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Q280:(13/Dec/2000) ささきたかし さん
 先日、スカーレットジェムについてお聞きした者です。その節はお世話になり、誠に有り難うございました。 お陰様でうちのスカーレットは元気に泳いでおります(しかも太って…)。閑話休題。またしても熱帯魚ショップの片隅に置かれていた水槽で、非常に魅力的な魚が泳いでいたので、衝動買いしてしまいました。その魚の名前は、ミクロラスボラ・エリクシオン???(すみません!!!難しい名前だったので忘れてしまいました…)頭部が赤く、ボディは青(というか紺)で、体には白い縦じまが入っています。購入する前に一応ショップに置いてあった図鑑で調べたのですが、飼育しやすいということ以外には、ミャンマー産で全長3センチということぐらいで、詳しい内容が乗ってませんでした。泳いでいた3匹の個体は、どれも既に3センチ位はあり、成魚なのかとショップの人に尋ねると、まだ二回りくらいは大きくなるということでした。そこで、またこの魚についてご存じなことがあれば、教えていただけないかとメールさせて頂きました。成魚のサイズや餌、性格など、もしお分かりでしたら教えてください。素人の質問ですが、何とぞよろしくお願い申し上げます。

A280:それはミクロラスボラ・エリスロミクロン<Microrasbora erythromicron>の事でしょう。ミャンマーに分布する小型種で、最大でも2〜3cmにしかなりません。pH要求は中性で、一部の酸性を好むラスボラと異なります。水温は23℃±1〜2程度で、高温は控えます(耐えられない事は有りません)。鯉科で注意すべきなのは、口器が下を向いた種くらいです。少々張り合いますが、ダニオ・プンティウス等と同程度で問題は有りません。餌の選り好みはありませんが、配合飼料が最適です。ちなみにあの方向は魚の横縞です。


Q279:(12/Dec/2000) あーちゃん さん
 はじめまして、あーちゃんと言います。ギムナーカスに興味のある中学生です。何故ギムナーカスかというと可愛いですし、個性的だからです。何か昔からモルミルス類には興味がありましたし・・・。ピラニアより強そうで、誰も飼っている人の話も聞かないですし・・・。そこで質問ですが、ギムナーカスには何センチ水槽が必要ですか?それに、どのようにセッティングすれば良いでしょうか・・・。いろいろ難しそうですが、特に稚魚の場合が。そういえば、いくら程で売られているのでしょうか。(質問ばかりですみません。)色々、思いが膨らんでいきます。しかし、やはり怖いですねぇ。大きくなれば何でもかじってしまうのですよね?できれば、良いアドバイスを下さい。お願いします。いきなり来て、べらべらとスミマセン。

A279:ギムナルクスに関しては、上記管理法「古代魚」に有ります。そちらを参照して下さい。記述の無い部分の質問に関してですが、水槽は120〜180cm程度、価格は¥2,000前後と記憶しています(10年近く前)。


Q278:(11/Dec/2000) Takanori Yoshino さん
 太田さん、こんにちは。以前ダトニオのことで質問させていただいた吉野です。ありがとうございました。今回は一年ほど前に友人から譲り受けたスネークヘッドについて質問させていただきます。体の模様などから判断するとバイオレットスネークヘッドにそっくりなのですが、ショップなどで見かけるものはライトが当たっている時には全身がうすく紫から青に近い色で包まれているように見えるのですが、私が飼っているものは全身がこげ茶っぽくて腹部の色は黄色がかっていてあまり紫っぽくありません(それはそれできれいなのですが)。友人がショップで買ったときにはバイオレットスネークヘッドとは違う名前で売られていたそうで、名前はわかりません。体長あまり大きくならないと言われたそうです。一年前は10cmほどでしたが、現在は25cmほどに育っています。餌はアロワナフードや大型魚用の人口飼料をメインに時々金魚やミルワームなどを与えています。水温25℃前後、水質は中性からややアルカリ気味です。さて、このスネークヘッドはバイオレットなのか、それとも別種なのでしょうか。もし、バイオレットならば紫がかったようにするにはどう飼育すれば良いのでしょう。一年に15cmほどの成長というのは遅いのでしょうか。漠然とした質問ですみませんが宜しくお願いします。

