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Q260:(08/Nov/2000) Shigehisa Tanabe さん
 はじめまして。いつもHPを参考にさせていただいています。最近テトラオドンムブを飼い始めました。水作りの方法を主に、いくつか教えてください。水槽は60cmで上部フィルター使用です。フィルター内はウールマットの目の細かいのを1枚はずして、上から順に、白い目の細かいマット、青色の目の粗いマット、一番下にネットに入った濾過用の活性炭を3袋、フィルターの底面一杯に敷いています。底砂は熱帯魚ショップで買ったもので「多孔性でバクテリアが住みやすい」と表示されていた薄いオレンジ色の砂礫です。水温は26℃前後、ムブの体長は現在8cm程度です。困っているのがその水質で、非常に汚れやすいように感じます。飼育開始にあたって汲み置きの水を使用、Phは7.0でしたが、飼育3日頃から水面に白い膜が張りはじめ、手ですくおうと触ると、細かく固まって水中を浮遊します。1週間で3分の1の水替えをしましたが、約10日目の昨日、早くも水槽のガラスの内側に目で見て分かるコケ(一般にアオコというのでしょうか)が発生しはじめました。Phを計測すると7.9まで上がっていました。濾過材などの設備に問題があるのか、それとも、私の住む地域の水道水は鉄分が非常に多いといわれているのですが(風呂の床など水が乾いたあとに赤い染みがつくほどです。)、それが原因でしょうか?餌は主に冷凍の赤虫を与えていましたが、別水槽で飼っているキャット類(設備はほぼ同じ底砂は大磯)は配合飼料のみでも同様に水面に膜、ガラス面にアオコが発生しますので、餌との因果関係はないように思えます。ただし、ムブの水槽のほうが白い膜の量は多く、発生も速いような気はします。キャット類は比較的水質の悪化に強いようですが、ムブはそんなふうにも見えないので心配しています。もうひとつは餌についての質問です。このHPを参考に、配合飼料に餌付かせようと試みていますが、いまのところうまくいきません。ショップではクリルのみ与えていたようです。飼育開始から冷凍の赤虫と配合飼料をあわせて与えていますが、赤虫はよく食べ、配合飼料は食べません。ひかりクレストキャットが売っていなかったのでクレストプレコを使っています。水替えのときに赤虫の食べカス(中の体液だけ食べて外皮は出すのでしょうか?)や食べ残しがかなりひどかったので、他の餌も検討したいと思っています。昨日はしじみを与えたら喜んで食べました。以前の同様の質問に対する回答も読ませていただきましたが、ほかに餌付けのよい方法があればアドバイスお願いします。それと、昨夜しじみを食べたあと、食べすぎたのか、赤虫を与えていたときにはないほどお腹がふくれ、口を開けて水槽の底にじっとしていました。悪いものを与えたのかと心配していたのですが、今朝は元気で泳いでおりましたので再度しじみを与えたところ、またお腹を大きく膨らまして底で休んでおりました。魚というのは動けなくほど食べるものなのでしょうか?最後にもうひとつ、別水槽に飼っている魚なのですが、5年前に購入したときはニグリタという魚だということでしが、以後、どこのショップで聞いてもそんな種類は知らないといわれます。体長12cm程度のナマズの仲間だと思いますが、太くずんぐりした円筒形で濃い茶褐色、短かめのひげがあり、口は下方でなく前に付いています。トーキングキャットと一緒に飼っていますが、日中は土管の中、夜行性のようです。この魚ご存知ですか?長々と書きまして申し訳ありませんが、よきアドバイスをお願いいたします。

A260:濾過の充実には生物濾過材が重要ですが、生物濾過材にマットは不適です。マットは物理濾過専用(使用するのは目の一番細かい白マット。大ゴミ・ヘドロを除去し、生物濾過材の目詰まりを防ぐ)と割り切り、生物濾過材としては、アルカリ性を好む魚種に向く、珊瑚砂(濾過用の大き目の粒のもの)を使用します(青マット=不完全な物理濾過と活性炭=吸着濾過は無意味です)。また、フグは餌を食い散らかすのが主義なので、これを避けることは出来ません。そこで物理濾過用に一番上に敷いたウールを、頻繁に水道水で洗浄します。以上二点、これだけで相当環境は変わる筈です。餌付けですが、根気良く続けるしかありません。時間を決め、必ず食わせたい餌を先、良く食う餌を後にします。但しフグは節足・軟体・棘皮動物を好みますが、二枚貝は避けます(消化が良くない。貝好きのネコザメでさえ吐き戻します)。これは他の魚種も同様です。タニシ・モノアラガイのような巻貝なら可です。プレコ用の餌は少々固い上、バラけ方に問題がありますので、大型魚用ペレットをお奨めします。これならば食い残したら、直ちに水槽外に出せるので、水質悪化を回避できます。クリル単用は絶対行ってはいけません。
 最後の質問の魚種は<Synodontis nigrita>でしょう。


