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Q100:(05/16/99) 岡崎憲二さん
 こんにちは。ネオンテトラについてなんですが、赤い部分が日に日に薄くなり衰弱して死んでいきます。本で読むとネオン病とありましたが詳しく書いてありません でした。ネオン病であれば、薬はなにを与えればよいのですか。また、ほかの病気の可能性はありますか。よろしくお願いします。

A100:他の症状(鰭の溶解・付着物の存在)が無ければ、ネオン病で括るしかありません。ネオンテトラのように細かな魚種は、飼育者が正確な判断を付けるのが困難です。ネオン病は一時期大流行したシクリッド病(ディスカスエイズ)同様、強引な養殖法(同様の疾患がディスカス・グッピー・ネオンテトラに見られる事から、要因は同一と考えています。病原体は異なっていても)によるものです。
 症状・経過は悪性のインフルエンザと捉えて下さい。特効薬などは有りません(治療できる風邪薬が無いのと同様)が、ストレスが相当響くようですから、環境を整える(良好な水質への改善・維持)・良質な餌を与える事で魚体に体力を付ける事です。合併症を防ぐ為、市販の魚病薬を投薬する事は構いません。別水槽を用意できるのなら、病魚は隔離します。隔離できなければ、死亡率は相当上がるのを覚悟しなくてはなりません。


Q99:(05/12/99) 斎藤亮さん
 初めまして 斎藤亮と申します。飼っている肺魚(アネクテンス 45センチ)の病気でこまっています。設備は90センチ水槽で単独飼育、上部ロカ、大磯砂底です。2週間前に買ってきたのですが、この1週間で背中を中心に黄土色の微細な斑点がひろがってきています。症状からみてコショウ病だと思うのですが、古代魚は薬品に弱いとのことなので、対策はいまのところ水替えのみです。実は同じ水槽で2ヶ月前に、3年ほど飼ったアンフィビウスをコショウ病で死なせてしまいました。その時も薬品は使いませんでした。その後ロカ槽、底砂を丸洗いしてから水をまわしておきました。この時の病原菌がずっと生き続けてアネクテンスに感染してしまったのではないかと思っています。いまのところ餌もよく食べ元気にみえるのですが、段々と全身が斑点に覆われて弱っていったアンフィビウスのようになってしまうのではと心配です。水替えだけでなく、塩を入れるなどしたほうが良いのでしょうか?だとすれば、どのくらい入れればよいのでしょうか?病気になりにくいといわれる肺魚を2度までも病気にしてしまい恥ずかしい限りですが、アドバイスをお願いいたします。

A99:胡椒病(ベルベット病)はアフリカ産卵目によく見られる病気ですが、一般的には珍しいものといえます。特徴は黄色っぽい粉が付着する事、魚体の上部に多発する事が挙げられます。しかしながらあのプロトプテルス(除アンフィビウス)に皮膚疾患は珍しく、何か他の原因のような気もします。粒がねっとりしているようなら、エピスティリスも疑う事が出来ます。
 対策ですが、矢張りここは塩に頼ります。人工海水の素を毎日改善の方向に向かうまで、大さじ1〜2杯ずつ投入して様子を見ます。改善の兆しが見られたら、直ちに投入を中止して下さい。例え薬品でなくとも魚体に良いわけが無く、余り塩分が濃くなると塩あたりを起こし、(内臓障害で)糞が変色したりするので、改善が見られなくとも1週間が限度です。淡水用モーターだって持ちませんから。薬品は個体を弱らせて更に重篤な展開になる恐れが有る為、可能な限り使用しませんが、どうにもならなくなったら、通常の魚病薬を規定の1/2〜1/3で様子を見ます。
 底砂は除去して下さい。ベアータンクでの管理が必要です。砂はよく洗浄して天日に干し、一箇月は眠らせておきましょう(笊などに入れ、雨曝し・陽曝しで)。熱湯消毒・炒るのも処理として効果的です。


Q98:(05/10/99) 奈良野雄一さん
 私の60センチ海水水槽にいる、アカハチハゼはエサ取りがとても苦手で、エサを他の魚にみんなとられてしまいます。日々、痩せていくアカハチハゼを救う方法があればどうか、お教えください。宜しくお願いいたします。タンクメイトはテバスズメ三匹と、ナンヨウハギとクレナイとエビ二匹です。エサはシュアーとドロマリンです。

