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Q510:(12/Apr/2002) なまずさん
 こんにちは。なまずです。質問したいことがあります。90センチガラス水槽でレッドテールキャット(30センチ)を飼っていますが、水の色全体が緑色になってしまい魚が良く見えないで困っています。(10センチ先になると魚がまったく見えなません。)ショップの人によると、苔が張り付いていてそれで全体的に緑色に見えるのでは、との回答を頂きましたが、実際ガラスの内面を指でこすっても苔は付かないので、苔が付いてる分けではないのです。フィルターは外部式と上部式を使っています。上部式にはウールのマットだけを敷いています。外部式(フルーバル)は活性炭を除き、始めから付いていたろ剤(9ヶ月使用)を使ってます。フィルターの掃除は1ヶ月に1回してます。えさは金魚で1,2匹/日与えています。糞の吸出しは3日に1回です。糞が水を汚しているのでしょうか?緑色になってから水換えは週1回1/5してます。(普段は月に1回)。両方のフィルターの掃除もやりましたが、緑色が薄くなっただけです。一度すべての水を交換しましたが2、3日でまた濃い緑色に戻りました。この水槽になまずを入れる前は小魚をたくさん入れていましたが、そのとき水は透明でした。小魚を入れているときは砂を敷いていましたが、今は敷いてません。(小魚+砂)、(なまず+砂)、(なまず+ベアタンク)として来た分けですが、最後のベアタンクにしたときから緑色に色づき始めたので、砂が関係しているのかとも考えています。長々と書いてすいませんでした。よろしくお願いいたします。

A510:いわゆるグリーンウォーターが水槽内で発生しているのでしょう。水槽内のグリーンウォーター発生自体は特殊ということも無く、「困った」という声はしばしば聞かれます。そしてその多くの場合が“大型魚飼育”+“餌に金魚”といった共通点が有ります。グリーンウォーターは普通屋内水槽で発生を見ることは少なく、多くの場合池などで発生します。これはグリーンウォーターの原因である植物性プランクトンが、強い光線(明るさ)を必要とするためなのです。これがベアタンクですと光が反射する為に、水槽全体の光量が黒い砂に吸収されずに威力を発揮したと考えられます。対策としては先ず植物性プランクトンの餌を減らすことです。現在週1で1/5だそうですが、水換え量を倍(週二回か量を1/2)にします。そして餌に金魚を与えないようにします。金魚の居た環境はグリーンウォーター発生の可能性が高い場所が多く、この“タネ”を金魚が持ち込んでいる可能性があるからです。餌を切り替えて剥き蝦・ワカサギ・ペレットを組み合わせるなどすれば栄養価も数段上がります。これでも戻らなければ砂を戻し、照明を一段落とすことも必要になるでしょう。


Q509:(09/Apr/2002) タケシさん
 こんにちわ。先日お世話になったタケシです。教えて欲しい事があるのですが、私の甥っ子が飼っている、クサガメの子供が元気がなく、じっとして今にも死にそうなんです。ここ、2、3日餌を食べていません。ぐったりとしています。良い方法しりませんか?知ってたら教えてください。

A509:爬虫類の病気に関してはアドバイス出来かねます。爬虫類に関しては爬虫類専門の掲示板などで問うたほうが、より有益なアドバイスを仰げるはずです。


Q508:(06/Apr/2002) 清水さん
 こんばんは。清水です。先日はありがとうございました。飼育書の良さそうなのを一冊購入しました。それでも一つ不明なことがありますのでメールいたしました。ブラントノーズの10cm位のものを今日購入したのですが、しっぽが黄色いのです。問題ないでしょうか?それとも、もしかしたら別の魚だったのでしょうか?インターネットでもわからなかったのでぜひご回答お願いします。

