餌時や消灯後には活発に行動し特に弱っているような様子はありません。ph7.0前後、硝酸塩濃度等は未計測、水温24〜26度、2週間に一度1/4を換水、外からの間接光が当たる場所のため照明は夜間のみ1~2時間点灯という環境です。現在のところ魚は元気ですが、尾びれの消失の原因がはっきりしないため少し心配しております。今回も何卒御所見をくださいますようお願いします。

A883:状況から擦過傷からの感染によるカラムナリス症と思われます。環境的要因とモルミルスの特有行動(機械的な擦り付け→水槽壁面や流木・底砂等)が擦過傷を引き起こし、そこから感染したのでしょう。こうしたケースであれば水質に特に異常がない場合でも発生し、他の鰭に無関係(但し一時的なもの。放置すれば何れ全身に移行→エロモナス菌などの更に凶悪な細菌感染を招く可能性もある)でもおかしくはありません。
 先ず病魚は隔離の上薬浴・病気の進行が止まるまで治療を続けます。この間に既存の環境を改善しなくてはなりません。モルミルス類やナイフフィッシュ(特に電気系)・各種ナマズ類のシェルターとして流木は不適です。必ず擦過傷の原因となるからです。流木そのものだけではなく、潜り込み行動や小刻みな前後運動により先に挙げた基質に常に体の一部が接触するからです(今回は尾鰭)。彼らのシェルターには土管(植木鉢や蛸壺は事故に繋がるので不可)を用います。サイズは径が体高の2〜3倍・長が全長の1〜1.5倍が適当です。市販品にサイズが無ければ灰色の塩ビパイプで代用します。ホームセンターに行けば幾らでもサイズ調整が可能な筈です。尚、シェルター自体大きなものとなるので、水槽容量も十分広いものにしなくてはなりません。


Q882:(欠番)

A882:。


Q881:(12/Dec/2005) 林さん
 太田様、ノーザンについてのご意見ありがとうございました。水槽は最近買い替え、新たに購入するのは無理なのですが、奥行きが60では最後まで飼いきれないのでしょうか?あと、以前セルフィンを3ヶ月ほど隔離しましたが、ノーザンのひれに、まったく変化が見られませんでした。設置場所はリビングで入り口も近く、人も常に通る場所ですが、家が狭くおき場所を変えることができかねます。このままで、魚のストレスを減らす方法はありませんか?よろしくお願いします。

A881:直ぐに行うことが出来るストレス緩和法としては、a.水槽3面(裏面と両脇)程度をバックスクリーンで覆う、b.照明を手動からタイマーに切り替えるの2点があります。人影=環境激変のケースに有効です。水槽を動かす機会があれば、a.水槽の位置を人の目線にまで引き上げる、b.床に緩衝材(コンパネ等)を敷く、c.水槽を90度回転(鑑賞面を狭い方に切り替えることで無理やり”奥行き”を作る)などの対策が取れます。
 如何に手を尽くしても水槽が狭ければ突進の完全な回避は不可能です。突進はいわゆる病気ではないので死に直結はしませんが、成長に伴い体型異常(ノーザンバラムンディの場合は鯛のようになる)・ひげがもげる・鰓めくれ・擦過傷(眼球や体側)・鰭損傷などの症状が重なって天寿をまっとうすることは出来ません(→「さかなを飼育するということ」参照)。

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