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Q120:(06/22/99) 山田直人さん
 毎回、ピラニアの件で質問させてもらっている者です。いつも、丁寧なアドバイス有り難うございます。おかげ様で、ピラニア3匹も元気に育っています。・・・大きさは以前、13〜15cm程度で成長が止まっていますが、幅が出て、迫力が出できました。ただ、ご指摘通りに2匹入れている水槽は、喧嘩が絶えず・・・最近、尾ひれが齧られたりしているのが・・大変、気がかりです・・・でも・・水槽をもう一つとは・・なかなか、出来ません。
 今回は、ピラニアではなく、グッピーの事でお聞きしたいのですが。ピラニア水槽2セット・生き餌用水槽1セット・意外に30cm水槽を1個所持しており、半年前よりグッピーのつがいを1ペアとコリドラスを1匹飼っています。お聞きしたい事は、繁殖です。半年以上も元気にそだっているものの、一向に繁殖の兆しがありません。同時期に飼い始めた、知人は2度目の繁殖が出来たと言っていました。書物等に記されているように、お腹が大きく、黒くなったり・・・などの傾向は見られるものの、それ以上にはなかなかなりません。今では、巨大なグッピーとなり(メスのみ)、そのうち金魚大の大きさになってしまいそうです。30cm水槽にスポンジ式のポンプを投げ込み、底砂に埋めて使用しています。砂は、一般的な砂?・・で、特にサンゴ砂とかは使用していません。水温は26℃に設定しています。一度でいいから繁殖を実感してみたいと思っています、何か、コツみたいなものあるのでしょうか?ペアの相性が悪いといったら・・もとも子もない気がするのですが・・・・
 追伸:ピラニアにつてい、ダイアモンドとかブラックとかの稚魚?って言うのは、基本的にショップでは取り扱わないものなのですか、一般的にかなりの大きさの物が売られており、当然、価格も高いですよね。知人がダイアモンドかブラックを飼いたがっているのですが大きくなった物では嫌だと相談されました。価格に問題があるのかは不明です。実際に先日、ショップに珍しく、ナッテレリーの大物(10cm以上)が高値で売っていました。私のナッテレリーなど2cm程度で購入した際は、300円程度でしたから。なにか、アドバイスを合わせてお願いします。

A120:グッピーの場合、繁殖に適するのは生後半年以内とされており、購入後半年以上経過した個体では、雌雄ともにもうきついかな、という年齢です。この他にも妙に大型の雌・発色のよい雌・ゴノポジウムが著しく長い雄・腰の曲がった雄(ちっちゃくて尾鰭のでかい個体に多い)などは繁殖には向きません。付け加えるならば、コリドラスは魚の卵・稚魚を好むものが多く、繁殖を狙うのでしたら離した方がよいです(水槽の問題も有るでしょうが)。産卵箱からも稚魚を吸い出すといった報告が、非常に多く聞かれます。
 ナッテレリに関しては、採集ものではなく、ブリードものが主流ですので、あれだけ稚魚が大量に輸入され、且つ安価で供給されているのです。しかも繁殖力が旺盛で、北米南部の河川にまで住み着いてしまっているほどです。これに比較してダイヤモンドなどは全てが採集もので、網打ちにしろ釣りにしろ、コリドラスのように群れているわけでもなく(幼魚のうちはどうなんでしょうね)、やたらと手間がかかる上、あの顎ですからね。纏めて詰められないので、輸送費だって相当かかるでしょう。小型の個体(ショップ同士で取り合いです。みんな欲しがってますからね)でも値段は決して安くはなりません。


Q119:(06/18/99) Simizuさん
 先日はスネークヘッドのアドバイス有り難うございました。ポリプテルスパルマスとスポテッドガー、ブルーギルを同居させている水槽に異変がおきてしまいました。水替えは週1、2分の1、餌はメダカ、カーニバル、キャツトクリル等です。水替え後はコントラコロライン、アクアセイフフレツクスの麦飯石水溶液をいれています。一年以上そうやっていました。今日、帰宅して水槽をみたらポリプテルスがひっくりかえって死んでいました。朝は元気だったのにびつくりです。外傷も何もありません。ガーも底でじつとしているので、急いで2分の1水替えをしました。ガーは息があらいような気がします。外傷や外からの異常はありません。ギルは元気です。何がわるかったのでしょうか?すごくショックです。
 アドバイスお願いいたします。

