←←←(メインページへ)
(Q&Aインデックスへ)

Q370:(09/Jun/2001) 
 初めて質問させていただきます、よろしくお願いします。水槽を立ち上げて、約1か月になります。水槽は6ギャロン(約22g)、約40×20×20aです。ネオンテトラ3匹、ペンシルフィッシュ3匹、ラミノーズテトラ3、ブラックファントム2匹、パンダコリドラス1匹、オトシンクルス1匹を混泳させています。質問ですが、6つあります。
 @ここ、ハワイのペットショップの方が、「水の取替えは月に1回。砂利の掃除をするときは、魚を入れたままで、砂利をかき混ぜてポンプに汚れを吸わせる様に」と説明していましたが、日本のHPには、そのようにして 掃除すると書いてあるものがありません。この掃除の仕方は正しいのでしょうか?Aペンシルフィッシュが混 泳させているラミノーズテトラ、ネオンテトラを突付いたり、追い掛け回しているのですが、どのようにして解決すれば良いのでしょうか?Bまた、ペンシルフィッシュが2匹で、体を擦り付けている行動がよく見られます が、それはどのような意味なんでしょうか?テリトリー争いのときの行動と繁殖の時の行動は、どのように違う のですか?Cパンダコリドラスを1匹飼っていますが、餌をあまり食べてくれなくて、だんだん痩せてきている ので困っています。沈下製の餌を朝と夕方、コリドラスがよく居る流木の近くに餌を置くようにしていますが、 ペンシルフィッシュがほとんど食べてしまいます。どのように対処すれば良いでしょうか?Dまた、餌は、1日1回、フレーク状の物を昼に1回与えています。店員には「餌は1日に1回、たまには餌を与えない日も作ってあ げてください」と説明を受けましたが、餌を与えない日は必要なんですか?EBloodwarm(赤虫?)という餌を 与えたところ、どの魚も見向きもしませんでした。フレーク以外の餌は必要ないのでしょうか?なかなか、飼育 に関するいい本が見つからないので、HPの情報に頼ってばかりです。また、飼育法も、日本とアメリカでは少 し違う様なので、少し疑問をもちながら、メールさせて頂きました。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

A370:順番に。
【1】ポンプ→サイフォンの意ではないでしょうか。サイフォンで水ごと水槽外に排出させます。
【2】カラシンは想像以上に争そいます。水槽が小さいので仕方ありませんが、小型のテトラ(特に弱いもの)は群泳(二桁程度)させることにより、身を守り落ち着きます。現状では見守るより有りません。
【3】繁殖期には雄個体が雌個体の上方に陣取り、ガードするといった行動が見られます。これ以外では張り合っているのでしょう。
【4】コリドラスは大食漢です。横取りされるのであれば、タブレット状の餌を与えます(テトラ社から出ています)。
【5】小型魚であれば、日に2〜3回(数分で食い尽くす量)は与えて下さい。生物は小さいほど食い溜めがききませんから、常に餌を探すものです。
【6】餌の種類は多い程よく、このメンバーではブラインシュリンプが最適です。ブラッドワームは赤虫ですが、活・冷凍・乾燥で食いは全く異なります。先出程食いはよいのですが、このメンバーに活赤虫は不向きです。冷凍ものを剃刀で切って与えると、全魚種とても喜ぶ筈です。


Q369:(04/Jun/2001) 廣岡さん
 こんにちわ。廣岡です。早速ですが、上部フィルターと外部フィルターの接続方法教えてもらえますか?

