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Q830:(30/Mar/2005) 上野さん
 はじめまして、上野と申します。このサイトでは、かなりたくさんのことを学べ、とても感謝しております。お忙しいところ申し訳ありませんが、質問させてください。最近まで60cmと90cm*30cm(奥行き)水槽でポリプテルス上顎各種を合計10匹ほど飼っておりました。最近、魚たちも少し成長してきてふとした拍子にデルヘッジが良く暴れるようになり、下顎をガラス面にぶつけ軽く割れるような感じになってしまいました。ひどくはないのですが、この傷は、このまま時間がたてば直るのでしょうか?それとも、カッターで切るなどの処置が必要なのでしょうか?あと、レトロピンニスをたまたま立ち寄ったショップで見つけあまり手に入る魚ではないので、問答無用で購入しました。しかし、ショップにいるときから、あまり状態は良くなく胸鰭はささくれ、目は白濁してました。うちにきてからまめに換水をして、もう2ヶ月ほどたちますが、ある程度白濁は直ってきたのですが、完治はしていません。スレ傷魚病薬などで治療すると完全に直るものでしょうか?
 あと、上記に書いた水槽では手狭になってきたので120cm水槽を立ち上げ、各水槽から、飼育水、濾材を全部移し変えまして、不足分は新しく追加しました。で、その水槽を立ち上げて3日ほどで、エンドリの幼魚(10cm)を買って来たのですが、水槽に投入後3日ほどで、ポップアイ、体の側面に3mmほどの赤い斑点が出来死んでしまいました。エロモナスでしょうか?同居のポリプたちは病気も出ていません。デルヘッジの幼魚(7cm)もおりますが、こちらも大丈夫です。立ち上げてまもない水槽なので3日に1度1/4の水換えを行っておりましたので、極端に水質悪化はしていなかったと思うのですが・・・ph7.0です。ロザイも、移し変えるときに軽くすすいでおり、濾過層自体に汚れもたまっていません。
 たくさん質問して申し訳ありませんが、もうひとついままで、光キャットをいれると我先にと、食いついてきたパルマスが、120cmにいれてから、冷凍アカムシにも、キャットにも見向きもしなくなりました。体型は良く太っていて、健康そうなのですが、環境の変化のせいでしょうか?いつも、消灯後に餌を投入して、薄明かりの中、全員に餌が行き渡っているか確認しているんですがみんながもう食べなくなって、まだ底面にキャットが残っているんですが、翌朝には全部なくなっています。人の気配があると食べないで、気配がなくなってから食べたりってあるんでしょうか?長々と、たくさんの質問申し訳ありません。お仕事の合間にでも、ご返答いただければ幸いです。よろしくお願いします。
 (追伸分)申し訳ありません水槽データを書いておりませんでした。120*45*45水槽で、120よう上部濾過器(レイシーのような大きなものではなく一般的なもの)と60cm用上部濾過器を2台水中モーター式濾過器1台で回しており120用濾過器の中身は、スドーのロザイ(円柱形タイプ)7割と軽石(中性のもの)60cm上部濾過器の中身は、2台ともに珊瑚です。底石は、大磯を1cmほど轢いております。混泳魚に、ダトニオ+1(7cm)、や、コンゴテトラなどがおります。近日中に、60cm上部濾過器を取り除き 120cm対応の外部濾過器を追加する予定です。それではよろしくお願いします。

A830:人為的な整形はしないようにします。殆どの場合飼育者が考えるほど魚自身に深刻な影響は無く、整形を加えての二次感染やその行為自体の方が命取りになります。狭い容器内での突進と判明しているのですから、水槽を広げたことで落ち着くでしょうし怪我の回復も遠くは無いでしょう。但し120cm水槽の現状はよくないようです。濾過機能が崩壊しているようなので、落ち着くまで(珊瑚が濾過材に加えられていればpH値低下での判断は出来ない。アンモニア及び各種塩類水質検査も欠かさず行う。恐らくは亜硝酸塩値が跳び抜けて高い筈)毎日水換えを行い強制的に水質を維持する必要があります。レトロピンニス・エンドリケリの幼魚とも細菌感染症(カラムナリス症・運動性エロモナス症B)に罹っています。別個に治療をした方がよいでしょう(治療法は「FAQ」)。パルマスの食欲不振も原因は同じです。餌の量も調節した方がよさそうです(絶食は不可。一日分の餌のやり方を濾過に負担がかからぬよう、日に数回に分けるなどする)。


Q829:(23/Feb/2005) 角田さん
 こんにちわ、角田と申します。以前ベランダに放置していたベビーバスくらいの容器に、アカムシが大発生したことがあります。嬉しいけどとても消費しきれないなと思いながら、片っ端から水槽に放り込んでいたら、驚くほどすぐなくなってしまいました。素人がこういうことを定期的に起こすことは可能でしょうか?