A508:ブラントノーズガーCtenolucius hujetaであれば尾鰭は薄っすらと黄色いのが普通です。但し色の抜ける場合もあります。


Q507:(03/Apr/2002) 伊藤さん
DSC01212.jpg  こんばんは、伊藤です。前回はどうもありがとうございました。今回再びご質問をさせていただきたいのが、前回お教えいただいたセイロンパファーというフグについてです。太田さんによるとセイロンパファーという名は、昔から言われていた名前だそうですが、熱帯魚の図鑑や飼育書、雑誌のフグ特集やネット上でもいろいろ探しましたが、見当たりません。今では別の名称になってしまっているのでしょうか?或いは、セイロンパファーというのは、総称やインボイスネームのようなものなのでしょうか?セイロンというのが場所の名前だ、ということだけはわかったのですが・・・。インドトパーズパファーとの違いがわかりません。このへんはいろいろ地域差があると聞きましたので、セイロンパファーもその一部ということなのでしょうか。トパーズに比べると、腹部のスポットが少し多いかな、ぐらいしかわかりません。飼育方法は、前回アドバイスいただいたとおり、少しずつ汽水方向へ移しています。現在は、塩分濃度計で0.5です。塩分濃度や水温、PH、アンモニア、亜硝酸、硝酸塩濃度等に気をつければ、おおまかなところでは、トパーズに準じて飼育すればよろしいのでしょうか。それとエサなのですが、現在は冷凍アカムシ、冷凍ブライン、スネ−ル、それとたまに活きたイトメをあげてます(なぜかイトメだけ少し嗜好性が低いです)。もともと動物食、肉食なのかもしれませんが、栄養の偏りが心配です。プレコフードのような野菜食は必要ないのでしょうか。絶食などをさせてまで食べるようにさせる必要はないでしょうか?だとすると一生肉食系のエサでいいのでしょうか?長くなってしまい申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

A507:トパーズパファーが最近の呼び名のようです。以前はこのタイプが余り輸入されておらず、海外での呼称がセイロンパファーCeylon pufferであったので、そのように表記した次第です。学名を付記すればよいと思われるでしょうが、現在アジア淡水フグ(ミドリ・8の字系)は学名の適用に関して混乱中ですので見合わせたのです。確定してはいませんがセイロンパファーには、Tetraodon fluviatilisTetraodon steindachneri(こちらは恐らく無効)を適用する方向のようです。Tetraodon fluviatilisはインド・スリランカ(セイロン島)・ミャンマー・ボルネオ島と広範囲に分布しているので、インドの個体群にインド〜の形容が付けられたとすれば納得がいきます。またマミズフグとはこの学名に対応する和名です。更に亜種Tetraodon fluviatilis savahensisの扱いは全く不明です。但し分類に関しては今後確実に変動があるので、「こんな程度」と流しておいた方が混乱せずに済みます。また、以前ミドリフグにTetraodon fluviatilisが適用されていましたが、こちらはTetraodon nigroviridisとなっているので、今後の検索の際は気をつけて下さい。但し名前が何であろうとも、画像の魚種の管理法は前回の通りです。フグの餌の種類については過去に何度も回答している通り、必ず配合飼料(ペレット)を中心にします(餌付けに絶食は不可→不明な場合はQ471より各Qへ)。勿論メニューは多い方がよいです。


Q506:(03/Apr/2002) 西村俊也さん
110.jpeg111.jpeg 太田さまへ 太田さん、こんにちは、何度かお世話になっております、西村です。今回は、白点病の治療方法についてお聞きしたいことがありますので、よろしくお願い致します。実は、アマゾン河口から入荷しました、淡水ハリセンボン(ストライプドバーフィッシュの一種とおもわれる)が白点病になってしまいました。入荷されたときは1/4海水で、今は海水で飼育しています。海水魚の白点病治療には、硫酸銅やヒコサンなどがつかわれているようですが、海産のフグは薬に弱く、薬を使うと白くなって突然死んでしまうという話を聞いたので、薬を使わない治療をしようと考えています。その治療法とは、フグを新しい水槽に隔離し、毎日新しい水に入れ替え、毎日水槽を熱湯で洗い流し、白点虫の数を減らしていくという方法です。そこで質問したいのは、水槽を洗い流す作業を夜中に行ったほうが、効率的なのかどうか教えて頂きたいのです。その理由は、昼間白点虫は、感染している魚の皮膚に癒着しているが、夜になると水槽内を泳ぎ回るということを聞いたことがあるからです。太田さんのご意見を是非聞かせていただきたいとおもいます。また、この他にもっとよい治療法などありましたら、お聞かせ願えないでしょうか?お忙しいと思いますが、よろしくお願い致します。

