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Q180:(27/Jan/2000) takanori nakao さん
 けつ魚の飼い方を詳しく教えてください。

A180:パーチの中では何故か飼育が面倒なケツギョは、高温を嫌う面があるためです。特に幼魚期の高温は酸欠にも繋がり、死亡してしまうことがよくあります。ケツギョの飼育には、20℃前後の低めの水温が、調子よく管理するためのポイントとなります。エアーカーテンはよいグッズです。pHも高めがよいので、濾過材には珊瑚砂を中心にします。生餌を非常に好み、配合飼料に慣れ難い魚種です。特に輸入直後は餌切れでぺらぺらのことが多いので、始めのうちは生餌で育てた方が無難です。性質は他のパーチ連中と変わりません。


Q179:(27/Jan/2000) SNOWIE さん
 遅ればせながらあけましておめでとうございます。SNOWIEです。今年もどうぞよろしくお願いします。私の熱帯魚飼育歴も1年に達し、お陰様でここしばらくは問題なく魚たちと仲良く過ごしていたのですが、久しぶりに困りました。
 我が家のメンバーではかなり古株になるコリドラスパレアタスの様子がおかしいのです。このパレアタスは2cmほどの幼魚の頃から飼育し、今では7cmほどの立派な体にスクスク育ちました。もともと他のコリドラスたちよりもよく食べ、まんまるだったのですが、ここのところさらにその丸さを増し、下腹のほうまでパンパンで風船のような体になってしまいました。初めは卵でも持ったのだろうか?と思っていたのですが、昨日になると鱗の内側から水膨れのようにボコボコと腫れてきてしまったのです。体表がただれるといった症状は見られませんが、ツヤがなくなってきてしまいました。動きにもいつもの元気がみられません。今ではすっかりコリドラスファンになった私はコリドラス関連の本を何冊か持っていますが、このような症状は本にはありません。どのような原因が考えられ、どのような対処があり得るでしょうか?ちなみにこの水槽は年明けに導入したばかりで、ひとまわり小さかった水槽から、いわゆる60cm水槽にそこにいた魚たちをまるごと引っ越しさせたものです。水も前の水槽の水をベースに作っていったので、それほど水質に急な変化はないはず、と思っています。フィルターは外部フィルターを使用し、さらにワンタッチフィルターを補助として回しています。ただし、低砂はコリドラスたちが喜ぶかな、と今回大磯砂からより細かい焼フィリピン砂とやらに変えました。コリドラスたちの他は小型種がいろいろ入ってますが、基本的にはみんな元気です。(しかしながら先週メスのランプアイのみが2匹立て続けに死んでしまいました。これは我が家で生まれたもので、さらに孫まで産んでくれて元気にしてたのですがねえ。ちょっと死ぬには早いと思うのですが・・・。オスたちはピンピンしてるのに。メスだけというのは何かあるんでしょうか。これについてももし参考になるお話を伺えたら幸いです。)エサは基本的に人工飼料で、ときどき冷凍のアカムシを少しずつ与えています。水換えも週一回1/3程度やっているのですが・・・。
 すみません、今妻が帰ってきまして、太田さんにもう一つ質問したいそうです。別の水槽にエンゼルフィッシュ(オスと思われます。)が1匹いるのですが、このコの肛門がしばらく前からちゃんと閉まらないような様子で、しかもよく見ると赤い毛のようなものが数本顔を出しているのです。一時期食欲がなさそうにしているときに気が付いたものですが、今では食欲も戻り、一応元気そうにはしているのですが、これは問題ありでしょうか?よろしくお願いいたします。

