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Q240:(29/Jul/2000) Hiroyuki さん
 いつもお世話になっています。現在90pにダトニオ、スポッテドガー、ポリプを飼っていますが、水ミミズに悩まされています。水換えの時に、少量の塩を入れてみたりしたのですが、無くなりません。どうすれば良いのでしょうか?それと、アジアアロワナ(1歳30p)が暴れて鰓蓋が丸く削られてしまったんですが、どれぐらいで治る物なんでしょうか?宜しくお願いします。

A240:水ミミズ発生には、彼等の栄養元の存在が関係しているので、それらを除去する事が先決です。上記質問の魚種ならば、相当量の食い散らかしがあるはずです。餌の残骸や脂肪など、底砂内・水槽内器具への付着・濾過槽内の残留物等を、徹底的に除去する事です。特に水垢などは目視も難しく、細部の除去もままなりませんから、プレコの応援を頼む事も必要になります。
 アロワナの鰓の損傷との事ですが、鰭の場合(条と膜)と大体同じで、柔らかい部分は再生しますが、固い部分は再生しません。鰓蓋の縁にある水押さえの膜ならば、例え裂けても回復が望めます。但し硬い主鰓蓋骨が、ヒビが入ったり割れたりしただけでなく、欠損して仕舞ったのであれば、残念ながらもうそのままです。但しまだ全長30cmとの事ですから、その内成長と共にある程度目立たなくはなります。


Q239:(29/Jul/2000) 菅原由美子 さん
 HPを拝見させて頂きました。情報や知識の多さにびっくりしました。
 私の知り合いにうつぼを飼育している方がおります。そのうつぼの種類や正式な名前はわからないそうです。(親戚の方から譲り受けた)私自身もいつも拝見しているのですが、全体が白っぽく、割と大人しいうつぼです。そのうつぼが、1週間程前から全く餌を食べなくなり、体の粘膜も剥がれてしまっている状態です。去年の6月にも同じ状態になったのですが、その時は海水を綺麗なものに変えたり必死に看病してなんとかもちこたえてくれました。しかし、飼い主もうつぼに関しては全くの素人であり、本屋さんでうつぼに関しての書籍を探してみたりと大変です。今回またうつぼの具合が悪くなり、もうどうしていいのかも解らず、ダメもとで、検索ネットで探したところ太田さんのHPにめぐり合うことが出来ました。(ホッ。。。)今現在の状況は、水槽の水を変えました。一緒に水槽にいる魚はハオコゼ、シャコ、チョウハン、ボラの子です。いつも赤い珊瑚の隙間などに頭を入れたりしていますが、時々水槽の底にある小さな石など運んだりして遊んで(?)いるようです。とにかく餌を食べなくて、体の表面の粘膜が剥がれてしまっています。海水の温度も27度をキープしていますが、何かまだ回復の手助けになるような事はありませんでしょうか?出来るだけの事をしてあげたいのです。突然のメールで長々と申し訳ありません。あまりにも素人で、よく状況も説明出来ていないこともわかっております。(少し焦っているかも・・・?)もし何か教えてくださることがあればお願い致します。

A239:ウツボの粘膜白化・剥離現象は二つの原因があります。今回はその内の一つ、過度の水温上昇でしょう。ウツボは水温が25℃を超えるとこの現象が起き始め(種類によって温度は違います)、30〜32℃を超えると動かなくなって死亡します。27℃に設定との事ですが、クーラーを使用しているのでしたら、25℃にまで下げる事をお奨めします。
 もう一つは汽水水槽で起きる現象で、塩分不足が原因というものです(従って、今回のケースには当てはまりません)。


