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Q680:(27/Apr/2003) 長谷川さん
 こんにちは。飼育魚の活性化について教えてください。私は本当に欲しい魚だけ飼育しようと90cm水槽に各種の魚を15匹ほど飼育してたのを魚を減らし、120x60x45の水槽にアルビノオスカー、ワイルドオスカー、エンゼルの3匹だけにしました。水温は24度、PH7.0、縄張り意識の強い魚ばかりですが三匹ともケンカはしてません。ところが、その結果、水槽内は見事にダレてしまいました。三匹とも全く安心しきったようにダレてしまい。餌やり以外(餌食いは良いです)の時は水底や隅っこなどで休んでばかりであまり動かなくなったうえ、動いてもスローモーションのようなスピードでしか動きません。お互いを敵とかライバルと全く認識していず緊張感がほとんどないようです。私の当初の考えではオスカーたちが広大な120x60水槽をノビノビ動きまわるような光景を想像していたのですが、あてが外れました。90cmや75cmの水槽で飼ってた頃は彼らは水槽の端から端まで豊富に動き回ってて面白かったです。どうすれば、あの頃のように飼育魚を活性化させられますか?

A680:新しい環境(水槽)導入直後によく見られる状態です。更に縄張り確定までの相手の出方を伺う状態でもあるようです。シクリッドですから永久にこのような状態とはならないので、もう少し気長に見守ってはどうですか。


Q679:(19/Apr/2003) 渡辺さん
 はじめまして渡辺といいます。テトラオドン・ムブのエサの事について質問した事があるのでよろしくお願いします。現在約10cmくらいのテトラオドン・ムブ飼育しています。このサイトを参考に人工配合へ切り替えようと挑戦していますがなかなか。そこでよくアマゾンソードを啄ばむ光景を目にするので、今度水草をエサと考え植物性の摂取をさせようと思っています。この様な方法でもムブの長期飼育が可能どうかご意見を伺いたくメールしてみました。よろしくお願いします。
 水槽サイズ:120×45×45 ペーハー:7.2 混泳:ナシ 
 底砂:ナシ 
 現在食べるエサ:冷凍赤虫、ヤマトヌマエビ、石巻貝、メダカ
 水草はプラスチック容器に砂利を入れアマゾンソードを植えています

A679:フグの場合、水草に対しては通常好奇心から来る破壊行為ですので、これが彼等が植物質の餌の代用としているということにはなりません。また水草は繊維質が非常に多いものですから、肉食専門の魚種の消化管には負担が過ぎます。時間をかけてペレットに移行させるべきです(FAQ参照)。


Q678:(08/Apr/2003) Jun-iyruさん
 こんばんわ、今回は2つ質問があります。120cm水槽で30cmのケツギョと35cmのマナマズを飼育しているのですが、ケンカが絶えません。なんとかケンカをやめさせる方法はありませんか?あと、タイワンドジョウの♂♀をみわける方法がありましたら教えて下さい。

A678:喧嘩が始まってしまっては残念ながらどうしようもありません。体型が異なると混泳させやすいことはさせやすいのですが絶対ではないのです。只、混泳の成功は水槽の広さにもあります。更に水槽を広げれば混泳の継続も可能ですが、この場合は分けて飼育する(セパレータや90cm水槽を用意するなど)のが現実的な選択です。タイワンドジョウの雌雄の区別は困難です。雌雄のサイズ差・体色(濃淡)・鰭(背鰭後端など)の伸張にもばらつきがあり、決定的なポイントが見出せません。