A119:外見に異常が無ければ、化学的な要因が考えられます。これに関しては、先ず現在の飼育水のデータを必要とします。
 pH・アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩・水温を測定して下さい。そうでないと考察も不可能です。注水する水データ(水道水の水質・及び処理法)も要します。
 あとは誤解が多いのですが、水質改良剤(投入バクテリア含む)は、それ自身が魚を助けるものでは有りません。
 また死体ももう一度確認し、吸ったような跡が無いか確認して下さい。メールには有りませんでしたが、ブルーギルがいじめをはたらいていていませんでしたか?


Q118:(06/17/99) 坂本 利絵さん
 太田さんへ はじめまして、ホームページとても勉強になります。今日は、ガーパイクのことで質問があるので教えてもらいたくて、メールを書きます。
 一月ほど前にホームセンターで9cmほどのショートノーズガーを買い、現在13〜14cmくらいに成長しました。そして、今日熱帯魚屋さんで9cmくらいのスポッテドガーを買ってきてショートノーズと同じ水槽に入れたのですが、どうもショートノーズの方がその新入りクンの後ろを付けまわしているような感じです。今思えば、最初に買ったショートノーズは、家に来たときから胸鰭が片方なく尾鰭もボロボロだったし、「ホームセンターの水槽で、稚魚同士喧嘩してたのかも?」なんて、不安になってきました。いまのところ、ついて回って並びたがるだけで、噛みつくなどはありません(仲よく並びたいだけだったりするのかな?)が、このまま一緒に飼育していいものか悩んでいます。それともう一つ、このガー2匹は、どこからどうみても同じ種類にしか見えない(どちらもスポットは尾鰭と背鰭にしかなく、尾鰭がひし形で大きく、胸鰭がよく見ないとわからないほど小さい)んですが、スポットのないスポッテドガーもいるのでしょうか?この2匹のいる環境は「90cm水槽・めだか食べ放題」です。回答よろしくお願いします。

A118:どのような魚種も新顔にはいい顔はしませんが、ガーパイクは大型魚の中では最も協調性があるグループです。余程小型の個体同士でなければ、咥えられないサイズであれば混泳に問題は有りません。但し餌だけはふんだんに。
 スポッテドガーはその名の通り全身に班が入り、特に上から見て頭部にも班が有ります(最大100cmを越えます)。これに比べてショートノーズガーは背鰭・尾鰭・臀鰭のみに班が入り、頭部を含む体は無班です(最大長は100cm未満です)。もしかして班の表現が特に弱い個体かもしれないですし、この2種に関しては交雑の可能性も有るそうですから、成長(15〜20cmになるくらいまで)を待ってはいかがでしょう。


Q117:(06/17/99) Simizuさん
 ドワーフスネークヘッドが先日お腹のあたりが黒くなりただれたような感じになりました。その時、水槽の水もツンとするような生臭さがアップしたような悪臭がしました。(水替えをしたらなくなりました。)その後、患部は白くなり、ちょっとカビが付いたようでしたが、ポロッと取れてしまい、今は患部がえぐれたようなかんじです。患部は変な匂いがします。ヒーターでやけどしたのか、囓られたのか、あやまってスマトラを食べてしまったので食当たりなのか、原因が不明ですが今はグリーンFをいれたプラケースにエアーを入れ隔離しています。治療はこれで良いのでしょうか?
 また、ポリプテルスパルマス、スポテットガー、プロトプテルスドロイがいますが、古代魚にバクテリアにも安心とあるアマゾングリーンという薬を使用しても大丈夫なのでしょうか?アドバイスよろしくお願いいたします。