Q238:(22/Jul/2000) YK さん
 東京都に住む、YKと申します。今回はヤフーにて検索した結果、初めて拝見いたしました。私は最近熱帯魚を飼い始めたのですが、とても初歩的な質問をしても宜しいでしょうか。
 60cm水槽で、カージナルテトラ9匹とコリドラスピグミー5匹をアマゾンソードプラント10株程度とウィスタリア3本、ローズウッドの流木小2個と共に入れていますが、水が茶色くなってしまいました。12日前に水槽をセットし、3日前に魚をセットましたが、8日前ぐらいからだんだんづいて、今では濃い目の紅茶ぐらいです。買ったショップで質問したところ、フィルターに活性炭を入れればすぐに透明になるようなことをいわれ、購入してセットしたところ、まったく症状が変わりません。多分流木から脱色していると思い、一旦取り出して再度煮込んでみましたが、水は取り替えていないため相変わらず茶色いままです(始め流木から白いカビみたいなものが発生していましたが、それは解消されました)。水を入れ替えれば解消されるかとも思ったんですが、まだ魚を入れてから間もないので、入れ替えてもいいのかどうかが分からず、更に安い活性炭をネットで買って入れてみましたが解消されませんでした。茶色い方が魚には良いと本に書いてあったのですが、やはり鑑賞のことを考えると透明になってほしいのですが...。ちなみに、上部フィルタ使用で、2灯の蛍光灯を一日に10時間ぐらい点灯しています。えさはテトラカラーを少しずつ。水温はちょっと高くなってしまい、28℃から30℃ぐらいです。どうすればよいのでしょうか。とても初歩的なことであろうとは思いますが、なにぶん初心者なもので、わらにもすがりたい気分です。もしお時間が御座いましたら、ご助言頂ければ幸いです。ここまで読んで頂いて、どうもありがとう御座いました。よろしくお願いいたします。

A238:流木が入っている・透明感のある赤褐色とくれば、間違い無く流木から溶出したものでしょう。除去には活性炭を用いますが、相当量・確実な飼育水の通過がなされていないと、効き目は期待できません。先ず流木を水槽から取り出し、水替えを頻繁に行う事で薄めるのが現実的です。相当染み出しているようですが、根気よく続けていれば、そのうち気にならないくらいまで、色は消えると思われます。流木はバケツにでも漬けておき(水は毎日替えます)、1箇月くらい放っておいては如何でしょうか。
 もしお金をかけられるのでしたら、外部式濾過装置を導入し、その中を活性炭(骨炭)で一杯にすれば、どれほど水が着色していても除去できます。


Q237:(16/Jul/2000) 川野敬史 さん
 いつもお世話になってます。現在ブラックアロワナを飼育してますが尻ビレに小さな穴が3っあいています。これはべつに気にする必要はありませんか?現在17センチ程です。水かえは、週に1回、3分の1です。phは6.5〜7.0です。えさは、カ-ニバルを主食にたまに赤虫をあたえています。よろしくお願いします。

A237:気張って鰭を広げるタイプの幼・若魚には、鰭に楕円形(心持長径は条に沿った方向)の小さな孔が開く事は、特に珍しい事ではありません。アロワナもそうですし、セルフィンプレコのチビなどにも、しょっちゅう見られるものです。だからといって、二次感染の温床にならないという保証は無いので、この時期の水質管理には、特に気を付ける必要があります。


Q236:(11/Jul/2000) 俊藤 さん
 初めまして、俊藤と申します。この程、ミドリフグを飼育しようと思い立ち、このホームページのフグ類管理法や質問倉庫、メンテナンスあれこれをじっくりと読ませて頂きました。そのなかで、自分なりに頭の整理ができましたが、購入に踏み切る前に再度何点か確認したいことがありましたので、ご質問させて頂きます。ド素人的、お馬鹿的質問かもしれませんが、宜しくお願い致します。尚、各経費については、生き物相手ということもあり、それなりの出費は覚悟しておりますので、最適なものをお教え下さい。
1.45cm水槽を考えていますが、2匹は適当でしょうか?2匹の時は何cmが適当でしょうか?また、1匹であれば30cmでも可能でしょうか?
2.底砂は珊瑚砂が適当でしょうか?
3.ミドリフグはヒーターをカジるのでしょうか?
4.底面フィルターを使用したときの大掛かりなメンテナンスでは、フィルター本体を砂から掘り起こすのでしょうか?
5.苔対策として最適なフィルターシステムは外部式なのでしょうか?また、海水対応の外部フィルターはありますか?
6.外部フィルターまたは上部フィルターを使用した場合には底面フィルターは不要でしょうか?
7.エアフレーションは必要ですか?
 その他、器具やシステム上で注意すべき点などありましたら、併せてお教え下さい。