Q259:(21/Oct/2000) 白水久利 さん
 お久しぶりです。いつもお世話になっています。さて、本日熱帯魚ショップに行ったところ、「ワイルドのゴールデンオスカーが手に入ったよ」とお店の人に言われました。5〜6cmくらいの幼魚で、寄生虫が付いているらしく薬浴されていました。店の人いわく、ワイルドのゴールデンオスカーはめったに見ることができないと言っていたのですが、そもそもゴールデンオスカーとはいったいどの種のオスカーなのですか?太田さんに以前オスカーには3種類いると説明をいただいたのですが。通常ショップで売られているオスカーは、タイガーオスカー、レッドオスカーアルビノオスカーとだいたいこの3つの名前が付いていることが多いのですがゴールデンオスカーという呼び方は初めて聞きました。さらにゴールデンオスカーのワイルド種というのは珍しいのですか?

A259:少々誤解されているようなので、もう一度説明しますと、レッドオスカーやタイガーオスカーは、同じorbiculatus種の、タイで作出された改良品種です。他の品種(アルビノやブロンズ)は交雑種とされます(確かに親は判りませんからね)。ワイルドというならば、orbiculatus・ocellatus・crassispinus3種(こちらは改良品種とは全く異なる原種です)の何れかの変異個体と推測されます。種類に関しては、特徴的な色彩が消えているので、外見からの特定は難しいかもしれません(見てみない事には、私には判りません)。また、ワイルド個体のアルビノやゴールデンが珍しいのは、卵から育ったとしても目立ちやすく、稚魚の内に捕食されてしまうからです。


Q258:(16/Oct/2000) 広末 栄治 さん
 はじめまして、広末といいます。私は今90センチ水槽でポリプ3匹(全部15センチくらい)ガー1匹(20センチくらい)を飼っています。今日水槽に1〜2センチくらいのカブトガニみたいな形をした虫みたいなものを発見しました。ガラスに張り付いたり泳いだりしていて、魚たちに害を及ぼさないか心配です。これはいったい何なんでしょうか?どうか教えてください。

A258:態々形容がカブトガニとのことですから、余程似ているようですね。無論淡水にカブトガニは生息していませんから、考えられるのはカブトエビでしょうか。2cm前後、二股の尾を持つのが特徴です。確認してください(田んぼ経由で出現の可能性があります)。カブトエビであれば、魚類に寄生するわけでは有りませんから、心配は無用です。


Q257:(15/Oct/2000) いのうえ さん
 太田様、お久しぶりです。Q228とQ230でお世話になりました いのうえ です。あの時は本当にありがとうございました。今はミドリフグ2匹とも元気にしています。水替え週1回・1/3、pHも硝酸・亜硝酸もほぼ落ち着き、水の匂いも気にならない日々を続けることが出来ております。本当に太田様のおかげだと感謝しております。
 ここ3日程前から2匹のうち1匹だけですが、元気は元気なのです。食欲の減衰など特に気になることはありませんし、今までどおり人間が水槽に寄っていけば餌を求めてか元気よく近づいてきます。ただ、気になることがありまして質問させていただきました。それが件名の「1.5-2.0mm程のくっきりと目で確認できるくらい白い糸状のもの」が、背中に2本、おなかに2本、尾鰭に1本、左目の下で左胸鰭の前辺りに1本確認できます。「病気知らずのフグ」と言うことですが、やはり病気を疑ってしまいます。どうなのでしょうか。もし治療が必要なものであれば、その方法(特にもう1匹と水槽環境)をどうすれば良いかお教え下さい。
 またちょっと話は変わるのですが、これからは水温を下げないように管理しなければなりませんが、どこかで「ミドリフグに水中ヒーターを使用しないように」と書かれていました。Q236・A236でのミドリフグはヒーターをカジるのでしょうか?フルサイズになっても心配要りません。を読む限り私の知識は間違いかと思っています。水中ヒーター使ってもよろしいのでしょうか。また、水温は何度くらいに保つべきですか。宜しくお願い致します。