A278:バイオレットの名称は我が国のみで、通常学名よりバルカ・スネークヘッドと呼ばれています(これで販売されていたのでは?)。(実物に接しなければ、確実な事はいえないのですが)バルカは黄色の色素も強いので、そう見えるのでは(色彩的個体差も有りますし)。照明を工夫する(演色系=PGII等を用いる)などすれば、バルカの更なる美しさが楽しめる筈です。サイズの件ですが、最大90cmに達するとはいえ、最大長に達する事は先ず有りません(精々30〜40cmといったところでしょうか)。また、急激に大きくする必要もありません(痩せておたまじゃくしになっていなければ可)。


Q277:(10/Dec/2000) Kentaro Okamoto さん
 こんにちは、太田さん。(o^∇^o)ノいつも、妙な質問に答えて頂いてありがとうございます。さて、今回もまた妙な質問をさせて頂きます。私の水槽のドジョウ達なのですが、彼らを田んぼで捕まえたときは泥に潜っていました。餌探しなのかもしれないですが、時々必死で潜ろうとしているような気がします。うーむ、潜らせてやりたいっと思ったのです。現在使っている底砂は水草用で肥料が添加されている3−5mmの石なのか土を固めたのかはっきりしないものです(名前は忘れました)。ドジョウが掻き回しても、すぐに開いた穴が埋まってしまいます。もっと細かい砂にすればいいのでしょうか?でも細かすぎると、濾過が詰まりそうだし、水流がなくなって雑菌が湧きそうで怖いです。水草用のラインヒーターを使えば底砂に水流が起きるかも。。。などと考えています。いいアドバイスをいただけたら嬉しいです。

A277:上部濾過槽・若しくは投げ込み式フィルターであれば、細かな川砂・よく洗浄した海砂などが有効です。ドジョウが無理やり体を捻じ込むようなら、不適と考えてください(さらっと潜るか、全く潜らないもの=こちらの場合は大粒=がよい)。メンテナンスは週一の水替え時に、サイフォン等で掻き回してヘドロやガスを抜きます。底面濾過装置を使用しているのでしたら、諦めた方がよいでしょう。


Q276:(09/Dec/2000) 渡辺啓一郎 さん
 太田さんはじめまして。さっそくですが教えて下さい。アンフィビウスを飼い始めて2年ほどになります。現在40cm強です。一月ほど前、朝おきると水がひどく白濁していて出血していることに気がつきました。一時的なこととおもっていたんですが、それから週に1、2回こんなことをことを繰り返しています。部位は左の鰓のなかのようで、呼吸(水中での)のたびにフューと吹き出すような感じです。外傷らしきものは当然見当たりません。1時間程度で止血するようですが、この症状がでる直前からはえさもきちんと租借できないようで、吸い込んでもすぐに口から出して(出て?)しまいます。いつもよりむせやすい気もします。なお止血しているときは元気にえさを食べており、また特にえさを食べた直後に出血するというわけでもありません。飼育環境ですが、60×45×45水槽に大型の上部フィルターと外部式フィルターを併用、セラミックろ材を使っています。水温は26℃前後、水替えは様子を見ながら月に3、4回くらい、2分の1弱、10リットルバケツを使って温水器を通した水道水に中和材を入れてざばざばやっています。底砂は細かいけい砂をところどころ底が見えるくらい薄く敷いており、えさは鯉のえさをメインにテトラアロワナやひかりのキャットをほぼ毎日1回与えています。苔とりに10cmほどのセルフィンプレコを1匹同居させていまがとくに問題ないようです。水温計やヒーターのセンサー等はけっこう無防備にしていますが、割れているないし欠けているようなところは見当たりません。個人的に気になるのが虫?で、0.5ミリくらいの茶色い油虫のようなのが底砂やフィルターにわいています。半年ほど前けっこう増えてしまったんですが大量換水でいまは落ち着いています。ただこれが増えていたときにはいつも以上にむせていたようでした。ただ出血とは関係ないと思っています。だいたい以上のような状況ですが、原因もわからずどう対処したものか困っています(換水そのものも不安で、出血したあとに水替えをすべきかどうかも自信がないので、現在はこまめに活性炭をつかっています)。よきアドバイスをお願いします。

