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Q270:(29/Nov/2000) Ishikawa さん
 初めまして、_Ishikawaともうします。色々拝見させていただきましたが、非常に参考にさせていただいています。突然ですが、アドバイスを頂きたいことがあります。私は3ヶ月ほど前に60cmレギュラー水槽で熱帯魚の飼育をはじめました。エンゼルフィッシュを最初に飼い始めましたが、その後の追加個体導入時にカラムナリス病を持ち込んでしまったらしく、えら病(鼻上げにより後に死亡)、尾ぐされ病、体表に黄緑色のシミがつくという症状がすべての個体にでてしまいました。その後、一部は落としてしまいましたが、薬浴等により快復しました。ところが最近また尾ぐされの症状が一部ではじめましたが、食塩浴により症状は改善しました。前置きが長くなってしまったのですが、ここで疑問があります。エロモナス症に関しては水槽の常駐菌であり濾過をしっかり効かせていれば問題ないと聞きます。(事後処理の必要はないということ?)今回のカラムナリス菌に関しては外部から持ち込まれるため、事後の消毒が必須、ということをよくHPなどで見るのですが、これをしないと今回のように再発があり得るのでしょうか?これも濾過が機能していれば問題ないと言うことはないのでしょうか?また、その消毒の方法はお湯などを使う以外方法はないのでしょうか?(殺菌灯などは効くのでしょうか?)全消毒をするとまた一から立ち上げということになると思うので、回避できる方法があれば教えていただければと思います。(ないのであれば仕方ないのですが・・・)それでは、よろしくお願いいたします。

A270:常在菌という言葉があります。常在といわれる通り、常に存在するという意味です。生物の体のあらゆる部分、地球上の環境のあらゆる場所に、種類の異なる常在菌がいます。エロモナス菌は淡水環境下における常在菌なので、根絶しようとする事自体が無意味であるといっているのです。これに対し、カラムナリスは一旦殲滅すれば、あとは持ちこまない限り出現しないものなのです。結果的に殲滅し損ねたと考えるより他無く、何処かしらにに潜伏していた可能性が高そうです。水槽内に対応できる薬剤を投入し、その後再び濾過槽を立ち上げるのが現実的とも思われますが。殺菌灯も悪くはありませんが、カラムリナスの一掃には役立ちません(魚や砂利が紫外線を浴びるわけではない為)。


Q269:(26/Nov/2000) TY さん
 初めまして。TYと申します。いつもサイトの方拝見して、いろいろ勉強させていただいてます。我が家の水槽で1ヶ月前に起こった事について、今後の参考にしたくて質問メールをお送りします。当方、42センチのP.アンフィビウスを飼っております。 1ヶ月ほど前に鼻先に擦り傷を作りました。自然治癒を見込んでそのままにしていた処、3日後に7mm径の白い物体が傷の上についていました。水カビに良く似た感じで盛り上がっており、表面は割とつるつるでまるで浮腫んでいる様。一言で言えば「ぽやぽやしたもの」という感じです。「変な水カビ」と思いつつ柔らかい布で拭いたところ、粘膜がはがれる様に白い処が取れ、剥けた下の皮膚?は内出血を起こした様に黒ずんでいました。 取りあえず水換えをして様子を見ていましたが、その後白いぽやぽやは粘膜のはがれた処の辺縁から爆発的に同心円上に広がり、あろうことか目の表面まで白くなってしまいました。魚の元気もなくなってしまい、結局グリーンFで薬浴(規定量の1/2)を試みました。一時良くなってもすぐにぽやぽやと皮剥けが巻き返してしまい、3日おきに薬を追加し、途中何度かこまめに水換えをしつつも結局10日間薬につけっぱなしで何とか撃退に成功しました。ぽやぽやと皮剥けの痕は内出血を起こした様でかなり痛々しかったのですが、一ヶ月経った今は治り、魚も元気にしています。これはいったい何の病気だったのでしょうか?魚の病気を調べてみたのですが「水カビ」以外にピンと来るものがなく、さりとて水カビがこんなに治りにくいものかなーと首をひねっております。太田さんのお知恵を拝借したく、メールを差し上げる次第です。(「知っておきたい魚の病気と治療」はまだゲットできてません(_ _;;;これに書いてあったらごめんなさい)
飼育条件> 水槽:60センチ規定ガラス水槽  水量:水位は5センチくらい下げてます 水温:26度固定 水換え:1週間に1回1/3前後 底砂:なし(ベアタンクに単独飼育) 濾過:パワーフィルター(エーハイム2213)+上部濾過(レイシーRFG-60N) 濾材:パワーフィルターはエーハイメック&エーハイサブストラット、上部濾過 はテトラバクトG+謎リング濾材+隙間にパワーハウスと珊瑚を少々 明かり:一日8時間(タイマーでセット)。二灯式。餌 :1〜2日に1回、ひかりクレスト・キャット10粒、カーニバル10粒、コリドラス7粒、プレコ3粒、ディスカス小さじ1杯、ディスカスハンバーグ、稚魚用スイミー小さじ1杯、メダカ適量を交代で与えてます。それでは、宜しくお願いいたします(_ _)