A257:先ずピンセットで突付いてみてください。動かせる(落とせる)ようなものでしたら、摘んで取り去ります。決して水槽内に入れないようにし、生物なのか固体なのかを、確認してください。容易に取れそうも無い(生物でも吸着性が強いもの)ものでしたら、人工海水の素を半海水濃度まで溶かし、浸透圧差での殲滅を図ります(イカリムシ・ギロダク等ならば、リフィッシュなどの魚病薬の追加も効果的。濃度は規定量の1/2程度)。増加が見られた場合は、水替え毎に再投入してください。寄生虫であれば伝染性が強いので、虫が付いていないほうを隔離するのは予防になります。
 フグは歯が強い為、余り水槽内に物を入れたくないものです。但し、ピラニアのような危険性はありません。また、興味津々な性格上、火傷の可能性も有り得ます。フルサイズになったところで、コードを食い切るようなパワーは有りませんが、ヒーターカバーだけは付けておきます。無駄に水槽内にコードを這わさず、最短にしておけば更に安心です。適温は25℃です。


Q256:(14/Oct/2000) 浜田真一 さん
 初めまして、浜田と申します。私は熱帯魚(レッドテールキャット、以下「レッド〜」)歴1カ月の初心者なので、こちらのサイトに書いてあること全てが参考になり、日々勉強させていただいています。購入したショップは車で2時間ほどかかるので、なかなか行くこともなく、ネットで情報を集める日々です。ところで、今日はレッドテールキャットの基本的な事についてお聞きしたくメールさせていただきました。「レッド〜」で検索し、色々なサイトを見てきたのですが、よそのサイトに掲載されている写真では、レッド〜の水槽は底砂もなく、レッド〜が泳ぎ回っているように見受けます。ところがうちでは底砂(アマゾンの砂、と書いて売られていたもの)を3cmぐらい敷き詰め、隠れ家の土管等を入れているので、見た感じかだいぶ違う感じです。他のサイトで「なまずは隠れ家が必要」等と書いてあったので入れているのですが。そこで、太田さんのご意見をお聞きしたいです。
●底には砂など敷かない方がよいのでしょうか?(底砂の掃除はしています。)
●隠れ家を取るべきなのでしょうか?(外すと、明るくても激しく泳ぎ回って水槽の壁面を行ったり来たりしているので、心配になり、つい隠れ家を入れてしまいます。隠れ家があると、部屋が暗いとき以外はその中でじっとしています。)
●こちらのサイトを拝見し、今後ph等を気にしようと思うのですが、よそのサイトに書いてあった「ph6.5〜7付近、水温26度」という数値で大丈夫でしょうか?
●1週間ほど前に白点病にかかり、某サイトを参考にし、水槽内を1%の食塩水にしたところ治癒しました。別の質問に対する回答で「白点病の卵は殺せないので、しばらく様子を見る」といったことを書かれていたと思うのですが、どのぐらい再発しなかったら安心でしょうか?
 以上です。その他注意点などありましたら、教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。<データ/水槽60cm/上部濾過漕/エアーポンプ/水温27度/購入時8cm、1カ月後16cm、エサはメダカ・ミミズ・エビ・金魚(病気が心配なので今後はやめます)・小魚(以上生き餌)、ヒカリクレストキャット、わかさぎ/白点病一回>

A256:順番にいきます。
 ベアータンクによる飼育管理は、食い散らかし・多量の排泄物を、発見・排除を容易にする目的です。魚にとって床面が反射するのは好ましくないので、可能ならば敷くべきです(厚くする必要は全く無い。一部底面が露出する程度が適当)。ナマズの類にシェルターは必須アイテムですが、結構育った大型ナマズには物理的に難しいものです。また、大きくなると破壊力も付き、水槽・器具類の破損にも繋がるので、注意すべきでしょう。水質ですがpHの急降下を避けるのが先決です。レッドテールは中性から弱アルカリで全く問題無いので(弱酸性の必要は無い。勿論そうであっても構いませんが)、濾過材に珊瑚砂を混ぜると効果的です。水温は夏場のクーラーが用意できればベストです。もう少し低め(24℃程度)が快適と思われます。白点病の病原体は周期を持つので、1箇月間は注意を要します。
 現在の環境ですが、水温が高過ぎる以外には、特に問題は無いようです。