A369:自作するのであれば、単純に連結部を市販のチューブで繋げばよいでしょう。口径に著しい差が有れば、実用的では有りませんので、初めからその目的の商品を探した方が楽です。ショップに問い合わせを。


Q368:(02/Jun/2001) 「HN考え中」さん
 早速ですが、何点か太田様に教えて頂きたいことがあります。
【1】A347でカサゴ類のエサとして小魚と甲殻類を勧めておられますが、具体的には何が良いのでしょうか?海水魚に淡水魚(メダカ・キンギョ等)を与えるのは良くないと聞きますし、海水魚ならば価格的にスズメダイ類が浮かびますが、消化が悪いとのことで与えていません。エビならば、淡水産のもので問題ないとのことで、現在はスジエビのほぼ単用(稀に淡水小魚、クリル、配合飼料)となっていますが、カサゴ類のエサに関する回答はショップによりまちまちで、海水魚に関する経験上の知識もない私は、どうすべきか決めかねています。
【2】カサゴ類などには、吹き出物のようなものができることがあると思いますが、飼育中のセムシカサゴにも、鼻のところにそれができています。これは購入した時からできていたものなのですが、飼育している内に大きくなり、触るのを嫌がる(痛がる?)ようになりました。このような吹き出物は、寄生虫が原因で生命に別状はないとのことでしたが、本当に大丈夫なのでしょうか?生命にかかわるようでしたら、治療法をお教え下さい。
 お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

A368:淡水魚に海水棲の魚(刺し身など)を与えることは、余り薦められるものではありませんが、逆は余り気にすることも無いでしょう。金魚の場合はサイアミナーゼが問題なのであり、メダカの類(グッピーを推奨)は、元来海産由来ですから尚更です(更に餌用に半海水で飼育するなど)。カサゴ類に配合飼料は、つなぎが悪影響を与える為、ビタミン補給等の補助食品以上にはならないので、矢張り魚・甲殻類の組み合わせ中心がベストです(グッピー+スジエビ中心で、食い飽きさえ起きなければそのままで)。生シラスなどもよい餌です。サイアミナーゼに関してですが、オニダルマオコゼなどに、ワカサギを長年与え続けても、併せて甲殻類(海産のエビやアミ/冷凍もの)・軟体動物(イカ)等を与えるなどすれば、殆ど問題は生じないようです(更にビタミン剤を添加すれば良)。
 寄生虫であれば、浸透圧差を利用するのがよいでしょう。但し低濃度法(初めから75%・60%と濃度を決めておき、相当量の淡水を細チューブなどでゆっくり注入、暫くそのまま管理)、高濃度法(1.5〜2倍濃度の海水に3分)ともショック死の危険が有るので、魚にぴったり付いてやることが重要です(どちらの方が安全とは、明言しかねます)。


Q367:(02/Jun/2001) キメラさん
 こんにちは。非常に興味深く拝見させてもらってます。
質問事項
 ハーフバンデット・スパニィイールの稚魚(5センチ)を購入しました。経緯はこうです。ショップでは 水PH6.2、エサ:クリル、冷凍赤ムシ。入荷3センチから5センチになった頃購入。慎重な水合わせ後、45センチ、テトラブリラントフィルター温度25度PH6.8程、亜硝酸ほぼ±0の水槽に投入。(事情がありポリプ用エサメダカ十匹在住水槽(立上後3ヶ月)以後、1週間経過。エサを全く食べる気配が全くありません。目や身体にも異常は見られません。底砂(大磯)に潜ってじっとしてます。只、数分で動きまわります。飼育書も様々なものを持っていますが何分特殊なのか情報が少なく、メールするに至りました。忙しいことは存じてますが、なにとぞアドバイスお願いします。

A367:ショップに入荷して相当経っておるようですし、当然餌付いている個体であれば、単に水槽環境に慣れていないのでしょう。砂に潜るタイプの魚種の場合、飼育者の目の前でバリバリ食うようになるまでに、相当時間がかかる場合が有ります(特に競争が無くなった場合など)。彼等は大磯の隙間に嵌まった餌などを食いますので、先ず痩せることは有りません。スピニーイールは種に関わらず、一度飼育者を信用すれば、水槽の前に立つだけで、吻端を押し付けてきて、餌をねだるようになります。気長に付き合って下さい。どうしても心配な場合は、生きている糸ミミズ(赤虫はキチン質の殻が邪魔な場合が多く、幼魚・小型魚には不向きです。逆に糸ミミズは柔らかいので食が進みます)で、本能を呼び覚ますのも一考です。


