Q490:(19/Mar/2002) 屋敷かりんさん
 太田様はじめまして。今回初めてメール致します。家で5年前に生まれたエンゼルフィッシュ(ゴールデン)11匹のうち約半分の目だけ白く膜の様なものが付いています。その膜が半分くらい剥がれかかっているものもいます。水槽は60×45×30。上部フィルターで砂だけです。水換えは1ヶ月に1回、エサはフレークのみです。同居魚はブラックテトラ1匹で4年間一緒です。今まで病気をしたこともなく、この様な症状は見たこともなく、困り果てております。魚は元気でエサをねだりますが、両目が白くなってしまった個体は動きが悪いです。どうか良いアドバイスをよろしくお願いいたします。

A490:眼球白濁の要因は幾つも考えられます(推測に必要なので必ず水質データ等を付して下さい。"質問を送る前に"を参照)。ただ通常のアクアリウムではその原因の殆どがストレス性です。水質悪化(特に極端な酸性化)は眼球白濁をよく引き起こすので、「いつも大丈夫だから」と考えずに水質を疑ってください。また眼球に傷が付くと同様の症状が出ます。眼球を突付く個体がいないかよく注意して下さい(特に眼球を突付くような魚種はいないようですが)。


Q489:(19/Mar/2002) 清水源一さん
 こんにちは。それでは90cm水槽でのシルバーシャーク同士の混泳は不可能なのでしょうか?

A489:出来ないということはありませんが、奨められません。


Q488:(19/Mar/2002) 清水源一さん
 こんにちは。アドバイスありがとうございました。その後90cm水槽にシルバーシャークを入れましたらセネガルスがかみつきました。今は自分が見ている前ではやらなくて目立った傷もないんですが大丈夫ですか?それと、シルバーシャークの1匹が他のシルバーシャークを追っかけ回しています。どうすればいいでしょうか?

A488:セネガルスは目の前に来たものを噛み付く習性があります。低層のポリプテルスと中〜高層のシルバーシャークはそう出会うものではありませんが、頻繁に起こるようならば水槽をワンランク広くします(60→90など)。更にポリプテルスは咥えて振り回せるものならば、餌と認識する魚種です。シルバーシャークがポリプテルスの2/3以下であれば危険です(サイズを必ずあわせるよう)。またシャーク同士はしつこい喧嘩を続けます(池で複数ならまだしも、水槽内で2〜3匹では特に)。これも水槽をいっそう広く取るか、個々に分けるより方法がありません(直ちに死亡することは無いものの、年々負け個体の成長差が目立ってくる)。


Q487:(17/Mar/2002) 永井仙一さん
 先日はどうもお世話になりました。永井仙一です。さっそく本題に入らしていただくのですが、先日水の中を 乳白色の、細さは1ミリ弱、長さ7ミリ程度のものが、ウネウネと水中を動き回っていました。2匹程いたので、網ですくって、濃い塩水に入れると丸く包まって、死んでしまいました。(たぶん・・・)もしかしたら、これがよく聞くミズミミズ?と思いこうしてメールを送ったまでです。まだ魚を飼い始めて、半年くらいしか経っていないので、特に深い知識もなくミズミミズというものがどんなものかも、皆目見当がつきませんもしありましたら、ミズミミズの写真を送っていただけないでしょうか?あと、これがミズミミズではないとしても、ミズミミズ対策を、今後のため役立てたいと思いますので、教えて下さいよろしくお願いします。

A487:ミズミミズは冨栄養(苔など含む)環境下で発生します。水質を貧栄養に保つことが重要です。尚、当方の思い込みからミズミミズ=扁形動物と記述してきましたが、環形動物でした(以前の回答分も修正しました)。
 画像はウェブ上に沢山あります。当方に問い合わせる前に必ず検索してください(注意書きには必ず目を通してください)。また質問への回答はこのウェブサイト上に限っています。質問者への個別の対応(メールなど)は一切していません。


Q486:(14/Mar/2002) 清水源一さん
 先日はありがとうございました。アミアはちょっとあきらめることになりました。今ポリプテルスセネガルス(15cm)がいる90cm水槽にシルバーシャークを入れようと思うんですけど混泳は可能ですか?

