←←←(メインページへ)
(Q&Aインデックスへ)

Q480:(01/Mar/2002) 永井仙一さん
 こんにちは、太田様、永井仙一です。先日のヒントありがとうございました。これでここに送るのは2度目になります。少し長くなるのですが、いくつか質問させていただきます。一つ目の質問は砂の中のゴミ(食べ残し、糞、等)についてです。水替えをする時、砂の中に吸引機の先を入れて、水といっしょにゴミも吸い取るのですが、1/3ほど吸った時点で水を入れます。その時どうしても、ゴミがまだたくさん残っていて、ブワーっと砂の中のゴミが、舞い上がって出てくるのです。完全とまではいかないまでも、もう少しゴミを減らしたいのです。もし、良い方法がありましたらよろしくお願いします。2つ目の質問です、僕は全体的に、ヒレの大きい魚が好きで、海水魚で言えば、ハナノミノカサゴ、ホウボウ、あたりのイメージのものを、飼いたいと思っているのですが、家の近くには、海も海水魚を扱っている店もないので、淡水魚でそんなイメージのある魚を何か知っていませんか?もし、知っていたら教えてください。3つ目の質問です、以前本で読んだことのある*エレティストイデス・モンタナ*という名前の魚を、知っていますか?魚店のおっちゃんに聞いても、魚を飼ってる友達に聞いても「聞いたことないし、知らんなぁー」と言います。その本も結構古い物で、もしかしたら魚の名前が変わっているのかもしれません、念のために、その本に書いてあった魚の特徴を、書いておきます。胸ビレが大きい、ロックバンジョーのような形で、6cm位になってバタフライキャットと呼ばれていたらしいのです。もし名前が変わっているのでしたら、その名前を教えてくれないでしょうか?最後の質問です、バタフライフィッシュとブラックゴーストの雄雌の見分け方は困難と聞きますが、もし分かるのなら教えてもらえないでしょうか?家には、バタフライフィッシュが3匹います。もうすぐブラックゴーストも飼おうと思っていますので、よろしくお願いします。

A480:砂中の微塵を除くのであれば、水換えの回数を増やします。週一でしか行っていなければ二回やることです。驚くほど効果があるはずです。飼育したい魚種は人に聞くものではありません。図書館で図鑑などを調べて研究することが必要です。バタフライキャットはErethistoides montana montana・その亜種のErethistoides montana pipriを含め、Erethistoides属類似種の流通名総称です。ブラックゴーストの雌雄判別は不明ですが、バタフライフィッシュは臀鰭の後方のエッジが滑らかであれば雌・不規則になっているものが雄です。


Q479:(26/Feb/2002) 西村俊也さん[HP
 お久しぶりです。以前、マライアンパファー、淡水アジの件でお世話になった西村です。今回は、近親交配のことでお聞きしたいことがありますので、よろしくお願い致します。実は、飼育しているインドエメラルドパファー(Tetraodon cutcutia)の繁殖に成功しました。今、水槽の中では、200匹以上の稚魚がすくすくと育っています。もしこのままショップに渡したり、知り合いの人に里子に出した場合、近親交配がおこってしまう可能性があるわけですが、このような場合、どのようにしたらいいのでしょうか?私の考えは、複数渡す場合は、同じ性別を渡す。もし雌雄判別を間違って渡してしまった場合、産卵した卵はすべて処分してもらうことを考えています。太田さんのご意見をお聞きしたいので、お忙しいと思いますが、よろしくお願い致します。
 追伸:「フグ類管理法」のレオパードパファーの”オ”がとれてしまって、レパードパッファーになっていました。あと、ミウルス、ドゥボイシィのサイズですが、これまでにミウルスは18センチ、ドゥボイシィは16センチのものを確認しております。

A479:特に気をもむ必要は無いと考えます。それは以下の理由によります。
 近親交配された個体が出回ることに目くじらを立てる人も多いものですが、野生生物の場合はある程度許容していかなくてはならないものです。確かに繁殖率は数代で減少しますし、小型化・形質異常の子孫も増えて仕舞うものですが、国内で数を出せばそれ以上の余計な輸入(自然界からの搾取)を回避できるという大きなメリットがあります。繁殖目的の人と愛玩目的の人は根本的に姿勢が違いますから。理想をいえば異系交配用のネットワークなどを創設し、余剰個体をショップに流通させるのが最良と考えますが、現実には難しいものです。
 leopardは辞典にて発音記号参照下さい(発音記号は日本語HTMLでは記述出来ません)。Tetraodon miurusはFishBaseでは15cmとなっていましたので、本文の言い回しを変更しました(Tetraodon duboisiの方は現在も8.7cmと記載されているので、特に見解を変える予定はありません)。