A506:海水性白点虫Cryptocaryon irritansの生活史についてですが、手持ちの資料をあたってみましたが、夜間に活発化するという事実は確認できませんでした(引き続き調査は続けます)。重篤になると皮膚が剥がれ落ちますが、この際に剥がれ落ちた皮膚から一斉に飛び出すことは考えられます。但しこれが夜間に限るということはありません。それでも白点病対策としての水換えは効果絶大です。この水換えは遊泳しているものを捕まえるというよりは、底に沈んだシストを排出する必然性からです(サイフォン等で底面の水を水槽レベル1/2程度まで抜く)。水槽丸洗いも悪くないと思いますが、海水比重(1.023〜1.025)を1.009程度に下げる方法も知られています(皆さんご存知でしょうが、淡水の比重は1.000)。フグのストレスを考えたら、こちらの方がより穏やかに作業できます(仔虫を抑えつつのシスト除去)。このフグでしたら期間的に何の問題も無いでしょう(完全な海水の魚種にも可能です。長期間の淡水浴のようなものです。但し治療後の比重引き上げ期間を十分に取って下さい)。以前私は余り奨めませんでしたが、(淡水・海水)白点病対策としての唐辛子(ネットなどに入れる)・ニンニクエキス(経口)による治療も、世界的なものになってきているようです。魚種の耐性にもよりますが(フグには恐らく可能)、水温30〜32℃(Cryptocaryon irritansの至適水温は15〜25℃)を数時間ずつ繰り返す方法が効く場合も有ります。以上が薬剤を用いないで行う対処法です。
 元の水槽は4週間放置すれば死滅するので問題ありません。
※(05/Apr)追記:画像の魚種はCyclichthys spinosusです。本種はブラジルのバイア州〜アルゼンチンにかけて分布します。汽水域侵入性を有しますが、大陸棚縁辺にも見られる魚種であり、海水での飼育が適当なものです。


Q505:(02/Apr/2002) 清水さん
 こんにちは。清水です。たびたびメールを送ってすみません。飼育書を購入しようと思うのですが、飼育書は発行された年が古いものでもいいのでしょうか?お奨めの図書の本も古いと思うのでお教えください。それと、このような魚と関係のない質問はメンテナンス版に書き込む方がいいのでしょうか?

A505:本件は内容が魚に関連するものですからこちらで構いません。只これまで何回か問い合わせを受けていますが、個別商品の性能(外部式濾過槽とならばよいのですが、エーハイムの何型と指定されるのは困る)・最新出版事情(雑誌等を購読→立ち読みも含めて〜している皆さんの方が詳しいはずです)や魚の価格(店によって違うものです)などについては、当方は熱帯魚ショップに務めているわけではないので、全く回答出来ないのです(ショップ自体、餌の購入に三ヶ月に一度くらいしか行きませんので)。ですからまず頼れるショップを見つけ、あなたが興味のあるジャンルに対応した利用価値のある書物を、店員に尋ねる(見せて貰う)ことが必要なのです。


Q504:(01/Apr/2002) atumonさん
 先日ガーの幼魚を(8cm)購入したのですが、以前育てた幼魚と違い全く餌を食べません。今までの幼魚はかなり貪欲だったのですが・・・よく観察すると両目に白い三日月のような傷っぽいものがあるのでもしかすると目が見えないのではと心配しています。失明してるか判別可能なのでしょうか?また失明したままで生きることは可能でしょうか。動き自体は異変は無く水質には問題ないとおもいます。ガーが生き餌に反応しないとは異常だと思うのですが。なにとぞ返答宜しくお願いします。