A486:サイズを合わせれば問題ありません。


Q485:(13/Mar/2002) 吉村永さん
 初めまして。カクレクマノミを2匹、(体長8cm,6cm)45cmの規格水槽で飼っています。濾過システムは外部フィルター(濾材はナイロンネット、シポラックス)+底面フィルター(敷き砂は珊瑚砂2mm)です。飼い始めて1ヶ月ほどなのですが、最近、飼い始めた当初は全身鮮やかだったオレンジ色の体色が、背中の方を中心に黒ずんできました。これは、何か体調不良の兆しなのでしょうか?タンクメイトはフタイロカエルウオ5cmと、ハタゴイソギンチャク12cmです。教えていただければありがたいです。

A485:クマノミは色彩変異が十八番であり、カクレクマノミも例外ではありません。ホワイトバンド以外は赤<−>オレンジ(黄)<−>黒に変化するものなので、付着物・異常行動を伴わない場合は特に問題ありません。体色変化は環境(反射光を含む光量・イソギンチャクなど)によるものと考えられています。


Q484:(09/Mar/2002) 諒さん
 太田様、先日SHのことで教えていただいた諒と申します。今回は、新しく導入したゴールデンハニーグーラミィのことで教えてください。現在90センチ水槽で、ゴリドラスアドルフォイ×1、パールグーラミィ×2、マーブルグーラミィ×2、GOハニーグーラミィ×2を飼育しています。グーラミィは3日ほど前に購入したばかりですが、そのうちのGOハニーグーラミィの一匹だけ、どうも状態がおかしいのです。お腹が他のグーラミィに比べて格段に膨れていて、動きも底に沈んでカラダを斜めにしていたり、水面に急に浮かんで死んだかのようにゆらゆら沈んだり、くるくるとカラダを縦に回転させたりします。他の子に比べて、口をぱくぱくさせる仕草も多いです。他の魚と隔離させて、何か投薬した方が良いのでしょうか?病名も分からず、時間の経過とともにぐったりしていくハニーを見ているだけしか出来ません。御忙しいところ申し訳ありませんが、至急お力をお貸しください。よろしくお願いします!

A484:腹部膨張の原因は多岐に渡り、特定することは非常に困難です。なかでもグーラミィ(特にドワーフ系)に頻発するので、考えられる要因を挙げておきます。水質汚濁による感染症としては運動性エロモナス症B(Aeromonas hydrophyliaPseudomonas fluorescens)・魚壊疽(Edwardsiella tarda起因)などが疑われます。特にエロモナス症は最も可能性の高いものでしょう。日和見的な部分があるので水質チェックを怠らず、水槽内環境を貧栄養に保つこと・エルバージュ薬浴やパラザン経口投与で対処します。口をパクパクさせる症状(恐らく鰓にも異常有り)はこれと別個で、単生類寄生症を併発していると考えられます(こちらは0.5〜1%塩水浴が効果的)。単生類寄生症はベタ・グーラミィのピンチフィンの引き金でもあり、然程珍しい症状ではありません。これ以外にフレーク給餌の個体に多いようでもあるので、ブラインシュリンプなどに切り替えるのも一考です。またグーラミィの腹部膨張は雌個体に頻発するようなので、発色用ホルモン剤の影響などにより、卵詰まり(過抱卵症)を起こしているのかもしれません。


Q483:(07/Mar/2002) 西村幹夫さん
 太田さんこんにちは。オスカーの成魚の実物はショップでしか見た事がありません。よく眼球の黒目部の輪郭が崩れた様に、はっきりとした形になっていない固体を見ます。私は5p程の幼魚を飼育しはじめたばかりですが、成長を楽しみにしております。前述が、悪い健康状態や飼育環境の結果なら、この魚にも実は特有のデリケートな部分があるのでしょうか?事前対策を講じた飼育方法を、太田さんに御指導頂きたく存じます。宜しくお願い申し上げます。