A269:水カビに間違いありません。起因(擦過傷)・症状(白色の付着物と組織の破壊)とも教科書通りです。問題はアンフィビウスが稀に見る軟弱肌の持ち主ゆえ、非常に悪化してしまった事でしょう。本種に限っては、他の肺魚では見られない症状が出ます。グリーンFの選択は正解でした。


Q268:(26/Nov/2000) 岡佳郎 さん
 はじめまして、熱帯魚飼育をはじめて1年弱の岡といいます。太田さんのHPのQ&Aを参考にし、知識をつけさせていただいています。楽熱のライターもやられているのですよね?これからもよい情報をお願いいたします。 さて、教えて頂きたい事があるのですが、2ヶ月前に購入したバタフライフィッシュ(8cm)が、最近餌を食べなくなり困っています。はじめはクリルを与えていたのですが、よくないということで、3週間前からカーニバルを与えたのですが、口に入れず、クリルもあまり口に入れなくなり1週間に1cm位しか食べず、あとは口に入れても噛んでいる間に落としています。魚体に異常は無い様に見えますが、同居魚に食われたのか、アンテナが短くなっています。5日前より、14Lのプラケースに移し、スポンジフィルターを使用し、できるだけ静かな場所においています。また、餌にと思い、3日前に1cmほどのメダカを5匹入れ、現在3匹に減っています。(食べたかは?)
【1】 クリルは与えてもよいでしょうか?
【2】 生餌(メダカ)は与えてもよいでしょうか?
【3】 食べるまでカーニバルのみを与えたほうがよいでしょうか?
【4】 1日に餌を与える回数は何回くらいがよいでしょうか?
【5】 何日くらい餌を食べなくても大丈夫でしょうか?
 など、今後の餌の与え方や種類を教えていただけないでしょうか?なお、カーニバルは3mmくらいに割って与えています。バタフライフィッシュなら大きくならずずっと飼えると思い選んだので、お忙しいとは思いますが、ご享受をどうかよろしくお願い致します。1週間くらい前(プラケースに移すまで)の環境水槽:30L+23L+18Lの3つを自作外掛け式オーバーフローとポンプで水をまわして使用同居魚:30L水槽に、ピクタス(9cm),ドイツラム(4cm),タイガープレコ(5cm),    オトシンクルス(3cm) 各1匹ずつ 水質:pH ハイドロサンドを少量入れた後 7.4 (以前は7.8)   アンモニア:なし、亜硝酸:なし水替え:週1回 1/2〜2/3 汲み置き水使用 フィルター:30cm用底面+プライムパワー10  45cm用底面+ポンプ+自作2L水筒(ろ過層) テトラOT-60(リングろ材使用)持っている餌:ジークリル、カーニバル、テトラミン、チャーミーコリドラス、テトラプレコ、テトラベジタブル、ひかりクレストキャット、パックDE赤虫、ひかりベタ 水温:25度 ライト:15W蛍光灯、15Wインバータ*2、6W蛍光灯 10:00〜20:00 タイマー使用 以上、長くなりましたがよろしくお願い致します
PS 逆さナマズを人前で泳ぐように慣らす事はできないでしょうか。実家の60cm水槽に3匹をテトラ数匹と同居させていますが流木に隠れています。