A236:順番に。
1.最終的には60cm規格くらいは必要になりますが、販売サイズのものでしたらまずは45cm規格でもよいでしょう。複数飼いの基本は餌やりで、日に二回・満腹にさせる事が絶対条件です。単独飼育での容量的には、30cm水槽でもかまいません。但しこれまで何度も申し上げているように、小さな水槽は水質維持が非常に困難です。
2.珊瑚砂のパウダー状のもの・若しくは硅砂パウダーがよく、水槽の半分くらい薄く敷くに留めます。
3.フルサイズになっても心配要りません。
4.そうなります。
5.苔対策云々は余り意味がありません。また、エーハイムをはじめとした外部式は、全て淡水・海水兼用です。ちゃちなメーカーのものは、説明書を読んでください。
6.フィルターは幾つあってもよいものです。
7.有った方がよいですが、その為水流が起き、フグが疲労するようでは駄目です。
 最初から60cm水槽での飼育をお奨めします。ニッソーあたりの上部濾過層に、モーターのみ淡水・海水兼用のものに交換、濾過槽内は中粒珊瑚砂を敷き詰めます。補助フィルターにはエーハイムの外部式(60cm用という型)がよく、内容は全て骨炭にします(濾過槽の目的別使い分け)。濾過槽が二基ある場合は、エアポンプは不要です(騒音対策)。ヒーターカバーを忘れずに(火傷防止)。塩分濃度ははじめは1/4海水くらいでよいでしょう。成長と共に引き上げます(まだ考えなくていいです)。底砂は細かな硅砂(珊瑚砂は苔が付きやすい)を薄く敷きます。


Q235:(11/Jul/2000) N.Abe さん
 いつも本当に助かってます。初心者の私には、何でも心配で気になります(お奨め図書は目下捜索中です)今回も質問責めですいません。
1、前回、ウオジラミをリフィッシュで撃退し皆無事でしたが、Co・シュワルツィの腹部に穴のようなものがあき、充血してました(しかも少しふくらんで)心配でしたが1日様子をみていたら、腫れはへこみ一応元気でした。照明を消した現在は下の方にいますが、仕事から帰った時は水槽の上部にずっと居りやや珍しい行動をしているように感じます。
2、同時期から、Co・アドルフォイも日中はそうでもないのですが夜になると色素が抜けたような状態にみえます。(元気ではあります。)Co・ステルバイは特に異常なしです。
3、水槽内に白のヒドラが大発生して困ってます。薬品を出来るだけ使わないで良い撃退法は無いでしょうか。(一応調べましたが、「リフィッシュ等有効」と出ましたが履フィッシュ使用後の為、可能なら避けたいです。上記のCoの原因かもしれないと考えると気が気でありません。
4、ウオジラミ発生の前に見る気がするのですが、白い細長い(太さ0.5ミリ?長さ15ミリのミミズのようなものを見ますがこれはウオジラミの幼虫ですか?(ウオジラミについてインターネットで出来る限り調べたのですが、写真が無く不明でした)
 参1)同居のインペリアルゼブラプレコ(少し育って12センチ)クイーンインペリアルゼブラタイガー(これも育って12〜3センチ)クイーンアラベスクプレコ(同じく12〜3センチ)は元気です。オトシン2匹も元気です。参2)餌は朝・夜にテトラコリドラスを適量(少し多め?)に、与えており余っている分はヤマトヌマエビが処理します。参3)環境変化は、濾過機能を高めようと60センチ水槽に70〜90用の上部式フィルターを取り付けL型エルボーを水槽の壁に当てておいたその下に投げ込みフィルターを追加しました。(家庭の都合で基本的に動作は日中のみです)何卒宜しくお願い致します。

A235:順番に。
 1.は残念ですが、多分もう無理です。コリドラスが底から常に矧がれてしまうと、死亡直前です。
 2.は問題ありません、通常は。但し投薬によって濾過槽がダメージを受け、水質が悪化した場合にも見られる現象です。他の質問にも見られましたが、兎に角水質改善第一に作業してください。
 3.ヒドラは困りましたね。人工海水を少々溶かし、浸透圧差で退治します(確かこれで消える筈ですが、最悪の場合丸洗いしかありません)。但しコリドラスにもきついので、出来たら他の容器にコリドラスを移し、処理後(そんなに時間は要りません)に水替えを行い、コリドラスを戻すと安全です。
 4.水ミミズでしょう。環形動物の一つです。老廃物(水垢・苔含む)の溜まった水槽に多発します。もう少し神経質に、底砂・濾過槽等掃除した方がよさそうです。餌の量ももっと控えめにしましょう。ヒドラの餌が沢山居るはずで、残餌はそれらの増殖元にもなっています。