A504:傷であれば眼球に細菌・真菌などが発生してしまった可能性があります。他には白内障かそれに類似の症状が考えられ、原因としては扁形動物寄生症・餌(餌自体ではなく含有成分→恐らくはダイオキシンによる)・ビタミン不足などがあげられますが、原因を特定することは難しいです。先天性の白内障かもしれません(珍しくは無い)。試しにピンセットで吻部に赤虫などを接触させてみて下さい。食い付けば暫くは生存可能ですし、もし怪我が完治・若しくはビタミン不足が解消されれば、事態の好転が期待できます。怪我と二次感染の可能性があれば薬剤投与を実地しますが、古代魚でありしかも幼魚ですので、薬剤濃度は1/10程度にします。餌を取れない場合は残念ながら生存は不可能です。扁形動物寄生症(Diplostomum spathaceumなどの寄生による水晶体侵食)の場合も治す方法はありません。


Q503:(01/Apr/2002) 清水さん
 こんにちは。ブラントノーズガーハイドロシナスガーの水槽のサイズや管理法を教えてください。

A503:水槽サイズは最終的に120×60センチが必要です。他はニードルガーに同じです。ところであなたは飼育書を所持していますか?もし飼育書がこのような次の段階の魚種(初心者向けで無いということ)についての記述が無いものでしたら、ショップの店員などに聞いてワンランク上の飼育書を求めるべきでしょう(手間が省けます)。またメールを送る前の注意事項も必ず目を通すようにして下さい。


Q502:(31/Mar/2002) 清水さん
 こんにちは。清水ですが丁寧なご回答ありがとうございました。そこで質問があるんですがニードルガーとはガー類ではないのでしょうか?それと管理法をおしえてください。

A502:東南アジアから来るニードルガーXenentodon属はダツ目BELONIFORMESダツ科Belonidaeですから、北米産のガーパイク(鱗骨目LEPISOSTEIFORMES)とは無縁です。近縁魚種としてはサンマ・トビウオ・メダカなどが該当するので古代魚でもありません。Xenentodon属には2種がありますが、何れも30〜40cmほどになります。待ち伏せ型なので水槽の広さは然程要りません(90cm規格水槽で十分)。汽水魚とされることもありますが、塩分も全く不要です。有茎の水草を植え込んで落ち着かせます。同種同士の混泳可(活発な他魚種は避ける)。餌には小魚(メダカなど)・甲殻類(死に餌でよい)を与えます。


Q501:(31/Mar/2002) 長尾和美さん
 ご無沙汰しています.質問145,146でお世話になった長尾です.おかげさまで,金魚(コメット)は,元気にしています.今年の4月で,飼い始めてから,11年目になります.金魚ってこんなに長生きするんですね.今回は,弟が育てているグッピーについて教えてください.私の弟は,100×29×30(cm)ほどの水槽でグッピーを30匹ぐらい育てています.弟が「グッピーと同じ水槽の中で,淡水エビを育てたい」と言っているのですが,グッピーと淡水エビと,同じ水槽中で育てる(共存させる)ことは出来ますか?淡水エビにグッピー(特にグッピーの稚魚)が食べられたりしませんか?もし共存することが出来るのであれば,どのような種類の淡水エビを,何匹ぐらい購入する方がよいのか教えてください.注意点もぜひ教えてください.よろしくお願い致します.

A501:魚と混泳可能な蝦の判別は、第一胸脚の大きなはさみの有無です。ザリガニタイプは一見して混泳不可なのが判りますが、手長蝦系(サイズ問わず)なども捕食性が強いものです。一般的な観賞魚のタンクメイトとして出回っている大和沼蝦・ビーシュリンプですが、流石にグッピーの仔魚を襲わない保障はありません(特に大和沼蝦)。仔魚の方を少々産卵箱などで大きくしてから一緒にするのが無難です。

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