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Q520:(26/Apr/2002) 長谷川高志さん
 こんにちは、うちのもう一匹のオスカーのアルビノオスカーに関する質問ですが、飼育環境は90x45x45水槽でプレコやクラウンロート、シルバーシャーク、エンゼルと混泳してます。水温は23度てす。それで、なんだか、頭や目の周りにいくつもの小さな穴のようなものが出てきました。これはなんでしょうか?また、治療方法などについても教えてください。
 追加ですが、これは、ひょっとするとと考えてしまったのですが、病気ではなく、同居魚のプレコがオスカーの頭をなめて、川の薄い部分が出たとかは考えられませんか?それとも、やはり、細菌感染とか穴空きのような病気でしょうか?

A520:鞭毛虫性頭部穴開き症の疑いがあります。進行すると小孔が連続して取り返しのつかない病変となります。原因は原虫であるHexamita symphysodonis・若しくはこの近似種ですが、病巣は内臓にあるので治療にはエルバージュなどの経口投与が必要です。更にビタミン不足も穴開きに影響を与えるので、水溶性ビタミンB群(Cは本疾患には無効)・脂溶性ビタミン(A・D・E)・沃素を、ビタミン含有液剤を餌に添加するなどして補給します。


Q519:(25/Apr/2002) 長谷川高志さん
 二つしたの質問の記名を忘れてすいません。世間ではオスカーは貪欲で慣らしやすい魚と言われてますし、 現に家にいる25cmほどで購入したアルビノオスカーは一週間くらいで人に反応しすり寄ってきますし、人工飼料を浮かべたら食べてくれます。しかし、12cmほどで購入したワイルトオスカーは全くもって難物で、45cm水槽に新田砂を敷いてスポンジフィルターでろ過し、水温27度、水槽白いフタを被せて飼育してますが、まず、人間をえらく恐れてて、私の前ではいつも下の方で脅えてます。同居魚を入れても恐れて砂に潜ったりします。それで、メダカと小赤を大量に入れて放っておき飼育したりしてたのですが、それではいけないと人慣らしと人工餌の餌付けをはじめたのですが、まず、人間の前ではどんな餌も食べてくれませんし、人工飼料(カーニバル)をあまり食べてくれません。少し食べて吐き出してる感じです。ワイルドオスカーはこんな感じなのでしょうか?何か良い方法はないでしょうか?例えば、一週間絶食とかの方法で人工餌と人に慣れるための手段にならないでしょうか?あるいはもう少し生き餌で隠岐区してから慣らした方が良いのですか?また、水質に問題があるとかあるのでしょうか?

A519:一般的な性格を全ての個体に当てはめる必要はありません。食欲が警戒心に勝るが普通と言われていても、個体によっては警戒心の方が強いものも珍しくはありません(個性です)。そのような個体には焦らず腰を据えてかまってやる必要が有ります。また、ワイルドものはベアタンクを嫌うことが少なくなく、この場合はアナカリス・ホテイアオイなど質量のある水草を投入することによって落ち着くことが有ります。更に人(環境)に慣らす場合には、餌を撒いておく(小魚を泳がせるなど)事は反って逆効果です。飼育者=餌の時間をすり込まなくてはならないのですから、日に2〜3回は飼育者自身の手から餌を与えます。小魚を食うのであれば、切り替えの用法で毎回全ての種類の最後に1〜2匹手から離すところを見せてやります。餌の大きさに問題があることも少なくないので、ペレットを半分に折るなど工夫が必要です。先ずは魚の信用を得る努力が重要です。


Q518:(25/Apr/2002) 清水さん
 こんにちは。清水です。何度もメールを送ってしまい申し訳ありません。また、質問なんですが苔取りにプレコを入れようと思うのですが質問倉庫などを見たところセルフィンアーマードがいいらしいのですがブラントノーズガーとポリプテルスパルマスの混泳相手にはどれが良いですか?

A518:動きのとろい魚種との混泳には大人しいアーマードプレコが向きます。攻撃的なセルフィンプレコは活発なナマズ・シクリッドなどに向くものです。中間的な性質のものにはパイレーツプレコ・トリニダードプレコなどが重宝されます。