A98:アカハチハゼはボトムフィーダーで、底砂を吸い込んでは鰓で濾過し、餌を取り込むと言う特殊な採餌法をとります。従ってふわふわ浮いている餌に飛び付くのは苦手なので、アカハチハゼの目の前に餌を直接撒くようにします。餌も配合飼料よりもブラインシュリンプ(冷凍ものも可)が良く、スポイトで吻端にばっと撒いてやります。初めは脅えるかもしれませんが、慣れれば歓迎してくれます(海水魚は慣れるのが早いです)。これを行なう前に、大喰らいの連中には充分餌を与えておく事が肝心です。特にエビは食いもしない餌まで抱えていってしまうので、先に手土産をたんと与えておきましょう。他の魚種は配合飼料で満腹にさせておきます。
 先に延べた通り、アカハチハゼはボトムフィーダーです。ストレス防止の意味も有るので、必ずパウダー珊瑚を敷き詰めます。また、自然ではヨウジウオ同様常にペアで行動する為、単独での長期飼育は難しいようです。混泳相手ですが、ナンヨウハギのフック攻撃のみ要注意です。攻撃が確認されたら、シェルターを用意しましょう


Q97:(05/08/99) 太田武志さん
 興味深くホームページ拝見させていただいてます。新潟県在住の太田武志と申します。ポリプテルス・デルヘッジーの病気について教えていただきたくメールしました。あの丈夫な鱗におできのようなものが発生したのです。体側に左側1箇所右側2箇所の3箇所、直径1.5mmほどのおできです。おできができた以外はかわったところもなく、元気に見えます。17cmほどの個体を3匹飼育中で、そのうちの1匹にだけ症状が見られます。
 心当たりとしては、
odeki.jpg1)おできのようなものの発生に気づいた数日前に、それまで使っていた60cm水槽から新しい90cm水槽に3匹を移したのですが、その際移した底砂にたまっていた汚れが水中に舞ってしまったこと(現在毎日1/8ほどの水換えを続けて様子をみています。水換えは以前からこまめにしていました)。
2)1つだけ入れた流木にすこしとがった部分があり、環境が変わって激しく暴れたため、ぶつけて小さな傷を作った?(そこからばい菌が入ったのか?流木は取り出しました)。
 があります。よく観察すると、おできだけでなく体表もほんの少しの範囲、わずかですが荒れているようにも見えます。このような症状についてご存知でしたら対策など教えてください(うまく撮影できませんでしたがおできの画像を添付します)。

A97:以前ショップに勤めていた際、このような症状のポリプテルスを見た事が有ります。ポリプテルスは頑強なガノインに覆われており、相当外部からのストレスに強い反面、その装甲の下に病原菌・寄生虫が潜り込むと逆に手におえなくなるのです。  対処法ですが、これまでにも申し上げている通り、ポリプテルスには危険な為、魚病薬・駆虫剤等が使用出来ません。魚体の体力を維持し、水質を向上する事で、自然治癒を待つ事となります。但し変形した皮膚の完治は時間がかかります。目立たなくなるのを待つ感じでいてください(治るまでは、数が増えない・目立たなくなるのを確認して下さい)。付近の荒れは怪我当時のものでしょうが、ポリプテルスの皮膚に充血の兆候が見られたら、危険ではありますが魚病薬を使用します(必ず病魚のみ隔離し、薄目薄目に注意深く処方して下さい)。この充血は致命症の兆候で、腹の白い部分にまで広がってしまったら助かりません。