A268:バタフライフィッシュは非常に食いのよい魚種で、これが鈍る・更にフィラメントが損傷とくれば、間違い無くいじめによるストレスです。ピメロディラの仲間は、サイズに関係なく非常に気の荒い魚種です。本種と混ぜられるナマズは、ドラスやバンジョー・チャカなどの生活圏が異なり、且つ大人しいものに限るべきです。また、シクリッドも目の前にちゃらちゃらしたものがあれば、いじりたがる性質があります。水槽も非常に小さいので、隔離は仕方ありません。バタフライフィッシュは然程動きませんが、広い縄張りを持つの魚種です。単独飼育でも45cm水槽は必要です(いずれ狭さもストレスとなります)。餌は落ち着けば食うようになる筈ですが、食欲を誘う意味で赤虫(生・冷凍など乾燥品で無いもの)を、水面に浮かべてやるなどして様子を見るのも良いでしょう。【1】現状ではクリルとペレットの効果の差は出ません(長期的に見てもやらない方が良い)。【2】アロワナ同様、小魚は良い餌ではありません。【3】は上記の通り。併せて与えるのが効果的(何が好きなのかは魚次第です)。【4】食っても食わなくとも1回/日で十分。【5】それはわかりません。
 シノドンティス小型種は臆病で、先ず昼間に姿は見せてはくれません。そういう魚種として楽しんでください。


Q267:(24/Nov/2000) Shigehisa Tanabe さん
 いつもお世話になっております。引き続き、テトラオドンムブの水作りの質問です。水槽のpHが急速に上がります。上部フィルターの濾過材を珊瑚砂に替えたのである程度は予想していたのですが、先日計ってみたところ水替え後約10日でpH8.8になっていました(60cm水槽使用)。そこで、一昨日、3分の1の水とムブを一旦バケツに退避させ、前回申しましたようにコケもひどくなっていたので水槽を掃除、水替えを行いました。ガラス面と底砂をよく洗い新しい水を3分の2追加、この時点でpH7.4でした。水槽にムブを戻して水替えを終了しましたが、毎週水替えを続けていればいずれはこのpHの急上昇は治まるのでしょうか?底砂に使用している砂礫にも原因があるような気もします。熱帯魚ショップのオリジナル商品なので原材料についての表示がなかったのですが、うすいオレンジ色(レンガ色)の礫で多孔質でバクテリアが住みやすく、水質がよくなり水草がよく育つといううたい文句でした。大磯かなにかに替えた方がよいのでしょうか?前述のような水替えの方法の場合、ムブを水槽に戻す際のpHショックが心配です。実際にムブはどの程度のpHの変化なら許容範囲なのでしょうか?やはり、ムブを退避させているバケツに少しづつ新しい水を足していって水質をなじませる必要があるでしょうか(そこまで大きなバケツが手元にないのですが)?pH調整剤などはあまり使用したくないので、よい方法があれば教えてください。

A267:ムブの至適pHは8.0前後です。タンガニイカ湖産魚種でもありますので、現在のpHは問題ありません(上昇剤ではなく、珊瑚砂によるものであれば尚更)。逆にpH降下のほうに十分気を付けて下さい。水替えは定期(週一)で行います(pHによる水質悪化は測れません)。1/3程度の水替えでしたら、特にムブを隔離する事もありません。もしムブの調子が悪い(拒食・色が真っ黒等)のであれば、pHではなく別の原因が有ります。


Q266:(24/Nov/2000) youko kitaura さん
 はじめまして。私は愛知県に住んでいる北浦と申します。この度メールを送らせて頂いたのは、家で飼っているアロワナ君が病気っぽいので相談にのってほしいと思ったからです。幼魚から飼育して約1年のブラックアロワナを、90a水槽で飼っています。体長は約25aです。餌は1日1回クリル、1週間に1度はメダカを与えています。水はこまめに替えています。今までとっても元気だったのに、最近は元気がなくてちょっと様子がおかしかったんです。体の表面を見ると、ちょうど尻鰭の付け根あたりから5,6箇所、糸状のモノが出ていました(長さ5_ぐらい、鱗からも2,3箇所)。また、鱗が盛り上がっている部分もあります。最初はイカリ虫がついているのではと思ったのですが、ちょっと違う様なのです。自分なりに調べてみたものの、何もわかりません。もし何かわかる事がありましたら、教えていただけないでしょうか?お忙しい所大変申し訳ないのですが、よろしくお願いします。