A276:通常肺魚においてトラブルのは、アンフィビウスのみです。言い替えればアンフィビウスは、非常に注意して扱うべき魚種とも言えます(鰓の使用・軟弱肌など)。幾つか原因を推測できますが、どれかを決定する事は困難なので(更に複数の要因があるとも考えられる)、出来るところから改善していってください。先ずpHの提示がありませんが、相当下がっていると考えられます(調子の悪い時に、pHメータでチェックしてください。7.0以下は不可です)。また、褐色の扁形動物がわくなど、水質・底床汚染の兆候も顕著です(濾過槽の強化が必要。濾過材には珊瑚砂の使用を強く奨めます)。更にプレコの混泳も問題です。プレコは必ず肺魚に舐め付くものなので(見ていないときなど)、肺魚にとっては拷問と同じ状態です。あのドロイでさえ、プレコと混泳させてしまうと、青い湿疹を全身に見せるなどの症状を呈します(隔離が望ましい)。餌も鯉の餌は不適切で、草食性のコイ科魚種以外に与えると、大抵の種類に悪い影響が見られます(腹部膨張・喉腫れ・拒食など)。従って絶対に与えないで下さい。ところで、ヒーターカバーは付けていますか?(火傷は致命的)。最後に、どんな事態にも、水替えは最適な対処法です。但し、使用する水には汲み置きを用いて下さい(中和剤は水漏れ時などの緊急用です)。


Q275:(09/Dec/2000) TY さん
 太田さま。先日はP.アンフィビウスの件でお世話になりましたTYです。今回は全く別の件で(恥ずかしいくらいソボクなギモンですが)お伺いいたします。これまで淡水魚飼育の経験しかありませんでしたが、今度汽水水槽を1つセッティングしようと思っております。中に入るのはカバクチカノコガイで、魚を入れる予定はありません。3ヶ月前に36センチのオールインワン水槽をセッティングして小赤とグッピーを育てておりまして(勿論淡水です)、この水槽の中身を余所に移した上で汽水用水槽にしたいのですが、このまま人工海水の元を入れても大丈夫なのか、リセットしてやり直した方がいいのか迷っています。リセットしても貝だけでは老廃物が足りず、なかなか濾過バクテリアが沸きそうにないし、市販のバクテリア使用は今ひとつ気乗りがしないんです使った方がよければ使います(笑))。我が儘かつ奇妙な質問で申し訳ありませんが、アドバイスの程よろしくお願いします。ちなみに36センチオールインワン水槽は淡水、海水両用。濾過は底面濾過+上部濾過で、底砂は大磯、上部濾過漕にはウールマットとコンペイトウ濾材が入ってます。汽水にするにあたり、濾材も珊瑚に変えていこうかと思っています。それでは宜しくお願いします(_ _)

A275:濾過材を珊瑚に替えるのであれば、何の問題もありません。珊瑚にはバクテリアの住処は勿論、餌もたっぷりありますからね。逆にはじめのうちは硝酸塩濃度が撥ね上がるので、水替えを頻繁に行わなければなりません。


Q274:(06/Dec/2000) Kentaro Okamoto さん
 前回、濾過層の質問に答えて頂きありがとうございます。また気になることができたので、質問させて頂きます。私の水草水槽に最近苔が繁殖しはじめたので、蛍光灯の点灯時間を大幅に減らしました。ですが、真っ暗な水槽は味気なく、ついつい付けたり消したりを繰り返してます。ここで気になってきたのは、同居している魚達に急な4灯の照明の点灯はストレスにならないかということです。水槽にはヤマトヌマエビとドジョウとプレコがいます。点灯のとき、エビなどはビックリして隠れようとします。よろしくお願いします。

A274:先ずその前に注意すべき点は、水草水槽に光を与えないと、いずれ光合成が出来ずに枯れ、腐敗するということです。通常水草水槽には、半日(12時間前後)を目安にライトを点けるものです。で、その問題のコケですが、対策には生物的・化学的の対処法であたります。生物を利用する場合にはエビ・オトキン・貝などがありますが、完全な除去には匹数が必要です。ヤマトヌマエビがいるとのことですが、数が少なすぎるのでしょう。化学的に対処するには、各種藻類防御剤が販売されているので、一度手で除去した後に、処方します。最後に指摘通り、ライトを気ままに点灯・消灯しては生物が落ち着かないので、必ずタイマーを利用します。そうすれば点け忘れ・消し忘れもありません。