Q677:(07/Apr/2003) まこぴいさん
 初めまして。まこぴいと申します。単刀直入に状況・質問事項を申し上げます。
 飼育魚:ミドリフグ×1匹(体長約3cm)。飼育開始より20日経過
 飼育環境 水槽サイズ:20cm×20cm×20cm(容量約8L)濾過システム:底面フィルター(エアリフト式、市販30cm水槽用加工)+投げ込み式スポンジフィルター(市販最小サイズのもの)水温:24℃(50w26℃固定式オートヒーター使用)底砂:珊瑚砂(中目?ほぼ米粒大のもの)3cm程度
 メンテナンス 給餌:冷凍アカムシ1日に1回(朝)鹹水:2週間に1回、水量の1/4程度 水質(記述なき項目については未測定)海水比重:1.012位 アンモニア:検出なし 亜硝酸塩:検出なし 硝酸塩:25〜50mg/L pH:8.0位
異状の状況と質問
 餌のアカムシを左右の鰓から吐き出しています。気付いたのは3日程前の換水後からです。換水は水質の急変を考慮し、水温等合わせ30分以上時間をかけ徐々に足していくよう配慮しております。食欲などはそれまでと変わらず大変旺盛で排泄の様子・排泄物の状態も特に異状は見受けられないのですが今迄だと腹がパンパンに膨れるくらいであったのとほぼ同量を食べても余り膨れないため何だか様子がおかしいと注意深く観察したところ 鰓から食べたばかりのアカムシが吐き出されているのを確認しました。食べた分すべてではありませんが左右それぞれの鰓から2、3本位ずつでしょうか。そのあとしばらく苦しそうに底砂の上にじっとしていて(鰓の動きだけ活発)体の黒い模様もハッキリしない状態でいたところ、30分後位にいくらか落ち着いたのか泳ぎ出しました。しかしそれまでと比べ幾分活発さが落ちている気がします。加えて上記状態との関連は分かりませんが 1週間程前から左右どちらかの鰓の動きが停止していることもあります。
 本来呼吸器官である筈の「鰓」から摂取物を排出しているというのはどう考えても普通ではないため何か重大な異状なのではないかと心配で手元の飼育書や貴サイトはじめ色々なサイトで調べてみましたがどうも思うように同様の状態やその対処等に当たらずにお忙しい中ご迷惑を承知でご連絡させて頂きました。太田様の所見や適切な対処法など伺えれば幸いです。宜しくお願い致します。

A677:鰓の開閉異常が見られることから、鰓病(名称は総称。様々な疾患が鰓病症状の原因となる)に罹っている可能性があります。餌を通すことによる症状緩和(実際は悪化する)を個体が図っている可能性も考えられます。取り敢えずは市販されている魚病薬を用いて対処します(ショップで鰓病症状に効果の有るものを入手)。硝酸塩残留も問題(ストレスがかかると発生)ですので、水換え頻度を倍(毎週)・水量1/2に引き上げるべきでしょう。濾過そのものは現在のところ効果的に働いているようなので問題はありませんが、余りにも水槽容量が少な過ぎますから45cm規格水槽導入を検討したほうが無難です(フグの餌量はテトラなどの数倍〜十数倍、従って水の汚れる量・速さも同程度)。鰓病の種類については「疾患名リスト」の簡易表でチェック出来ます。病名を特定出来ると更に効果的な対処が可能です。


Q676:(26/Mar/2003) ジョージさん
 太田さんはじめまして、ジョージと申します。私はバイオレットスネークヘッド38cmを90cm規格水槽で飼育しているのですが2ヶ月ほど前から従来食べていた餌(金魚、川魚、ザリガニ、クリル)をだんだん食べなくなり、現在はミルワームしか食べません。同居魚はカムルチー20cmタイガーショベル22cmオスフロ10cmシルバーアロワナ22cmオセラリス10cmセルフィンプレコ20cmで過密ではありますが彼らは食欲旺盛でなんでも食べます。今の所混泳によるトラブルはありません。飼育環境ですが水質はph6.5〜7.0をキープ、水温は27度前後、水換えは週に1回3分の1です。濾過は上部フィルターとスポンジフィルターで上部濾材は標準マットの下に珪砂と活性炭を敷いています。底面には珪砂5kと白石1kと大磯砂2kを混ぜたものを8K程敷いています。とりあえず水質を疑ったのですがいかんせん他の同居魚がいたって食欲旺盛なので???です。関係あるか否かはわかりませんがミルワームを与え始めてから金魚などをだんだん食べなくなってきたような記憶があります。(定かではありません)尚、これまで2ヶ月間自分が試みたことはミルワームを与えた後金魚、ドジョウ、豚ハツ、エビなどを投入する餌付け法、水換えを3日に1度5分の1、味塩を投入、唐辛子療法、3日間絶食、色々水温を変える30度〜22度、などをしてきましたが変化はなくミルワームのみしか口にしません。しかも最近ではめんどくさそうに日に2、3匹やっと食べる状態で魚体もかなり痩せてきました。自分なりに書籍やネットなので調べたのですが明確な原因はわかりません。ちなみに私が見る範囲では外傷、病気などの兆候は見られません。ショップにも聞いてみたのですがやはり明確な答え、対処法は得られず単なる贅沢病だと言われました。本当に単なる贅沢病なのでしょうか?一体どうすれば再び他の餌を食べてくれる様になりますか?お忙しい最中、誠に失礼を致しますが是非ご教授の程宜しくお願い致します。