Q366:(01/Jun/2001) 原田さん
 はじめまして原田と申します。飼育中のポリプテルス・デルヘッジが三日ほど前から胴体の中央部に血が滲んだように赤くなっています。赤い部分が大きくなったりはしていないのですが、少し鱗が逆立っているようにも見えます。この赤味が引くような感じではなさそうだったので、別容器に移して規定量の3分の1程のグリーンFゴールドで薬浴させています。何かの拍子の怪我が化膿しているのでしょうか?この対応方法でよいのかよく分かりません、よろしくお願いします。

A366:ポリプテルス類は、表面をガノインで覆われているため、とても傷付き難くなっています。ところが何らかの理由(おおくは物理的要因に、細菌が二次感染した場合)で皮下に炎症が起きてしまうと、逆に手に負えない事態に陥ります。更に悪いことに、折角の薬剤投与も、ガノインが跳ね返してしまうので、患部に伝わり難いのです。飼育水・底床を清潔にする・魚体の免疫力を高めることは勿論ですが、進行が止まらない場合にはパラザンなどを、経口的に投与するより他有りません(溶液をペレットに浸して与えるなど)。古代魚はご存知の通り薬剤耐性が低いのですが、この症状の進行停止の方が先決です。


Q365:(27/May/2001) 廣岡さん
 こんにちわ。前にお世話になった廣岡です。ところで、スジエビの繁殖方法わかりませんか?

A365:スジエビは降海性が無いので、ヤマトヌマエビの様な困難さは伴いません。但しプランクトン生活には変わりありませんから、植物性プランクトンがわく環境を用意するなど、手間だけは必要になります。実際に繁殖を手掛けた機関もあるでしょうから、検索してみて下さい(そちらの方が詳しいでしょうし、役に立つ筈です)。


Q364:(24/May/2001) 西村俊也  さん
 こんにちは、これで4度目の質問になります西村です。よろしくお願い致します。実は淡水ヒラアジ(8cm)1匹を汽水水槽510x260x320、パワーフィルター(90cm用)を使用して飼育しています。底砂は珊瑚、最初は塩分を入れていたのですが今はほとんどないと思います。そこで質問なのですがよろしくお願い致します。
■最終的にはどの位のサイズの水槽を必要とするのでしょうか?そしてアジはどれくらいまで成長するのでしょうか?
■この手のアジは成長すると外洋に出ると思うのですが塩分はどのくらいの時期から入れればよいのでしょうか?
■西表島の川(完全淡水の場所)でアジを釣っているのを見たことがあるのですが一生淡水で生息するアジもいるのでしょうか?
 ショップで淡水ヒラアジのことを聞いたのですが以下のような返事が返ってきました。「510x260x320で飼育し続ければ30cm、90x45x45すれば50cmに成長するだろう。」淡水の魚とは思えないような俊敏な動き、そしてすごい食欲で非常に興味深い魚だと思います。予備で90*45*45の水槽も用意し、このままずっと飼育出来ればと考えているのですが・・・。よろしくお願い致します。