Q517:(23/Apr/2002) シンイチさん
 初めまして,シンイチと言います。よろしくお願いします。質問ですが,ピラニアに関することを教えていただきたいと思います。現在私の魚の飼育状況は,120×60×60のオーバーフロー水槽でピラニアピラヤ(約13センチ)を1匹飼いと,90×60×60のオーバーフロー水槽にブラックピラニア(約10〜11センチ)を1匹飼いで飼育しています。餌は,小赤のみを常に5〜10匹入れてあります。温度は29度で設定してあります。餌食いですが,ピラヤは1日平均1匹程度です。以前は多い時で4匹食べていました。ブラックは1日平均2〜4匹です。はっきり言って今後大きくなるか心配です。この大きさのピラニアは普通どの程度食べるのでしょうか? それからブラックとピラヤの成長速度というのはどの程度なのでしょうか?ショップで聞いたら,20センチ程になるには3年程度はかかるんじゃあないかと言っていましたが・・・ブラックは,購入から約半年たっています購入時は,約8センチ程度でしたそれからピラヤは,購入から約4ヶ月目です大きさ的には,一回り大きくなった感じです。これって順調なのでしょうか?一応専門の本等も何冊か見ましたが,飼育方法しか書いてなくよく分かりませんでした。長々とすいませんでした。よろしくお願いします。

A517:ピラニアも他魚と同様金魚単用はよくありません。酵素の問題と食い飽きが生じやすい為です。様々な生餌(ドジョウ・タナゴなどが入手容易。甲殻類も思ったより食います)が入手できればそれに越したことはありませんが、不可能な場合は冷凍ものも取り入れます。更にカラシンですので配合飼料にも楽に餌付くので、数種類のペレットを混ぜて与えるとよいでしょう。成長速度に関してですが、ピラヤは食うようになれば割とくいくい成長します(但しナッテレリのようには行き難いものです。あちらは養殖ものなので水槽内での生活に慣れている部分があります)。それでも水槽内で50cmにするのは恐らく無理でしょう。大体50〜75%もいけば万々歳と考えるべきです。ブラックは飼育する人が皆口を揃えて成長が遅いと嘆く魚種です。実際餌の量に関わらずどのようなケースでも遅い(年に3cm程度まで)ようですが、サイズが小さい内に水槽が狭いと更に遅くなる傾向が有ります。こちらもピラヤ同様フルサイズは先ず無理で、水槽内では最大で30cmが精々です。


Q516:(21/Apr/2002) 長谷川高志さん
お久しぶりです。75X50X36という少し特殊な水槽でオスカーを飼育しようと思っているのですが、水深が浅目なのが気になります。オスカーに水深は必要でしょうか?お教えください。

A516:特に問題ありません。


Q515:(21/Apr/2002) 清水さん
 こんにちは。清水です。先ほどは丁寧なご回答ありがとうございました。それで、ブロントノーズガーの餌を配合飼料にしようと思ったのですが全くメダカしか食べる気配がありません。メダカは一日一匹与えています。配合飼料はテトラアロワナを与えようと思っています。

A514:切り替え方はこれまでに何度も述べているものと同じです。餌付く期間が問題であるならば、それは魚種によってまちまちです。数日で餌付くものも居れば1年かかるものも居ます。だから根気が必要であるということです。


Q514:(19/Apr/2002) 清水さん
 こんにちは、清水です。現在水槽を仕切り版でわけているのですが、排水のほうには油膜がなく吸水のほうにゆまくができているんです。どうすればいいでしょうか?それと、ブラントノーズガーの餌について、終生小赤(幼魚はメダカ)のみで大丈夫でしょうか?まだクリルもたべません。よろしくお願いします。

A514:油膜の退治には水面を叩く(シャワーパイプ・濾過槽の排水口を水上に出すなど)・エアーカーテンなどを設置して好気的にする・エーハイムなどの油膜取りを設置するといった方法が有ります。ただし下水などで見られる七色の油膜でもない限り、神経質になる必要はありません。尚、金魚単用で問題が生じない魚種は存在しません。根気よく他の餌に餌付ける努力が必要です。


Q513:(19/Apr/2002) ピ壱さん
 はじめまして。ピ壱といいます。60cm混泳水槽で半年前までドイツラムを飼ってたんですが、ある日2mmくらいの白くてミズミミズによく似た線虫がウロコの下に付いていて、ピンセットでまめに取っていたのですが、取っても取ってもイタチごっこで、しまいには体中白い虫だらけになって末期には色褪せ、痩せ衰えて死んでしまいます。ヒル(?)かな???とは思いますが、一緒に泳いでいる他の魚達は今でも全く元気にしているのです。ドイツラムだけ何匹買ってきても同じ症状で死んでしまうのです。それから恐くてドイツラムが飼えません。ドイツラム特有の寄生虫なのでしょうか?他にどんな問題があったのでしょうか?ちなみに一緒に泳いでいる魚は エンゼルフィッシュ、コリドラス、ネオンテトラ、ブラックファントム、ラミノーズテトラなどです。