A829:常に容器内を溝化(酸欠状態で全く構わない)しておき、更に親虫(赤虫系ユスリカ)が確保出来ていれば可能です。幼虫(赤虫)の餌は有機物です。腐敗する前のフレークフードなどでは駄目で、使用する場合はヘドロ化するまで放置します。赤虫系ユスリカの活動期間は春から秋で、周期(卵〜親が卵を産むまで)は約1ヶ月です。収穫はこの周期に上手くタイミングを合わせます。但し町で消毒作業など行われれば親虫は消え、結果的に養殖も期待出来ません。親虫を囲い込む方法は上手くいきません。


Q828:(19/Feb/2005) メカスターさん
 初めまして。メカスターと申します。60cm水槽が1つ空いていて,そこにピーコックスネークヘッドを飼う事にしたので,現在調べているのですが資料がほとんど無くて困っています。水は既に出来ていて中にアップルスネール×2がいます。砂利は田砂でシェルター1つと流木2本を入れています。質問ですがこのスネークヘッドはどのように飼育すればいいですか?よろしくお願いします。

A828:飼育法は他のスネークヘッドと全く変わりません。上の「スネークヘッド管理法」に準じます。現在水槽内にあるアップスネールやシェルター類は、事故の元なので他の水槽に移すなどする必要があります。


Q827:(16/Feb/2005) ヤマノリさん
 ゼブラキャットを幼魚にて購入、人工飼料のみで育てたいが可能ですか?また餌付けは比較的簡単にできますでしょうか?

A827:幼魚の内は赤虫等を併用し成長促進を図ります(小型の個体は抵抗力が低い為)。赤虫を拾うのが苦になるくらいのサイズまでは併用が安全です。個体の状態は購入時に必ずショップの店員に質問・若しくは実演を頼んで確認するようにします。配合飼料への餌付けは容易な部類に属しますが、拒食の個体であったら話は別ですから。後は「FAQ」の餌の切り替えにあるとおりです。


Q826:(09/Feb/2005) 二村さん
 太田様、質問に答えてくださり、本当にありがとうございました。もうすでに質問倉庫にあることも知らず、すみませんでした。シンブランクスについて質問です。本を見てみると、日本産のタウナギしか載っていませんでした。外国産のものも飼育法は同じと書いてあったのですが、シンブランクスも含まれているのかわかりません。シンブランクスも同じ方法でいいのでしょうか?教えてください。おねがいします。

A826:南米産タウナギの飼育管理は国内のものと特に変わるところはありません。


Q825:(25/Jan/2005) 日向さん
質問なんですが、最近我が家のpoエンドリケリーコンギクス(35cm)が餌を全く食べなくなってしまって困ってます。下顎が軽く赤く、血がにじんでるように見えるのですが、病気なのでしょうか?それともただの怪我なのでしょうか?飼育環境は90×45×45ガラス水槽で、上部フィルター+外部フィルター、水換えは3、4日に1回、4分の1、phは7.0前後です。ちなみに同居している魚達はピンピンしていて餌食べまくってます。150×75×60水槽を購入したのですが、まだ自宅に届いていないのでなんとか頑張ってます。なにか良いアドバイスがあれば宜しくお願いします。

A825:水槽がとんでもなく狭い事から、下顎先端の傷は突進によるものと思われます。怪我をしている個体のストレスは相当なものです。広い水槽が着くまで我慢してもらうより他ありません。


Q824:(23/Jan/2005) 中村さん
q824.jpg 初めまして。2年10ヶ月程前から飼育しているミドリフグ(60cm水槽で2匹、体調15cm程度、塩分濃度1.012程度、水換え1週間に1回1/3程度、フィルター外部式2基、底砂大磯+サンゴ砂)なのですが、おととい1匹の胸鰭が赤く充血し一部溶けたようになっているのを発見しました。傷ではないようなので、鰭腐れ病のようなのですが、フグは薬に弱いということなので、出来れば使用したくないのですが、薄めた薬剤を患部にハケなどで塗る方法でも良いのでしょうか?水槽の大掃除を暫く怠っていたため、砂底の汚れが原因ではないかと思い、すぐに大掃除しましたが、現在の時点で充血は治まらず、鰭の欠損も若干進んでいるようです。大掃除の後ということもあり現在はあまり食欲がありませんが(多少は食べています)、発見時は食べていました。また、口の中も多少充血しているようなのですが(デジカメの調子が悪く写真が取れませんでした。)、これも同じ菌によるものでしょうか?口の中の充血は暫く前からありました。宜しくお願いいたします。

A824:飼育環境(塩水飼育)・症状の外観(火傷状)・時期(冬の水温低下)などからビブリオ症の可能性が高いです。治療には抗菌剤(エルバージュ等)を使用しますが、はっきり言って余り有効ではありません。また、全身を刷毛で塗りたくるより薬液に漬ける方が確実で(塗り残しがあっては意味が無い)、魚体にも余計なストレスを与えずにすみます(毎日のように塗布が必要な為)。濃度は始め低めに設定して、回復に向かわないようであれば徐々に上げるようにします。ビブリオ症は日和見感染ですから伝染性は低く、病気の個体のみ隔離して薬剤による治療、健康なほうの個体は環境改善で発生を防ぎます。本疾患は一旦発生して仕舞うと治療が大変困難ですので、日頃から魚にストレスを与えぬようにして予防に努める必要があります。