A179:先ずはパレアタスに付いてですが、いわゆる腹部膨張に関しては、エロモナス症及び転覆病(金魚専門と言われますが、取り上げます。理由は後述)が存在します。エロモナス症ですが、これに見られる併発症状は鱗立です。厳密に言うとナマズに鱗は存在しませんが、代わりに鱗板と呼ばれる組織がこれにあたります。原因はエロモナス菌が大挙して押し寄せ、魚体に対して攻撃を仕掛けるというものではなく、水質悪化等の環境変化で、魚体にストレスが生じると、行動を控えていたエロモナス菌が暴れ出すと言うものです。パラザンやグリーンFゴールド、エルバージュなどの薬剤が有効ですが、ナマズに対しては非常にきつい薬剤なので、病気の個体を隔離した上で、規定量の1/3〜1/5程度の濃度で薬浴させます。同時に行わなくてはならないのが、親水槽の環境改善です。コリドラス飼育にお勧めしたいのが、底面濾過槽の“併用”です。低棲魚にきついのが、底床の汚染です。砂が轢いてあると、必ず餌の残りが隙間に詰まり、それが腐敗して雑菌を繁殖させます。こうした死に床を防止するために、底面濾過槽(可能ならば全面に)を導入し、生きた砂を作ってやることです。濾過能力も飛躍的にあがりますので、是非行ってください。次に冬季に低層を活動範囲にする魚種に見られる症状に、ぼこっと腹部の突出したものがあります。転覆病が非常に疑われるのですが、金魚ではないので、実際には転覆には至りません。金魚の転覆病は水温低下と共に見られることから、水槽内の低温部分(低層)というキーワードが一致します。対処法としては、現在よりも水温設定を3℃程上昇させ、飼育水の循環をより改善させます。以上二通りですが、今回は前者の可能性が高いです。
 次にランプアイですが、病気の可能性が無ければ、産卵(行動)疲れでしょう。グッピーなども余り奔放に産仔させると、あっという間に寿命を迎えますから、人間同様計画的に繁殖させた方がよいです。ランプアイは卵生ですから、卵を持っていない雌を、雄が追いまわすと言う場合が考えられます。
 最後にエンゼルですが、総排泄孔からと言うことで、幽門垂と思われます。幽門垂は魚類特有の消化器官(胃と腸の境界線に存在する)で、この本数で種の同定を行ったりもします。中にはこれを呼吸器に活用している種類もあると、昔耳にした気もしますが、定かではありません。いずれにせよ、これが出てくると言うことは、人間で言えば脱腸のようなものでしょう。直ちに死亡の要因にはならないまでも、よいことではありません。


Q178:(25/Jan/2000) kawahara さん
 初めまして。いつもこのHPを拝見させてもらい、参考にさせてもらっています。kawaharaと申します。一つどうしてもお伺いしたいことがあってMailしました。つい最近私の水槽のプラティとグッピーが白点病にかかってしまいました。夜見つけた上、薬も準備してなかったんで大慌てしたんですが、ある本で民間療法で鷹の爪(乾燥唐辛子)を入れておくと良いって言うんで試してみました。水質がどうなるか、水草が枯れやしないかがとっても不安だったんですが、ずっと入れて置いてもクリプトも枯れないですし、プラティの白点も翌日には減ってました。グッピーは翌日買ってきた薬で薬浴の甲斐なく昇天しましたが、プラティは唐辛子浴と薬浴を併せて行い、今は白点もなく元気に元の水槽で泳いでいます。ほかの魚も唐辛子のせいか、今までより何となく元気です。水草も何ともないですし。ろ過の方も特にダメージなさそうです。本当に唐辛子って効くんでしょうか?こういう民間療法って熱帯魚の世界にあるんでしょうか?教えてもらえれば幸いです。

A178:最近よく聞かれますが、これで酷い目にあったという話は聞きません。カプサイシンあたりが効くのでしょうが、いまのところは“薦められる”とこちらで断言は出来ません。但し“魚病薬”(この場合はメチレン青)は有毒ですから、どっちもどっち(毒には毒をもって制す)と考えれば、カプサイシンのほうが明らかに魚体・環境(濾過槽など)にやさしいことは確かです。久々に大学・研究機関のページを回りましたが、カプサイシンは痩身効果(人間等)及び免疫増強効果があることは事実のようです。また、カプサイシンの刺激(辛味)そのものが、病原虫に効くのかも知れません。私は唐辛子を投入することを否定しませんが、完治した時点で取り出すべきだと思っています。人だって唐辛子で、むせ返るでしょう。あれは粘膜を著しく刺激するからです。水中に投入しておくと、カプサイシンは一日くらいで分解されるのか?相当の期間が必要なのか?(薬効にも直結する問題です)このあたりも研究の余地があるでしょう。臨床試験というやつが必要で、鑑賞魚の場合は個々のキーパーの報告が期待されます。