A117:黒くただれたとの事ですから、ヒーターによる火傷が最も可能性が高く、ヒーターカバーを付けるなど今後に対処して下さい。テトラなどの様な小型魚を除き、水槽内にヒーターを裸出放置する事は厳禁です。
 スネークヘッド小型種(ガチュア、ブレヘリ、コウタイなど)は、扱いを相当気を付けたほうがよく、大型種(トーマン、コブラなど)と同様の扱いでは失敗します。表皮の傷が致命傷に繋がる事も多く、水質(pHや硝酸塩類、水が古くなっていないか)・レイアウト(突発的に暴れるので、岩・流木の類は入れず、アナカリス・マツモなどの水草をごっそりいれる。ヒーターには必ずヒーターカバーを付ける)・混泳(襲われたり齧られたりしない様)には注意します。対処法としては薬浴以外に有りませんから、取り敢えずそのまま様子を見るより有りません。肌全体が白っぽくがさがさになってきたり、眼球が白濁したりしてきたら、非常に危険な状態です。悪臭がするならば、患部に雑菌が繁殖していると思われます。改善の兆候が見られなければ、抗菌剤(パラザンなど)の投与も考えなくてはなりません。
 薬品の使用は、魚体に症状が現れてから考えるものです。ポリプテルスに寄生虫が付く事が有りますが(虫持ちの個体導入があって、飼育水槽の環境が悪化し、ポリプテルスにストレスがかかると出現)、ガーやドロイが病気になる環境は、通常の管理を行なっていれば有りえません。


Q116:(06/15/99) 岸上 和生さん
 はじめてメール送信させていただきます
 アクア歴は約半年の新人なのですが30リットルの水槽にテトラ・アカヒレ・コリドラス等飼っております
アカヒレは飼育も繁殖も簡単ときいたのですが、繁殖がなかなかしてくれません全部で6匹いるのですが、めすらしきおなかの大きいのは2匹いますなにかアドバイスがあればお願いします

A116:繁殖を手がける際、先ずはじめに薦められるのがアカヒレとプラティです。共に自分の仔を余り食わない為で、うっかりしていても何時の間にか増えているくらいです。勿論発見次第、別の容器に移してやる必要がある事は、言うまでも有りませんが。
 この場合はテトラ・コリドラスがネックで、恐らく産み落とされた卵・運良く孵化した稚魚を、根こそぎたいらげているのでしょう。繁殖を狙うのでしたら、アカヒレ専用の水槽を立ち上げて下さい。ウイローモスなどを沢山入れ、底面濾過式を用います。


Q115:(06/13/99) 植村泰三さん
 お久しぶりです。以前大変お世話になりました植村です。うちの5匹は皆元気です。今日は少し変な質問なんですが、毎年この季節になるとやその他の虫が出てきます。当然熱帯魚部屋(寝室)にも侵入して来ます。蚊取り線香なんかでよければよいのですが、僕の部屋は熱帯魚飼育部屋兼寝室なので・・・というのも蚊取り線香やアースノーマッド(こんな名前でしたっけ)は魚に悪影響を与えるかどうか・・・ということです。。エアーポンプを二つも使ってるので。もし悪影響を与えるのなら使用しないようにするつもりですが・・・なにか知ってたら教えて下さい。宜しくお願いします。

A115:蚊取り線香は成分が自然の除虫菊だとはいえ、殺虫成分が含有されているのですから、避けた方がよく、ノーマットなどは完全に殺虫剤ですから、使用すべきでは有りません。使用して直ちに障害が出るとも考え難いのですが、折角の我が家の魚には、生涯快適でいて欲しいでは有りませんか。
 もし網戸が有るのでしたら、網戸にスプレーするタイプの虫除け(※)が確か有ります(スマップのメンバーがCMやってるやつ)ので、それを利用してはいかがでしょう(網戸を玄関先にでも外して持っていけば、部屋に噴霧液が飛び込んでくる事も無いでしょう)。
 (※)私は使った事が有りませんので、本当にそれでよいのかどうか分からないので、使用法を薬局で立ち読みして下さい。