A513:大型(高等)な寄生虫であれば、宿主選択性が強くなるのが普通です(魚の種類くらい寄生虫も存在します)。私たちに馴染みのある魚疾患・白点病や外部寄生性水カビ病などは宿主を選びませんが、扁形動物・節足動物などでは魚の目・科・種に限定的に寄生を行う場合が多いものです。但し今回問題があるのは、この寄生虫がもともと流通過程(若しくは生産の場)で持たされている可能性が高いことです。そこでどうしてもここのラムを飼育したいのであれば、2〜3ヶ月はトリートメントタンクに収容し、様子を観察する必要があります。寄生虫を持ち込んでいればここで退治してしまわないと、同じ南米産シクリッドであるエンゼルフィッシュに被害が及ぶ可能性が非常に高い為です。水槽内にも何らかの痕跡が残ってしまっていると考えられるので、寄生虫の餌(宿主)を当分の間メインの水槽に導入するのは控えるべきです。トリートメントタンク内などで発生した場合の対処法ですが、大型の寄生虫〜今回疑われる扁形動物・環形動物(線虫は多くが臓器・血液寄生性なので、表面には余り出ない)に対しては、1%塩水による塩水浴が効果あると思われます。


Q512:(19/Apr/2002) Kすけさん
 こんにちは。初めてメールさせてもらいます。カサゴについての質問なのですが、先日、飼育のため、釣りに行ったところ、2匹のカサゴを採取しました。それがどうやらツガイだったらしく、水槽(60×45×45)にいれて1時間ほどたったところ、3mm程度の稚魚が生まれていました。海水魚の飼育はこれが初めてではありませんが、まだまだ知識不足でどうすればよいか全く分かりません。まず、エサはどうすればよいのでしょうか。また、ショップ等で入手可能か教えていただけませんでしょうか。現在の水の比重は1.016です。親魚と稚魚を混泳させて親魚に食べられないでしょうか。せっかく生まれたので、なんとかして成魚まで飼育したいと思っていますので、ご指導よろしくお願いします。

A512:シオミズツボワムシBrachionus plicatilis(必須)・食えそうならば孵化直後のブラインシュリンプなどを試してみて下さい。シオミズツボワムシの入手は水産系企業等(大学の方にも有るのでは)や、一部海水魚専門ショップで可能です(通販しているところもある)。シオミズツボワムシは増殖が容易なので、一度の入手で事足ります(餌には海産クロレラを使用)。尚、稚魚は親魚から離すべきです。
 カサゴの繁殖は卵生・放出型な為、メールの仔魚がそのカサゴの仔魚であるかは疑問が有ります。


Q511:(18/Apr/2002) 太田真文さん
 いつも御世話になります。太田です。今回はスポッテッドガーに関して質問があります。90cm水槽で飼育しているスポッテッドガー2匹が、ほとんど餌を食べてくれず、2匹とも、ガーパイクによくみられる吻を壁にこすりつける行動ばかりしています。1月に60cm水槽から、ショートノーズガー2匹のいる90cm水槽に移して以降、あまり餌の食いが良くなくて、食べない日があったりもしました。スポッテッドガーは、自分より一回り大きいショートノーズガーからプレッシャーを受けていることがストレスとなっているのではないかと思い、1週間ほど前にショートノーズガーを180cm水槽に移しました。これで餌も良く食べるだろうと思ったのですが、逆に餌を食べなくなり、餌を与えるために水槽の前にいる時に、前述の行動をしています。ショートノーズガーの水槽移動のために、短期的に常温(15度前後)にして、その後短い間に25度にまで水温を上げたことがいけなかったのか、それとも他にストレスの要因があるのか…。このまま90cm水槽で様子をみるか、60cm規格水槽に移すか、あるいは早く180cm水槽に移してしまおうか悩んでいます。どのように対処をすればよいでしょうか?スポッテッドガーの大きさは25cmと20cm、餌は配合飼料のみです。現在の環境は水質には異常なく、混泳魚は新たなショートノーズガー二匹(25cm)のみです。今までガーパイク以外とは混泳したことはありません。どうかよろしくお願いします。

A511:突進(擦り付けに見えますが、大抵の場合突進です。進行先を水槽壁面に遮られていると考えて下さい)には幾つかの原因が考えられますが。経過を見る限り環境的なストレスでしょう。ただ60cm水槽に戻しても奥行きが確保できないので、元の落ち着いた状態に戻るとは思えません。サイズ的にもショートノーズと大差ありませんから、4匹まとめて180cmでの管理が最良と思われます(180cmの奥行きが45cmでも効果があるはずです)。

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