Q234:(10/Jul/2000) 白水久利 さん
 いつも的確なアドバイスありがとうございます。さて、最近ケツギョの飼育をはじめたのですが、人工フードに全く餌付けることができません。ショップでは、メダカとクリルを交互に与えていたようですが、なんとか人工フードで飼育できないかとがんばってみたのですが、興味も示さないようです。与えてみたのは、キョーリンのカーニバルとテトラのアロワナフード及び冷凍赤虫です。このての魚はやはり人工フードには餌付かないものなのでしょうか。まだ全長7cm程度の幼魚なので、今の内に何とかと思っているのですが。あまり泳ぎ回らないので水槽は今のところ45cm水槽で飼育しています。成長に合わせて水槽は大きくしていこうと思っています。

A234:パーチ系魚種の内、ケツギョは特に配合飼料に慣れ難いので有名です。その上低温(18℃前後)を好むため、環境的にも我が国での飼育条件がきつい事も重なり、更に餌付けが厄介となるようです。全く奨められない数頭飼い下では、やや早めに餌付く個体も稀にはいますが(絶対餌付かない訳ではありません)、そのままぺらぺらになる可能性も高く、本種に限っては生の餌までを限度とし、給餌パターンに配合飼料を加え、様子を見る事が精々です。扱いはダトニオイデスやナイルパーチとは全く異なりますから、無理をさせない方が無難でしょう。根気良く続けていれば、相当の確立で餌付いてくれます(但しふんだんに採る事はないので、栄養の偏りに対する補助と位置付けます)。


Q233:(30/Jun/2000) 村上 史 さん
 はじめまして、愛知県の村上と申します。3ヶ月ほど前、ショップで「南米ストーンフィッシュ」という名前で売られていた魚にひとめぼれし、簡単な飼育方法をショップで聞き、購入しました。そのときは、ショップの人はどんな魚の種類かもわからなかったため、問屋に電話して確認してもらいました。その話によると水質は、中性付近なら特別気を使う必要はなく完全な淡水で大丈夫とのことでした。全長は、30センチ程になるが、成長はかなり遅く冷凍赤虫、メダカなどを食べるということでした。完全な淡水で飼育可能と聞いて安心して購入しました。購入当時、3センチ程だった個体が、今では4センチくらいになり「ひとまわり大きくなった」という印象です。そして先日、同じショップでまた「南米ストーンフィシュ」が売られていたため、購入しました。30センチ×20センチの水槽にテトラのスポンジフィルターを使い、細かい砂をしき飼育しています。2匹ともいつも砂に潜っているため、「元気いっぱい」という感じではありませんが、落ち着いた雰囲気で、ネオンテトラやアカヒレなどが、目の前にくるとパクッと食べる光景をたまにみかけます。ただ、あまりばくばく食べるという感じではなく、目の前にきても何にも反応しないことも多いです。2匹になったことだしもうすこしこの魚について何か知りたいな、と思い検索したところ太田さんのホームページにたどりつきました。Q26を読ませていただいたところまさに「丸太状で、ビーズ玉のような小さな眼球が頭頂に並んでいる」ところからミシマオコゼ科の魚種だと思われます。ミシマオコゼ科には淡水で飼育できる魚種はいないとのことですが、やっぱり3ヶ月ぐらい順調に飼育できているような気がしているだけなのでしょうか。今からでも塩分をくわえるべきでしょうか。もし、塩分を加えるならどれくらいの塩分をくわえればいいのでしょうか。教えてください。よろしくおねがいします。

A233:ブルロートや淡水ハオコゼも、相当淡水に耐えてはくれるものの、純淡水での長期飼育はとても望めません。調子よく管理するためにも、カサゴ目魚種(ミシマオコゼはギンポの仲間ですが、扱いはカサゴに同じです)には塩分が必須です(“汽水の落とし穴”:河口付近は必ず掻き混ぜられている訳ではなく、上層と下層で、比重の軽い淡水と、比重の重い海水が、単に重なっているだけの場合が多々あります。薄い海水の部分は河口付近では、ほんの少しだったりするのです)。特に塩分依存性の強い種類は、前兆などを見せることなく、ある日ころりと逝ってしまう事がよくありますから、油断は禁物です。
 最終的には半海水以上、全海水との中間くらいが安全です。急激に上げるのも心配でしょうから、水替え毎に段階的に引き上げていってください。その際、濾過バクテリアには打撃があるので、そのあたりは慎重に行なわなくてはなりません。pHの問題もあり、汽水〜海水魚の好むアルカリ性を維持するために、濾過材を徐々に珊瑚砂に置き換える事も有効です。