Q478:(24/Feb/2002) 永井仙一さん
 はじめまして、永井仙一といいます。まだ魚を飼い始めて、半年くらいしか経っていませんが、が臭くて困っています。熱帯魚店のおっちゃんに聞いて、活性炭を入れてみましたが、臭さが取れません、これでは、魚にも悪そうですし、部屋も相当臭くなっています。ちなみに、水槽の大きさは、横幅90、高さ60、奥行き45で、細かいケイサに、さんご砂心持ち入れ、水草にアヌビアス・ナナを、そして、流木をやや多めに配置している感じです。入れている魚は、ピクタス15cm、ブラックランサー17cm、あまりはっきり憶えてないけど、おっちゃんが略して「パジャマ」って呼んでたと思う魚10cm×3、ブラックインドナイフ13cm、名前を忘れてしまった魚が一匹、特徴は、高さが高くて、背びれが大きい、ひげが3本の対、そのうち2本が枝分かれ、大きさは19cmくらいです。あと、アルビノプレコ×2、プレコ×2、セルフィンプレコ×2、いずれも5cm位、アルビノコリドラス1cm前後×5、が一緒に入っている顔ぶれです。特にけんかをすることもなく、平和に暮らしております。後はこの臭ささえなくなれば申し分ないのです。どうか良いヒントをよろしくお願いします。あとついでといっては何ですが、金魚の入っている水槽の表面、(水の入っている方)に半透明の、ブヨブヨが付いています。熱帯魚店のおっちゃんは、「貝があればいいねんけどなぁ」と言っているのですが、この季節の上に、近くに、川や池がないから取りにいけないのです。何かいい方法があれば、教えてください、お願いします。

A478:生臭いのであれば魚に異常があります。病気・水質悪化・いじめなどでストレスを受けると粘液を異常分泌するので、原因を特定して取り除く必要があります。すえた匂い(ドブ臭)ならば濾過槽・底砂のヘドロです。これは週一の水換えをきちんと行っていれば出ません。青臭いのは藍藻が原因です。水が古い・アルカリが高いなどで発生するので、これも水換えで対処します。金魚のほうはこそぎ落とすのが最良です。


Q477:(22/Feb/2002) 太田真文さん
 いつもお世話になります。太田です。おかげ様でショートノーズガーも順調に育っています。さて、今回はガーの混泳について質問があります。1800×600×450の水槽を購入して、当初はガーのみを入れようと思っていたのですが、鯉の水槽の置き場所に対する家族の反発があり、移動を余儀なくされています。そこで、ガーと鯉は同じ温帯性で、水質も似通っているので一緒にできないだろうか?と考えたのですが、この混泳は可能でしょうか。現在、ガーは大きいもので25cm、鯉の方は皆20cmを超えていて、1匹だけ16cmという大きさです。アドバイスをお願いします。

A477:現在のサイズであれば、混泳そのものに問題はありません。ただ双方30cmを超えるようになれば均衡が破られ、ガーパイクが押されてしまう可能性はあります(無論致命的なトラブルとはなりませんが)。


Q476:(21/Feb/2002) 諒さん
 初めてメールを送らせて頂きます、諒と申します。御忙しいところ申し訳ございません。まだ水槽を立ち上げて間が無い新米のため、分からない事を貴サイトにて勉強させて頂いております。私が飼っているのは、60センチ水槽(ガラス)で、導入順でパールグラミィ(7センチ弱)、スネークヘッド(約10センチ弱)、ジャガーキャット(約5センチ弱)、セルフィンプレコ(約3センチ強)です。ショップの方には混泳は大丈夫と言われたのですが、貴サイトを拝見して自分の飼育状況を恥ずかしく思っております。スネークヘッドはアルビノではっきりとは種類がわからないのですが、外見から見るとインディアンスネークヘッドに近い体型です。メダカ等生餌は食べますが、他の混泳している魚をいじめている様子はありません。なるべく早いうちにもう一つ水槽を立ち上げて、スネークヘッドを単独飼育しようと思うのですが、どのぐらいの体格差が出ると他の魚を攻撃したりするでしょうか?また、ジャガーキャットは元々動かないと貴サイトにもあるのですが、うちのは輪をかけて動かない性質(慣れてないだけかもしれませんが)で、餌(ヒカリクレストのキャットをメインに、冷凍アカムシを時折)を捕食している場面を一度も見ていないので、餌の量をどのくらいにしていいのかわからず、困っております。手持ちの雑誌、飼育書にもジャガーキャットについて載っておりません。スネークヘッドも、どれだけ食べても餌をねだるため、どれくらいが適量か分からず悩んでおります。御忙しいところ申し訳ありませんが教えていただけますでしょうか?よろしくお願いいたします。