Q177:(13/Jan/2000) 川野 敬史 さん
 いつもお世話になってます。ダトニオのことなのですが、最近、白い糞をしています。これは病気なのでしょうか?えさは配合飼料を食べないので、モ海老やメダカを与えています。よろしくおねがいします。

A177:白い糞をするときは、下痢(感染症含む)・もしくは内臓器の一部が閉塞している・障害を生じた場合が考えられます(人間が白い便の場合の、胆管閉塞などがそれです)。ダトニオイデスのサイズが小さい場合、前者の可能性が大です。パラザンによる薬浴や、低濃度の塩水飼育(長期間)で処置します。後者の場合は老化による管閉塞や、衝突(ガラス面や床など)により、内臓に障害が出た可能性もあります。こちらは治療のしようがありませんので、今後を大事に扱うことです。


Q176:(13/Jan/2000) Simizu さん
 昨年アドバイス頂きましたガーはこまめに水替えし少量の薬で薬浴しましたらガシガシ餌を食べるまで元気になりました。尾ヒレは少し傷んでいますが。有り難うございました。
 今回はポリプテルスセネガルスについてお願い致します。昨年7月頃購入しました。購入した頃からお腹?(顔の下あたり)がちょつと膨らんでいたのですが気にしていませんでした。だんだん大きく膨らみ(その部分だけ、妊婦のお腹のように)病気!?と心配していたら普通のすっきりしたお腹に戻っていました。で、また少し膨らみつつあります。元気や食欲はあります。水替えは週1回2分の1。ほっておいて大丈夫でしょうか?

A176:ポリプテルスは内臓が強くなく、余り消化に不向きな餌を与えると、簡単に腹部膨張の症状を示します。大型種(ビキールやラプラディ)・中型種(ウィークシィなど)には余り見られず、小型種(セネガルスやパルマス、ポーリー)によく見られ、特に繊維質の異常に多い餌・古い(酸化した)配合飼料に顕著です。空気(ペレットに含まれる)・小石が消化管に詰まっていると言う人もいますが、これらは無関係です。すっと消えるのが普通ですが、一度発症してしまうと、きっかけがあるとたちまち再発します。余りこれを繰り返すと戻らなくなり、死亡することもあるので注意します(金魚の転覆病のようになってしまいます。また、秋から冬にかけてよく見られることから、水温は28℃くらいにして、低層を暖めるようにします)。対処法ですが、よい餌を与えること以外ありません。どの餌を与えたら発症したのかを記録し、二度と与えないようにしてください。ちなみにテトラ社のドロマリンでは、この症状が出た種(これを起こしやすいシノドンティス・タティアなど)が皆無です。


Q175:(12/Jan/2000) 白水 久利 さん
 あけましておめでとうございます。今年も宜しくご指導お願いいたします。先日Q171で質問したものです。
 あれから60cmレギュラー水槽で2匹のキクラソマポルタレグレンシスを飼育し始めました。水槽の水が茶色に着色するぐらいの、流木と土管を入れているにもかかわらず、案の定激しく2匹でケンカする為、もう1匹追加しました。そうすると、最初ケンカしていた2匹は互いにケンカすることはなくなり、新しい1匹を一方的に2匹でつつくようになりました。ただ、最初の2匹は土管の中で一緒にいることが多くなり、ひょっとしたらペアリングできたのではないかと思っています。もしペアになったのであれば、一方的にいじめられている1匹を別の水槽に隔離して飼育してやりたいと思っているのですが、ペアリングできたかどうかいまいち不安です。もしペアリングの確認をする良い方法があれば教えて下さい。