A676:先ずバイオレットを単独で管理して様子を見ます。現在の水槽環境(容量・置き場所・混泳相手→特にカムルチーや他魚の突進)に問題があるのならば、これだけで回復する筈です(場所が無いなどと言わずに)。これでも食欲が戻らない(痩せが回復しない)のであれば内臓疾患が疑われます。物理的な障害をはじめ、吸虫・条虫寄生症やテロハネルス症Aなどがありますが、どれも直接薬剤などで治療することが困難な疾患です。この場合も他魚との混泳はストレスを与えるだけなので、単独管理を継続すべきです。またミールワームは栄養的に偏った代物なので、総合ビタミン剤などを添加して与えます(欠けると寄生生物に対する抵抗力を失う)。更に餌のメニューを見てみると、大きな餌を拒否しているようにも感じます。餌のメニューとしてグッピー(推奨)・メダカなどを加えてみましょう(この場合は原因が口腔・咽頭にある)。尚、贅沢病なるものは存在しません。


Q675:(18/Mar/2003) 長谷川さん
 こんにちは、いつもお世話になってます。前に聞いたアジアアロワナの幼魚の眼が左右で、やや出方が違います。左目の方はフチまでセリ出して出ているのに対して右目の方がスポッと収まっていて、ややアンバランスです。つまり左目の方が出ているのです。やはり、アジアアロワナと言えどブリード個体である以上、先天的奇形も多いのでしょうか?それと、これは成長しても直らないのですか?

A675:FAQへ(アロワナトラブル追加)。


Q674:(17/Mar/2003) 長谷川さん
 アジアアロワナの紅龍の幼魚(18cm)を三日前に購入しました。水質は良好で水温30度、75x50x36水槽に単独飼育です。来て一日目にメダカを五匹食べましたが、それから拒食中です。メダカを入れっぱなしにしても殺す事はあっても食べず、コロギもクリルも食べません。どうしたら良いですか?紅龍の幼魚の拒食ですが、唯一、コオロギなら食べてくれる事を確認しました(羽、足などは取って与えてます)しかし、コオロギしか食べてくれないのなら、いずれは食い飽きがありえると思いますが、どうすれば良いでしょう? その時にはメダカをまた食べてくれるでしょうか?人工飼料は食べてくれません。しかし、やや残酷ですがコオロギの体内にカーニバルを埋めこんで与える案は有効でしょうか?