Q232:(27/Jun/2000) 矢壁正淑 さん
 初めまして、矢壁正淑と申します。6年ぐらい前からレッドテールキャット(現在60センチ)を飼っています。現在の水槽は150センチで混泳はさせていません。このRTCが5日程前から仰向けになってしまうことがあります。初めは死んだのかと思ってびっくりしたんですが水槽をトントンと叩いたりするともとに戻ります。エサは普通よりやや食べる量が少ない感じはしますが食べてくれます。水換えは5日に1回でこの行動をはじめてからは2日に1回やっています。水の状態はエサの金魚が元気なことから問題ないと思います。エサは金魚を10匹程度入れていますが残り1,2匹になると食べなくなるのでディスカスハンバーグや白身魚の刺身などを与えています。ちょっと気になるのは頭部の左半分が色落ち(人間が日焼けしたような感じ)しています。水槽の大きさにもよると思うのですがもうそろそろやばい状態なんでしょうか?エサの種類はどんなものを与えれば栄養バランスがよくなるのでしょうか?よろしくお願いします。

A232:大型になるナマズの中には、稀にこのような体勢を見せる個体がいます。特にピメロディラ・ドラスの類に多い様です。いわゆる転覆症状ですと、魚体が水面を超えてしまい、非常に苦しそうな様子を示すものですが、この場合には余り苦しそうなようでもありません。時間と共に治る場合も多く、これが直接の原因で死亡したという話も聞かないので、取り敢えず観察するくらいが精々です。ナマズの習性として、@尾鰭で立つA体を狭場所に固定させるB明るいのが嫌い、等というのがあります。@はクララやジャウーなどでもよく見られる行動で、水槽の水深が足りなければ、体は不自然に傾く可能性があります。ABは大型ナマズの水槽内飼育の宿命として、ヒディングスペースを設ける事が出来ないので、ナマズ自身が陰を作るとも考えられます。また、回遊性のカイヤンなどは、余りに明るいと卒倒するので有名です。色彩の変化は、確かにストレスを感じていると思われますが、餌食いの方は単独飼育で競争が無いためでしょう。食欲増進には、ドジョウや解凍ワカサギなど与えてみては。バランスを考えればハンバーグはよいですが、海産魚の刺身はいけません(脂肪が多すぎる上、水も傷んで栄養も偏ります)。
 取り敢えず病気で無いと考えれば、水槽の一部(60〜80×60cmくらい)を黒いバックスクリーンで覆い、ヒディングスペースを設けてみては如何でしょうか。その部分はライトも、プレートでカットする事が有効です。鑑賞するには都合が悪いものですが、魚の精神安定には効果があります。


Q231:(24/Jun/2000) 菊地基哉 さん
 菊地基哉と申します。以前、2回ほど質問させていただきました。今回はポリプテルスの病気のことで、よろしくお願いいたします。
 現在、90cm水槽にセネガルス(25cm)を飼育しておりますが、今朝起きて見ると、体の表面に白く丸い水カビみたいなものが付いていました。(昨晩は全く気付きませんでした。)その白点は一番大きいもので直径2〜3mmくらいです。非常に小さいものもいくつかあり、なんか増えていきそうな感じです。飼育条件ですが、週1回の水換え(1/3〜1/2)を行っております。また、混泳魚にカショーロがいますので週2回小赤(トリートメント無し)を与えてます。その他に赤虫、キャット、クリルも毎日与えてます。他のポリプは同居させてません。現在、自己流ながら、水換えをして、グリーンFゴールドを規定量の1/3ほど投入し、水温を30℃くらいまでに上げてます。
 この症状の原因と正しい対処方法を教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

A231:サイズが違うものが混在とのことですから、白点病・チョウなどではないでしょう。恐らくはエピスティリスが疑われます。ペンキのついた刷毛を振ったような、なんだかべったりした班が特徴です(隣接した班が融合していたら、更に強く疑われます)。多くは新参魚が持ち込みますが、今回の件では餌金が非常に疑われます。今後はせめてトリートメントはして下さい(ペーシュカショーロは死に餌も食いますから、切り替えるのが安全です)。本疾患は伝染性が非常に強く、隔離するのが安全です(あらゆる魚種に付きます)。
 グリーンFなどが有効(薄めが基本ではありますが、余りにも表面を覆う量が広範に渡っていたら、規定量溶解も仕方ないでしょう。勿論リスクは高いです)とされますが、進行を停止させる事は思ったより困難です。しかしながら治療を続けていると、ある日ぺろりと剥げ落ちるように消えます。但しこの際に肉が露出したり(これによるナマズなどの死亡率は非常に高い)、体力が続かなかったりして死亡(小型魚が助からない理由)する事もあるので、観察を怠らないで下さい。

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