Q273:(30/Nov/2000) Kentaro Okamoto さん
 はじめまして。このHPを観てすっかりアクアリスト(?)になってしまった者です。変な質問で申し訳ないのですが、私は工作好きなため、自分で超強力な濾過槽を安価作ってみたくなりました。そこで質問なのですが、材料は100円ショップのプラスチックなどを組合わせて作って(もちろん水漏れしないように)も大丈夫でしょうか?だいたい5Lぐらいのプラ箱を6つほど連結しようかと考えてます。あと、現在60cmの水槽に6cmのセルフィンブレコを飼っています、この自作濾過層の濾材約30Lをサンゴ砂を使ってもいいでしょうか?このHPでサンゴ砂は最高の濾材と知りまして、しかもタダで手に入るので、、、、(^0^;アルカリになりすぎるのが心配です。ブレコに悪いでしょうか?将来ブレコが大きくなり90cm水槽にしたとき、サンゴ砂をギッシリ詰めたプラ箱を次々連結させたらおもしろいかなーなどと思っています。

A273:自作されている方は割といるようですので、突飛な発想ということは無いでしょう。但し水圧・重量(濾過材など)のかかるものですから、頑丈なプラスティックを用いた方が安全です。私は工事系が苦手ですので、耐久性等に関しては、扱っている専門の業者に聞くのがよいと思います(プラスティックの接合面の形状・接着剤の種類にも色々あるようなので)。濾過材の方ですが、現在のセルフィンプレコは東南アジアブリードで、現地アマゾンと異なり中〜弱アルカリ性でも大丈夫です。それでも珊瑚砂100%はきついので(駄目になることは有りませんが)、大磯砂:珊瑚砂を6〜7:4〜3で混合した方が良好に維持できます。


Q272:(29/Nov/2000) Ishikawa さん
 こんにちは。昨日質問のメールを送らせていただいたIshikawaです。早速の回答ありがとうございます。 初歩的な質問にもかかわらず、詳しい回答を頂き2者の違いがよく分かりました。そこで、すみませんがもう一度質問させてください。カラムナリス菌に対応する薬剤とは、オキソリン酸主成分のグリーンFゴールドリキッドでいいのでしょうか?(手元にあるものですから・・・)これを規定量投入し、しばらく置くことで、殺菌できると考えていいのでしょうか?また、濾過層の再立ち上げの意味は、薬品による濾過バクテリアへの影響を考慮して薬浴後、濾過を立ち上げ直す、と考えていいのでしょうか?それとも全換水+乾燥などのもっと徹底的な特別な’消毒’が必要でしょうか?(このように書かれている書物もあるものですから・・・)たびたびの初歩的で細かい質問で申し訳ないのですが、消毒の具体的な方法を教えていただければと思います。またまた、宜しくお願いいたします。

A272:指摘の通りオキソリン酸やフラン剤が有効です。これに塩分を加えて水槽を回せば、魚・その他に行き渡る筈です。カラムリナスは好気性なので、水の回るところに存在するので、心配要りません。濾過槽は完全に落ちるので、先に簡易濾過材(吸着濾過材でなければ何でもよい)に交換し、バクテリアの死骸を、水槽内に撒き散らさないようにします。魚のものが完治すれば、取り敢えず安全と考えてよいと思われます(培養でもしなければわからないレベルですからね)。時間が経てば自然に薬効は減少しますが、更に水替え・吸着濾過材等で薬品の影響を除去し、本格的に濾過槽を立ち上げればよいでしょう。また、この種の話は上記お奨め図書【2】が役に立ちます。


Q271:(29/Nov/2000) 広末栄治 さん
 こんにちは。以前カブトエビの件で質問させていただいた広末です。とても参考になりました。今はカブトエビの姿はなくたぶんポリプに食べられたんだろうと思います。質問なのですが、今度、ニッソーのプライムパワー20の青いスポンジを取って、リング型ろ材を入れようと思っています。これは有効なのでしょうか?それとも青いスポンジは入れておかなければいけないのでしょうか?ご指導のほどよろしくお願い致します。

A271:最近は商品名に疎く、プライムパワー20なるものが何だかわかりませんが、投げ込みの一種でしょうか?取り敢えずそのつもりでお答えします。スポンジよりも石・鉱物・セラミックなどの濾過材の方が、格段に有効です。但しリング型の濾過材は、容量の割に隙間が多いため、大型の濾過槽向き(目詰まり防止用)です。一般的な家庭用水槽用であれば、通常(粒)のセラミックの方がよいでしょう。但し水流の具合を考えないと、かえって止水域が出来て逆効果の場合があります。

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