A476:スネークヘッドの攻撃は陰湿なので、いじめ発覚が相手の命日になりかねません。特に目障りな存在に成り得るのがグーラミィです。スネークヘッドの単独飼育はよいことですが、余裕が無い場合はグーラミィを離すほうが先決です(産卵箱可)。質問のスネークヘッドは情報によると、大型になるタイプの可能性があります(当方は未確認です)。底無しなのはぐいぐい大きくなるためでしょう。これは餌を配合飼料(ペレット)に切り替えるだけでペースは随分落ちる筈です。尚、現在のプレコのサイズも非常に危険です。スネークヘッドがこれを飲む可能性は高く、プレコは胸鰭棘を立てるのでスネークヘッドが嚥下できず、最悪の場合共倒れになります。ジャガーキャットは餌※が吻端に当たっても反応が無い場合、未だ環境に慣れていない可能性があります。餌付くと流れてきた餌を啜るようになるので、それまでは静かにしておくべきです。餌を採りはじめの頃は制限する必要はありません。それまで絶食しているのですから、相当与えてもよいのです。日常的な餌の量は食い始めてから観察を続け、肥満にならない程度の量を飼育者の側で見定めます。最後にジャガーは自分より大きな個体には余り手を出しませんが、細長い魚種・体長の半分くらいの個体なら飲む恐れがあります。
 ※赤虫+沈降性の配合飼料。


Q475:(20/Feb/2002) シーラさん
 こんにちは、初めてメールを送らせて頂きます。シーラと申します。チンアナゴを飼育したいのですが、ショップの方が明確な回答をしてくれないので是非とも回答をお願いします。今、手元にある設備は90X45X45の標準水槽に、上部式ウェット&ドライの濾過システムです。この設備で飼育可能でしょうか?また、可能ならば底砂は具体的に何cmぐらい必要ですか?そしてこの設備でなら、同種間での混泳は何匹ぐらいが適当ですか?さらにニシキアナゴとチンアナゴのような同属他種での混泳も可能でしょうか?お手数ですが、以上のことへの御回答宜しくお願いします。

A475:チンアナゴの飼育に当たっては、守るべきポイントが幾つかあります。
 砂に潜る性質が有る為、厚く砂を敷く必要があります(厚ければ厚いほどよいが、普通は家庭用水槽の高さの1/3程度)。水槽飼育での難点はこれで、ヘドロ・ガスが滞留しないように注意しなくてはなりません(赤班が出ると容易く死亡)。エアーカーテンを始めから仕込むのも一考です。水流は有った方が断然よいので、上部式に必ずL字エルボーを排水口に装着します。チンアナゴの類は非常に神経質なため、水槽の置き場所は最も静かなところを選びます(歩いて水槽の水が振動するような場所は不可)。他魚種との混泳不可(チンアナゴ同士は可)、更にガラス(アクリル)そのままではストレスを溜め死亡(跳び出し・激突・拒食)してしまうので、水槽をマジックミラー(チンアナゴのほうから人が見えないようにする)化しなくてはなりません。ミラーフィルムはカー用品を扱う店にありますから、適当なものを選んでください(スモーク系推奨。アクリル材質は接着剤に注意)。無論観察は少々し難くなりますが、長期飼育には必須です。餌には甲殻類(ブラインシュリンプ)をコンスタントに与える必要があります(死に餌にも餌付く)。給餌の際は濾過槽から落としてやります。自然界では30cmを超えるため、90cm規格水槽であれば収容匹数は10匹が限度でしょう。無論個体数が少な過ぎるのも問題です。ニシキアナゴもチンアナゴと色彩を除いて大差無いので、おそらくは混泳可と思われます。


Q474:(18/Feb/2002) ケイスケさん
 はじめまして。水槽を立ち上げてから4ヶ月の海水魚初心者のケイスケと申します。夜中に部屋の電気をつけて水槽をみたら、ライブロックの中から、得体の知れないが出ていました。色は透明感のあるブルーで、直径は1〜2ミリ、長さは20〜30センチ先端はトンカチのように2つに割れています。光に弱いようで、部屋の電気をつけてしばらくするとライブロックの中にシュルシュルと戻っていきました。その日以降、毎日夜中に観察しているのですが、ほとんど毎晩出てきています。苔を捕食しているのか、水槽のガラス面や他のライブロックにトンカチ頭をくっつけています。この虫、いったい何なんでしょう?魚や無脊椎に悪影響はあるのでしょうか?