A266:イカリムシではないとの事ですが、状況は限りなくイカリムシ症に近いと思われます。種類の特定は兎も角、除去が必要です。古代魚には魚病薬が悪影響を与えるので、直接ピンセットで取り除くのが1番です。病原虫名を知りたい場合はその際虫をアルコールにでも保管しておき、魚を見れる獣医師に教授を仰ぐのが適当でしょう。魚が暴れて手におえない場合などは、リフィッシュなどを用いますが、規定量の1/3程度で様子を見るべきです。
 こちらで確実に助言できる事は、餌の種類の選択見直しです。今回はメダカが病原虫を持ちこんだ可能性が高く、同様の意味で生きた金魚・タナゴなどは衛生面で不適当です。また、クリル単用(現状はほぼそのようです)では、長期に渡る飼育を期待出来ません。アロワナには大型魚用配合飼料(ペレット)が最適です。なるべく早く切りかえるようにして下さい。


Q265:(21/Nov/2000) SNOWIE さん
 お久しぶりです。Q179以来のSNOWIEです。相変わらず小型魚たちを可愛がっていますが、最近調子の悪そうな魚が出てきてしまって困っています。アドバイスをお願いします。はじめにQ179でもちょっと質問したエンゼルフィッシュなのですが、その後特に問題なく元気でいたのですが、ここのところ全くエサを食べてくれません。外観に異常は特にはないのですが、どうもお腹が張っているように見えます。最近は少し苦しそうにやや上の方を向いて元気だったときよりも息が荒い感じがしてきました。こちらは40cm程度の水槽で、濾過は底面濾過とテトラワンタッチフィルターの併用です。混泳魚は小型魚数匹とコリドラスで、かなり長い間新入りは入っていません。水換えも標準的にはやっていると思います。何かしてあげられることはないでしょうか。
 次に45cm水槽にいるネオンドワーフレインボー。こちらももう1年半以上ここにいるのですが、アタマにおできのようなものができて、きのうそれが取れたらしく、けがをしたような感じになっています。魚は至って元気ですが、一応今日病魚水槽に移し、今パラザンとグリーンFゴールドで治療中です。これは何の病気でしょう?治療法は正しいでしょうか?
 最後に60cm水槽にいるコリドラス・ジュリー。こちらももう1年ほどこの水槽にいますが、左の鰓が腫れあがってしまいました。この水槽にはコリドラスがいろいろいますが、他は問題ありません。こちらも先述の病魚水槽に入れました。まだ元気は元気ですが、やはり他のコリドラスと比べると呼吸が荒い感じです。これも本を読んでもこれか、という病気が見つかりません。どんな治療がよいと思われますか?一度にいろいろすみません。よろしくお願いします。

A265:エンゼルは随分経っていますので、飼育環境による弊害が出たと見ざるを得ません。腹部が張る病気は、シクリッドでは良く見られるものです。餌の種類が記してありませんが、あわない配合飼料・若しくは酸化した飼料が原因の場合が多いものです。冷凍のブラインシュリンプ等で誘ってみてください(消化も良いです)。細菌感染が疑われる場合は、パラザン・エルバージュ・Fゴールドが効果あります。この場合は餌を食わないので、他容器に隔離した状態で薬浴を行います。
 レインボーのオデキですが、それが取れてしまったのではわかりませんが、内部から噴出したもの(いわゆるオデキ)とは考えられず、多分外部から付着していたものでしょう。二次感染を防ぐ為にも、現在の処置は適性です。
 底棲魚の病気は、先ず底床の汚染を疑います。底砂というものは端から見ていて綺麗なようでも、実は汚れている場合が殆どです。エロモナス・ビブリオなどの細菌感染症に罹ってしまうと、腹部・鰭付け根の充血や、ひげ先・鰭先が溶ける、白い膜を被ったりポップアイを起こしたりします。先ずは底砂を全取り替えすることです。


Q264:(21/Nov/2000) 高村 博行 さん
 はじめまして、高村と申します。さて、早速質問で申し訳ないのですが、現在 60 cm 規格水槽でアミメウナギ (ロープフィッシュ、エルペトイクティス カラバリクス) 雄 30 cm、雌 22 cm を各 1 匹飼育しています。できれば繁殖を狙いたいのですが、入手できる情報量が少なく困っております。なにか気をつける点などございましたら、ご教授くださると幸いです。なお飼育条件は、60 cm 規格水槽・上面ろ過 (ウールマット、ニッソーバイオネクサススーパー使用)・ライト: 20 w x 2・ピュアサンドを薄く・アーチ型の流木を 2 つ・水換えは、週に 1/3 量を 2 回・えさは、ヒカリオランダゴールドをメインに、乾燥イトミミズブロック、テトラクリル、ヒカリカーニバルを 1 日 1 回。食べるだけやっております。お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