A175:ペアリング出来ていない状態での闘争なら、ボスが一個体存在し、他の二個体を攻撃するのが普通です。それを考えれば現在の状態は、相当希望が持てるものだと思われます。早々にいじめられっこを隔離すると同時に、その後再びいがみ合うようですと、以下の原因が考えられます。それは片方が産卵行動をとりたがっているのに、もう一方の個体にその気が無いという場合です。これが長く続くと追われる方が萎縮してしまい、ペアの消滅にも繋がりかねません。そこで必要な措置として、透明のセパレータで仕切ることをお勧めします。雄の発情が間に合ったら、または雌の抱卵・産卵行動を確認したら、そのたびにセパレータを外して、様子を見てみましょう。ペアの絆が余り強くないアフリカンなども、この方法で充分上手くいきますので。もっともペアでなければ、永久にセパレータで仕切ることになりましょうが、死亡してしまうよりはよいかと思います。


Q174:(04/Jan/2000) Go さん
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 以前Q70・ミドリフグの件でお世話になりました。その節はありがとうございました。早速質問させて頂きます。その後、体長3.5cmから6.5cmに成長したのですが、2週間前からお腹の前方がポコンと貼れているのです。そのせいで餌を上手く飲み込めません。餌の中心である冷凍赤虫を与えても、ほとんど食べてくれません。そこで乾燥クリルを与えると喜んで食べるのですが、それもそんなに上手く飲み込めないようです。このHPでクリルの与えすぎは良くないと聞いていたので、あまり食べないとわかりつつ赤虫を与え、一週間に一度だけクリルを与えています。するとだんだんやせ細ってきて体力が落ちていました。このままだと良くなりそうにもありません。体力がつくまでクリルを与え続けても良いのでしょうか。また、この症状はいったい何なのでしょうか?お正月早々申し訳ありませんが、アドバイスよろしくお願いします。

A174:飼育者にとって最も頭痛の種になるのが、愛魚の内臓障害です。外傷・寄生虫等ならば肉眼で確認出来、適切な対処法を施せます。しかしながら内臓疾患となると、想像で何とか手を打つより無いからです。
 異物誤飲・腸管閉塞(多少なりとも、転覆症状が現れます)なども考えられるのですが、今回のメールから腹部の前方と有るので、喉の腫れと判断します。喉が腫れているので、食物が上手く飲み込めないのでしょう。また、体型からフグの場合、喉の部分が腹に見えてしまいます。実はフグ類・サメ類・ウナギ系・ハイギョなどの、鱗が目立たない特殊な魚種では、水質悪化の際に、この症状が非常によく見られます。ミドリフグですから、対処法は二つのポイントがあります。先ず水質の完全チェックを行います。調べるのはpH・アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩の4項目(必須)で、pHは7.5以上・アンモニアと亜硝酸塩は非検出・硝酸塩は限りなく低い値という環境を作ります。これを実行すると同時に、6.5cmにもなっていることですから、人工海水の素を使用して半海水程度に、塩分濃度を上げなくてはなりません。餌の件ですが、痩せてしまっては困るので、食う餌と共に他のメニュー(メダカなどの小魚・アサリやホタテの水煮の微塵切りなど)を揃え、バラエティに富ませます。この状態でのクリル単用は危険で、食い飽きを起こした上に、死亡する可能性もあります。半分以上は他の種類の餌を、見つけてやってください。症状・体力が戻った後に、配合飼料に切り替えることが、最も安全です。


Q173:(30/Dec/'99) Masataka Yamaguchi さん
 Q172の者です 質問に答えていただいてありがとうございます
 実はお答えに書いてあるように3m水槽を考えましたが、それに伴う費用、場所が(室内)がありません。単純になら自作でどうにかなる物だと安易に考えていました。また、魚にとって横から覗かれるより上から見られた方がストレスが少ないと思ったことも関係しています。実はガーが現在22匹います その中でもアリゲーターガー(2匹)に手を焼いています。子供の誕生記念に買ったはいいが成長が早すぎるのに困っています。同じアトラクトステウス属のマンファリは成長が遅いのに!一度飼った以上最後まで飼いたいので何か良い案がありましたら宜しくご教授願いたいと思っていますちなみに現在スポット、フロリダ(9匹中1匹)とショート(5匹中1匹)とロング(4匹中1匹)は20年を越えています。
 