Q255:(08/Oct/2000) toshiya.etou さん
 始めましてこんにちは、わたしは、今ポリプテルスセネガルスを飼育しています。今度繁殖に挑戦したいのですが、どうやって雄雌を判断していいか、わかりません。おしえてください。あと、繁殖について何か注意する事があったら教えて下さい。

A255:ポイントは二点あります。先ずは臀鰭の形状で、メスは臀鰭が鎌形であり、臀鰭終点と尾鰭下側の基点が接近する事、尾鰭は伸張しない事が特徴です。これに対し雄は臀鰭が扇状で、臀鰭終点と尾鰭起点が離れている事、尾鰭は伸張する事がその特徴となります。
 水質管理・栄養管理という基本的な事は勿論、他魚を混ぜない事(特にプレコ)・産卵を見逃さない事(割と多い)など注意すればよいでしょう。繁殖例は多く聞かれますので、あとは根気です。


Q254:(22/Sep/2000) Y.E.さん
 太田さまはじめまして。2週間ほど前に百貨店のペットショップで、パンダ出目金を2尾購入しました。白と黒のコンビ柄(?)が愛らしいものですが、日にちが経つにつれ、1尾の黒い部分が消えてゆき、今では、からだ全体が真っ白になってしまいました。ペットショップでは、それは「脱色」といって、「原因は不明」とのこと。とりあえず元気に泳いでいますが、やはり病気なのではないか? と心配です。太田さん、脱色の原因について、おわかりになるでしょうか。また、この先、脱色してしまった出目金に、体調の変化が出ることはあるでしょうか。「色あげ効果バツグン」のエサをあげているので、そのうち赤くなってくるのではないかと思ったりもしてるのですが...。
 30cm水槽、エアーポンプを入れ、カルキ抜きをした水を使い、室内で飼っています。ご回答、よろしくお願いします。

A254:魚の色飛びは、然程珍しい事ではありません。原因としては、【1】魚にとって明るすぎる(眩し過ぎる)・【2】それによるストレス、の二点があげられます。鑑賞魚(古代魚系にも多い)でも時々問題になっています。更に金魚の養殖は池(上方以外は暗色)で行われるもので、これを周囲がギラギラする明るい水槽に移されては、金魚の方もたまったものではないでしょう。この場合水槽で飼育している限り、やむを得ないとも言えます。もう一点、システムが非力過ぎますから、せめて60cm水槽システムくらいは用意した方が長生きします。体調を崩した場合にも、発色が失われますから。特に出目金系は、水槽壁面への眼球部の衝突が、短命に直結します。
 最後に、元々赤色色素が無い個体の場合、幾ら色揚げの餌を与えたところで、赤くなる事はありません。


Q253:(18/Sep/2000) 中澤 さん
 はじめまして。1ヶ月ほど前から、初めてベタを飼育し始めた初心者です。3-4日前から、急にベタちゃんが元気がなくなってしまい,水草(ウォーターマッシュルーム)1本の上やベタ用のスポンジ製のフィルターの上に乗って休んでいることが多くなりました。エサ(ベタ用)は食いつきも良く,量も減ってはいません。しかしながら 元気がないのが非常に心配です。。。外見上はエラもヒレも正常に見えます。飼育環境は下記のようなものです。
 水槽;直径20cm位の六角形の縦型水槽 容積;約 3L
 フィルター;スポンジが付いていて吸引力の弱いタイプ、エアーは水面に出している。
 水;7日くらい日に当ててカルキ抜きをしてから使用している。
 水槽内には底に麦飯石を1cm位敷いて、ウォーターマッシュルームは1本入れています。
 以上のような状況で考えられる病気や問題点,その治療法がありましたら是非ご指導ください。よろしくお願いいたします。