A264:国内はおろか、海外を見渡しても、飼育下のカラバリクスが繁殖!というニュースはまだ聞きません。近縁のポリプテルス属の例では、粘着卵を撒き散らす事が知られているので、恐らくは同じような産卵形態と思われます。もしキーパーに出来る事といえば、生育環境により近付ける事くらいですので、試してみては如何でしょうか。カラバリクスは湿地帯などの、泥地に生息しています。明るすぎたり、ガラス等の反射があったりすると、恐らく落ち着く事はないでしょう。ライトを消すと水が悪くなりますから、奥行きの広い水槽を用意し、前方のみにライトを置くなどの工夫は、有効かもしれません。水槽サイズは60cmでは全く駄目ですから、繁殖を狙うのであれば900(〜1200)×600×450は用意すべきです。更にカラバリクスは精々40cmと言われていますが、実際は90cm(未確認)に達するそうなので、繁殖適齢・サイズなども問題なのかもしれません。精一杯成長させる事が先決でしょう。


Q263:(16/Nov/2000) ささきたかし さん
 最近、ショップで売れ残っていたスカーレットジェムという魚を3匹購入して飼育しているのですが、どうも餌の食いが良くない(ていううか鈍くさい?)ように思えるのです。魚自体はとても元気で、ときおり同種間で威嚇しあったりしているのですが、問題はないのでしょうか?買ってきて2週間ちょっとで、買ってきたときよりは少し大きくなって(それでも1.5センチくらい?)はいるのですが、少し痩せているようにも思えます。もし、この魚についてご存じなことがあれば教えて頂けませんでしょうか?ショップでは、大きくなっても3センチくらいといわれましたが、そんなものですか? どんな魚なのでしょう?なにとぞ宜しくお願いいたします。ちなみに、同居魚はベタ・コッキーナ2匹、アニュレイタス4匹で、餌は人工飼料、クリル、乾燥赤虫をやっています。水槽内には、流木多数、水草も浮き草を含め、それなりに茂っています。どうぞ宜しくお願いいたします。

A263:スカーレットジェムはアクアリウム界でも有名な、バディス・バディスに非常に近縁な魚種です。小型種というよりも微細種というほど小さいので、成長しても3cmには届かないでしょう。但し、系列的にはパーチと同様なので、気の強さは侮れません。特に同種・同形の魚種とは張り合うので、注意する必要があります。もし一匹だけ張りがあり、他が痩せてきているようであれば、負け個体になってしまった可能性があります。そんな場合には産卵箱にでも隔離し、体力の回復を待ちます。
 また、この手の魚種は配合飼料・乾燥飼料を全く好みません。生きた赤虫・若しくは冷凍ブラインシュリンプが最適です。食い付きが明らかに違ってくるので、試してください。


Q262:(14/Nov/2000) Shigehisa Tanabe さん
 こんにちは。先日テトラオドンムブの水作りと配合飼料へ餌付けについてアドバイスをいただきました田辺です。たいへん参考になりました。ありがとうございました。ひきつづき同じ質問です。前回ご指示いただいたとおり、上部フィルターの濾過材をウールマットは目の細かい白いもののみを使用し、珊瑚砂(80%)、大磯(20%)に替えました。少しづつ水質がよくなってきたように思えたのですが、すでに生えている苔(あおこ)はもちろん消えることなく、逆に増えているようにも見えたので、週末に水槽の掃除をしました。水槽の水を3分の1バケツにとり、そこへ魚を退避させておいて、水槽のガラス面と底砂を掃除しました。底砂については、沈殿していた老廃物、汚れを捨てて砂を軽く洗っただけで、青い苔は多少残ったままでした。上部フィルターは今回は清掃していません。3分の2は新しい水に替えました。その後、水の状態はよさそうですが、やはり青い苔がふえそうな雰囲気です。これはしかたのないことなのでしょうか?また、HPのフグ類管理法のコーナーにムブ種は混泳も可能と書かれていますが、たとえば、苔を食べるヤマトヌマエビやオトシンクルスなどと一緒にしても大丈夫でしょうか?配合飼料への餌付けは根気よく続けます。知人の水槽にモノアラガイがいっぱいいたのでもらってきて与えています。このモノアラガイを、ナマズ類を飼っている別水槽で増殖させようと思うのですが、水草を入れないと増えないでしょうか?水槽の苔と配合飼料の残り餌で増えてくれればありがたいのですが。増殖に適した環境と、どれくらいの速度と数量で増殖するものかお分かりでしたら教えてください。よろしくお願いいたします。