Q823:(12/Jan/2005) 城所さん
 初めてメールを差し上げます、城所と申します 海水魚や汽水魚をはじめて数年になりますが、最近フグの仲間に興味を持ちました ハチノジ、レッドラインなどを飼育したいと考え、水槽を立ち上げたのですが、やはりフグ以外に混泳相手がほしいと思います(混泳は難しい事は承知の上ですが)レッドラインはわりかしおとなしいと聞いたのですが、やはり体格差のある魚種との混浴は不可能でしょうか?また、フグはエビを好むと聞きましたが、そうなるとヤマトヌマエビや海水中でクリーナーシュリンプも捕食するのでしょうか? お忙しいところ申し訳御座いませんが、上記の事をご教授いただけたら幸いです

A823:大人しいフグという言い方はフグ同士の比較論に過ぎません。有効なのはフグマニア・養殖業者くらいのものでしょう。フグと他魚種との安全な混泳は水族館並みのだだっ広い水槽でも有れば可能ですが、通常の家庭用水槽内では有り得ないものとします。フグはその本能(好奇心)から様々なもの(場合によっては生物以外)にちょっかいを出します。無脊椎動物はその興味の対象に必ずなるので注意が必要です。飼育してみると解りますが、フグは単独で十分楽しめるグループです。


Q822:(05/Jan/2005) 角田さん
 はじめまして 角田と申します 3年ほど前にナッテリーと表記してあった2センチほどの幼魚を200円程度で一匹購入しました。現在15センチ程になりましたが写真などで見るとどうもピラヤという種類のようです。小さい頃は冷凍のアカムシやブラインの成体、また増えすぎたグッピーなどをたまに与えていましたが、ここ1年以上は完全に人工飼料(ひかりのナマズ用やディスカスフードなど)で育てています。水槽は90センチにピラヤより大型のプレコを流木と共に同居させていますが、たまにバトルしているもののまず何とか上手くいっているようです。質問ですが、このまま人工飼料のみで飼育してまだ大きくなるでしょうか?この水槽で飼育可能な出来るだけ大きな固体になってほしいのですが、やはり生餌を与えないと無理でしょうか?

A822:カラシン目魚種の多くは、肉食傾向の強いものの基本的には雑食性ですから、生餌特有の効果と言うものは余りありません。基本的には良質の配合飼料単用で十分です。勿論メニューが多いにこした事はありません。魚を大きく育てるのに必要なのは容器の広さと壁です。個体が小さいからと小さな容器に閉じ込めておくと、必ず後の成長に影響が出ます。ピラヤをフルサイズに近付けたいのであれば120×60(全長25cmくらいまで)→180×90cmクラスの水槽(要するになるべく広い容器)を使い、3面を壁にすることです(バックスクリーンを貼ってもよし、壁に密着させるのもよし)。この方法はピラニアに限らず殆どの魚種に有効です。


Q821:(01/Jan/2005) 杉山さん
 杉山です。僕の知り合いのZさんが2週間海外に出張するので、今日からドラードキャット8cmを預かる事になりました。今バンデットピラムターバ6pと36cm水槽で同居させてます。餌は、アカヒレSと冷凍アカムシを食べてたそうです。飼育環境は、水温27度、水質中性、フィルターは上部式、弱い水流を作っています。ドラードキャットについて5個質問します。
@水温は、24度が上限といわれておりますがZさんがお店の人に聞くと「幼魚の頃は白点病になる可能性があるから止めた方がいい。」 と言われたそうなのですが、どうでしょうか?
A餌は、一日朝夕の2回でいいでしょうか?
Bシェルターは必要ですか?(現在は入れてます。)
C餌を食べない時は、どうすればいいでしょうか?
Dもし突進して吻部分を潰した場合どういう対処をすれば宜しいでしょうか?
 お願いします。

A821:幼魚は急流にいませんから多少は高目でも構いませんが、白点虫を制御するほどの高温は駄目です(かえって体力切れを起こしかねない)。白点虫に関しては温度以外の対処をします(方法は全て「FAQ」にて回答済み)。餌は量をきちんと確保すれば結構。シェルターに隠れていますか?隠れていたら環境が悪いです(遊泳型ピメロデラは隠れないのが普通です)。考えられるストレス要因を取り除いて隠れなくなるようにします(その後取り出す)。拒食の場合は餌の種類を幾つか揃えてから「FAQ」の切り替えに沿って対処します。吻端損傷の対処法として重要なのは、次の突進を回避する事です(水槽サイズを引き上げる・置き場所を変える)。照明のオン・オフは全てタイマーで行います(拒食・突進などの異常行動に有効)。

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