A364:ヒラアジとは側偏するアジのことで、グループというわけではありません。それでもヒラアジの名称が付けられるのは、ギンガメアジ(Caranx)属ですが、コバンアジ(Trachinotus)属も平べったいアジです。国内便であれば、種類的にはギンガメアジ・オニヒラアジなどが考えられ、これにコバンアジ・マルコバンなども候補に上がるでしょう。海外便ですととてもフォローできませんが、ギンガメアジ属21種中10種ほどが、コバンアジ属20種中11種が汽水域侵入性で、幾種かは淡水域にまで溯ります(従って淡水○○○として、輸入される可能性が有る)。種類によって異なりますが、30〜70cmといったところでしょう。アジは体が硬いので、方向転換のために奥行きがどうしても必要です。種を特定できないので、はっきりしたことは言えませんが、矢張り生け簀が適する魚種なのですから、水槽サイズは最終的に、120×60×45cm以上は欲しいところです(ギリギリまで90規格での飼育を試みるのも、やむを得ないでしょうが、動きが止まる・肌が焼ける・吻端を潰す・鰭が変形する等の兆候があれば、サイズを引き上げて下さい。寿司屋の水槽のアジは、全く楽しそうでないですよね?)。
 汽水魚とは【1】淡水で産卵・孵化、後降海【2】一生を汽水域【3】産卵・成魚は海、幼魚期のみ汽水域、の3パターンが有るので、それぞれに合致した扱いをします。アジは【3】ですので常に半海水前後、手を尽くしても餌喰いが落ちる・発色が悪い・行動が鈍るなどの症状が疑われれば、全海水に移行させます。特に【3】の魚種は薄い海水で飼育していると、突然死(前日までピンピンだったのに、翌朝死亡しているなど)を起こし易い上、水替えの際も「後で塩を入れよう」と真水をどっといれたりすると、淡水あたりを起こして死亡することが有ります。
 ギンガメアジは分布域も広く(勿論沖縄県にも分布します)、幼魚(15〜20cmまでと大き目)は淡水域にまで侵入しますが、最終的には降海します。アジ科魚種中には、純淡水棲種はいないようです。


Q363:(22/May/2001) sevenstars さん
 シルバーアロワナを飼っているのですが オスカーなどに尾ひれなどをつつかれてボロボロになってしまったのですが 時間がたてば元通りに治るのですか 教えてください。 それとこの先は別々に飼育したほうがいいのですか

A363:破れたのが鰭膜であれば、酷いものでなければ再生します。酷いものは再生しても、元より縮んだ感じになりがちです。条を折られてしまったら、その部分はもう欠けたままです。中・大型シクリッドとの安心した混泳は、家庭用水槽の容量では不可能です。


Q362:(21/May/2001) マツバラ さん
 始めて質問させていただきます。質問は2つあります。現在、90×45×45の水槽でシルバーアロワナ(9cm)、ポリプテルス(9cm)、ダトニオイデス(6cm)、ペーシュカショーロ(7cm)という組み合わせで混泳させています。エサは冷凍アカムシ&メダカを与えています。ところがダトニオがエサを食べてくれません。他の魚は全く問題ないのですがどうしたらいいでしょうか? かといってダトニオが弱ってはいないのですがこれから先が心配です。それともう一つ、この場合の組み合わせだと他に混泳できるものは何があるでしょうか?よろしくお願い致します。

A362:現在の組み合わせの中では、ダトニオイデスを負かすような相手は特に見当たりません。様子がおかしな時は、必ず水質を調べてみて下さい。水質が悪化していればそれなりの対応を、水質が良好であれば、魚自体に何かしら問題が有ります。組み合わせに関してですが、「○○○を混泳させたいのだが」という質問形態をとって下さい。


Q361:(20/May/2001) よね さん
 今、ルームメイトでダトにオプラスワン(500円玉サイズ)を2匹飼育しています。1匹の方はキャットもよく食べ順調に育ってますがもう1匹のダトニオの片方の目が少し白くなって少々出ています。餌は赤虫を中心に与えてますがこれを治す方法を教えてください。PHは問題ないと思いますが・・。(6.7くらい)水温は27度くらいです。もう買ってから1ヶ月が経っています。初めは両目とも白かったのですが今は片方だけです。なんとか治してあげたいので・・。よろしくお願いします。

A361:眼球白濁はストレスによるものです。先ずはダトニオニオイデス同士は争そうことです。これはサイズは関係ありません。大抵餌採りの遅い個体・威圧されている個体・いつも端によっている個体がストレスを受ける為、隔離するより有りません。後は輸出元で塩を使っていた可能性で、これには人工海水の素スプーン大さじ数杯をいれてやります(突然死はこれにあたる)。以上二点を対処して下さい。

inserted by FC2 system