A262:順番に。
 先ず珊瑚砂ですが、使用開始直後は硝酸塩値などが上がります(硝酸塩はコケの餌です)。これは多孔質である珊瑚の中に、様々な有機物(場合によっては生き物の死骸など)が詰まっている為で、使用し続ける事・頻繁に水を替える事で何れ解消されます。
 混泳の件ですが相手はフグですので、大人しいとは言ってもたかが知れています。大和ヌマエビ・オトキンなどは、直ぐに食ってしまいます。のんびりした魚種も鰭など齧ります。無理に混ぜることはありません。
 モノアラガイの繁殖には小さな容器でいいですから、単独での飼育が必要です。水草(低温に強いアナカリスなどが良)とエアストーンで十分です。但し、加温した方が増殖率は上がるでしょう。オトキンやコリドラスは、モノアラガイの卵を食ってしまいますから、同居は不可能です。


Q261:(08/Nov/2000) 浜田真一 さん
 先日、レッドテールキャットのことについて質問させていただいた、浜田と申します。前回いただいたアドバイスのお陰で、レッドテールキャットの管理の目安ができ、非常に助かりました。ありがとうございます。現在レッドテールキャットは20cmほどですが、2本の120cm(ガラスですが・・・)の水槽を入手し、当面の環境を整えています。実はそれとは別に1週間ほど前からスッポンモドキ(甲長6cm)を入手し、飼育しています。数日間40cmで飼育した後、120*45(深さ60)の水槽に移し、最初は悠々と泳いでいたのですが、24時間ほど経ってから見ると、水底まで潜る体力がなくなっているように、途中まで潜っては水面に上がるという行動を繰り返していました。慌てて水位を30cmくらいまで落としたのですが、それでもうまく潜れないようだったので、息継ぎが楽なように、と思い、水位を5cm(甲羅が少し水面に出る程度)にしました。するとヒディングスペースに篭もってじっとしているようになりました。その後、1日経ってから水位を15cm程度まで上げたところ、問題なく泳いでいるようです。バケツで大量の水を運んだため、ひどい筋肉痛なのですが、いったい、スッポンモドキに適した水深があるとしたらどの程度なのでしょうか?単にうちの個体が体調を崩しているのかもしれませんが・・・。また、スッポンモドキに水流はないほうがよいのでしょうか?(見る限りはないほうがいいような気もします)汽水域にも生息しているそうなのですが、塩分を入れたほうがよいことなどはあるのでしょうか?
 また、レッドテールキャットなのですが、120cmの水槽に移したのを機会に、真っ暗な部屋を自作し、そこで飼育し始めました。窓もなく、電気を点けることもないため、水槽の蛍光灯を点けない限り本当に暗いです。夜行性のレッドテールキャットなのですが、昼夜の区別を付けさせてやるように昼間は電気を点けた方がよいのでしょうか?以上です。お時間があるときにアドバイスをいただければと思います。よろしくお願いいたします。
 <飼育データ>レッドテールキャット 120*45*45のガラス水槽、上部濾過漕、水温24度、体長20cm、エサはヒカリクレストキャット&プレコ・わかさぎ・芝エビ、ph7.5、ウグイ(13cm)・ドジョウ(15cm)が同居(エサも可) スッポンモドキ 120*45*60のガラス水槽、エーハイム2428+エーハイム2426、水温29度、甲長6cm、エサはヒカリクレストキャット&プレコ・小松菜、ph7.5、ドジョウ(10cm、13cm)、スジエビが同居

A261:ウミガメの子供の映像を見た事はありませんか。大海原に泳ぎ出したは良いのですが、ポコンと浮いてしまったりぎこちないですよね。この手のカメは、最初からどっしり構えるような事はありません。また、水深を浅くする必要もありません(産卵期以外は、陸地に上陸しない種ですから、水量はたっぷりと)。流れはどちらでも構いませんが、淀めば細菌感染症にかかりやすい環境になります。そちらの方を注意してください。塩は不要です。
 水槽を1日中暗黒にすると、とんでもない細菌がわきます。ナマズの場合は鰓に来て、鰓葉が冒されて破片が飛び散ったりします。こうなってからでは助かりませんから、必ず昼間は照明を点灯させるようにします。

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