A674:コオロギを食うのであれば拒食でも病気でもありません(単なる偏食)。FAQの切り替え法に従って対処すればよいだけです。勿論提案の面倒な方法も、飼育者が続けられるのであれば特に問題はありません。


Q673:(16/Mar/2003) 山本さん
 はじめまして、山本と申します。数週間前に15cmのオレンジキャットを購入し、人工餌に餌付けたいのですが、何か良い方法はないでしょうか。それと、牛ハツは餌になるのでしょうか。 赤虫も食べないです。一週間絶食させても食べません。水槽は60cmで単独です。どうかよろしくお願いします。

A673:餌の切り替えについてはFAQを、獣・鶏肉の見解についてはQ641・Q630等を参照。一般的な質問については全て回答済みです。「メールを送信する前に」・関連ページ・過去ログには必ず目を通して下さい。


Q672:(14/Mar/2003) シュウさん
 いつも的確なご回答有り難う御座います。今回はインドシャベルノーズキャットについてお願いします。現在10cmほどのインドシャベルを40cm水槽で飼育しています(他魚とサイズが合わない為)が、水槽内での最終的な魚の大きさや混泳の可否、この魚の種類(タイガーシャベル系とは近縁?)等を教えて頂きたいのですが、他のHPの方からの情報によると60cmくらいになるんじゃないかという事をお聞きしました(店員さんは30cmくらいと言っていましたが)。書籍等に載っていないためお願い致します。

A672:インディアンショベルノーズSperata seenghalaAorichthys seenghalaはシノニム)はインドを中心に西はアフガニスタンとパキスタン・東はバングラデシュ・北はネパールと広範に分布するギギ科Bagridaeの魚種です。同属にはより大型になるインディアンショベルノーズ(ロングフェイス)Sperata aorがあります。ちなみにタイガーショベルノーズは南米産ピメロドゥス科Pimelodidaeに属する魚種なので無関係です(分類学的位置は「最新の分類について」を参照)。成長すると全長150cm(非公式に2m近い記録もある)に達する怪物です。水槽内でも50〜75%には達するでしょうから、最終的には150〜180cmクラスの水槽が必要になります。大型になるギギの仲間は気が荒い上に破壊力があるので、単独での飼育管理が原則です(大型のパーチ類ならば上手くいくこともある)。


Q671:(13/Mar/2003) ただまるさん
 太田さんいつもお世話になっています。突然すみませんがノーザンの右眼球のフチから白いモノが飛び出しています。眼球自体は何もなっていません。7日ほど前に左眼球のフチが少し白っぽく何かが出てきたように見えたので1日様子を見ました。次の日少し腫れてるかな?と云う気がしたのでポップアイの心配をして0.5弱の塩浴をし、水温を2℃あげました。次の日変化無し。その次の日1/3換水してたした水の分、塩も足しました。次の日変化無し水温2℃上げました。その次の日変化がなく、鷹の爪がいいと聞いたので2本入れました。それから3日後の今朝、ノーザンをみたら逆の左眼球のフチ上部より膜のような白いモノが飛び出していました。見た目は白いマツゲのような感じで眼球の上にでています。これは、死に至らすような病気なのでしょうか?どうすればよいのでしょうか?60水槽に上部式濾過+投げ込み式(フィッシュレット)底床に大磯、現在水温32℃ph6.7(試験紙なので正確ではない)混泳魚にセネガルス、エサは2週間ほどまえから小赤と云う状況です。お願いします。先ほど書き忘れましたが、感じとして眼球の内側(裏側)のモノが出てきているような感じです。お願いします。

A671:残念ながら文章からは状態が全く掴めず、似たような症状も手持ちの資料にはありませんでした。ただ「内側のもの」(虫ではないという前提で。橈脚類は眼球周辺にも付くので注意。金魚がよく持ち込む)から想像すれば、相当跳ね続けて頭部(眼球)を圧迫している可能性があります。ノーザンのサイズはわかりませんが、60cm水槽で管理出来る期間は大変短いものです。どうせ必要になるので120cm水槽を入手して移すのが得策と考えます。尚、対処法に問題があるのでチェックしておきます。水温は高すぎるので元に戻します。pHが低過ぎるので中性よりアルカリ側にもっていきます。眼球に負担のかかる金魚は配合飼料に切り替えます。鷹の爪は現在のところ白点病にのみ有効ですので、滅多矢鱈と投入しないようにします(粘膜刺激性が非常に強い)。有効でない対処法を行うとかえって悪化することが少なくありません。

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