A253:魚が調子を崩した場合は、水質を必ずチェックします。pH・アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩の四点は必須です。これらは書籍・ホームページなど、様々なところで取り扱われています(上記データが無ければ、水に関するアドバイスは出来ません)。ここではこれ以外の場合についての推測を行います。
 ベタは鰭が大きいのが特徴なのですが、空気呼吸を行わないと死んでしまう魚種です。鰭は改良されて引き伸ばされたものなので、元々泳ぎまわるタイプの魚種ではありません。また、老化(余り若いベタは市場に出まわっていません)で疲れ易くなったのかも知れません。特に張り合う相手がいなければ、示威行動をとる事も有りませんから。体型変化(眼球突出や腹部膨張など)が無く、餌を通常どうり食うのであれば、特に心配する事はないでしょう。


Q252:(18/Sep/2000) 村上豊隆 さん
 初めまして、突然のメールをお許し下さい。私は現在、60cmの標準水槽でサンゴ類とヘリゴイシウツボ(約35cm)を飼っています。先日、ショップで5cm程のミノカサゴを見つけどうしても欲しくなったのですがウツボが食べてしまうのではないか心配でその場は帰ってきたのですが、そのミノカサゴが頭から離れません。5cmぐらいのルリスズメは平気で食べてしまいますし、クリーナー用に入れたホンソメワヶべラまで食べてしまう始末です。このように食欲旺盛なウツボですから食べてしまうかどうか心配です。もし食べてしまってミノカサゴの毒でウツボも死んでしまったらもともこもありません。実際のところこのような混泳はして大丈夫でなのしょうか?どうか教えてください。ショップの人も解らないと言っています。

A252:基本的にミノカサゴとウツボの混泳は、サイズに注意しさえすれば然程危険では有りません。ある程度のサイズのミノカサゴであれば、トラウツボ・ミドリウツボ・クモウツボなどとでも混泳できます(水槽サイズのみ注意。ウツボとミノカサゴがぶつからないよう、水深が必要です。勿論、逆にウツボが細すぎても困ります)。但し、装飾の多いミノカサゴとはいえ、サイズ5cmでは非常に危険です。混泳させるサイズに注意し、咥えて振回せないくらいの個体を導入します。今回の個体は駄目です。まあ、現在の水槽サイズでは、諦めた方がよさそうです。
 ウツボの混泳に関しては、相当リスクが付いて周ります。但し質問のヘリゴイシに関しては、相手(スズメやベラ)が余りにも小さすぎた事・飲み易いサイズ・体型であった事が原因です。


Q251:(04/Sep/2000) KaZuHiKo MaTsuDa さん
 はじめまして、困った時にはいつも参考にさせていただいております。一年程前からポリプテルス・デルヘジーを飼っていますが、飼いはじめて数カ月した時に白点病か、尾腐れ病のようなものに罹り、その時に尾鰭が溶けてしまいました。 今は完治していますが、以来、尾鰭が再生しかかると自分でかじってしまい、可哀想な状態が続いています。病気になる前から食は細く現在は一日にキャットを2粒から4粒しか食べません。(体長は18cmほどで、特に痩せているという風でもありませんが...) 寄生虫も疑ってみましたが、発見できません。600*450*450の水槽で、底砂は大磯、上部式フィルターにプレフィルターとして、パワーハウスのシステムフィルターを繋いでいて、pHは7.0前後です。他にダトニオ(6cm)とスッポンモドキ(10cm)が同居していますが、ストレスを感じているのでしょうか? やはり単独で飼育した方が良いのでしょうか?よろしくお願いします。

A251:魚の自噛症は珍しいです(寄生虫であれば、体を底砂などに擦り付ける行動をとりますが、噛む事は有り得ません)。私もポリプテルスは相当数扱ってきましたが、そのような行動を取る個体にはおめにかかった事がありません。哺乳類・鳥類では頻繁に報告されていますが、大抵飼育下の個体で、何らかのストレス(飼育環境、若しくは飼育者自身によるものが多い)を受けているのが原因です。自身で指摘している通り、スッポンモドキの存在が、メールから判断可能な原因です。草食性が強いとはいえ、あのカメは決して友好的な種類ではありませんし、水族館でもない限り、魚類と爬虫類の混泳は避けるべきです。ダトニオイデスの方ですが、現在のポリプテルスの体格では、圧力をかけうる存在ではないようですが、こちらも性格はよくないです。

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