Q114:(06/11/99) じゅんさん
 どうもこんにちは。質問があるのですがよろしいでしょうか。シルバーアロワナのことなんですが、60cm水槽にいますが狭くなってきたので水槽を買い換えようと思っています。大きさは30cmくらいです。150*60*60もしくは150*60*45を考えているのですが、高さは60cmでも45cmでもいいと思いますが奥行きが60cmというのは大丈夫なのでしょうか。この水槽で終生飼う予定なので150*60(底面積)というのはちょっと不安なのです。でもこれ以上大きくしたらドアからでは入らないし、置くところもないのでこのサイズがぎりぎりなのです。また、もう一つの悩みとしてこの大きさともなるとどうしてもアクリル水槽(金額的に)になってしまうのですが、よくアクリルは5年くらいで水槽が見えなくなってしまう、とかいてあるのですが使おうと思えば多少水槽がみえなくなっても(というよりむしろ水槽がかなり見えにくくても水漏れさえなければいいのですが)大事に使えば10年くらい持つものなのでしょうか。うちのアロワナはまだ10ヶ月くらい(年齢)なのです。あと10年くらい生きると聞きましたので。勝手な質問ですがよろしくおねがいします。「じゅん」より

A114:奥行きに90cm有れば一番よいのですが、60cmでも無理は有りません。奥行きが45cmしかなければ、幅は180cmは欲しいところです。理想を言えば切りが有りませんから、今回の場合はどちらを取ってもぎりぎりOKです。南米産アロワナはくにゃくにゃ体が曲がるので、やや狭目でも何とかなります。
 アクリル水槽ですが、5年で見えなくなるとは何処で言っているのですか?苔取りに研磨系のグッズを用いたり、歯の強いプレコ(パナクエ系)でもいれば真っ白になってしまうでしょうが、通常の使用法では何の問題も有りません。塩化ヴィニルと異なり、アクリルは直射日光でも変色しません。しかも対象が小さなテトラではなくアロワナですから、多少傷が付いたところで、鑑賞に影響は皆無といってよいでしょう。アクリル最大の敵は傷ですが、以下の方法で防ぎます。尚、現在のところアクリルの傷は不可逆性な為、修正は出来ません。
@苔落しには(プラスチック・アクリル製)三角定規を用いる。ウレタン(スポンジ)系・ブラシ系は使用しない。
A苔落し用のプレコは歯の弱いもの(セルフィン・サタン・アーマード系)に限り、他のグループは入れない。
B上部濾過槽を前面(鑑賞面)に持ってきて、光源(ライト等の苔の発生を促すもの)は後方に配置する。鑑賞面の苔の発生を出来るだけ抑制し、なるべくいじらない様にする。
C外からの傷は致命的なので、むやみに水槽の周囲で作業をしない(家族・来訪者にも徹底)。


Q113:(06/05/99) 斎藤亮さん
 以前アネクテンスのコショウ病で質問させていただいた斎藤亮です。的確なご回答ありがとうございました。病気は塩+薬品(やむなく使用してしまいました。商品名ヒコサン)浴で快方にむかい、体の表面の斑点はすっかり無くなりました。ところが、体の模様(マーブル)が以前に比べて薄くなってしまいました。よく見ると、皮膚下のところどころがやや黄色っぽくなっているようです。これは病原体が皮膚下まで入り込んでしまっている、ということなのでしょうか?それにしては、目に見えて悪化することもなく、相変わらず餌もよく食べているので、単に飼育水の塩分(薬は投入してから2週間たっているうえ、病状改善後に麦飯石溶液をいれたので問題にはならないと思うのですが・・)が原因なのでは、などと考えています。ちなみに今も水量150リットルに対しておおさじ7杯の塩が入っています。何度もスミマセン、よろしくお願い致します。

A113:塩分は病原体にストレスを与えるのと同時に、飼育魚にも確実にストレスを与えています。また、いわゆる病み上がり状態ですから、何らかの見かけの変化も見られる事と思います。胡椒が消えたと言う事なので、1/2水替えを数回行なえば、塩分濃度は純淡水に近づいていきます。もし皮膚の黄班が病原体であれば、再発するかもしれません。しかし塩分が有効である事が判明しているので、同様の処置を取ってやればよいだけです。
 最後に、肺魚の至適pHは7.5〜8.0ですから、病み上がり後では特に気にしてやって下さい(普段は気にしなくて構いません。中性を目標にすれば充分です)。