Q96:(05/03/99) SNOWIEさん
 いつも楽しく拝見させていただいてます。SNOWIEです。前回質問させていただいたトラブルは、水槽を変えるなどして無事解決いたしました。エビたちもコリドラスたちもオトシンもおかげさまで元気にしております。しかし最近になって新たな疑問にぶつかりました。久しぶりに質問させてください。
 トラブル解決にすっかり気をよくした妻が、実家でも熱帯魚を飼い始めました。(実家で仕事をしてるので毎日帰るのです。)そこでも我が家と同じように小さい魚を何種類か混泳させているのですが、トラブルはそちらに生じました。飼っているのは、グリーンネオンテトラ、ポポンデッタレインボー、ゴールデンハニードワーフグラミー、コリドラス、オトシン、レッドファントムテトラ、それにエビです。このうちのグラミーの尾ビレが小さくなってしまったのです。溶けてしまった感じに見えます。そこで我が家のほうに持ってきて、とりあえず薬浴し、こちらにある水槽で様子を見てますが、それ以上進んでしまう様子はなく、回復傾向にあるようです。持ってきた段階でも、決して元気がないわけではありませんでした。ヒレ先にカビらしきものも特にありませんでした。
 そして今日になってポポンデッタの尾ビレも小さくなってしまいました。こちらの尾ビレは、溶けたようというよりも閉じてしまったような感じです。以前、グッピーを飼っていたこともあるそうですが、やはりヒレが溶けたように小さくなってしまったそうです。我が家と妻の実家では、水槽のサイズもそう変わらず、水の作り方も同じです。そこで我々が考えているのは、元の水の違いではないか、ということなのですが・・・。
 我が家の水はいわゆる水道水。市川市なので江戸川の水がベースと思われます。妻の実家は隣の松戸市で普通は同じはずなのですが、ここの水は地下水が元になっているのだそうです。以前何かで地下水は熱帯魚に向かない、というようなことも聞いた気がするのですが、そのせいでヒレに影響が出てるのでしょうか?あるいは他に原因があるのでしょうか?このことについて教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。

A96:原因を考察する前に、先ず疑問点についてお答えします。我が国の水質基準はそれはもう厳しく、“人がそのまま飲める”ものでしたら、恐らく寸分の違いも無い、といって良いと思います。事前に煮沸しなくてはならない場所のものでしたら、考えるところは有りますが、そうでなければご心配には及びません。
 次に地下水についてですが、これを“直接”使用する場合は注意が要ります。地下水脈につき、その土地の土壌の性質をもろに受けている為です。pH<溶存金属類等(硬度も含みます)>の他、付近に生活廃水・工業排水が流れ込む恐れがある場合、これらが浸透している危険も有るからです。しかし飲料用であれば、それなりの検査が行われている筈です。まあ、これも今回は関係ないでしょう。
 今回の鰭の溶解は、単純に疾患と考えます。最も疑われるのが尾腐れ病です。カラムリナス菌によりますが、原因は多岐に渡るので要注意です。最も多いのが裂傷から感染する事で、テトラがその第一候補に挙げられます。テトラが他魚を追い回していないか、よく観察して下さい。後は水質悪化によるストレスで、これに関しては水替え頻度を多くし、濾過槽の洗浄もちょっと多めにします。いずれにせよ薬浴で治癒したという事は、ほぼ間違いなく尾腐れ病です。
 また、pHが極端に低くなった場合も、似た症状が現れます。出来ればpH試験紙(ショップで扱ってます。1000円くらい)で測り、6.0を切るようならこれも水替え頻度を多くする必要が有ります。水替えの目安にもなりますから、是非測定して見て下さい。


Q95:(05/03/99) 高村さん
 私は、60cm水槽で、デルヘジー(15cm)セルフィンプレコ(5cm)を飼っていましたが、2週間前に待望の、ショートノーズガー(20cm)を購入しましたが、クリルや ドロミンなどを与えてもまったく食べませんでした。クリルには、反応をするのですが、口にくわえてすぐにはなしてしまいます。(餌が大きすぎると思って小さくしたけれど同じでした。)そして3日ほど家をあけなくてはいけなくなってしまったことがあって帰ってくるとガーの口が、赤くなっていました。血が出ているいるようでやはりえさをたべません。(というより口が、いたくて噛めないでいるようです。)2週間も食べていないので、とても心配です。なにかいいアドバイスをお願いします。