A173:そういうことでしたら、別の方法があります。テトラ社より、池用シートなるものが販売されている筈で、これにより簡単に、庭に穴を掘るだけで池を作れます。価格等はテトラ社のカタログ・鯉プログラムを参照してください(流石に私は持っていません)。現在も販売されているかが不確かなので、ショップに問い合わせてみてください。何度も申し上げるように、私の記憶は10年前のものですので。
 また、ポリ池などはどうでしょうか。楽に3mクラスの物が入手でき、価格も相当安いです。但しガーですから、池はどちらのものにせよ、冬季ビニールシート・もしくは戸口付きの簡易フレームで覆い、暖地以外では保温設備も付けなくては駄目でしょう。濾過ですが、現在はあの灯篭だけではなく、濾過能力の優れたものが販売されています。但し複数設置しないと、無理かもしれません。


Q172:(29/Dec/'99) Masataka Yamaguchi さん
 初めまして そろそろ水槽(180×60×60)では飼育の限界が見えてきたので、の作り方を教えて下さい、単純に池と言っても色々ありますがガーパイクを飼う池です。種類はトロピカル以外の6種です。また 水族館等の大型水槽の設計の仕方等も宜しかったら教えて下さい。また、書籍が出てましたら出版社と題名を教えて下さい。宜しくお願いします   

A172:池について詳しく知りたい場合は、何と言っても錦鯉関連の書物をあたることです(希望があれば抜書きしますが)。
 水槽に関してですが、出すものさえ出せれば問題はありません。ちなみに以下は1989年(十年前ですね)当時の価格です。現在は2〜3割くらい覚悟しておいたほうが無難です。いまはどうなってるかな?ショップに聞いてみてください。
アクリル水槽:アクリル板は最大規格が3mですから,この割合で小さくなります。3mを超えるサイズは、相当出費を覚悟しなくてはなりません(桁が変わるはず)。
 3000×450×450×10 ¥368,000〜460,000
 3000×600×600×15 ¥544,000〜680,000
 3000×1000×1000×20 ¥920,000〜1,150,000
 ちなみにガラス水槽ですと、シーホース社製品で5000×900×900×19で、¥2,739,200〜3,424,000位でした。
上部濾過装置
 1500×250 ¥37,000〜40,800 ×2基(これにRMD‐700や1000などをそれぞれに装着)
 板は厚ければ厚いほど膨らまず,強度もあります。重合接着・角棒張り付けなどの補強処理があり、ショップの方が心得ているはずです。濾過槽のパイプはダブルに施行し、足りない分はドリルで孔を増やします。ライトは好きなサイズのものを、必要なだけ揃えればいいでしょう。アングル台は、鉄鋼所に直接頼みましょう。角パイプは見かけ以上に弱いので,Lアングルを使用します。無論、補強処理は十分に。1200以上のサイズの水槽は、一般家庭では床が沈んでしまいますから、専用のコンクリ床の部屋を用意します。


Q171:(19/Dec/'99) 白水 久利 さん
 先日、ワイルドオスカーについて質問したものです。おかげでオスカーのほうは順調に育っています。ところで、ショップにエキデンスポートレグレンシスという熱帯魚がいました。体高があり、なかなか渋目の色合いが気に入ったのですがどんな魚かわかりません。シクリッドぽいかんじなのですが飼育方法を教えて下さい。

A171:キクラソマ・ポルタレグレンシス<Cichlasoma portalegrensis>は、キーホールシクリッドに近いシクリッドで、勿論エキデンス属にも深い関係があります。成長すると10cm強ほどになる中型種ですが、ずっしりとしたボリューム感があるので迫力があります。色彩は鱗一枚一枚が蛍光ブルーに彩られ、眼球が赤味を帯びるので、言い様の無い渋い美しさがあります。
 飼育は至って容易で、水温24℃・水質pH7.0を目標にすれば、少々の誤差は全く気にしません。問題はこの種の魚種に付き物の凶暴性で、ねちっこいしつこさもあるので、一般家庭用水槽では単独・ペア飼いが精々でしょう。

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