Q112:(06/03/99) 長井さん
 私は、昨年本ページで質問(質問倉庫Q5:(07/28/'98業務統括課マシンさん)させていただいた「業務統括課マシン」こと、長井です。その際は、非常に明確な回答をありがとうございました。お礼も述べず申し訳ありませんでした。
 さて、昨夏入手した生体は残念ながら他界しました。ご指摘通り、水温上昇による衰弱死だっただろうと考えています。「だろう」と言うのは、私には断定できる能力がないと思っているからです。死亡時は、極端に痩せていた訳でもなく、水質急変でもなく、外傷等も見受けられませんでした。死亡の二日前に様子がおかしい(拒食)と気づきましたが、未対策でした。当然の如く、復調しないまま他界させてしまいました。当時同居していたロングノーズガーは元気であったことも原因特定を出来なくしていたようです。ちなみに、現在このロングノーズは50cm近くに成長し、180x60x60水槽に他のガー達とのんびりしています。
 先日、ショップよりノーザンパイク入荷の知らせを受け、つい購入してしまいました。今回の生体はかなり幼く、5cm程度です。それでも強い魚食性を示し、赤虫、クリル、カーニバルなどには目もくれません。仕方なく、ストックしている小さいメダカを入れたら瞬く間に食べました。それからはアカヒレ幼魚で飼育中なのですが、一週間経過してあまり体長の伸びが見られません。成長が早く、大食漢と聞きましたが、ガーほどではないのでしょうか?問題なくメダカを補食できるサイズの生体を飼うべきだったのでしょうか?
 ご回答の程、よろしくお願いいたします。

A112:メール内容からは、異常はなさそうですから、単純に考えて餌が不足なのではないでしょうか。仔魚・稚魚・幼魚は日長一日餌を採り続けるほどの食欲を示し、腹の形が変わるほど詰め込んでも翌日にはぺっちゃんこ、なんて例はざらです。若魚・亜成魚・成魚クラスでしたら1〜2日に一回の給餌でも構いませんが、小さなうちは日に数回・食うだけ与えて構いません(見向きもしなくなるまで)。仔魚のうちは共食いが云々という魚種は、人間が与える餌が余りにも少ないから起こっている可能性があります。
 サイズの問題ですが、ガーパイクでしたら背曲がりなどをおこし易い為、余りにも小さな個体の購入は避けるべきですが、入荷量の少ないノーザンパイクではそうも言っていられません。外見・行動に異常が見られなければ、余り心配する必要も無いでしょう。


Q111:(05/31/99) 綾野吏司さん
 始めてメイルします。YAHOOで鑑賞魚でホームページ拝見しました。
 3年ほど前金魚すくいで入手した体長2〜3cmの金魚が今は25cm位の大物になっていますが、そのうちの一匹が「ふぐ」のように腹が膨れてやっと泳いでいます。始めは卵でも生むのではと思っていたのですが、日がたつにつれて大きくなり、いまは後ろから見ても直径10cm位ありそうです。尾ぐされ病などの細菌用の薬は使いましたがぜんぜんダメです。寄生虫かと思い、塩化ナトリュウム系の薬に浴したのですが、苦しそうに水面上に口を出してパクパク。すぐに水槽に戻しました。
 金魚4匹とタナゴ3匹で60cm程度の水槽で飼っています。当の金魚はウロコもはじけそうです。冬でもヒーターをいれて金魚、メダカのえさを毎日与えたから大きくなったものと思いますが、こんな状態になったのを見たのは始めてです。近くの鑑賞魚商店では判らない、で終わっています。もし判断しにくいようでしたら写真を添付します。なんとか助けて下さい。

A111:転覆病として知られる、金魚(特に流金・出目金などの三つ尾ものに多い)にはよく見られるものです。必ず松毬病(全ての鱗の基部に水泡が出来、鱗そのものが立ち上がります)・糞詰まりを併発します。原因はまだ解明されていません。
 上記の理由から、残念ながら回復は見込めませんが、水温を25℃に保つ・塩水浴等が気休めですが有効な場合が有るとされます。転覆にまで達していなければ、パラザンによる薬浴も有効とされます。硫酸マグネシウムを使用する方法も有るのですが、書物が古い上私は試した事が有りませんので、申し訳ありませんが薦められません。

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