A95:先ず購入した際には色々動き回っていた場合、初めに餌を食わなかったのは、環境が変わった為と考えて良いでしょう。これだけならば、餌付くのは時間の問題でしたが、恐らくは同居魚によりストレスを与えられ、採餌不振・負傷してしまったのでしょう(貴方が居る間もストレスを受け続けており、餌切れが駄目押ししたと思われます)。ガーの吻端は衝撃により変形・破損の恐れが有り、その原因は全て外的要因によります。ガーはショックを受けるとパニックを起こし、大事な吻端をがんがん水槽にぶつけてしまうからです。デルヘジィ・セルフィンプレコ両魚種共、原因として考えられなくは有りません。デルヘジィはポリプテルス特有の噛み癖が強く、目の前に鰭がひらひらしたらかぷっといく事でしょう。これを繰り返されては、幾らガーとてどうしようも有りません。セルフィンプレコもまだ5cmと小型ですが、もしかしてガーに舐めついているかも知れません。良く観察をし、影響を与えている個体を特定できたら、分ける必要が有ります。ガーの状態によっては、もう明日から隔離飼育する事も、考えておいてよいかも知れません。
 次にガーそのものに問題がある場合は、初めから底に沈んでぐったりしている事が多いです。原因は貴方が入手する前段階で、何らかの物理的・化学的傷害(内臓障害・骨折・薬害等)を受け、立ち直っていない可能性が有ります(もしくは輸送中)。こればかりは飼育者にはどうにもなりません。取り敢えず専用の容器に単独で管理し、水深を低くして空気呼吸が楽な環境を用意する必要が有ります。そして餌はまず生きたメダカ・グッピー稚魚・(高価ですが)ヤマトヌマエビといった動く餌を与えて下さい(前出の原因の場合にも有効です。まず食わせて体力を付けてから、配合飼料に餌付けましょう)。これに興味を示さなかったら重症です。


Q94:(05/03/99) 村上まり子さん
 こんにちは。私は村上まり子といいます。
 初めてファハカを飼い始めました。ホームセンターで買ったのですが、飼い始めて3週間ほどです。
えさは赤虫の冷凍をあげているのですが、お店の人にフグは歯が生えてくるから貝をあげるほうがいいです。っていわれました。でも、近所には貝を売っているところはないし、田んぼは農薬のまかれた恐れがあるので困っています。歯が生えることが怖いのでたまにメダカをあげてますが、硬さからいって貝の代わりにはならないと思います。何かいい方法ありませんか?
 よろしくお願いします。

A94:ファハカは非常に魚食性が強いので、小魚類だけでも問題ありません(選り好みが無い)。小魚(メダカ・グッピーが良いでしょう)には骨が有るので、歯も有効に活用できますし、他にペレットなどの配合飼料に餌付かせてしまえば、栄養バランスも問題ありません(肉類だけでは、長生きしません。配合飼料には餌付けて下さい)。もっともフグ類は、げっ歯類のような歯の伸びをするわけでは有りませんから、無理に堅い餌を与える必要も有りません。
 勿論メニューは多い方が良いので、貝類はフグに良い餌です。ファハカに関しては、貝の種類は問いません(配合飼料を殆ど食わない個体には、巻き貝が良い)。水槽でモノアラガイなどが増えて困っている人を見つけるのが一番良いのですが、ショップ(海水魚を扱っているところ)では、数種の冷凍貝類を扱っています(勿論こちらには、貝殻は付いていませんが)。一口サイズにカットし、与えて見て下さい。大型になったらシジミやアサリを与えてもよいでしょう(スーパーで売ってるやつです。砂出しの必要は有りません。余りはお吸い物に)。殻の片方を剥がして沈めておくと、肉も食い易いですし、適当に殻をがりがり齧ってストレスの発散になります。但し水の汚れ方が尋常ではないので、週2回くらいのおやつと言った感覚で与えます。


Q93:(04/25/99) HIROさん
 レッドゼブラシクリッドの雌が卵をくわえて雄を追い掛け回したりしています。私が家を空けた時に卵を産んだらしく家に帰って来たら雌は卵をくわえていました。以前と変わらず雄を追い掛け回しています。もうすでに受精したかはわからないのでただ卵を守るためなのか、受精を求めているのかわからないので、そのへんについて教えてください。現在は雌と雄(どれかわからないので3匹)を別の水槽に入れています。又、無精卵でも雌はずっと卵をくわえたままになるのですか?よろしくお願いします。