A474:無脊椎水槽を扱っていると、思いもよらない生物に遭遇することが珍しくありません。更に海外からきている可能性も高いので、素人による同定は不可能に近いものがあります。頭(吻)部が二又になっている生物としては紐形動物門NEMERTINEAに属するヒモムシの一部(Tubulanus属など。行動が一致するかについては全くわかりません)・ユムシ動物門ECHIURAのボネリムシ(但し多くが深海性で生息場所は砂地・サイズも小さめ)などが思い当たるところです。他に金槌頭のミミズ型といえば陸棲のコウガイビルがありますが、属する三岐腸類TRICLADIDAには海棲のグループが存在します(但し形態は大体扁平プラナリア様)。これ以上はとてもわかりませんので、興味があれば博物館などに問い合わせてください。タンクメイトへの影響ですが、捕食性(コウガイビルはナメクジを捕食する)を持つものが無いとは言えませんが、魚をも捕らえるというわけではなさそうです。それでも双方(魚と虫です)監視を怠らないで下さい。


Q473:(18/Feb/2002) ササキさん
 こんにちは、ササキと申します。いつも参考にさせて頂いています。今回は初めてメールさせて頂きます。
 120x60x60(現在は水温28度、ph7・5、上部フィルター)でアジアアロワナ(約35センチ)、フロリダスポテッドガー(約35センチ)、モトロ(直径約30センチ、2日前から同居)を飼育しています。(モトロが同居する前はセルフィンプレコ(約20センチ、モトロを同居させる為、2日前から別居)が一緒でした)導入順はアロワナ、プレコが半年前、ガーはその1ヶ月半後です。フロリダスポテッドガーについてお聞きしたい事が有ります。このガーはショップで以前の飼い主の所でスッポンモドキに尾を噛まれてしまって、療養中でしたのを購入しました。(当時約28センチ)尾は再生して来ている状態(傷は塞がっていました)で、現在も再生している最中です。元々、銀色の光沢が強い方ではなかったのですが、最近になって背中の後ろの方からスポッドが消えて来て、表面も銀色(通常の光沢とは少々感じが違います)〜グレーになって来ています。鱗(?)も少し逆立っている様にも見えます。この様になってから元気が無い様にも思えます。これはどういった症状なのでしょうか?何かしてあげられる事はありますでしょうか?それと、元々あまり上層部には行かないで底面にいる事が多いのですが、モトロが同居してから、モトロに乗りかかられています。たまに自分から頭を突っ込んでいる様な行動も見えます。これも何か手を施す事が有るのでしょうか?雑誌や飼育書を見てみましたが、ガーは病気にならないという表記ばかりで参考になる物を見つける事ができず困っています。お手数ですが、何かアドバイスを頂けたらと思っていますので、よろしくお願い致します。

A473:病気ではなく混泳トラブルです。先ず大人しいガーを暴れ者のアジア・オセアニア系アロワナと混泳させれば、彼等の縄張りである表層に向かうことが出来なくなります。ガーパイクは空気呼吸を必要とするので、表層にいけなければ常に酸欠状態です(長期的には死亡する)。導入順も強いものから行っているので、ガーパイクの入り込む余地は全くありません(現在は極度のストレス状態。異常行動もその一環)。現在のアジアアロワナも更に凶暴になるので、ガーパイクが粉砕される恐れがあります。直ちに離さなくてはなりません。モトロも動きの鈍い魚種を襲います(場合によっては舐め殺す)から、タンクメイトとしては全く不適当です。


Q472:(17/Feb/2002) ゆうやごんさん
 以前にシルバードラドでお世話になったゆうやごんです。今回は「麦飯石セラミックボール」について教えて下さい。中国原産の麦飯石を7mm位の球状に焼き固めたセラミック濾材を購入しましたがセラミックなので寿命が半永久的と言う業者と吸着濾材である以上は寿命は短く、価格も高く不経済と言う業者に分かれてます。どちらも、もっともな気がしますがどうでしょうか?よろしくお願いします。

A472:セラミックとは素材(様々)の粉末を物理的に圧縮処理(または加熱など)をかけたものです。セラミックが長持ちする理由は有機物を含まないことです。濾過材の濾過能力は表面積・通過水量及び速度が密接に関係します。麦飯石とは中国由来の呼称で、科学的な用語(学術的に成分などが特定できるもの→ex.玄武岩・花崗岩など)ではありません。以上が当方による両者の言い分の解析です。あとはキーパーの判断次第ですので、これまでの回答など参考にして下さい(当ウェブサイト「メンテナンス」も今一度目を通して下さい)。


Q471:(13/Feb/2002) 甲斐正美さん
 ヒストリクス約12センチを飼育しています。人工餌に餌づけしたいのですが、餌づいてくれません。どうやったら餌づいてくれますか?教えて下さいお願いします。

A471:エイも他魚と大差無いので、過去ログ(303・450・456など)を参照してください。飼育に関する基本的なことはほぼ回答済みです。

inserted by FC2 system