A483:はっきりとは判りませんが先天性と思われますので(私の推測に過ぎません。ただ正常な眼球に穴が開き、水が浸入した個体を幾つか扱いましたが、それが原因で乱れるようなことは無いようですので。また、そのような個体が纏めて見られることなどからも)、選択の際注意した方がよさそうです。特に幼魚は小さくコンパクトなので、ぱっと見には異常無いように見えると考えられます。但し確かに扱いの悪い個体に見られるような気もします(そんな個体だから大事にされなかったのかも知れませんが)。


Q482:(06/Mar/2002) 中井辰治さん
 はじめまして 中井と申します。いつも参考にさせて頂いていますが、今回初めてのメールです。環境は 90×45×45(水温26度設定で上部フィルター)でフロリダスポテッドガー(約35cm)を一匹で飼育しています。そのガーが突然おかしな動きをして心配しております。どうも下半身がうまく動かせないような泳ぎ方をし始めたと思ったら、もんどり返ったり、頭を下にして縦に浮いたり、バランスが取れていない感じとでも言うのでしょうか…普段はクリルでの飼育ですが、餌食いが悪くなったら生餌(金魚・メダカ)を入れる様にしていました。今回は生餌を入れるタイミングと重なった事も有り、何か悪い物でも混ざってしまったのかと不安です。始めて見た「黒緑っぽい」変な色の糞も気になります。)何か手を施す事が有るのでしょうか?お手数ですが、何かアドバイスを頂けたらと思っていますので、よろしくお願い致します。

A482:先ずガーパイクにはミネラル分が十分に必要です。クリル単用ではリンの比率が高くなるとされており、カルシウムを体外に排出してしまいます(理想は1:1)。更に脂肪分が多いことも指摘されており、クリルをメインにした給餌での長期飼育は不可能です。また飼育水のpHが示されていませんが、珊瑚砂等を用いてpH8.0程度を目標とします。特にフロリダスポッテドガーの生息地は高pHなので、幼魚期に低pH(ミネラル不足)の環境下で育ててしまうと、亜成魚のくの字症の発生率も上がります。他の原因としては細菌性鰾障害・物理的鰾障害が考えられます。細菌性のものはウイルス性のもの同様、鰾を肥厚させてガスの滞留を起こさせます。ウイルス性のものはコイ目限局性ですが、細菌性のものは対象が現時点で不明です。こちらは針を穿刺してガス抜きをするしかありません。物理的なものは落下などに伴うものです(今回の件には関係ないでしょう)。恐らく糞は無関係で、餌の金魚などの胃の内容物と思われますが、稀に餌金が“消毒”されている場合もあるため、当分避けた方が無難です(古代魚は薬剤に耐性が無い)。


Q481:(06/Mar/2002) 清水源一さん
 アミアカルバを飼おうと思うんですけど、最低限の水槽の大きさと、管理法をおしえてください。

A481:現地では100cmを超えることもありますが、水槽内では精々60〜80センチに達する程度でしょう。従って水槽サイズは120×60×45を必要とします。破壊力があるのでアクリル水槽必須です。保温は特に要りません。ガーパイクに近縁ではありますが、特に高pHを要しません(それでも濾過材の1/3〜1/2程度を珊瑚砂にするとよい)。貪欲なので餌の種類は選びません。小魚(金魚・メダカなど)・甲殻類(剥きエビなど)・配合飼料(ペレット)を混ぜて与えると体型・発色とも良好に育ちます。体型・遊泳層(アミアは中層〜上層)が異なれば混泳も上手くいくものですが、失敗すると大混乱となるのではじめから単独飼育が安全です。

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