A93:雄のフェルトライズは、尻鰭のエッグスポットをダミーに雌を騙し行われます。通常アフリカンは雄が誘うもので、雌は雄に受精を求めて行動する事はないので、単純に雄を敵視していると考えられます。雄も気の毒ですし、雌にもストレスが溜まるので隔離はやむを得ません。
 私も相当数アフリカンは見てきましたが、黴た卵を咥えたままの雌は見た事が有りませんから、何らかの異常に気が付いたら自食するなり何らかの行動を起こすものと思われます。余り人間側が心配する事も無いでしょう。


Q92:(04/24/99) darumaさん
 何度も申し訳有りません、テトラオドンムブに関してです。病気の方はおかげさまで回復に向かっております。餌についてですが、海水魚用の乾燥アサリを見つけたのですが、いかがでしょうか?それで育てられるのであれば、そうしたいのですが。御意見よろしくお願いします。

A92:取り敢えず水で戻し、一口大(サイコロ状が良い)に刻んで与えて見て下さい。先ず水槽越しに振って見せ、注目したところで水面に落としてやります。つーっと落ちる間に興味を示せば、見込みが有りますし、食い付けばしめたものです。只フグ類は巻き貝を好み、二枚貝を敬遠する傾向が有ります。見向きもしない可能性も有ります。食わない場合は直ちに取り出します。放っておくと又水質が悪化します。


Q91:(04/23/99) darumaさん
 こんにちわ。テトラオドンムブに関しての病気の質問です。
 ここ二三日、身体を重そうにしているような気がします。バランスが旨く取れていないと言うか。下の方に沈んで、じっとしていることが多いのです(以前はよく動き廻っていたのですが)。そして、じっとしていながら身体が横になったりしているときもあります。ただ、ずーとそうなのではなく、泳ぎ廻っているときもあります。昨日も餌をちゃんと食べました。が、以前より餌に対する飛びつきが悪いような気がします。そしいて、今日気付いたのですが、胸ビレの付け根のところがすこし赤く(血液っぽい)なっていまして、ヒレの先端に綿のようなカビのようなものがついています。そして、少し溶けそうな感じです。これは病気なのでしょうか?身体の色艶は問題ないのですが・・。与えている餌に問題があるのでしょうか?刻んだむきエビにカーニバル・ャットを詰め込んで、冷凍して、そのまま(凝ったまま)与えているのですが、それによる、内臓疾患なのでしょうか?
 対処方法を教えてください。よろしくお願いします。

A91: 問題点は2つ有り、どちらも直ちに対処する必要が有ります。
 元気が無く食いが悪い、これは餌・水質双方に問題が有ります。淡水・海水棲を問わず、フグ類には配合飼料(数種を組み合わせる。ex.)を中心に与え、なま物は中心を蝦ではなく(稀になら構いませんが)、貝類(モノアラガイやラムズホーン、ちっちゃな田螺など)・小魚(メダカ・グッピー)を与えます(但しムブは魚食性が他種に比べて低いので、貝類がおすすめです)。蝦(クリルなどのアミも)は食い飽きを起こしますし、ましてや凍ったまま与えるなど絶対に止めて下さい。氷の無い土地の魚種にそんな物を与えれば、内臓障害を起こさない筈が有りません。そして水質悪化(pH値低下・硝酸塩類値上昇・水の古化等)は魚体の調子を確実に落とします。初めは食欲だけですが、いずれ全ての面に影響が出てきます。その一つが疾患です。
 充血は細菌感染(エロモナス症など)が疑われ、カビは真菌症に間違い有りません。何れも水質管理に落ち度が有ります。もう感染してしまっているので、まずは魚病薬(グリーンFゴールドなど)で治療して下さい。治癒後は水替えの充実・飼育容器(底砂からパイプ類まで)を清潔に管理するといった基本を守って下さい。常にpH値・硝酸・亜硝酸塩値を測ってみましょう。これらの疾患に免疫は付かないので、環境が同じであれば再び病気に罹って仕舞います。

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